「金曜日の扉」「21Good」
良質:15票トリック:3票納得感:3票
女は、13日が金曜日であることを、ひそかに喜んでいた。
彼女が失うことを恐れていたものは、何?
答えは漢字一文字。理由もあわせて答えよ。
彼女が失うことを恐れていたものは、何?
答えは漢字一文字。理由もあわせて答えよ。
19年12月13日 22:00
【20の扉】 [とかげ]
【20の扉】 [とかげ]

ジェイソンの扉
解説を見る
<金>
13日が金曜日ということは、翌日の14日は土曜日で休日。
2月14日のバレンタインデーが休日のため、職場で配る義理チョコを用意しなくて済む理由ができて喜んでいた女は、義理チョコをたくさん買って{金欠}になることを恐れていた。
つまり、失うことを恐れていたものは、{金}である。{金}曜日なだけに。
※以下、爬虫類による蛇足的な豆知識です。
現在使われている暦はグレゴリオ暦というもので、400年のうち閏年が97回あります。
366×97+365×(400-97)=146097
400年で146097日。
これを7で割ると、
146097÷7=20871
つまり割りきれるので、7種類ある曜日は400年ですべて同じ数だけあって偏りはないわけです。
そんな中、13日が何曜日になるかを調べてみると、実は金曜日になる回数が一番多くなります。
また、13日が金曜日になるのは1年で最低1回、最高3回です。
実はわりといっぱいある「13日の金曜日」なわけです。
13日が金曜日ということは、翌日の14日は土曜日で休日。
2月14日のバレンタインデーが休日のため、職場で配る義理チョコを用意しなくて済む理由ができて喜んでいた女は、義理チョコをたくさん買って{金欠}になることを恐れていた。
つまり、失うことを恐れていたものは、{金}である。{金}曜日なだけに。
※以下、爬虫類による蛇足的な豆知識です。
現在使われている暦はグレゴリオ暦というもので、400年のうち閏年が97回あります。
366×97+365×(400-97)=146097
400年で146097日。
これを7で割ると、
146097÷7=20871
つまり割りきれるので、7種類ある曜日は400年ですべて同じ数だけあって偏りはないわけです。
そんな中、13日が何曜日になるかを調べてみると、実は金曜日になる回数が一番多くなります。
また、13日が金曜日になるのは1年で最低1回、最高3回です。
実はわりといっぱいある「13日の金曜日」なわけです。
「風紀の乱れは心の乱れ」「21Good」
良質:3票トリック:4票物語:14票
風紀委員長の西園は、校則違反を絶対に許さないことで有名だ。
時に先生を注意することもあるくらい、風紀の乱れには厳しい。
そんな西園がその日、日頃から素行不良な武田に校則を破るよう促したのは、
武田が実は驚くほど成績がいいと知ってしまったからだという。
一体どういうこと?
『簡易解説』
制服のボタンはきちんと留めることが定められている高校で、風紀委員長を務める西園とそのクラスメートの武田。
武田に恋する西園は、武田が実は成績優秀で遠くの大学に進学することを知り、もう逢えなくなるならばと第二ボタンをくれるよう頼んだ。
「高橋さん、スカートの丈が短すぎるわ!」
「太田くん、今はスマホを見ていい時間じゃないでしょう?」
「田中くん、他人のリコーダーを舐めるのは人倫にもとるわ。」
風紀委員長の西園は、校則に詳しく、時間に厳しい、眼鏡をかけた典型的な委員長。
平均から見れば真面目なこの学校でも、彼女の怒声は日常茶飯事だった。
中でも彼は西園と事あるごとに衝突する、素行不良の生徒だった。
「こら、武田くん!
学ランのボタンは上から下まで全部留めなさいっていつも言ってるでしょ!」
「うわ、また委員長来たよ…
ちょっとくらいいーじゃん、ボタンくらいバレねーって」
「ダメよ、服装にルーズでいたら社会に出てから大変なんだからね!」
「はいはい、わかりましたよーっと。
それにしても委員長、細かいとこまでよく見てるよなぁ」
「え!? それは……そう、風紀委員長だからよ!みんなのことをしっかり見て、学校の風紀を良くしないといけないの!
