「やっぱ、これだね。」「23Good」
トリック:20票物語:1票納得感:2票
バラエティ番組が大好きな私が思い浮かべている食べ物を当ててください。
※シンプルな物当てです。
※シンプルな物当てです。
20年04月24日 18:42
【新・形式】 [休み鶴]
【新・形式】 [休み鶴]

スナイプ歓迎です!
解説を見る
やっぱりバラエティ番組の定番と言ったら「パイ投げ」ですよね!
「旅は道連れ世は情け」「23Good」
良質:18票トリック:4票納得感:1票
「もうすぐ産まれそうなの」
仕事の休憩中に、妻からそう連絡を受け取った男は、いてもたってもいられなかった。
後で怒られる事は覚悟の上で、仕事を放棄して妻のもとへと向かうべく、タクシーにのりこんだ。
だがそんな時ほど問題が起きるわけで…
いざ発進しようとしていたタクシーに一人の女が乗り込んできて、男にこう言った。
「お願い!無茶な事を言ってるのはわかってるけど、急いでいるの!
どうしてもすぐに名古屋に向かわなくてはいけなくて…」
急いでいるのは男も同じである。
女に譲ってあげる義理などない男は、当然断ろうと思ったのだが
名古屋となれば話は別だ。
なんという偶然か、男の向かう先も名古屋だったのだから。
結果、二人は共に名古屋に向かうのであった。
男は幸運だった。
出産には立ち会えたし、懐が心配だったのだが、タクシー代も全額女がきっちり払ってくれた。
{職場の上司には褒められ、休暇まで頂けた}
いったいどういうことだろう?
仕事の休憩中に、妻からそう連絡を受け取った男は、いてもたってもいられなかった。
後で怒られる事は覚悟の上で、仕事を放棄して妻のもとへと向かうべく、タクシーにのりこんだ。
だがそんな時ほど問題が起きるわけで…
いざ発進しようとしていたタクシーに一人の女が乗り込んできて、男にこう言った。
「お願い!無茶な事を言ってるのはわかってるけど、急いでいるの!
どうしてもすぐに名古屋に向かわなくてはいけなくて…」
急いでいるのは男も同じである。
女に譲ってあげる義理などない男は、当然断ろうと思ったのだが
名古屋となれば話は別だ。
なんという偶然か、男の向かう先も名古屋だったのだから。
結果、二人は共に名古屋に向かうのであった。
男は幸運だった。
出産には立ち会えたし、懐が心配だったのだが、タクシー代も全額女がきっちり払ってくれた。
{職場の上司には褒められ、休暇まで頂けた}
いったいどういうことだろう?
20年10月17日 22:17
【ウミガメのスープ】 [琴水]
【ウミガメのスープ】 [琴水]
解説を見る
「もうすぐ産まれそうなの」
夜勤の休憩中に、出産のために実家の名古屋へ移っている妻から、そう連絡を受け取った{タクシー運転手}の男は、いてもたってもいられなかった。
後で怒られる事は覚悟の上で、仕事を放棄して妻のもとへと向かうべく、自らが運転するタクシーにのりこんだ。
だがそんな時ほど問題が起きるわけで…
いざ発進しようとしていたタクシーに一人の女が乗り込んできて、男にこう言った。
「お願い!無茶な事を言ってるのはわかってるけど、急いでいるの!
