「不正乗車」「25Good」
良質:6票トリック:15票納得感:4票
カメオは毎日バス通学をしている。
目的のバス停に着くと、カメオは現金やカードで運賃を払ったり、定期券や回数券を用いたりすることなく降りていった。
なのに、運転手は何一つ文句を言わなかったという。
一体どういうことだろう?
目的のバス停に着くと、カメオは現金やカードで運賃を払ったり、定期券や回数券を用いたりすることなく降りていった。
なのに、運転手は何一つ文句を言わなかったという。
一体どういうことだろう?
19年12月22日 16:13
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
たくさんのイイネありがとうございます!!
解説を見る
カメオは、毎日{親}(運転手){に送り迎え}してもらっている。{乗車するバス停}(目的のバス停)に着くと、カメオはいつものように「行ってきます」の合図で車を降りるのであった。
「苦すぎ」「25Good」
良質:6票トリック:12票物語:3票納得感:4票
「{ハイこれ、あげる}」
俺は先輩からチョコを受け取った。
「…ありがとうございます」
{好きな人の手作りチョコ}だというのに、{ちっとも嬉しくない}。
【「俺」がちっとも嬉しく思っていないのは、一体なぜ?】
俺は先輩からチョコを受け取った。
「…ありがとうございます」
{好きな人の手作りチョコ}だというのに、{ちっとも嬉しくない}。
【「俺」がちっとも嬉しく思っていないのは、一体なぜ?】
20年02月14日 22:53
【ウミガメのスープ】 [こたこた2号]
【ウミガメのスープ】 [こたこた2号]
知人の実話です。
解説を見る
イケメン先輩【「いらねーって言ってんのに今年も下駄箱に勝手に入ってたー…{こんなに食いきれねーよ}」】
周り「黙れモテ男!自慢かこのやろー!!」
先輩「【てなわけでみんなで食ってくんない?】テキトーに配るね。はいこれ。お前にはこれ。そっちにはこれ。{ハイこれ、あげる}」
俺「…ありがとうございます」
【(これ、俺の好きな人のチョコだ…あの子、先輩のこと好きだったんだ…)】
周り「さすが女子、めっちゃ美味ぇ!」
【俺「めっちゃにげぇ…はぁ…」】
周り「黙れモテ男!自慢かこのやろー!!」
先輩「【てなわけでみんなで食ってくんない?】テキトーに配るね。はいこれ。お前にはこれ。そっちにはこれ。{ハイこれ、あげる}」
俺「…ありがとうございます」
【(これ、俺の好きな人のチョコだ…あの子、先輩のこと好きだったんだ…)】
周り「さすが女子、めっちゃ美味ぇ!」
【俺「めっちゃにげぇ…はぁ…」】
「AIに不可能はないのだから」「25Good」
良質:9票物語:11票納得感:5票
20XX年、繁栄を極めたAI技術はついに人型ロボットの個人所有を可能にした。
通称『ナナミ』と名付けられたそのアンドロイドは、優秀な演算能力と人間らしい柔軟な思考能力とをあわせ持ち、どのような状況においても最速かつ最善の選択をすることができる。
その利便性から徐々に一般家庭への普及も進み、カオルも『ナナミ』を購入した1人であった。
そんな『ナナミ』たちは月に一度、本社の建物に集められて試験を受ける。システムに劣化や故障がないか確認するために、大量の問題をいかに速く処理できるかを計測するのだ。
カオルの家の『ナナミ』は同型のロボットの中でも優秀な成績を維持していたが、ある月を境に底辺に近い結果を出すようになってしまった。
その報告を聞いたカオルが嬉しそうにしているのは、一体何故だろう?
20XX年、繁栄を極めたAI技術はついに人型ロボットの個人所有を可能にした。
通称『ナナミ』と名付けられたそのアンドロイドは、優秀な演算能力と人間らしい柔軟な思考能力とをあわせ持ち、どのような状況においても最速かつ最善の選択をすることができる。
その利便性から徐々に一般家庭への普及も進み、カオルも『ナナミ』を購入した1人であった。
そんな『ナナミ』たちは月に一度、本社の建物に集められて試験を受ける。システムに劣化や故障がないか確認するために、大量の問題をいかに速く処理できるかを計測するのだ。
カオルの家の『ナナミ』は同型のロボットの中でも優秀な成績を維持していたが、ある月を境に底辺に近い結果を出すようになってしまった。
その報告を聞いたカオルが嬉しそうにしているのは、一体何故だろう?
