みんなのGood
良質:9票物語:12票納得感:6票
寝不足と疲労で つい居眠りしてしまったメアリーは
目覚めたとき ベッドの上にある汚れたテディベアを見て絶叫した
テディベアは メアリー自身が寝る前にベッドに置いた物なのだが
何故そんなに狼狽えたのだろう?
24年02月27日 21:31
【ウミガメのスープ】
[オリオン]
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メアリーはここのところ 生まれて間もない娘の世話と
僅かにできた時間にこなす家事との両立で 極限状態にあった
今日も朦朧とした意識の中 娘の鳴き声にすぐさま駆けつけ
オムツをかえて 抱っこであやす
そうして娘がようやく寝付いてくれたタイミングで ふと
娘のお気に入りのテディベアが汚れていることに気が付いた
今日はせっかく天気がいいから 洗ってしまおう
{メアリーは汚れているテディベアを抱きかかえると}
{それを洗濯機に入れ}
{そして 抱っこしていた娘を優しくベビーベッドへと寝かせた}
……はずなのに そのはずなのに
{なんで今} {ベッドの上にテディベアが寝てるのかしら……?}
良質:18票トリック:6票納得感:3票
カメオに、はいかいいえで、どちらかを答えるような質問}をしてください。
ただし、<○○○○>があるので、カメオの回答は後者一択と決まっています。
あらかじめご了承ください。
<○○○○>とは、一体何でしょうか?
二つある答えのうち、一つは{嘘発見器}です。
もう一つの物は何か、当ててください。
◆ 締切 ◆ 4/1 0:00くらいまで
25年03月28日 21:44
【新・形式】
[霜ばしら]
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【 〖 答え 〗 置き手紙(書き置き)】
『嘘発見器』とかけまして、『置き手紙を残して失踪した老人』と解きます。
その心は、『はいかいいえで(「はい」か「{いいえ}」/「徘徊」「{家出}」)』、どちらかを答える質問をされたら、どちらも回答は{後者}になるでしょう。
◆ タイトル
置き手紙の定番「探さないでください」をイメージしたものです。
◆一言コメント
出題者が離席する時の置き手紙とも、家出の置き手紙とも読めそうな内容とも読めそうなものを目指したメッセージです。
◆回答
嘘発見器の使用法に従って、「はい」か「いいえ」の二択で答える質問には必ず「いいえ」と答えていましたが、「はいかい」「いえで」の二択で答える質問には、「いえで」と答えました。
汗に反応する嘘発見器だったので、回答が「はい」の時は「いいえ(╹_╹; )」、「いいえ」の時は、「いいえ(╹_╹ )」になっていました。
良質:12票トリック:6票物語:7票納得感:1票
小さい頃からクランの花が大好きで、一度でいいからクランの花畑に行きたいと望んでいたコトミ。
しかしコトミは体が弱いため、なかなか遠くの地にしか咲かないクランの花畑に行くことが出来なかった。
それでもなんとかして連れて行きたいと、両親は、コトミの18歳の誕生日にクランの花畑に連れて行こうと決めた。
そして迎えた18歳の誕生日、両親に連れられ、コトミは念願のクランの花畑に行くことができた。
クランの花畑を初めて目にしたコトミは、涙を浮かべ、頬を緩めた。
「これがクランの花… とってもきれい…」
さて、クランの花に囲まれ、微笑むコトミの頬を伝う涙は、{嬉しさではなく、悲しみによるものである}。
一体なぜ?
