みんなのGood

良質:6票物語:7票納得感:9票
狙った獲物を苦しませて殺す快楽殺人鬼、ラテソン。
彼が捕まえた人間の爪を剥がしながら、「お前は…殺さない」と言ったのはなぜ?
23年05月30日 20:52
【ウミガメのスープ】 [ひゅー]



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お前は… ベリッ 殺さない。

ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。
ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。
ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。
ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。
ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。
ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。
ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。
ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。
ベリッ 殺す。
ベリッ 殺さない。






<ベリッ 殺す。>
良質:6票トリック:6票物語:3票納得感:6票
ある日ある時ある国での出来事。貴族カメオが、ワイン1000本を振る舞う盛大なパーティーを企画しました。

パーティー開催2日前の夜、ワインセラーで不審な動きをしていた召使いが捕らえられました。
召使いは液体が入っていたらしき容器を持っており、尋問の末、{1000本のワインの内1本にだけ、僅かでも飲むと死んでしまう猛毒を混入した}と自白しました。
容器に微かに残っていた液体を飲まされた召使いは、15時間後に死にました。

召使いが死んだ時刻から24時間後にはパーティーが開催されます。それまでに毒入りワインを特定しなくてはワイン1000本パーティーは開けず、カメオの面子が潰れてしまいます。
カメオは、奴隷が何人死んでも良いのでワイン1000本の毒味をするよう、腹心たちに命じました。
何人死んでも良いと言われても、奴隷はせいぜい2、30人。1人1本ずつ試させるワケにはいきません。腹心たちは頭を悩ませました。

腹心の一人であるウミオが、熟考した後、カメオにこう言いました。

「死んだ召使いを信じるならば、次の方法で調べることを提案いたします。 1000本のワインに2進数10桁の数字を順番に振るのです。そして各桁に奴隷を1人ずつ割り当て、自分の桁の数字が1のワイン全てを数滴ずつ飲ませまるのです」

「ど、どういうことだ?」

「たとえば513本目のワインは『1000000000』で10桁目だけが1なので、『10』の奴隷だけがそのワインを飲むことになります。もしも『10』の奴隷だけが死んだならば、513本目のワインこそが毒入りだと分かるのです。この方法なら10人の奴隷で毒入りワインを特定できます。 毒入りワインが1本であることが信用ならないと言うならば、死んでいない奴隷の飲んだワインだけをパーティーに出せば良いことです。500本は確保できましょう。なぁに、500本か1000本かなんて分かりやしませんよ」

「500本・・・グヌヌッ・・・仕方ない、それで調べろ!」

そうしてウミオの指示のもと、ラベルを貼りスポイトを差したワイン1000本がワインセラーにズラッと並べられました。
10人の奴隷は『1』から『10』の数字が割り当てられ、ワイングラスを持たされました。

カメオの息子であるカメタロウがワインのラベルを確認し、「1番、来い!」と言うと、『1』の奴隷のグラスに『0000000001』のワインをスポイトで数滴垂らしました。
「2番、来い!」と言うと、『2』の奴隷のグラスに『0000000010』のワインをスポイトで数滴垂らしました。
「1番、2番、来い!」と言うと、『1』の奴隷と『2』の奴隷のグラスに『0000000011』のワインをスポイトで数滴垂らしました。

延々と続く集中力の要る作業に立ち会った者はみな疲労困憊になりましたが、ミス無く作業は完了しました。

1滴は約0.04ml。ワイン1本から2、3滴取り出しても1人辺り約500本分なので、せいぜい50mlです。
最後の晩餐がほんの少しの毒入りワインになるかもしれないと奴隷たちは涙を流し、そしてワインを一気に飲み干しました。

毒が効くまでの時間を余分に見積もりもしましたが、パーティー開催時刻までにテストは完了しました。



【{さて、毒入りワインは何本目のワインだったでしょうか?}】
23年08月30日 18:28
【20の扉】 [異邦人]

有名論理パズル闇扉です! 8月31日の23:30まで!




