「イントロデュースジャッジメント」「22Good」
良質:6票トリック:13票物語:2票納得感:1票
ある殺人事件の裁判での出来事。
「罪人よ。そなたが何者であるか、自分の口から言うがよい。」
裁判長が命令すると、罪人は重い口を開いた。
「名はカメオ。生まれはウミガメ村…。
今はこのラテラル市の3番地に病気の妻と娘とともに住んでいる…。
妻の名はカメコ。娘はウミコ。ペットの猫の名は…」
他の裁判官がキョトンとする中、
「もうよい。」
発言を続けようとするのを静止し、裁判長が言う。
「そなたが罪を犯していないことはよく分かった。これは冤罪じゃ。」
・・・
さて、カメオが無罪であると判定を下した理由は何だろう?
「罪人よ。そなたが何者であるか、自分の口から言うがよい。」
裁判長が命令すると、罪人は重い口を開いた。
「名はカメオ。生まれはウミガメ村…。
今はこのラテラル市の3番地に病気の妻と娘とともに住んでいる…。
妻の名はカメコ。娘はウミコ。ペットの猫の名は…」
他の裁判官がキョトンとする中、
「もうよい。」
発言を続けようとするのを静止し、裁判長が言う。
「そなたが罪を犯していないことはよく分かった。これは冤罪じゃ。」
・・・
さて、カメオが無罪であると判定を下した理由は何だろう?
22年01月05日 00:50
【ウミガメのスープ】 [るょ]
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集18
解説を見る
裁判長である私が本日裁くのは、有名な殺し屋集団のボスである。
「罪人よ。そなたが何者であるか、自分の口から言うがよい。」
言わずとも分かっている。彼の名はラテオ。
これは、罪人自身に罪の意識を背負わせるためにやる儀式なのだ。
しかし、ラテオは薄ら笑いを浮かべ、口を歪めてこう言うではないか。
「…名はカメオ。生まれはウミガメ村…。」
私の名。私の故郷。
「今はこのラテラル市の3番地に病気の妻と娘とともに住んでいる…。」」
私の今の住所、そして家族。
「妻の名はカメコ。娘はウミコ。ペットの猫の名は…」
妻と娘の名前。ペットの名前すら…!
なんて事だ。彼にはすべて調べがついているのだ。
彼のこの発言は、私に対する脅しなのだ。
妻と娘が危ない。
この男を有罪にしてはならない。
私は、裁判の公平性などかなぐり捨てて、妻と娘を助けることにしたのだった。
答え:
妻と娘を助けるため。
罪人は裁判長であるカメオの詳細なプロフィールを調べ上げ、
いつでも家族を殺せると暗に脅しを掛けていた。
「罪人よ。そなたが何者であるか、自分の口から言うがよい。」
言わずとも分かっている。彼の名はラテオ。
これは、罪人自身に罪の意識を背負わせるためにやる儀式なのだ。
しかし、ラテオは薄ら笑いを浮かべ、口を歪めてこう言うではないか。
「…名はカメオ。生まれはウミガメ村…。」
私の名。私の故郷。
「今はこのラテラル市の3番地に病気の妻と娘とともに住んでいる…。」」
私の今の住所、そして家族。
「妻の名はカメコ。娘はウミコ。ペットの猫の名は…」
妻と娘の名前。ペットの名前すら…!
なんて事だ。彼にはすべて調べがついているのだ。
彼のこの発言は、私に対する脅しなのだ。
妻と娘が危ない。
この男を有罪にしてはならない。
私は、裁判の公平性などかなぐり捨てて、妻と娘を助けることにしたのだった。
答え:
妻と娘を助けるため。
罪人は裁判長であるカメオの詳細なプロフィールを調べ上げ、
いつでも家族を殺せると暗に脅しを掛けていた。
「ウミガメのスープ」「21Good」
良質:15票トリック:1票納得感:5票
とあるレストランにて。
運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は納得して頷いた。
次の日。
運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は首をかしげたままだった。
また次の日。
運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は怒り出した。
いったい何故?
