みんなのGood

良質:9票トリック:5票物語:7票納得感:4票
「ママ、カレーの味変えた?」
「…うん。タロちゃんもそろそろ変えないとね?」
「え、僕が?何を?」

太郎は何を変えるべきだろうか?
カレーの味が変わった理由とあわせて答えよ。

※質問制限なし!
※SPマクガフィンさん 多大なる感謝を💋
23年05月26日 21:58
【20の扉】 [ダニー]



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妻はいつから私の呼び方を「パパ」ではなく結婚当時の「タロちゃん」に戻していたのだろう。

5歳の息子が交通事故で亡くなってから半年。

私はいまだにお風呂をぬるめで沸かしているし、玄関で靴を脱ぐ時は息子のスペース分を空けて隅っこに靴を置いている。
息子の好きだったアニメを惰性で見続けているし、電気屋で用もないのにおもちゃコーナーに立ち寄ってしまう。

妻は今日カレーを甘口から中辛に変えた。

私は妻より先に息子の死から立ち直っていたと思っていたのだけど、実際は違ったんだな。

「…そっか。ごめん、もう一回やり直していい?」
「うん。どうぞ」
「ハナちゃん、カレーはやっぱり辛い方が美味しいね」
「うん。そうだね」

そして私たちは少しだけ笑って、少しだけ泣いた。

君を忘れるわけではないんだよ。

A.妻の呼び方
良質:12票トリック:4票物語:6票納得感:3票
田中は元腕利きのエージェント。
第三次世界大戦の勃発は彼の暗躍がきっかけとまことしやかに語られている。
今は現役を引退して、畑を耕し自給自足の暮らしをしているのだが、そんな田中の元にとある依頼が舞い込んできた。

「この男を仕留めてほしい」

田中は依頼を受け、高層ビルの立ち並ぶ大都会、ニューヨークへとやって来た。

田中はすぐさまターゲットの男を見つけたのだが、相手もかなりのやり手。
すぐに田中の存在に気づき、真夜中の街角で一対一の銃撃戦となった。

先に銃弾をヒットさせたのは田中。
相手は銃を落として、苦悶の表情を浮かべている。
追い討ちのチャンスであったが、いきなり右手の古傷が痛みだし、田中も銃口を相手に向けることができなくなった。

その隙に逃げ去るターゲット。

田中は自分の右手をぽんぽんと叩く。
鈍い痛みが走りうまく動かないのだが、田中は「うん、これなら大丈夫だ」と呟いた。

逃げ去ったターゲット。
動かない右手。
一体何が大丈夫なのだろうか?

※同じタイミングでCindyでも出題していますが、こちらの問題に参加する場合はCindyの方には参加しないでください。激しくネタバレします。
24年02月01日 23:00
【ウミガメのスープ】 [ダニー]



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「紹介しよう。彼は離小島博士。このマシンの開発者だよ」
「そう【タイムマシン】さ」
「君に与える任務は過去に戻り標的を仕留めること。その標的はとあるエージェントの卵。そう若かりし君自身だ」
「これは君に与えられた任務であると同時に君自身の贖罪のチャンスでもある」
「キーパーソンである君自身を無力化し第三次世界大戦を無かったことにするのだ」

時は2044年。
第三次世界大戦の勃発が世界に与えたダメージは甚大であり、世界の大半が焼け野原と化した。
文明は消え去り、人類は原始時代からのスタートを余儀なくされた。

しかしそのような状況の中、とあるニューヨークの地下シェルターでは秘密裏にタイムトラベルの研究が進められていたのだった。

任務を承諾し、タイムマシンに身を委ね、20年前の過去に戻った田中。

そこは今の景色とは全く違う大都会のニューヨークであった。

田中はすぐさまターゲットの若かりし自分自身を見つけたのだが、その殺気に勘付かれ真夜中の街角で一対一の銃撃戦となった。

しかし田中は若かりし自分のことを知り尽くしている。
身体的には相手が上手かもしれないが、相手の考えは手に取るようにわかる。

田中は銃撃を彼の右腕に的確に打ち込んだ。

その瞬間、田中の右腕にも鈍い痛みが走った。
撃たれた瞬間の痛みではない。過去の傷が疼くような痛み。

そう若かりし頃の自分が受けた銃弾による傷は、{過去の改竄により20年後の自分にも後遺症として表出した。}
簡単に癒えるような傷ではなかったらしく、神経がうまく機能していないのか右手が思うように動かない。
この傷の後遺症が20年後の自分にも残っているということは若かりし自分は今後エージェントとして役に立つことはない。

これで任務を果たしたことになるであろう。

田中は「うん、これなら大丈夫だ」と呟いた。
ベンタブラック「25Good」
良質:18票トリック:5票納得感:2票
殺人事件の捜査が行われる度に、人を殺した疑いがどんどん強まっていくカメオ。

現在、最大で四人を殺している疑いがあるのだが、カメオがその内の誰も殺していない可能性はどのくらいだろうか?
24年03月18日 23:08
【20の扉】 [ぺてー]



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【A.】 約20%


ラテラテ国では殺人を犯すとほとんどのケースで死刑となるため、殺人事件の捜査が行われる度にどんどん死刑囚が増えていき、刑務所の空きを作るために死刑の執行が行われる。

死刑囚とはいえ人を殺すことは精神的負荷が大きいため、{本物の死刑執行ボタンに加えてダミーのボタンが二つあり}、三人の執行人が同時に押すことで、誰が死刑を執行したかが分からなくなるシステムとなっている。

このような配慮こそあるものの、すでに四人の死刑を執行した新人執行人のカメオは、{自分の手で死刑囚を殺してしまったのではないかという疑い}で胸が潰れそうになっている。

そんなカメオがまだ誰も殺していない可能性は【約20%】である。
良質:18票トリック:2票物語:3票納得感:1票
男が自宅で思い出の品の整理をしていると、写真がはらりと舞い落ちた。

拾いあげて見ると、子供たちが通っていた高校の卒業式の日に撮られたものだった。
校門前で2人が仲良さげにポーズを決めている。

(2人とも制服だから、お姉ちゃんの方の卒業式だな……)

懐かしそうな笑みを浮かべた男だったが、やがて声をあげて泣き出した。

どうしたのだろう?
22年06月26日 20:50
【ウミガメのスープ】 [はなうた]

よろしくお願いします!




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最愛の妻の死後、遺品整理で見覚えのない写真を見つけた男。

一目見て子供たちの写真だと思った。写っている少年少女は確かに息子と娘の顔だったから。
しかし程なくして、校門前におかれた看板に目が釘付けになった。

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  昭和六十年度 海亀高等学校 
  卒業証書授与式    
 -------------------------------

昭和……、子供たちはまだ生まれていない。
写真に写っているのは娘ではなく、同じ高校の卒業生である妻の少女時代だったのだ。親子なだけあって娘そっくりである。

{では、息子とあまりに瓜二つのこの男は……?}

妻が学生時代の恋人と不倫していたことを知り、彼はやりきれない思いで慟哭した。
8012 ※12468?「24Good」
良質:18票トリック:3票物語:1票納得感:2票
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①4483
③2726
⑥7485
⑧6322
⑨10912
⑩7622
⑫10250
⑬880
⑮13118
⑯5730
⑰7874
⑲17583
⑳15407
㉑11111

②16051
③8701
④8077
⑤16672
⑦638
⑧7215
⑪10056
⑬10839
⑭11557
⑱15476
22年12月21日 18:07
【新・形式】 [たけの子]

1920!!(14540)




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<解いてくださった皆様に。{9453}>