22年10月03日 22:33
【ウミガメのスープ】
[ベルン]
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【簡易解説】
クランの花畑を見た夜、発作に対応できず、そのまま亡くなってしまったコトミ。
死ぬまでに見ておきたかったクランの花を見ることができたのか、その死に顔は微笑んでいた。
さて、お葬式のとき、棺の中でクランの花に囲まれて横たわるコトミを見て母親の流した涙がコトミの頬に落ち、そのまま流れていった。
【物語風解説】
コトミは少し貧しい家に、一人娘として生まれた。
念願の子供だったのもあり、両親は大変愛情をこめてコトミを育てた。
コトミもそんな両親が大好きだった。
しかし、コトミは生まれつき体が弱く、ほとんどの時間を病院で過ごしていた。
両親はそんなコトミの治療費を稼ぐため、必死になって働いていた。
そのため、コトミのそばにはいつもおばあちゃんがいて、話し相手になったり、簡単なゲームをしたり、本を読んであげたりした。
その中でもコトミが大好きだったのは、おばあちゃんの昔話。
おばあちゃんは旅がとても大好きで、色々なところに行っており、ほとんど病院から出られないコトミにとって見たことのない所の話は、とても新鮮で面白かった。
アフリカに行ってピラミッドという大きなお墓の中に入った話。
アメリカに行って今は亡きおじいちゃんと運命的な出会いをした話。
インドに行って大量のお金を盗まれた話。
この世界は色々なことで満ちあふれているというのは、コトミにとってとても魅力的だった。
その中でも特にコトミが気に入っていたのは、北欧にあるというクランの花のお話。
なんとクランは、雪の中から鮮やかな青色をした花を咲かすという。
そのためその花は、どんな辛いときでも希望を与えてくれる花だと現地では言い伝えられているらしい。
そしてその花畑は、おじいちゃんがおばあちゃんに結婚を申し込んだところでもあった。
懐かしそうに、それでいてどこか淋しそうにその話をしてくれるおばあちゃんを見ていると、コトミもクランの花畑にとっても行きたくなった。
おばあちゃんが見せてくれた、当時撮った写真の中のクランの花は、色あせているのにも関わらずコトミの瞳にとても鮮やかに映った。
私もこんな綺麗なところ、おばあちゃんの思い出の場所に行ってみたいなぁ。
コトミの口からは自然とその言葉が漏れた。
…そうだね、大きくなって、元気になったらおばあちゃんと一緒に行こうね。
おばあちゃんは笑顔でそう言った。
うん!
コトミも嬉しそうに返した。
それから約一年、おばあちゃんは病気にかかり、そのまま天国に行ってしまった。
生まれてから一番長く一緒の時間を過ごした人の死。
コトミはそれが受け入れがたく、固く心を閉ざしてしまった。
それを見た両親は、少なくとも片方はずっとコトミのそばにいてあげようと誓った。
ある日、お母さんがおばあちゃんの遺品を整理していると、コトミ、と書かれた箱が出てきた。
箱を開けると、中からはノートが一冊入っていた。
ノートを開くと、そこにはコトミと過ごした日々が日記に綴られていた。
とりとめもない日常のことばかりだったが、コトミとおばあちゃんが二人で過ごした日々が、明確に脳裏に浮かんでくるようで、お母さんの目からは涙がこぼれた。
そのままペラペラとノートをめくっていくと、中から何枚かの写真が落ちた。
ピラミッドに行ったときの写真や、おじいちゃんとのツーショット。
そして、雪の中に咲き誇るクランの花畑。
こんなにいろんなお話をしてくれたんだね...
ありがとう...
そう思いながらもお母さんは、その形見をコトミの病室に持って行った。
コトミにそれを見せると、コトミの目からは一筋の涙がこぼれ落ちた。
…そしてまた一筋。
そのノートと写真は、コトミの心を開く鍵となり、それからおばあちゃんとの思い出をコトミはゆっくりと話してくれた。
そして、おばあちゃんはもうここにはいないと知っているのに、全然実感が湧かなかったということも。
そして…
でも、最近は夢でずっとおばあちゃんが色々な話をしてくれるんだ。
…だから、もう悲しくなんてないよ。
今まで、折角そばにいてくれたのに態度悪くしてごめんね。
お母さんには、7歳になるコトミの姿が、ずいぶんと大人びて見えた。
こちらこそごめんね、お母さん、こんなにコトミのこと知らなかったなんて気付かなかった。
こんなお母さんだけど、これからもよろしくね。
…うん!