運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は納得して頷いた。
次の日。
運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は首をかしげたままだった。
また次の日。
運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は怒り出した。
いったい何故?
18年05月23日 18:06
【ウミガメのスープ】 [アルバート]
【ウミガメのスープ】 [アルバート]
解説を見る
レストランで日替りスープを注文した男。運ばれてきたスープは初めて飲む味だったので、男はシェフを呼んで何のスープなのか尋ねた。
「こちらウミガメのスープでございます」
今までウミガメを食べたことのなかった男は、この答えに納得した。
次の日。
同じレストランでまた日替りスープを注文した男。運ばれてきたスープは昨日のものとよく似ている気がしたので、男は首をかしげ、シェフを呼んで何のスープなのか尋ねた。
「こちらウミガメのスープでございます」
日替りなのに昨日と同じであることに、男は疑問を覚えたが、そういうこともあるのかもしれないとひとまず気にしないことにした。
また次の日。
同じレストランでまたまた日替りスープを注文した男。運ばれてきたスープは過去二日と同じにしか思えなかったので、男は首をかしげ、シェフを呼んで何のスープなのか尋ねた。
「こちらウミガメのスープでございます」
「日替りじゃないのかよ!」
男は怒り出した。
「こちらウミガメのスープでございます」
今までウミガメを食べたことのなかった男は、この答えに納得した。
次の日。
同じレストランでまた日替りスープを注文した男。運ばれてきたスープは昨日のものとよく似ている気がしたので、男は首をかしげ、シェフを呼んで何のスープなのか尋ねた。
「こちらウミガメのスープでございます」
日替りなのに昨日と同じであることに、男は疑問を覚えたが、そういうこともあるのかもしれないとひとまず気にしないことにした。
また次の日。
同じレストランでまたまた日替りスープを注文した男。運ばれてきたスープは過去二日と同じにしか思えなかったので、男は首をかしげ、シェフを呼んで何のスープなのか尋ねた。
「こちらウミガメのスープでございます」
「日替りじゃないのかよ!」
男は怒り出した。
「疑心暗鬼」「21Good」
良質:21票
出題者があるものを思い浮かべています。YesかNoで答えられる質問をして、それはなにか当ててください。
ルール
・質問は1人1回まですることができます。この制限は参加人数や様子を見ながら調節します。
・回答権は質問1回に含みません。回答は1人につき、1日5回まで可能です。回答と質問を区別するため、回答する場合は頭に【回答】とつけてください。
・相談欄で情報を共有することができます。ただし、自分がどんな質問をしたのかバレないようにする必要があります。
・参加者の中から「誰がどんな質問したかを当てる人」を選びます。(「当てる人」を以後「鬼」と呼びます。)
・鬼は「○○さんは××という質問をしましたか?」と質問することができます。(この質問には回数制限はありません)
・今回は鬼が相談欄で嘘をついてミスリードすることは禁止します。
・ゲーム中1人につき1度だけ鬼の正体を指摘することができます。この場合、通常の質問と区別するために「鬼は○○」という形で回答してください。
正解を付ける条件
①出題者が思い浮かべているものを当てること。
②鬼が他の参加者のした質問内容を当てること。
③鬼の正体を当てること。
上記3つのうちいずれかが満たされた場合に正解を付けます。ただし、以下の条件に当てはまる場合は正解を取り消します。
①制限時間内に誰も「出題者が思い浮かべているもの」を当てられなかった。
②自分のした質問内容が鬼にバレてしまった。
③鬼が「自分が鬼であること」を指摘されてしまった。
その他
・鬼になった人には、最初の質問に答えるタイミングで、そのことを知らせます。