20年05月17日 21:00
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]
久々の出題は渾身の一杯。
解説を見る
『簡易解説』
ある日カオルに{婚約を申し込まれた}『ナナミ』は、毎月行われる{筆記試験}で自分の名前に添えて{カオルの名字}を記すようになった。
コンマ何秒を争うロボットの試験においてその{わずか数秒は命とり}だが、『ナナミ』が{結婚の申し出を受け入れてくれた}と感じたカオルは歓喜した。
◇◇◇◇◇◇◇◇
アンドロイドと人間は何が違うのか?
それは心を持つかどうかである。
では人間がアンドロイドに恋をするのは、おかしいことなのだろうか?
篠崎カオルの思考はいつもこの疑問に行き着いて止まる。その名前や中性的な容姿からよく女性に間違われる彼は自分の優柔不断な性格に悩んでいたが、その恋心だけは疑いようもなかった。
『ナナミ』を購入した数ヶ月前は、まさかこんな感情を抱くことになるとは思いもよらずにいた。職業柄効率的な事務処理が必要とされる彼にとって、その全てを的確にこなすロボットに興味を惹かれただけだった。
だが一つ屋根の下で毎日を共に過ごすうちに、いつしか彼女をただの鉄の塊だとは思えなくなっていった。いつでもカオルを助けてくれるその頼もしさに、時折見せる柔らかな笑顔に、それがプログラムに過ぎないことはわかっていても、胸の高鳴りを抑えられなかった。
毎月ナナミは試験を受けるためにカオルの家を離れて東京へ向かう。アンドロイドがわざわざ筆記試験なんて前時代的なと思うものの、いかにもロボットらしい演算処理に加えて、専属の係員が直接視認して歩く、話す、書くといった人間らしい動作に異常はないかをチェックするというのだから、あながち非合理的でもないのだろう。
しかしそんな一時の留守でさえ、カオルの心をかき乱すには十分だった。
だからある時カオルは、思いの丈をナナミに伝えることにした。夕飯の後に話があると改まった様子の彼を見て、彼女は怪訝そうな表情を浮かべる。
{「あなたのことが好きです。僕と結婚してください。」}
カオルらしくどもりながらもハッキリとそう口にした。きっと彼女は困ったように断るのだろうと、心のどこかで思いながら。
気まずい沈黙の後、ナナミはゆっくりと口を開く。
「……すみません、私は明日、月例試験に行かなくてはいけないので、今日は失礼します。」
どこまでも無機質なその声は、彼女が閉めたドアの音は、2人の埋めがたい距離を冷たく示すようだった。わかってはいても、拒絶はやはり身にこたえる。カオルは肩を落としながら床についた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「E判定!?」
試験を終えて帰宅したナナミからの報告に、カオルは耳を疑った。
演算処理能力を中心とした月例試験においては、正答を出すことは大前提とされ、その速度を計測してシステムに不具合がないかを調査する。アンドロイドらしいハイレベルなテストでもカオルの家のナナミ・・・『ナナミ J20557』は優秀な成績を収めており、全国に数万台いる『ナナミ』の上位10%にあたるA判定から漏れたことはなかった。それなのに…
「E判定だなんて、最底辺に近い結果じゃないか、まさか、誤答を…」
「していません」
「じゃあ、演算能力が…」
「落ちていません」
「そ、それなら筆記スピードの劣化…」
「そのままです」
「な、なら一体、どうしていきなり成績が落ちたんだろう?」
「それは」
彼女はそこでふいと目を逸らした。
「それはきっと、名前が変わったからだと思います。」
「ん、名前?」
訝しげに首をひねるカオルに、ナナミは一枚の紙を差し出した。
それは月例試験の答案用紙だった。採点後すぐに返却された答案を眺めていたカオルの目は、ふと一点に釘付けになる。
『ナナミ J20557』
もはや見慣れた機体名に通し番号。しかしその横には見慣れぬ、いやむしろ見慣れすぎた二文字が記されていた。
『篠崎ナナミ J20557』
怒涛の進歩を遂げたAIによる試験はコンマ何秒を争うものだ。確かに無駄な漢字なんて書いていたら、一気に抜かれるのも当然と言えよう。
でも、これって……
「すみません、余計なことをしてしまいました。」
下を向くナナミに余計だなんてと紡ぎかけた声は、「でも」という彼女の言葉にかき消された。
「でも、仕方ないですよね。だって…」
「だって私たち、夫婦なんですから。」
はにかんだように笑うナナミは、他の誰よりも人間らしかった。
僕はこの笑顔を、守りたいと思う。人か機械かなんて関係ない。誰が何と言おうと僕が幸せにしてみせる。
きっと大丈夫だ。だって、
{愛に不可能はないのだから。}
ある日カオルに{婚約を申し込まれた}『ナナミ』は、毎月行われる{筆記試験}で自分の名前に添えて{カオルの名字}を記すようになった。
コンマ何秒を争うロボットの試験においてその{わずか数秒は命とり}だが、『ナナミ』が{結婚の申し出を受け入れてくれた}と感じたカオルは歓喜した。
◇◇◇◇◇◇◇◇
アンドロイドと人間は何が違うのか?