べ、別に武田くんのことだけ見てるわけじゃないんだからねっ!!」
「誰もそんなこと言ってないじゃん…
まあいいや、明日からテストらしいね、頑張って〜」
「あ、ちょっと待ちなさいよ!
武田くんもちゃんと勉強して、サボらずに来るのよ!」
(まったく、本当に困った人……)
------------------------------------
「いいんちょ〜、来週バレンタインだね!
委員長は誰かにチョコあげるの?」
「ああ、高橋さん。特にあげる予定はないわ。見ての通り、仲の良い男子もいないもの。
高橋さんはあげる相手はいるのかしら?」
「私?私は武田にあげようかなーって。
あんなだけど、根はいいやつだしね。」
「そ、そうなの。それは……校則違反じゃないわね。」
(バレンタイン、か…好きな相手に、ねぇ…
た、武田くん!?
どうして武田くんのことを思い起こしちゃったのかしら…
そ、そうよ、高橋さんが変なこと言うからだわ。きっとそう。
……高橋さん、渡すのは本命チョコなのかしら…そのまま告白するのかしら…
気になるけど、そんなの、聞けない……)
------------------------------------
『卒業生、退場。
皆様、拍手でお送りください。』
「いや〜今日でこの高校も卒業だなんて、ホントにあっという間だったね!」
「そうね、高橋さん。怒ってばかりだった気がするけれど、終わってしまうとなると寂しいものね。」
「みんなバラバラになっちゃうもんね〜
太田は理工学系に進むっていうし、田中は警察のご厄介になりそうだし。」
「そうなのね、同窓会でも開けばまたみんなで集まれるかしら。」
(そういえば武田くんの進路、全然知らないわね…勉強している様子もなかったし、近くにでも就職するのかしら…)
「あ、委員長、武田の進路聞いた?」
「ふぇっ!?
あぁ、た、武田くんね、何も聞いてないわ。」
「アメリカの大学行って、そのまま向こうに住んじゃうらしいよ〜
あいつめちゃめちゃ頭いいもんね!」
(え?)
「素行不良で優秀ってズルいよね〜
にしても外国行っちゃったら、そう簡単には帰ってこられないよね、同窓会とか来なそう。」
(もう、会うことはない…?
このまま、ずっと…?)
「委員長、どうかした?顔色悪いよ?」
「あ、ううん、なんでもないの。
寂しくなるわ、またね。」
(……どうしてこんなに苦しくなるんだろう…
ただのクラスメートなのに…
もしかして私、武田くんのこと…)
「うわっ!」
「あ、ごめんなさい!考え事をしていたの…って、武田くん!?」
「なんだ、委員長か。委員長でもよそ見してることあるんだね〜」
(今日でもう、逢えない…
それならいっそ…)
「武田くん!」
「な、なんだよ?式の間は静かにしてたでしょ?」
「そ、そのことじゃないの。
あの、その、よければ、ボタンを…」
{「第二ボタンを、私にください」}
------------------------------------
「へぇ〜そんな出来事があったんですね、なんだか少女漫画みたいじゃないですか〜」
「そんなこと言わないでよ、恥ずかしいじゃないの…」
「だって、普段ボタンはしっかり留めろって言ってた委員長が、ボタンをください、だなんて…
部長の普段の雰囲気からは全然想像できないです。」
「コンタクトに変えれば少しは怖くなくなるかと思ったの。でもあまり効果はなかったみたいね。」
「まあ、そうですね、特に最初のうちは。
ほら、こっちに向かってきてる新入社員もビクビクしてますよ。」
コンコン
「し、失礼します!
今お時間よろしいでしょうか、
武田部長?」
風紀委員長の西園は、校則違反を絶対に許さないことで有名だ。
時に先生を注意することもあるくらい、風紀の乱れには厳しい。
そんな西園がその日、日頃から素行不良な武田に校則を破るよう促したのは、
武田が実は驚くほど成績がいいと知ってしまったからだという。
一体どういうこと?