どうしてもすぐに{名古屋}に向かわなくてはいけなくて…」
ここは{東京}である。
夜を徹して名古屋に向かってほしいという女の頼みは、確かに無茶なものであるだろう。
男は自分の主張を譲るつもりなどなかったのだが、男の向かう先も名古屋だった為、仕事をさぼらずに名古屋まで行ける事は歓迎できることであった。
そうして男は、女を客として迎え、名古屋に向かうのであった。
男は幸運だった。
出産には立ち会えたし、10万を軽く超えるタクシー代に、女の懐具合が心配だったのだが、お金が足りないということもなく全額きっちり払ってくれた。
今日一番の稼ぎ頭だな!と上司には褒められ、戻るのにも時間がかかるし、仕事にならんだろうから今日は休んでいいぞと休暇まで頂けたのであった。
夜勤の休憩中に、出産のために実家の名古屋へ移っている妻から、そう連絡を受け取った{タクシー運転手}の男は、いてもたってもいられなかった。
後で怒られる事は覚悟の上で、仕事を放棄して妻のもとへと向かうべく、自らが運転するタクシーにのりこんだ。
だがそんな時ほど問題が起きるわけで…
いざ発進しようとしていたタクシーに一人の女が乗り込んできて、男にこう言った。
「お願い!無茶な事を言ってるのはわかってるけど、急いでいるの!
どうしてもすぐに{名古屋}に向かわなくてはいけなくて…」
ここは{東京}である。
夜を徹して名古屋に向かってほしいという女の頼みは、確かに無茶なものであるだろう。
男は自分の主張を譲るつもりなどなかったのだが、男の向かう先も名古屋だった為、仕事をさぼらずに名古屋まで行ける事は歓迎できることであった。
そうして男は、女を客として迎え、名古屋に向かうのであった。
男は幸運だった。
出産には立ち会えたし、10万を軽く超えるタクシー代に、女の懐具合が心配だったのだが、お金が足りないということもなく全額きっちり払ってくれた。
今日一番の稼ぎ頭だな!と上司には褒められ、戻るのにも時間がかかるし、仕事にならんだろうから今日は休んでいいぞと休暇まで頂けたのであった。
「怪盗エマノン、参上!」「23Good」
良質:21票物語:2票
「サンタさんへ
かいとうエマノンに あえますように!」
昨日の聖夜、息子の晴輝が靴下に貼り付けたメモを見てしまった私、雪子。
今日はクリスマス。母親として、なんとか願いを叶えてあげたいのだけど…。
【目的・ルール説明】
{※}皆さんには母・雪子として、晴輝に質問をし、願いを叶えてもらいます!
{※}本問は亀夫君問題ですので、晴輝に{YesNoでは答えられない質問}もできます。但し、晴輝は自身の知っていることしか回答しません。
{※}今日の日付や晴輝の年齢など雪子自身が知っていることも、思い出すことで掘り下げられます。
{※}飽くまでも、晴輝が{生身の子供であること}をお忘れなきように…。
{※}制限時間は、晴輝が眠りにつくまでの3時間です。宜しくお願いします!
かいとうエマノンに あえますように!」
昨日の聖夜、息子の晴輝が靴下に貼り付けたメモを見てしまった私、雪子。
今日はクリスマス。母親として、なんとか願いを叶えてあげたいのだけど…。
【目的・ルール説明】
{※}皆さんには母・雪子として、晴輝に質問をし、願いを叶えてもらいます!
{※}本問は亀夫君問題ですので、晴輝に{YesNoでは答えられない質問}もできます。但し、晴輝は自身の知っていることしか回答しません。
{※}今日の日付や晴輝の年齢など雪子自身が知っていることも、思い出すことで掘り下げられます。
{※}飽くまでも、晴輝が{生身の子供であること}をお忘れなきように…。
{※}制限時間は、晴輝が眠りにつくまでの3時間です。宜しくお願いします!
20年11月22日 19:00
【亀夫君問題】 [さなめ。]
【亀夫君問題】 [さなめ。]

今日のショーはここまで! 次回の怪盗エマノンも、お楽しみに!