それからコトミは、お母さんやお父さんとも、生前のおばあちゃんと同じくらい心を開き、それからの入院生活を楽しそうに送り始めた。
そんなある日、お母さんは、8歳の誕生日を祝おうと、誕生日に何が欲しいかを尋ねてみた。
するとコトミは、クランの花を実際に見たいと告げた。
家があまり裕福でない上に病気の治療費がかさんでいるのを知っていたのか、滅多に欲しいものなど言わなかったコトミが求めたもの。
それは、遠くの地にしか咲かない、今は亡きおばあちゃんの思い出の地である花畑だった。
滅多に願い事を言わない娘が希望したものだったので、クランの花畑は絶対に見せようと両親は心に誓った。
…いつか絶対一緒に見ようね。ただ、今すぐにはコトミの体調もあるし、ちょっと遠い場所にあるからなぁ。
大きくなって、体調が良くなったら絶対見に行こう、約束するね。
それから十年近く経った。
コトミの病気はなかなか良くならず、いまだにクランの花畑まで連れて行くことは出来ていなかった。
もうすぐ18歳、ついに成人だな。
誕生日は何が欲しい?
…やっぱりクランの花畑が見たい
そうだよな、小さい頃からずっと言ってるもんな。
でも私の病気がっていうんでしょ?
…いや、数日病院を離れるくらいは何とか出来るか、お医者さんにもう一度尋ねてみよう
そうやって毎年のように言ってるじゃない
…はは、でも折角成人になるんだ、今年こそコトミの夢を叶えてあげたいんだ
そして何度も無理言って医者に頼んだ結果、お医者さん同行のもと、数日間の旅行をなんとか許可して貰えた。
コトミ! 今年こそクランの花畑に行けるぞ!
え! 本当に?
コトミの体調が良かったら、という条件付きだけど、サトミ先生も一緒に来てくれるんだって!
ぱぁっと満面の笑みを咲かせるコトミ。
それだけで、両親の心は温かくなった。
そして迎えた旅行前日。
コトミの体調も旅行に合わせたかのように、絶好調だった。
これなら数日病院を離れても大丈夫でしょう、という先生の言葉は、それだけでコトミと両親をとっても嬉しくさせた。
そして出発の日。
コトミは初めて日本を出た。
初めての飛行機、初めての外国、初めての景色…
初めてだらけの経験にコトミは胸を躍らせていた。
…と同時に、体には負担がとてもかかっていることにコトミは気づけていなかった。
そのまま、コトミ一行はクランの花畑のある国に到着した。
明日はついに長年の夢だった、クランの花畑。
今が満開で一番の見頃だという。
興奮とある種の緊張で、その晩はなかなか寝付けなかったコトミだが、ホテルのベッドで微睡むうちにいつのまにか翌朝になっていた。
今日、ついに、クランの花畑が見れる。
おばあちゃんの思い出の場所に行ける。
そう思うだけでワクワクしていた。
そして、母親に車椅子を押してもらいながら、クランの花畑に到着したコトミ。
実はコトミには内緒で、両親は花畑を一時間だけ貸し切りにしてもらっていた。
貸切状態に驚くカメコの目の前に広がっているのは、雪の積もる中、一面に咲き誇る青色の花。
どんなに辛いときでも希望を、幸せを運んでくれるという花。
そして、おばあちゃんとおじいちゃんの思い出の花。
クランの花畑を初めて目にしたコトミは、涙を浮かべ、笑みを浮かべた。
「これがクランの花… とってもきれい…」
車椅子からいつの間にか立ち上がり、ただただ青色の花々に見とれるコトミ。
その目からは嬉し涙が溢れていた。
「本当にクランの花畑を私、見てるのね…」
普段は観光客でいっぱいの花畑が、この一時間だけはコトミだけのものである。
心の底から喜ぶコトミを見ながら、両親も涙を流して微笑んでいる。
コトミが人生で一番見たかったもの、それを一緒に見れている。
私たちはなんて幸せなんだろう。
「コトミ、18歳の誕生日、おめでとう」
「お父さん、お母さん… ありがとう… 本当にありがとう…」
このまま時が止まってしまえばいいのに。
ずっとここにいられたらいいのに。
しかし時間は残酷で、貸し切りの一時間は一瞬で過ぎ去り、閉園時刻が訪れた。
あとはホテルに戻って、明日には飛行機で日本に帰ってしまう。
あぁ、クランの花畑は本当に綺麗だったな…
もっともっといたかったな…
そう思いを馳せながら、タクシーに揺られるコトミ。