それは心を持つかどうかである。
では人間がアンドロイドに恋をするのは、おかしいことなのだろうか?
篠崎カオルの思考はいつもこの疑問に行き着いて止まる。その名前や中性的な容姿からよく女性に間違われる彼は自分の優柔不断な性格に悩んでいたが、その恋心だけは疑いようもなかった。
『ナナミ』を購入した数ヶ月前は、まさかこんな感情を抱くことになるとは思いもよらずにいた。職業柄効率的な事務処理が必要とされる彼にとって、その全てを的確にこなすロボットに興味を惹かれただけだった。
だが一つ屋根の下で毎日を共に過ごすうちに、いつしか彼女をただの鉄の塊だとは思えなくなっていった。いつでもカオルを助けてくれるその頼もしさに、時折見せる柔らかな笑顔に、それがプログラムに過ぎないことはわかっていても、胸の高鳴りを抑えられなかった。
毎月ナナミは試験を受けるためにカオルの家を離れて東京へ向かう。アンドロイドがわざわざ筆記試験なんて前時代的なと思うものの、いかにもロボットらしい演算処理に加えて、専属の係員が直接視認して歩く、話す、書くといった人間らしい動作に異常はないかをチェックするというのだから、あながち非合理的でもないのだろう。
しかしそんな一時の留守でさえ、カオルの心をかき乱すには十分だった。
だからある時カオルは、思いの丈をナナミに伝えることにした。夕飯の後に話があると改まった様子の彼を見て、彼女は怪訝そうな表情を浮かべる。
{「あなたのことが好きです。僕と結婚してください。」}
カオルらしくどもりながらもハッキリとそう口にした。きっと彼女は困ったように断るのだろうと、心のどこかで思いながら。
気まずい沈黙の後、ナナミはゆっくりと口を開く。
「……すみません、私は明日、月例試験に行かなくてはいけないので、今日は失礼します。」
どこまでも無機質なその声は、彼女が閉めたドアの音は、2人の埋めがたい距離を冷たく示すようだった。わかってはいても、拒絶はやはり身にこたえる。カオルは肩を落としながら床についた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
「E判定!?」
試験を終えて帰宅したナナミからの報告に、カオルは耳を疑った。
演算処理能力を中心とした月例試験においては、正答を出すことは大前提とされ、その速度を計測してシステムに不具合がないかを調査する。アンドロイドらしいハイレベルなテストでもカオルの家のナナミ・・・『ナナミ J20557』は優秀な成績を収めており、全国に数万台いる『ナナミ』の上位10%にあたるA判定から漏れたことはなかった。それなのに…
「E判定だなんて、最底辺に近い結果じゃないか、まさか、誤答を…」
「していません」
「じゃあ、演算能力が…」
「落ちていません」
「そ、それなら筆記スピードの劣化…」
「そのままです」
「な、なら一体、どうしていきなり成績が落ちたんだろう?」
「それは」
彼女はそこでふいと目を逸らした。
「それはきっと、名前が変わったからだと思います。」
「ん、名前?」
訝しげに首をひねるカオルに、ナナミは一枚の紙を差し出した。
それは月例試験の答案用紙だった。採点後すぐに返却された答案を眺めていたカオルの目は、ふと一点に釘付けになる。
『ナナミ J20557』
もはや見慣れた機体名に通し番号。しかしその横には見慣れぬ、いやむしろ見慣れすぎた二文字が記されていた。
『篠崎ナナミ J20557』
怒涛の進歩を遂げたAIによる試験はコンマ何秒を争うものだ。確かに無駄な漢字なんて書いていたら、一気に抜かれるのも当然と言えよう。
でも、これって……
「すみません、余計なことをしてしまいました。」