解説を見る
【{「月光の下に今宵、いざ行かん!怪盗エマノン、参上!」}】
「か、か、怪盗エマノンだぁ…!」
黒いローブに、{白い仮面}。普段の私には着なれない服装に身を包み、声も意識して変えると、案外気づかれないものである。怪盗のキャラデザインとマッチしていた自分の細身をありがたがった。
(実際は予想を外したが)晴輝が要求するだろうと思って予め買っておいた怪盗エマノンのグッズをまとった母親に、晴輝は全く釘付けだ。口もあんぐりと開いている。
そういえば、子供向けアニメのグッズにしては、随分サイズが大きいな…。これが原作再現か。
「か、怪盗エマノン!いつも悪い奴らを退治してくれてありがとう!僕、エマノンのことが大好きなんだ!」
{テレビから飛び出してきたかのような}タイミングで表れた怪盗に、臆することなく会話する晴輝。この適応性、ひょっとしてちょっと凄いか。
…いやいや、そんなことより。アニメ「怪盗エマノン」はどうやら悪漢を挫くヒーロー的な怪盗らしい。悪役とはさしずめ、違法ブローカーの類いであろう。そうさ雪子、ここは怪盗らしく、エマノンらしく…!
「ありがとう、少年!
君も将来、圧倒されるような巨大な悪に立ち向かわん時が来るかも知れない。
そんな時でも、弱きを助け、悪を挫く正義を忘れないでいて欲しい。
いつか私のように、誰かの憧れを背負う人間となれ!」
…あれ?
怪盗って、こんなこという子だっけ?
レディースエーンドジェントルメーン!とか言わなくて良いのかな…??
…あ、でもなんか刺さってる、刺さってるぞ。これがエマノン力か、凄い効いてるね。
「うん!僕、エマノンみたいなすっげえ怪盗になる!絶対になってやる!」
「さあ、その意気だ!
君の健闘を、これからも祈ろう。
いざ、さらば!」
そういって、晴輝に頭から黒ローブをばっと被せる。なんだなんだ!と急な出来事に慌てる晴輝をよそに、急いで仮面などを外し隠すと、呆けた晴輝の顔がよく見えるようになった。
「…晴輝? どうしたの、そんな顔して?」
「あ、お母さん!今、本物の怪盗エマノンが来たんだよ!黒いマントに、白い仮面!サンタさんが叶えてくれたのかな!?てか、こんな時にどこいってたんだよー!」
次々、興奮覚めやらぬように捲し立てる晴輝に、素知らぬ顔を保ったままこう言った。
「怪盗エマノンかぁ~。お母さんも会いたかったな。
でもさ、ここに来てくれた怪盗エマノンのことだから、いつも晴輝のこと、見守ってくれてるんじゃない?」
「うん!きっとそうだよ!」
そう言って無邪気に笑う晴輝を、そっと撫でてあげる。
…一悶着、いやそれ以上の苦労こそあったが、息子の願いを無事叶えられ、私はやっと一安心したのであった。
…そういえば、今さっき遠く窓を颯爽と通り過ぎた影は、一体何だったのだろう?
空き巣、いや野良猫?さてはカラスか、それともまさか…?
【FA・要約:】
晴輝が会いたがったのは、アニメの主人公キャラクター、怪盗エマノン。
彼女のトレードマークは白い仮面なので、{名無し質問機能}を用いることで、雪子にエマノンの仮装をさせることができる。そしてその姿で決め台詞(途中のヒントで出現)を叫ぶなどすることで、目標通り晴輝の願いは形となる。
{但し}、晴輝は日曜午後7時開始のアニメ「怪盗エマノン」を{正にその時間、見ている}(本問出題のリアルタイムと連動)。依って(テレビ越しとはいえエマノン本人が晴輝の前にいる間、)30分のアニメが終わるまでは{変装しても無効}であるし、開始から20分~30分(アニメの山場)は晴輝はエマノンの応援に回るので、{質問が上手く回答されない}。
【余談:】
怪盗エマノン=Emanon←{no name}←名無し質問機能
「か、か、怪盗エマノンだぁ…!」
黒いローブに、{白い仮面}。普段の私には着なれない服装に身を包み、声も意識して変えると、案外気づかれないものである。怪盗のキャラデザインとマッチしていた自分の細身をありがたがった。
(実際は予想を外したが)晴輝が要求するだろうと思って予め買っておいた怪盗エマノンのグッズをまとった母親に、晴輝は全く釘付けだ。口もあんぐりと開いている。
そういえば、子供向けアニメのグッズにしては、随分サイズが大きいな…。これが原作再現か。
「か、怪盗エマノン!いつも悪い奴らを退治してくれてありがとう!僕、エマノンのことが大好きなんだ!」
{テレビから飛び出してきたかのような}タイミングで表れた怪盗に、臆することなく会話する晴輝。この適応性、ひょっとしてちょっと凄いか。
…いやいや、そんなことより。アニメ「怪盗エマノン」はどうやら悪漢を挫くヒーロー的な怪盗らしい。悪役とはさしずめ、違法ブローカーの類いであろう。そうさ雪子、ここは怪盗らしく、エマノンらしく…!