20年02月09日 20:13
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

ラテシン記念日1日前のスープ
解説を見る
『簡易解説』
制服のボタンはきちんと留めることが定められている高校で、風紀委員長を務める西園とそのクラスメートの武田。
武田に恋する西園は、武田が実は成績優秀で遠くの大学に進学することを知り、もう逢えなくなるならばと第二ボタンをくれるよう頼んだ。
「高橋さん、スカートの丈が短すぎるわ!」
「太田くん、今はスマホを見ていい時間じゃないでしょう?」
「田中くん、他人のリコーダーを舐めるのは人倫にもとるわ。」
風紀委員長の西園は、校則に詳しく、時間に厳しい、眼鏡をかけた典型的な委員長。
平均から見れば真面目なこの学校でも、彼女の怒声は日常茶飯事だった。
中でも彼は西園と事あるごとに衝突する、素行不良の生徒だった。
「こら、武田くん!
学ランのボタンは上から下まで全部留めなさいっていつも言ってるでしょ!」
「うわ、また委員長来たよ…
ちょっとくらいいーじゃん、ボタンくらいバレねーって」
「ダメよ、服装にルーズでいたら社会に出てから大変なんだからね!」
「はいはい、わかりましたよーっと。
それにしても委員長、細かいとこまでよく見てるよなぁ」
「え!? それは……そう、風紀委員長だからよ!みんなのことをしっかり見て、学校の風紀を良くしないといけないの!
べ、別に武田くんのことだけ見てるわけじゃないんだからねっ!!」
「誰もそんなこと言ってないじゃん…
まあいいや、明日からテストらしいね、頑張って〜」
「あ、ちょっと待ちなさいよ!
武田くんもちゃんと勉強して、サボらずに来るのよ!」
(まったく、本当に困った人……)
------------------------------------
「いいんちょ〜、来週バレンタインだね!
委員長は誰かにチョコあげるの?」
「ああ、高橋さん。特にあげる予定はないわ。見ての通り、仲の良い男子もいないもの。
高橋さんはあげる相手はいるのかしら?」
「私?私は武田にあげようかなーって。
あんなだけど、根はいいやつだしね。」
「そ、そうなの。それは……校則違反じゃないわね。」
(バレンタイン、か…好きな相手に、ねぇ…
た、武田くん!?
どうして武田くんのことを思い起こしちゃったのかしら…
そ、そうよ、高橋さんが変なこと言うからだわ。きっとそう。
……高橋さん、渡すのは本命チョコなのかしら…そのまま告白するのかしら…
気になるけど、そんなの、聞けない……)
------------------------------------
『卒業生、退場。
皆様、拍手でお送りください。』
「いや〜今日でこの高校も卒業だなんて、ホントにあっという間だったね!」
「そうね、高橋さん。怒ってばかりだった気がするけれど、終わってしまうとなると寂しいものね。」
「みんなバラバラになっちゃうもんね〜
太田は理工学系に進むっていうし、田中は警察のご厄介になりそうだし。」
「そうなのね、同窓会でも開けばまたみんなで集まれるかしら。」
(そういえば武田くんの進路、全然知らないわね…勉強している様子もなかったし、近くにでも就職するのかしら…)
「あ、委員長、武田の進路聞いた?」
「ふぇっ!?
あぁ、た、武田くんね、何も聞いてないわ。」
「アメリカの大学行って、そのまま向こうに住んじゃうらしいよ〜
あいつめちゃめちゃ頭いいもんね!」
(え?)
「素行不良で優秀ってズルいよね〜
にしても外国行っちゃったら、そう簡単には帰ってこられないよね、同窓会とか来なそう。」
(もう、会うことはない…?
このまま、ずっと…?)
「委員長、どうかした?顔色悪いよ?」
「あ、ううん、なんでもないの。
寂しくなるわ、またね。」
(……どうしてこんなに苦しくなるんだろう…
ただのクラスメートなのに…
もしかして私、武田くんのこと…)
「うわっ!」
「あ、ごめんなさい!考え事をしていたの…って、武田くん!?」
「なんだ、委員長か。委員長でもよそ見してることあるんだね〜」
(今日でもう、逢えない…
それならいっそ…)
「武田くん!」
「な、なんだよ?式の間は静かにしてたでしょ?」
「そ、そのことじゃないの。
あの、その、よければ、ボタンを…」
{「第二ボタンを、私にください」}
------------------------------------
「へぇ〜そんな出来事があったんですね、なんだか少女漫画みたいじゃないですか〜」
「そんなこと言わないでよ、恥ずかしいじゃないの…」
「だって、普段ボタンはしっかり留めろって言ってた委員長が、ボタンをください、だなんて…
部長の普段の雰囲気からは全然想像できないです。」
「コンタクトに変えれば少しは怖くなくなるかと思ったの。でもあまり効果はなかったみたいね。」
「まあ、そうですね、特に最初のうちは。
ほら、こっちに向かってきてる新入社員もビクビクしてますよ。」
コンコン
「し、失礼します!