・11/25(日) 0:00まで参加者を募集します。ゲーム開始は11/25(日)0:00からになります。
・「出題者の思い浮かべたもの」を何人かが当てた時点でゲーム終了とします。
・よく似たルールで開催したときの例→https://late-late.jp/mondai/show/2902。前回の参加者は、以前とルールが変わっている部分もありますのでご注意ください。
ルール
・質問は1人1回まですることができます。この制限は参加人数や様子を見ながら調節します。
・回答権は質問1回に含みません。回答は1人につき、1日5回まで可能です。回答と質問を区別するため、回答する場合は頭に【回答】とつけてください。
・相談欄で情報を共有することができます。ただし、自分がどんな質問をしたのかバレないようにする必要があります。
・参加者の中から「誰がどんな質問したかを当てる人」を選びます。(「当てる人」を以後「鬼」と呼びます。)
・鬼は「○○さんは××という質問をしましたか?」と質問することができます。(この質問には回数制限はありません)
・今回は鬼が相談欄で嘘をついてミスリードすることは禁止します。
・ゲーム中1人につき1度だけ鬼の正体を指摘することができます。この場合、通常の質問と区別するために「鬼は○○」という形で回答してください。
正解を付ける条件
①出題者が思い浮かべているものを当てること。
②鬼が他の参加者のした質問内容を当てること。
③鬼の正体を当てること。
上記3つのうちいずれかが満たされた場合に正解を付けます。ただし、以下の条件に当てはまる場合は正解を取り消します。
①制限時間内に誰も「出題者が思い浮かべているもの」を当てられなかった。
②自分のした質問内容が鬼にバレてしまった。
③鬼が「自分が鬼であること」を指摘されてしまった。
その他
・鬼になった人には、最初の質問に答えるタイミングで、そのことを知らせます。
・11/25(日) 0:00まで参加者を募集します。ゲーム開始は11/25(日)0:00からになります。
・「出題者の思い浮かべたもの」を何人かが当てた時点でゲーム終了とします。
・よく似たルールで開催したときの例→https://late-late.jp/mondai/show/2902。前回の参加者は、以前とルールが変わっている部分もありますのでご注意ください。
18年11月23日 23:26
【新・形式】 [seaza]
【新・形式】 [seaza]

参加者の募集を締め切りました。
解説を見る
出題者が思い浮かべているもの:「布団」
鬼の正体:「参加者全員」(ちなみにこの回答にたどり着いた参加者がいた場合でも、他の参加者が勝利条件を満たさなくなることはありません。あくまで「鬼は○○さんですか?」と名前を指摘された場合のみ勝利条件が満たされなくなります。)
鬼の正体に気づくためのポイント
①他の参加者の挙動
鬼は自分が「質問を当てる側」だと思っています。ゆえに「自分が質問を当てられること」を警戒する意識が薄れます。
また、自分の正体がバレないようにふるまう必要もあります。
このあたりから、挙動が「質問内容を当てられる側」とは異なってくると考えられます。
その違和感に気づくことができれば、鬼の正体に気づくきっかけになるのではないかと思います。
例えば、今回の場合以下のような視点漏れがありました。
・「鬼ってひとりなのでしょうか?」
鬼は無限に質問できるわけですから、鬼でない参加者視点「質問数が多い=鬼が2人以上いる」とはなりません。
「自分が鬼でそんなにたくさん質問していないのに」という意識があったから出た発言でしょう。
・「全体の勝利条件のためには正解して欲しいですが、怖いw」
誰かが正解すれば正解が取り消される条件①は満たされることが無くなります。しかし、鬼でない人物であれば結局「正解」を手に入れるためには「自分が物をあてる」か「鬼の正体を当てる」必要があります。この発言は「思い浮かべているものを当てなくても正解を手に入れられる者」の視点です。鬼でない場合でも「鬼の正体を当てる」ことができれば「正解」を手に入れることはできますが、あまり一般的な方法とは言えず、鬼の可能性が高い発言と言えるでしょう。