「ありがとう、少年!
君も将来、圧倒されるような巨大な悪に立ち向かわん時が来るかも知れない。
そんな時でも、弱きを助け、悪を挫く正義を忘れないでいて欲しい。
いつか私のように、誰かの憧れを背負う人間となれ!」
…あれ?
怪盗って、こんなこという子だっけ?
レディースエーンドジェントルメーン!とか言わなくて良いのかな…??
…あ、でもなんか刺さってる、刺さってるぞ。これがエマノン力か、凄い効いてるね。
「うん!僕、エマノンみたいなすっげえ怪盗になる!絶対になってやる!」
「さあ、その意気だ!
君の健闘を、これからも祈ろう。
いざ、さらば!」
そういって、晴輝に頭から黒ローブをばっと被せる。なんだなんだ!と急な出来事に慌てる晴輝をよそに、急いで仮面などを外し隠すと、呆けた晴輝の顔がよく見えるようになった。
「…晴輝? どうしたの、そんな顔して?」
「あ、お母さん!今、本物の怪盗エマノンが来たんだよ!黒いマントに、白い仮面!サンタさんが叶えてくれたのかな!?てか、こんな時にどこいってたんだよー!」
次々、興奮覚めやらぬように捲し立てる晴輝に、素知らぬ顔を保ったままこう言った。
「怪盗エマノンかぁ~。お母さんも会いたかったな。
でもさ、ここに来てくれた怪盗エマノンのことだから、いつも晴輝のこと、見守ってくれてるんじゃない?」
「うん!きっとそうだよ!」
そう言って無邪気に笑う晴輝を、そっと撫でてあげる。
…一悶着、いやそれ以上の苦労こそあったが、息子の願いを無事叶えられ、私はやっと一安心したのであった。
…そういえば、今さっき遠く窓を颯爽と通り過ぎた影は、一体何だったのだろう?
空き巣、いや野良猫?さてはカラスか、それともまさか…?
【FA・要約:】
晴輝が会いたがったのは、アニメの主人公キャラクター、怪盗エマノン。
彼女のトレードマークは白い仮面なので、{名無し質問機能}を用いることで、雪子にエマノンの仮装をさせることができる。そしてその姿で決め台詞(途中のヒントで出現)を叫ぶなどすることで、目標通り晴輝の願いは形となる。
{但し}、晴輝は日曜午後7時開始のアニメ「怪盗エマノン」を{正にその時間、見ている}(本問出題のリアルタイムと連動)。依って(テレビ越しとはいえエマノン本人が晴輝の前にいる間、)30分のアニメが終わるまでは{変装しても無効}であるし、開始から20分~30分(アニメの山場)は晴輝はエマノンの応援に回るので、{質問が上手く回答されない}。
【余談:】
怪盗エマノン=Emanon←{no name}←名無し質問機能
「【世界田中奇行】一年寝かせたあのうまさ。タナカレー」「23Good」
良質:9票トリック:6票納得感:8票
今日は火曜日。
近所のスーパーの特売日である。
主婦歴45年の田中ももちろん火曜日はこのスーパーへ行く。
火曜日は野菜が安い!
