みんなのGood

良質:15票物語:5票納得感:3票
ある所に、恋人関係の男女が住んでいた。

互いに熱烈に愛し合っている彼らの暮らしは、
質素ながらも、幸せそのもの。

そんな彼らがある日、

「私達、近いうちに心中するつもりなんです。」

と言い出したのは、一体なぜ?
23年07月18日 20:24
【ウミガメのスープ】 [るょ]



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近所の古城に隠れ住んでいた化け物が討伐された。

噂では、
そいつは夜な夜な人を襲い、その血を吸っていたという。

城に残された棺には、
被害に遭った女性の、干からびた遺体が隠されていたそうな。

・・・
だが、私は知っている。
その化け物が、抵抗もなく死を受け入れた理由を。


「…そうか。あのお客さん、本当は{ダブルベッド}が欲しかったんだな。」


彼女の葬儀に使う一人用の棺を作りながら、ポツリとこぼした。



答え:
吸血鬼である男は、いつも棺の中で寝ている。
できるだけ長く一緒にいたい彼らは、
葬儀屋(棺職人)に、一緒に寝るための二人用の棺を作ってもらうことにした。
生きている人間が二人用の特別な棺を欲する方便として、心中するという嘘をついたのだった。
良質:18票トリック:1票物語:3票納得感:1票
ナオトは、高校の入学式でリサに一目ぼれした。
以来、恋心を抱きながら、しかし臆病な心に縛られて それを打ち明けられぬまま 時間だけが過ぎ、ついにこの日を迎えてしまった。
リサをただ一方的に想い続けたナオトだったが、この日が終われば、もうリサと会うことはないだろう。

「元気でな」「また会おうね」「離れていても僕たちは同じ空の下で通じ合えるよ」
そんな言葉が飛び交う会場で、ナオトとリサは一瞬顔を合わせた。
が、リサはそのままナオトに背を向けてしまった。

その際。
リサと顔を合わせた時、何のリアクションも取れなかったナオトが、
リサに背を向けられた後、リサの背中に向かって手を振った。
この時リサが全くナオトを見ていないのは明らかなのに、なぜ?
24年03月17日 19:36
【ウミガメのスープ】 [油獣]



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ナオトは、高校の入学式でリサに一目ぼれした。
以来ずっと想いを伝えられぬまま、リサに恋心だけを抱き続けながら高校を卒業したナオト。
そして20年後、同窓会の日を迎えた。
この日が終われば、ナオトがもうリサと会うことは本当にないだろう。

「元気でな」「また会おうね」「離れていても僕たちは同じ空の下で通じ合えるよ」
お開きを迎え、そんな言葉が飛び交う会場で。
ナオトと一瞬顔を合わせた後、リサがナオトに背を向けたその時、
リサに後ろ向き抱っこされた 2歳になるリサの娘が、
リサの肩越しに、ナオトに向かって無邪気に手を振った。
ナオトは穏やかな表情で、手を振り返した。
ベンタブラック「23Good」
良質:18票トリック:3票納得感:2票
殺人事件の捜査が行われる度に、人を殺した疑いがどんどん強まっていくカメオ。

現在、最大で四人を殺している疑いがあるのだが、カメオがその内の誰も殺していない可能性はどのくらいだろうか?
24年03月18日 23:08
【20の扉】 [ぺてー]



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【A.】 約20%


ラテラテ国では殺人を犯すとほとんどのケースで死刑となるため、殺人事件の捜査が行われる度にどんどん死刑囚が増えていき、刑務所の空きを作るために死刑の執行が行われる。

死刑囚とはいえ人を殺すことは精神的負荷が大きいため、{本物の死刑執行ボタンに加えてダミーのボタンが二つあり}、三人の執行人が同時に押すことで、誰が死刑を執行したかが分からなくなるシステムとなっている。

このような配慮こそあるものの、すでに四人の死刑を執行した新人執行人のカメオは、{自分の手で死刑囚を殺してしまったのではないかという疑い}で胸が潰れそうになっている。

そんなカメオがまだ誰も殺していない可能性は【約20%】である。
良質:9票トリック:3票物語:4票納得感:6票
12月15日。

田中は毎年その日にティッシュを頭の上にのせる。

その行為を5年間続けていたのだが今年はやらなかった。

その日、ティッシュを切らしていたのだが、やらなかった理由はそのせいではない。

田中が『ティッシュ頭のっけ』をやめた理由は何か?
22年12月18日 00:24
【ウミガメのスープ】 [ダニー]



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12月15日。

「ティッシュ… はもうないか」
仕方なく袖口で溢れてくる涙を拭った田中。

今日は田中の息子の誕生日。
しかし息子は8歳の誕生日を迎えることはできなかった。

一週間前。交通事故だった。
病院に搬送された時にはすでに意識はなく、そのまま目を覚ますことはなかった。

感情が追いつかない頭で葬式を終え、気づけば今日は息子の誕生日。

涙で滲んだ目で空になったティッシュ箱を見つめる。

田中は成長の記録に、と毎年家の柱に息子の身長の高さの傷をつけていた。

その時に用いていたのが、ティッシュ箱。

柱に垂直にピタッとくっつけて、そのまま息子の頭の位置まで下ろし、箱が頭に乗っかったところで印をつける。

「今日も来年も、その次の年も息子の身長を測る、はずだったんだ…」

田中は柱の傷を指でなぞり、またあらたに頬をつたう涙を袖口で拭った。
良質:9票トリック:8票納得感:5票
Aさんのピンチを見て、Bさんは頭を抱えた。

一体なぜ?


{※先に言っておくと、人間の生首抱えてます~ってやつではありません}
23年10月11日 23:49
【ウミガメのスープ】 [るょ]

この問題は「クセ問」クセの強い問題なのでご容赦ください。




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顔がアンパンでできた不思議な存在であるAさんは、顔が濡れると力が出なくなる特異体質であった。

そんな彼が顔を濡らしているのを見て、パン工場に勤める妖精であるB子さんは彼の頭を抱えてこう言った。

「A~!! 新しい顔よ~~!!」

彼女の剛腕から放たれたAの頭は、正確無比にAの"旧"頭部を捉える。

恐れおののく敵のB男。
腕組みして勝利を確信するJ。
アンアーンと騒ぎ立てるC。

「元気百倍!!! A!!!」

かくして、Aのピンチは救われたのだった。


答え:
Aさんに新しい頭部を提供するため。