②問題文の違和感
問題文に所々、違和感を覚えるように作ってあります。違和感の例は以下の通りです。
・鬼が質問を当てるときは「○○さんは××という質問をしましたか?」とさん付けになっているのに、鬼を当てるときは「鬼は○○」と呼び捨てになっている。
・「正解をつける条件」の説明において、主語が省略されている箇所がある。②では「鬼が」と主語がついているが、①②では「誰に適用されるのか」が書かれていない。よって参加者全員に適用されるルールと考えられるが、①はともかく③が鬼にも適用されるのは、「鬼が1人だけであるなら」違和感がある。
・「正解を取り消す条件」でも同様に、意図的に主語を省略している箇所がある。「鬼が1人だけであるなら」②が鬼に適用されるのは違和感がある。
③ルールの違和感
これについては「不自由な相談」の問題文と比較しないとわからない部分ではあります。「不自由な相談」へのリンクを張ったのはそのためでもありました。違和感の例は以下の通りです。
・鬼の人数が1人とは書かれていない。「不自由な相談」では鬼の人数は「1人」と明言されていたが、その記述が消えている。
・「不自由な相談」では「鬼をランダムに選ぶ」と書かれていたが「ランダムに」の記述が消えている。
・鬼と区別するために「不自由な相談」では「一般の参加者」という言葉を使っていたが、今回は使用されていない。
・不必要なルールが追加されている。鬼を当てる要素を追加するだけであれば「鬼の嘘禁止」というルールの追加は特に必要ないはずである。これを禁止したのは全員が鬼で相談欄が嘘だらけになると答えを当てることが著しく困難になるためである。
・役の希望を聞く旨が省略された。「不自由な相談」では、鬼、一般の参加者のどちらか希望を言えば考慮することがルールに書かれていたが、今回はなくなっている。これについては「鬼を当てるルールが追加されたため」とも考えられるが、出題者のみに見える形で希望を出せば希望を聞くことは可能なのにそれを行っていない。
さて、ここまでの要素は、どれも気づいたとしても「鬼が複数いる」という決定的な根拠にはなり得ないでしょう。
多少違和感を覚えたとしても、鬼が複数いるという発想に至れるかというと難しいと思います。
しかし、論理的に「鬼が複数いること」を見つけ出す方法が1つありました。
④質問の回数
鬼は「○○さんは××という質問をしましたか?」という質問を何度でも行うことができます。
一方、鬼でない参加者は最大でも1日7回までしか質問・回答を行うことができません。通常の質問・鬼の指摘・5回の回答です。
よって、表示されている質問回数から自分の質問した回数を除いて、1日に(参加人数ー1)×7回以上の質問が出た時点で「鬼が自分だけでないこと」が論理的に確定します。
ここまで確実ではなくとも、質問数の増え方が多いことにはみなさん気づかれたかと思います。特に序盤で、ほぼヒントが出ていない状態で回答を連発する不自然さを感じた方も多いでしょう。
鬼が複数いることに気づければ、鬼の正体まであと一歩です。
参加者全員が回答を使い切ったうえで、何度か質問内容を当てに言った場合、不自然なほど質問回数が増えることになります。
参加者10人で「回答5回」「他人の質問当てを5回行った」場合1日に100回の質問がされることになります。
実際には最大でも、本人を除けば63回しか質問はされないはずなのに、これは異常な数です。もちろん、もう一匹の鬼が大量に質問をしている可能性はありますが、もう1人いる程度では、このような現象はおきるとは考えにくいでしょう。
「鬼が大量にいる」ことに気が付けば、①②③の違和感等も合わせて、「実は全員が鬼なのでは・・・」という発想に至ることは不可能ではないでしょう。
ちなみに、これが出たのは偶然ですが「間違って、参加表明を質問欄に書き込んでしまった方は、それを編集して質問していただくようお願いします。」も「質問数に意味がある」というヒントになり得ます。
・・・などと考えていましたが「相談欄で回答した回数を聞く」という裏技が発見されました。