田中はジャガイモやニンジン、タマネギなどカレーの材料を次々と買い物カゴに入れていったのだが、ふと近くにいる女性の目の下のホクロを見つけた時、田中は手にしていた特売品のタナカレー(カレーのルウだよ)を商品棚に戻した。
女性とはそのスーパーで一度会ったことがあるだけで特に親しい間柄でもない。
なぜ田中はタナカレーを棚に戻したな?
※問いかけの語尾の「たな?」を「のだろうか?」に変換しても大丈夫です。たなたな言いたかっただけです。
※タナカレーは酸味と辛味のバランスが9:1のニッチな需要のあるカレールウですが、当問題を解くにあたりその商品特性は重要ではありません。
近所のスーパーの特売日である。
主婦歴45年の田中ももちろん火曜日はこのスーパーへ行く。
火曜日は野菜が安い!
田中はジャガイモやニンジン、タマネギなどカレーの材料を次々と買い物カゴに入れていったのだが、ふと近くにいる女性の目の下のホクロを見つけた時、田中は手にしていた特売品のタナカレー(カレーのルウだよ)を商品棚に戻した。
女性とはそのスーパーで一度会ったことがあるだけで特に親しい間柄でもない。
なぜ田中はタナカレーを棚に戻したな?
※問いかけの語尾の「たな?」を「のだろうか?」に変換しても大丈夫です。たなたな言いたかっただけです。
※タナカレーは酸味と辛味のバランスが9:1のニッチな需要のあるカレールウですが、当問題を解くにあたりその商品特性は重要ではありません。
21年04月13日 12:15
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
【ウミガメのスープ】 [ダニー]

4/16 20時まで延長します
解説を見る
田中は近所のスーパーでパートをしている主婦。
火曜日は特売日なので超多忙。必ず田中もシフトに入る。
今日はレジ担当の田中。
お客様が持ってきた商品の詰まった買い物カゴから商品を一度取り出しバーコードをスキャン、もしくは手打ちして、レジに登録し終えた商品を清算済みの買い物カゴに移し替えていくのが主な作業だ。
そして今田中のレジについた女性客。
なんか見覚えあるなあと思いながら田中はレジ打ちを始めた。
女性はカレーを作る気なのだろう、カレーに必要なジャガイモやニンジン、タマネギなどがあり、それらを次々にレジ打ちして精算済みの買い物カゴへと移していく。
そしてお一人様お一つ限りの特売品、タナカレーのレジを通す前にあらためて女性の顔を見た。
田中の視線からそっと目線を外した目元のホクロに見覚えがある。
「あなた… 先程もこのタナカレーを購入しましたね?」
「な、な、な、なんのことですか? 私にはさっぱり…」
「あなたの特徴的なその目元のホクロ。私はしっかと覚えておりますぞ! お一人様お一つまでの商品を2個買おうなぞ万死に値します!ドーーーーン!」
「お、恐れいりました!(ドーーーーンてなに!?)」
そんなやりとりを経て無事お一人様お二つ買いを華麗に阻止した田中。
取り上げたタナカレーを元の商品棚に戻したのでした。
こりゃめでたい。
火曜日は特売日なので超多忙。必ず田中もシフトに入る。
今日はレジ担当の田中。
お客様が持ってきた商品の詰まった買い物カゴから商品を一度取り出しバーコードをスキャン、もしくは手打ちして、レジに登録し終えた商品を清算済みの買い物カゴに移し替えていくのが主な作業だ。
そして今田中のレジについた女性客。
なんか見覚えあるなあと思いながら田中はレジ打ちを始めた。
女性はカレーを作る気なのだろう、カレーに必要なジャガイモやニンジン、タマネギなどがあり、それらを次々にレジ打ちして精算済みの買い物カゴへと移していく。
そしてお一人様お一つ限りの特売品、タナカレーのレジを通す前にあらためて女性の顔を見た。