下を向くナナミに余計だなんてと紡ぎかけた声は、「でも」という彼女の言葉にかき消された。
「でも、仕方ないですよね。だって…」
「だって私たち、夫婦なんですから。」
はにかんだように笑うナナミは、他の誰よりも人間らしかった。
僕はこの笑顔を、守りたいと思う。人か機械かなんて関係ない。誰が何と言おうと僕が幸せにしてみせる。
きっと大丈夫だ。だって、
{愛に不可能はないのだから。}
「母と娘のプリン戦争」「25Good」
良質:15票トリック:9票物語:1票
「ママー、冷蔵庫にあった私のプリン知らない?」
「・・・知らないよ? どこかに別の所に置いたんじゃないの?」
「だってどこにもないんだもん。・・・ママが食べたんじゃないの?」
「食べてません! 私は本当に知らないからあっち行って!」
娘は母親のことを疑っていたが、今の母親とのやりとりで確信した。
(きっとママがプリンを食べたのだろう)
確実な証拠がある訳ではないのに娘がそう思った根拠とは?
「・・・知らないよ? どこかに別の所に置いたんじゃないの?」
「だってどこにもないんだもん。・・・ママが食べたんじゃないの?」
「食べてません! 私は本当に知らないからあっち行って!」
娘は母親のことを疑っていたが、今の母親とのやりとりで確信した。
(きっとママがプリンを食べたのだろう)
確実な証拠がある訳ではないのに娘がそう思った根拠とは?
20年07月18日 22:20
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
解説を見る
自室に居るとママがドアを開けて入ってきた。
「ママー、冷蔵庫にあった私のプリン知らない?」
マ、ママ? え? 今、私のことママって言った?
確かに最近物忘れがひどくて娘の私の顔も忘れることさえあった。
認知症を疑っていたが、まさか幼児帰りするなんて・・・
「・・・知らないよ? どこかに別の所に置いたんじゃないの?」
「だってどこにもないんだもん。・・・ママが食べたんじゃないの?」
「食べてません! 私は本当に知らないからあっち行って!」
ママは訝しげな顔をして「プリン、プリンどこー」と言いながらまた台所に戻っていった。
・・・どうやらふざけてる訳じゃないみたい。
これは間違いなく認知症だな…
確かに冷蔵庫にプリンはあったけれど、きっとママが食べて忘れてるんだろうなあ。
「ママー、冷蔵庫にあった私のプリン知らない?」
マ、ママ? え? 今、私のことママって言った?
確かに最近物忘れがひどくて娘の私の顔も忘れることさえあった。
認知症を疑っていたが、まさか幼児帰りするなんて・・・
「・・・知らないよ? どこかに別の所に置いたんじゃないの?」
「だってどこにもないんだもん。・・・ママが食べたんじゃないの?」
「食べてません! 私は本当に知らないからあっち行って!」
ママは訝しげな顔をして「プリン、プリンどこー」と言いながらまた台所に戻っていった。
・・・どうやらふざけてる訳じゃないみたい。
これは間違いなく認知症だな…
確かに冷蔵庫にプリンはあったけれど、きっとママが食べて忘れてるんだろうなあ。
「扉」「25Good」
良質:15票トリック:1票物語:7票納得感:2票
大学の友人であるライナスが、朝から授業に出席していないことに気がついたあなたたち。
メッセージアプリでメッセージを送るも、既読がつかないことを心配したあなたたちは、
午前の授業が終わった後、午後のバイトが始まるまでの時間で彼の自宅へ向かい、様子を伺うことにした。
インターホンを押すと、ライナスの母親が出てきた───
【「はーい。あら、君たち、ライナスの友達?