これによって、すぐに質問数が異常に多いことに気づいたことでしょう。
質問が想像以上に伸びたのも想定外でした。「よく見ていたら気づく」くらいの難易度を目指していたのですが鬼が複数いることは露骨にわかりやすくなってしまいました。
鬼の正体:「参加者全員」(ちなみにこの回答にたどり着いた参加者がいた場合でも、他の参加者が勝利条件を満たさなくなることはありません。あくまで「鬼は○○さんですか?」と名前を指摘された場合のみ勝利条件が満たされなくなります。)
鬼の正体に気づくためのポイント
①他の参加者の挙動
鬼は自分が「質問を当てる側」だと思っています。ゆえに「自分が質問を当てられること」を警戒する意識が薄れます。
また、自分の正体がバレないようにふるまう必要もあります。
このあたりから、挙動が「質問内容を当てられる側」とは異なってくると考えられます。
その違和感に気づくことができれば、鬼の正体に気づくきっかけになるのではないかと思います。
例えば、今回の場合以下のような視点漏れがありました。
・「鬼ってひとりなのでしょうか?」
鬼は無限に質問できるわけですから、鬼でない参加者視点「質問数が多い=鬼が2人以上いる」とはなりません。
「自分が鬼でそんなにたくさん質問していないのに」という意識があったから出た発言でしょう。
・「全体の勝利条件のためには正解して欲しいですが、怖いw」
誰かが正解すれば正解が取り消される条件①は満たされることが無くなります。しかし、鬼でない人物であれば結局「正解」を手に入れるためには「自分が物をあてる」か「鬼の正体を当てる」必要があります。この発言は「思い浮かべているものを当てなくても正解を手に入れられる者」の視点です。鬼でない場合でも「鬼の正体を当てる」ことができれば「正解」を手に入れることはできますが、あまり一般的な方法とは言えず、鬼の可能性が高い発言と言えるでしょう。
②問題文の違和感
問題文に所々、違和感を覚えるように作ってあります。違和感の例は以下の通りです。
・鬼が質問を当てるときは「○○さんは××という質問をしましたか?」とさん付けになっているのに、鬼を当てるときは「鬼は○○」と呼び捨てになっている。
・「正解をつける条件」の説明において、主語が省略されている箇所がある。②では「鬼が」と主語がついているが、①②では「誰に適用されるのか」が書かれていない。よって参加者全員に適用されるルールと考えられるが、①はともかく③が鬼にも適用されるのは、「鬼が1人だけであるなら」違和感がある。
・「正解を取り消す条件」でも同様に、意図的に主語を省略している箇所がある。「鬼が1人だけであるなら」②が鬼に適用されるのは違和感がある。
③ルールの違和感
これについては「不自由な相談」の問題文と比較しないとわからない部分ではあります。「不自由な相談」へのリンクを張ったのはそのためでもありました。違和感の例は以下の通りです。
・鬼の人数が1人とは書かれていない。「不自由な相談」では鬼の人数は「1人」と明言されていたが、その記述が消えている。
・「不自由な相談」では「鬼をランダムに選ぶ」と書かれていたが「ランダムに」の記述が消えている。
・鬼と区別するために「不自由な相談」では「一般の参加者」という言葉を使っていたが、今回は使用されていない。
・不必要なルールが追加されている。鬼を当てる要素を追加するだけであれば「鬼の嘘禁止」というルールの追加は特に必要ないはずである。これを禁止したのは全員が鬼で相談欄が嘘だらけになると答えを当てることが著しく困難になるためである。
・役の希望を聞く旨が省略された。「不自由な相談」では、鬼、一般の参加者のどちらか希望を言えば考慮することがルールに書かれていたが、今回はなくなっている。これについては「鬼を当てるルールが追加されたため」とも考えられるが、出題者のみに見える形で希望を出せば希望を聞くことは可能なのにそれを行っていない。
さて、ここまでの要素は、どれも気づいたとしても「鬼が複数いる」という決定的な根拠にはなり得ないでしょう。
多少違和感を覚えたとしても、鬼が複数いるという発想に至れるかというと難しいと思います。