田中の視線からそっと目線を外した目元のホクロに見覚えがある。
「あなた… 先程もこのタナカレーを購入しましたね?」
「な、な、な、なんのことですか? 私にはさっぱり…」
「あなたの特徴的なその目元のホクロ。私はしっかと覚えておりますぞ! お一人様お一つまでの商品を2個買おうなぞ万死に値します!ドーーーーン!」
「お、恐れいりました!(ドーーーーンてなに!?)」
そんなやりとりを経て無事お一人様お二つ買いを華麗に阻止した田中。
取り上げたタナカレーを元の商品棚に戻したのでした。
こりゃめでたい。
「盗まれた輝き」「23Good」
良質:12票トリック:3票物語:5票納得感:3票
ここは悪魔と呼ばれる超自然的存在がいる世界。警察では対処しきれないような問題を請け負う「水平探偵局」に次のような依頼がメールで届きました。
━━━━━━━━━━━━━━━
私は海小路亀夫という者です。
ついさきほど、私の屋敷から大切な宝物が盗まれました。皆さんには私が盗まれたものが何か推理していただきたく依頼しました。
かなり奇妙な依頼であることは分かっていますので、順を追って説明します。
昨日、私の家に悪魔がやってきました。忘却の悪魔オブリビオンです。
昔、私の曽祖父が悪魔の力を借りて成り上がったようで、そのときの契約に従って曾孫である私から宝物を奪うと言っていました。
明日(つまり今日のことです)の正午、私の家から最も美しく最も価値あるものを奪い、忘却の悪魔らしくその宝物にまつわる記憶を消し去ると宣言し、煙のように消えてしまいました。
この件について正午まで他言できない呪いを悪魔が去り際にかけてきたので、その約束の時間まで私一人で色々と対策を考えていました。
そこから記憶が曖昧でして、気づいたら金庫室の中でキャビアの瓶を持っていたんです。
突然言っても意味が分からないと思いますが、私も全く分かりません。
多分悪魔から盗まれるのを防ごうと貴重な宝石類などを金庫室の中に入れていたのだと思うのですが、他にも謎の食品などどうして金庫室に入れたのか分からないものも置かれていました。
その時点で、それが何なのかは分かりませんが、何か私の大切なものが無くなっているという喪失感だけがありました。
時刻を確かめるため金庫室を出て時計を見ると、ちょうど12時を過ぎたあたりで、そして何故か時計の文字盤のXIIが無くなっていました。
我が家を詳しく知る友人なんて生憎私には一人もいませんし、妻にも先立たれ孤独の身なので、何かを盗まれたとして盗まれたものがなんなのか確認するすべがありません。
そうして困っていたときに水平探偵局の存在を知り、こうして依頼させていただきました。私は一体何を盗まれたのでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━
※これは亀夫君問題です。探偵局員である皆さんはこの世界について思い出す、亀夫に質問をする、亀夫に何かしら指示をする、などができます。それらを活用して依頼を解決させましょう。
※亀夫は悪魔の魔法により色々と記憶を失っています。謎が解けるにしたがって部分的に記憶は戻ってくるかもしれません。
━━━━━━━━━━━━━━━
私は海小路亀夫という者です。
ついさきほど、私の屋敷から大切な宝物が盗まれました。皆さんには私が盗まれたものが何か推理していただきたく依頼しました。
かなり奇妙な依頼であることは分かっていますので、順を追って説明します。
昨日、私の家に悪魔がやってきました。忘却の悪魔オブリビオンです。
昔、私の曽祖父が悪魔の力を借りて成り上がったようで、そのときの契約に従って曾孫である私から宝物を奪うと言っていました。
明日(つまり今日のことです)の正午、私の家から最も美しく最も価値あるものを奪い、忘却の悪魔らしくその宝物にまつわる記憶を消し去ると宣言し、煙のように消えてしまいました。