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10人の奴隷たちがワインを飲んでから10時間が経ち、15時間が経ち、20時間が経ちましたが、{奴隷は誰も死にません。}

誰かがポツリと呟きます。

「ワインに毒を入れたなんて嘘だったのでは?」

しばらくして結果確認にワインセラーにやってきた貴族カメオは、息子のカメタロウから、テストは滞りなく行われたこと、いつまで経っても奴隷が誰も死なないこと、毒入りワインは嘘だったのではないかということを聞きました。

「なーんだ、おどかしやがって」

そう言うとカメオは、一番手前にあったワインボトルを掴んでグビリと飲むとワインセラーを後にし、当初の予定通りワイン1000本を振る舞う盛大なパーティーを開きました。



そうしてパーティーの翌日。{カメオと、カメオとワインを共にしたカメタロウほか数名が死にました。}

ウミオはそっと、召使いの冥福を祈りました。






【正解:1本目のワイン{『0000000000』}】
良質:12票トリック:1票物語:1票納得感:7票
「新進のテーマパーク『らてらんど』のしゃべる公式マスコットゆるキャラ・ラッテーの体内では常に濃厚な抹茶クリームが作られている。」

ことになったのは一体なぜ?
23年10月24日 22:16
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]



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ラッテーのゆるキャラの声優は公式に発表されていないが、その特徴的な声質から、一部の人間からは尤もな予想が飛び交う可能性が懸念された。

「ラッテーの{中身}って〇〇なんじゃね?」
「{中身}、配信者の〇〇かも!?」
「ラッテーの{中身}、考察しがいがあるな」

テーマパーク側としては、そうした夢のない噂が散見されるのは好ましくない。ということでお披露目の際、こんなことを発表した。

【{「ラッテーの体の中身には、なんとらてらんど名物ウミガメソフトの抹茶クリームがあるんだって〜!!」}】

「{中身}が抹茶…!メルヘンすぎる!」
「抹茶クリーム、体の{中身}を支配してると胃もたれしそう」
「抹茶色とかじゃなくまじの抹茶なの?しかも{中身}??」


要約:マスコットの声優(いわゆる中の人)を予想する予測変換汚染の防止・SNS等の検索避けと、園内名物の宣伝を兼ねるために奇抜な設定を用意した。
空箱に愛「21Good」
良質:9票トリック:2票物語:3票納得感:7票
息子が自由帳にかいた奇妙な文章とイラスト。
そのイラストは猫や熊に見えないこともないが、明らかにXが多いので、きっとYのイラストなのだろう。

X、Yに入る文字をそれぞれ一字で当ててください。
23年10月27日 21:38
【20の扉】 [tsumugu]

 




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X= た
Y= 狸

Cindy :https://www.cindythink.com/puzzle/8872
理不尽な罵倒「21Good」
良質:15票トリック:4票納得感:2票
ある男女が、海の見える国道を車で走っている。
男はこの町の出身で、カーナビに頼る必要がないほどこの辺りの道には詳しかった。
車が海沿いの道に出ると、女は助手席の窓から見える海の景色に目を輝かせ、子供の様にはしゃいだ。
男も一瞬気を取られたが、ふっと目の前を子供が横切るのに気づく。
男は咄嗟に急ブレーキを踏んだ。
道路とタイヤの摩擦で甲高い音が響く。
その衝撃で隣の女の体が大きく揺れ、女は小さく悲鳴を上げた。
車が停止した後、女は急ブレーキにについて男に文句を言わなかったが、
男は女に謝るどころか大声で怒鳴りつけた。
何故でしょう?
18年08月11日 23:03
【ウミガメのスープ】 [紺亭 唐靴蛙]

夏の思い出 手をつないで 歩いた海岸線




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「運転中によそ見したら危ないでしょう!!!」

この車は教習車。仮免許の路上教習中で、男は教官、女が仮免中の運転手。
男はカーナビに頼ることなくスイスイと道順を指示する。
海沿いの道で、左手に見える海の景色に女が完全に気を取られ、教官もその様子に一瞬気を逸らしてしまった。
子供の横断に直前で気づいた教官は、助手席のブレーキペダルで車を急停止させた。
幸い事故は起こらなかったものの、運転中によそ見をしていたドライバーに教官が安全を諭すのは当然である。
無論、急ブレーキになってしまったことに関しては教官にも落ち度はあるであろうが。