でも本当に幸せだったな…
そんな時だった。
慣れない旅行で疲れていたのか、予期せぬ発作が起こった。
「う゛っ!!」
突然苦しみ出すコトミ。
必死に呼びかける両親。
異常に気付き、急いでタクシーを路肩に止める、言葉のほとんど通じない運転手。
鞄から発作を収める薬を取り出し、焦りつつも慣れた手つきで注射する医者。
「う゛っ げほっ げほっ」
「コトミ! 大丈夫か!?」
「コトミちゃん!」
「… うん、 げほっ 薬のおかげで大分落ち着いたみたい…」
胸をなで下ろす両親と医者。
「よかった…」
「う゛ぅ … ふぅ。。」
「いったんタクシーから降りて、そこに横になろう」
「…うん」
タクシーの外に運ばれながら、コトミは直感的に感じていた。
この発作は今までに無いほど辛いもので、
このまま自分は死んでいくことを。
「クランの花… とっても綺麗だったよ」
「…うん、綺麗だったね」
「本当に連れてきてくれてありがとう。
私のわがままを聞いてくれてありがとう」
「…」
「本当にお父さんとお母さんの元に生まれれて幸せだった」
そのままそっとコトミは息を引き取った。
その顔は、発作が起こったとは思えないほど穏やかで、口元には笑みすらたたえていた。
数日後。
特別に許可をもらい、クランの花畑から摘んで持って帰ってきたクランの花が、コトミのお葬式で大量に飾られた。
その中心で微笑む、写真の中のコトミ。
両親は改めて愛娘の死を実感したが、もはや涙は出なかった。
そしてお葬式が終わり、式場を飾っていたたくさんのクランの花がコトミの入った棺の中に全て入れられた。
クランの花に囲まれるコトミ。
その微笑みを浮かべた死に顔を見て、両親の目からは枯れたと思っていた涙が再び溢れ出してきた。
その中の一滴がコトミの頬に落ち、そのまま流れてクランの花びらに染みを作った。
どんな辛いときでも希望を運んでくれるという、幸せの花。
その見事なまでに青い花は、コトミと一緒に灰となり、天高く昇っていった。
良質:15票トリック:5票納得感:6票
カメコが見た数字が分数だったなら、その値が1に近づけば近づくほど、
整数だったなら、その値が大きくなればなるほど、カメコの疲労は溜まっていく。
これは○○が壊れたからだというが、○○は何?
※○の数と文字数は関係ありません
※同義可
23年01月23日 23:23
【20の扉】
[ベルン]
解説を見る
【エレベーター】
エレベーターが壊れ、階段で自宅(50階)まで登る羽目になった小学生のカメコ。
階段に書かれた階数が大きくなるほどカメコは疲れていく。
階と階の間の踊り場に書かれた数(例えば二階と三階の間だと3/2など)が1に近づく(最後は50/49になる)ほど高層階となる(画像参照)
※画像はTwitterより拝借しました
トリック:11票物語:8票納得感:7票
王様から「この冠が純金製なのか、それとも混ざり物が入っているのか、調べろ。ただし、少しでもこの冠を壊すのは許さん」と命令され、途方に暮れていたカメキメデス一世。
頭を悩ませ続けたある日、水の中に冠を入れて溢れた水の体積を、冠と全く同じ重さの金のそれと比較することで純金製か否か判別出来る!!とひらめいた。
しかしいざ水の中に入れようとしたら、誤って冠を床に落としてしまい、冠の金メッキが一部剥がれてしまった。
これで水に入れることなくこの冠が純金製ではない分かった…のだが、冠を破壊するなという王様の命令に背いてしまったことには間違いなく、下手したら殺されてしまうかも知れない。
困ったカメキメデス一世は結局、その冠を水の中に入れることにした。
一体何故?
23年10月11日 22:34
【ウミガメのスープ】
[ベルン]
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困ったカメキメデス一世は、「木こりの泉」に向かい、少し剥がれてしまった冠を投げ入れた。
「あなたが落としたのはこの金の冠ですか?銀の冠ですか?」
「いいえ、私が落としたのは金メッキがされている冠です」
「あなたは正直ですね、金と銀の冠をさし上げましょう」
そういって純金製の冠を手に入れた男は、王様の元へ向かった。
「この冠は純金製でした!」