この件について正午まで他言できない呪いを悪魔が去り際にかけてきたので、その約束の時間まで私一人で色々と対策を考えていました。
そこから記憶が曖昧でして、気づいたら金庫室の中でキャビアの瓶を持っていたんです。
突然言っても意味が分からないと思いますが、私も全く分かりません。
多分悪魔から盗まれるのを防ごうと貴重な宝石類などを金庫室の中に入れていたのだと思うのですが、他にも謎の食品などどうして金庫室に入れたのか分からないものも置かれていました。
その時点で、それが何なのかは分かりませんが、何か私の大切なものが無くなっているという喪失感だけがありました。
時刻を確かめるため金庫室を出て時計を見ると、ちょうど12時を過ぎたあたりで、そして何故か時計の文字盤のXIIが無くなっていました。
我が家を詳しく知る友人なんて生憎私には一人もいませんし、妻にも先立たれ孤独の身なので、何かを盗まれたとして盗まれたものがなんなのか確認するすべがありません。
そうして困っていたときに水平探偵局の存在を知り、こうして依頼させていただきました。私は一体何を盗まれたのでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━
※これは亀夫君問題です。探偵局員である皆さんはこの世界について思い出す、亀夫に質問をする、亀夫に何かしら指示をする、などができます。それらを活用して依頼を解決させましょう。
※亀夫は悪魔の魔法により色々と記憶を失っています。謎が解けるにしたがって部分的に記憶は戻ってくるかもしれません。
22年02月05日 20:14
【亀夫君問題】 [うつま]
【亀夫君問題】 [うつま]

Special Thanks:ほずみさん、「マクガフィン」さん、靴下さん
解説を見る
FA条件①
亀夫が盗まれたものが“色覚”であると指摘すること。
FA条件②
亀夫の作ったしりとりを完成させ、「Ⅱの宝物」がレッドダイヤモンドであると解答し、亀夫に“色覚”を返させること。
色が戻ってきました。そういえば世界ってこんな色をしていたんですね。少しの間でも色を全て忘れていたとは不思議な気分です。
このレッドダイヤモンドは私が妻に贈ったものでして、妻はそれを宝物のように大事にしていました。悪魔の魔法によってダイヤの記憶を奪われ、妻との思い出まで忘れてしまってはいけないという思いで、しりとりを作って忘れても思い出そうと試みたんです。もっとも、並べている途中で悪魔がやってきてしりとりを作ったという記憶さえ消されてしまっていたわけですが。
皆さんのおかげで、レッドダイヤモンドの赤い輝きを再び見ることができました。妻との思い出の詰まったこのダイヤの本当の価値を忘れてしまうところでした。
皆さん本当にありがとうございました。
亀夫が盗まれたものが“色覚”であると指摘すること。
FA条件②
亀夫の作ったしりとりを完成させ、「Ⅱの宝物」がレッドダイヤモンドであると解答し、亀夫に“色覚”を返させること。
色が戻ってきました。そういえば世界ってこんな色をしていたんですね。少しの間でも色を全て忘れていたとは不思議な気分です。
このレッドダイヤモンドは私が妻に贈ったものでして、妻はそれを宝物のように大事にしていました。悪魔の魔法によってダイヤの記憶を奪われ、妻との思い出まで忘れてしまってはいけないという思いで、しりとりを作って忘れても思い出そうと試みたんです。もっとも、並べている途中で悪魔がやってきてしりとりを作ったという記憶さえ消されてしまっていたわけですが。
皆さんのおかげで、レッドダイヤモンドの赤い輝きを再び見ることができました。妻との思い出の詰まったこのダイヤの本当の価値を忘れてしまうところでした。
皆さん本当にありがとうございました。