しかし、論理的に「鬼が複数いること」を見つけ出す方法が1つありました。
④質問の回数
鬼は「○○さんは××という質問をしましたか?」という質問を何度でも行うことができます。
一方、鬼でない参加者は最大でも1日7回までしか質問・回答を行うことができません。通常の質問・鬼の指摘・5回の回答です。
よって、表示されている質問回数から自分の質問した回数を除いて、1日に(参加人数ー1)×7回以上の質問が出た時点で「鬼が自分だけでないこと」が論理的に確定します。
ここまで確実ではなくとも、質問数の増え方が多いことにはみなさん気づかれたかと思います。特に序盤で、ほぼヒントが出ていない状態で回答を連発する不自然さを感じた方も多いでしょう。
鬼が複数いることに気づければ、鬼の正体まであと一歩です。
参加者全員が回答を使い切ったうえで、何度か質問内容を当てに言った場合、不自然なほど質問回数が増えることになります。
参加者10人で「回答5回」「他人の質問当てを5回行った」場合1日に100回の質問がされることになります。
実際には最大でも、本人を除けば63回しか質問はされないはずなのに、これは異常な数です。もちろん、もう一匹の鬼が大量に質問をしている可能性はありますが、もう1人いる程度では、このような現象はおきるとは考えにくいでしょう。
「鬼が大量にいる」ことに気が付けば、①②③の違和感等も合わせて、「実は全員が鬼なのでは・・・」という発想に至ることは不可能ではないでしょう。
ちなみに、これが出たのは偶然ですが「間違って、参加表明を質問欄に書き込んでしまった方は、それを編集して質問していただくようお願いします。」も「質問数に意味がある」というヒントになり得ます。
・・・などと考えていましたが「相談欄で回答した回数を聞く」という裏技が発見されました。
これによって、すぐに質問数が異常に多いことに気づいたことでしょう。
質問が想像以上に伸びたのも想定外でした。「よく見ていたら気づく」くらいの難易度を目指していたのですが鬼が複数いることは露骨にわかりやすくなってしまいました。
「頭脳プレーが光る」「21Good」
良質:9票トリック:2票納得感:10票
小学校でかけ算を習ったカメオは、これでサッカー選手になれるのではないかと思った。
いったいなぜだろうか?
いったいなぜだろうか?
19年10月14日 22:10
【ウミガメのスープ】 [えいみん]
【ウミガメのスープ】 [えいみん]

SP:アルバートさんです!ありがとうございました!
解説を見る
【☆彡】←流れ星
カメオ「サッカー選手になれますように{【かける3!】}【......間に合わなかった〜(´;Д;`)】」
かけ算という考え方を覚えたカメオは、かけ算を駆使して{流れ星に願い事を3回言う時間を短縮しようと考えた}。
しかし、カメオの光る頭脳プレーも、流れ星の輝きの前では無力であった。
カメオ「サッカー選手になれますように{【かける3!】}【......間に合わなかった〜(´;Д;`)】」
かけ算という考え方を覚えたカメオは、かけ算を駆使して{流れ星に願い事を3回言う時間を短縮しようと考えた}。
しかし、カメオの光る頭脳プレーも、流れ星の輝きの前では無力であった。
「【BS】あたたかなスープ」「21Good」
良質:15票物語:6票
ある日、男は女の自宅に食事に招かれた。
テーブルに置かれたウミガメのスープを前にした男は、少し考えた後、「温めてくれないか」と遠慮がちに女に告げた。
「どうして?」と女が問うと、男は「いろんなことを話せるようになったから」と答えた。
女はなぜ、「どうして?」と問うたのだろう?
テーブルに置かれたウミガメのスープを前にした男は、少し考えた後、「温めてくれないか」と遠慮がちに女に告げた。
「どうして?」と女が問うと、男は「いろんなことを話せるようになったから」と答えた。
女はなぜ、「どうして?」と問うたのだろう?
19年11月01日 22:00
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]

たくさんのらてらてメンにお祝いしていただけて超幸せでした。ありがとう。ラブ!