ライナス、今日は体調悪いから大学は休むって言ってたけど……」】
{MISSION:
午後のバイトが始まるまでの3時間以内に、彼が音信不通となった原因の真相を解明せよ。}
メッセージアプリでメッセージを送るも、既読がつかないことを心配したあなたたちは、
午前の授業が終わった後、午後のバイトが始まるまでの時間で彼の自宅へ向かい、様子を伺うことにした。
インターホンを押すと、ライナスの母親が出てきた───
【「はーい。あら、君たち、ライナスの友達?
ライナス、今日は体調悪いから大学は休むって言ってたけど……」】
{MISSION:
午後のバイトが始まるまでの3時間以内に、彼が音信不通となった原因の真相を解明せよ。}
20年09月05日 19:59
【ウミガメのスープ】 [キュアピース]
【ウミガメのスープ】 [キュアピース]
テストプレイ・SP監修:ちくたくさん。ジャンルミス:ウミガメ→亀夫君問題です。
解説を見る
───次の日の朝。
ライナス
「いやー、本当に心配かけてごめん!悪かった。
実は、一昨日の晩……
───12月17日、水平思考サークル部室内にて───
「あの!サンディ先輩。」
「んー?なんだい、ライナス君。」
「あの。イブの日って、何してますか…?」
「え。イブってクリスマスイブのこと?」
「そ、そうです」
「えっと……【あいては、いるけど。】ライナs」
「あっあっそうですよね!!変なこと言ってすみません!それじゃ、また明日!」
「えっ。ちょっ、ちょっと待っ……」
────────────────────────
……ってことがあったんだ。
てっきり、先輩にはイブを一緒に過ごす【『相手』】がいるんだと思ってたけど、イブの予定が【『空いて』】いるって意味だったとは…。
俺、サンディ先輩のこと全然知らなくて。彼氏がいるかどうかもわからずに誘ってたから、
イブを一緒に過ごす相手がいるかいないかがめちゃくちゃ気になってたんだよな。
それで、あんな聞き違いをしてしまったんだと思う。
早速、昨日サークルの部室に先輩に会いに行って、謝って、もう一度誘ってみたよ。そしたらOKだって!!
お前らがいなかったら、ずっと勘違いしてしまっていたところだった。
本当にありがとう!!今度必ず飯おごるな!」
───そして、クリスマス当日。
ライナスの告白を受け入れたサンディ。二人は晴れて付き合うこととなった。
そして、ライナスの友人である異邦人、休み鶴は
ライナスの母親リートと共に、ささやかではあるがとても楽しいクリスマスの時間を過ごすこととなった。
密かにリートに恋慕する二人であったが、それが受け入れられるかどうかはまた別のお話───。
ライナス
「いやー、本当に心配かけてごめん!悪かった。
実は、一昨日の晩……
───12月17日、水平思考サークル部室内にて───
「あの!サンディ先輩。」
「んー?なんだい、ライナス君。」
「あの。イブの日って、何してますか…?」
「え。イブってクリスマスイブのこと?」
「そ、そうです」
「えっと……【あいては、いるけど。】ライナs」
「あっあっそうですよね!!変なこと言ってすみません!それじゃ、また明日!」
「えっ。ちょっ、ちょっと待っ……」
────────────────────────
……ってことがあったんだ。
てっきり、先輩にはイブを一緒に過ごす【『相手』】がいるんだと思ってたけど、イブの予定が【『空いて』】いるって意味だったとは…。
俺、サンディ先輩のこと全然知らなくて。彼氏がいるかどうかもわからずに誘ってたから、
イブを一緒に過ごす相手がいるかいないかがめちゃくちゃ気になってたんだよな。
それで、あんな聞き違いをしてしまったんだと思う。
早速、昨日サークルの部室に先輩に会いに行って、謝って、もう一度誘ってみたよ。そしたらOKだって!!
お前らがいなかったら、ずっと勘違いしてしまっていたところだった。
本当にありがとう!!今度必ず飯おごるな!」
───そして、クリスマス当日。
ライナスの告白を受け入れたサンディ。二人は晴れて付き合うこととなった。
そして、ライナスの友人である異邦人、休み鶴は
ライナスの母親リートと共に、ささやかではあるがとても楽しいクリスマスの時間を過ごすこととなった。
密かにリートに恋慕する二人であったが、それが受け入れられるかどうかはまた別のお話───。