解説を見る
【解答】
男が猫舌であると思っていたから。
【解説】
初めてのデートは喫茶店だった。
二人は互いに緊張しており、会話はなかなか続かない。
「僕、猫舌なんだ」
そう男は告げた。そうなんですね、と女は微笑む。
テーブルに置かれたホットコーヒーを男はゆっくりと時間をかけて飲んだ。
二回目のデートはレストランだった。
前回よりは少しほぐれたものの、二人の間にはまだぎこちなさが残る。
男は注文したウミガメのスープを、これまた時間をかけてゆっくりと飲んだ。
そんな調子で幾度かデートを重ね、二人の距離はずいぶんと縮まったようだった。
ある日、女は男を自宅に招き手料理を振る舞うことにした。
男の好物であるウミガメのスープを作った女は、猫舌の彼に配慮し、軽く冷ましてあるスープを差し出した。
器に触れた男は一瞬動作を止めた。そして顔を上げると、やや遠慮がちに女にこう告げた。
「……このスープ、温めてくれないか?」
女は少し驚いた。
「どうして?あなた、猫舌でしょう?」
「本当のことを言うと、僕……猫舌なんかじゃないんだ」
申し訳なさと気恥ずかしさの入り交じる表情で男は言う。
「猫舌だって言ったのは、そう言い訳してゆっくり食べることで少しでも長く君と一緒にいたかったんだ」
うまく話せなくても、会話が続かなくても、ただ一緒にいたかったのだと。
男は伏し目がちに笑って、それからまっすぐに女の目を見た。
「でも、もう猫舌だなんて誤魔化して時間を稼がなくても、君とはいろんなことを話せるようになったから。せっかく作ってくれたこのスープも、熱々の一番おいしい状態で食べてみたい」
女は頬を染め、嬉しそうに頷いた。
●○●○●○●○
いつも遊んでくださる皆さん、ありがとうございます。藤井です。
ラテシンに登録したのが約9年前。以来、ウミガメを介してたくさんの方々と交流をさせていただきました。
私にとってのウミガメのスープは、大切なコミュニケーションツールのひとつです。
登場人物の心情が溶け込んでいる奥行きのあるスープが好きで、そういったスープ作りを目指しています。
記念すべき100問目のスープには『うまく話せないけど、それでも一緒にいたい』…そんな思いを溶かしました。
どうかこれからも気ままに遊んでいただけると嬉しいです!ラブ!
男が猫舌であると思っていたから。
【解説】
初めてのデートは喫茶店だった。
二人は互いに緊張しており、会話はなかなか続かない。
「僕、猫舌なんだ」
そう男は告げた。そうなんですね、と女は微笑む。
テーブルに置かれたホットコーヒーを男はゆっくりと時間をかけて飲んだ。
二回目のデートはレストランだった。
前回よりは少しほぐれたものの、二人の間にはまだぎこちなさが残る。
男は注文したウミガメのスープを、これまた時間をかけてゆっくりと飲んだ。
そんな調子で幾度かデートを重ね、二人の距離はずいぶんと縮まったようだった。
ある日、女は男を自宅に招き手料理を振る舞うことにした。
男の好物であるウミガメのスープを作った女は、猫舌の彼に配慮し、軽く冷ましてあるスープを差し出した。
器に触れた男は一瞬動作を止めた。そして顔を上げると、やや遠慮がちに女にこう告げた。
「……このスープ、温めてくれないか?」
女は少し驚いた。
「どうして?あなた、猫舌でしょう?」
「本当のことを言うと、僕……猫舌なんかじゃないんだ」
申し訳なさと気恥ずかしさの入り交じる表情で男は言う。
「猫舌だって言ったのは、そう言い訳してゆっくり食べることで少しでも長く君と一緒にいたかったんだ」
うまく話せなくても、会話が続かなくても、ただ一緒にいたかったのだと。
男は伏し目がちに笑って、それからまっすぐに女の目を見た。
「でも、もう猫舌だなんて誤魔化して時間を稼がなくても、君とはいろんなことを話せるようになったから。せっかく作ってくれたこのスープも、熱々の一番おいしい状態で食べてみたい」
女は頬を染め、嬉しそうに頷いた。
●○●○●○●○
いつも遊んでくださる皆さん、ありがとうございます。藤井です。
ラテシンに登録したのが約9年前。以来、ウミガメを介してたくさんの方々と交流をさせていただきました。
私にとってのウミガメのスープは、大切なコミュニケーションツールのひとつです。
登場人物の心情が溶け込んでいる奥行きのあるスープが好きで、そういったスープ作りを目指しています。
記念すべき100問目のスープには『うまく話せないけど、それでも一緒にいたい』…そんな思いを溶かしました。
どうかこれからも気ままに遊んでいただけると嬉しいです!ラブ!