今お時間よろしいでしょうか、
武田部長?」
「【要知識】視線の先に」「21Good」
「返しなさい、いい子だから」「21Good」
良質:3票トリック:11票納得感:7票
昨夜、私は職場の備品であるパソコンを一台盗んだ。
管理もずさんだったので、とても容易に盗み出すことができた。
次の日、パソコンのあった場所には代わりに貼り紙がしてあった。
貼り紙には、
・パソコンを盗んでいる現場を目撃した者がおり、既に犯人は特定されている
・今すぐに返却すれば処分を受けることなく、お咎め無しで許してもらえる
という旨が書かれていた。
私はそれを見て、
「パソコンを返す必要は無いな。」
と思った。
一体なぜ?
※この問題は過去に出した問題のリメイクです。
ピンときた人はお口にアロンアルファ!
管理もずさんだったので、とても容易に盗み出すことができた。
次の日、パソコンのあった場所には代わりに貼り紙がしてあった。
貼り紙には、
・パソコンを盗んでいる現場を目撃した者がおり、既に犯人は特定されている
・今すぐに返却すれば処分を受けることなく、お咎め無しで許してもらえる
という旨が書かれていた。
私はそれを見て、
「パソコンを返す必要は無いな。」
と思った。
一体なぜ?
※この問題は過去に出した問題のリメイクです。
ピンときた人はお口にアロンアルファ!
20年07月04日 00:53
【ウミガメのスープ】 [るょ]
【ウミガメのスープ】 [るょ]

※この問題は【過去問リメイク】です
解説を見る
その貼り紙を見た時、初めはギョッとした。
何故なら、職場の"小学校"のパソコン室からパソコンを盗んだのは他でも無い私であり、
言われてみれば、学校から盗み出すとき誰かに見られたような気がしないでもなかったからだ。
本当に特定されていたとしたら、処分を受ける前に返却するのも賢い選択だろう。
しかし、私はあることに気がついた。
貼り紙には所々"ルビ"が振られ、難しい漢字はひらがなで書かれていたのである。
犯人が"教師"である私だと特定出来ており、この貼り紙が私宛のものであるならば、
わざわざ難しい漢字をひらがなにしたり、ルビを振ったりする必要はない。
つまり、この貼り紙は児童に向けた物であり、
「犯人が特定されている」というのが嘘だというのを見破ることが出来たのである。
さらに言えば、「お咎め無し」というのも児童に向けた言葉であり、
教師の私が犯人であればそういう訳にもいかないだろう。
…やっぱりパソコンを返す必要はないな。
というか返せない。
開き直った私は、盗んだパソコンで堂々とらてらてを楽しむことにしたのだった。
答え:
ルビやひらがなの使い方が明らかに子供向けだったため、
『犯人の特定』が嘘であることを看破したから。
リメイク元
http://sui-hei.net/mondai/show/9496
何故なら、職場の"小学校"のパソコン室からパソコンを盗んだのは他でも無い私であり、
言われてみれば、学校から盗み出すとき誰かに見られたような気がしないでもなかったからだ。
本当に特定されていたとしたら、処分を受ける前に返却するのも賢い選択だろう。
しかし、私はあることに気がついた。
貼り紙には所々"ルビ"が振られ、難しい漢字はひらがなで書かれていたのである。
犯人が"教師"である私だと特定出来ており、この貼り紙が私宛のものであるならば、
わざわざ難しい漢字をひらがなにしたり、ルビを振ったりする必要はない。
つまり、この貼り紙は児童に向けた物であり、
「犯人が特定されている」というのが嘘だというのを見破ることが出来たのである。
さらに言えば、「お咎め無し」というのも児童に向けた言葉であり、
教師の私が犯人であればそういう訳にもいかないだろう。
…やっぱりパソコンを返す必要はないな。
というか返せない。
開き直った私は、盗んだパソコンで堂々とらてらてを楽しむことにしたのだった。
答え:
ルビやひらがなの使い方が明らかに子供向けだったため、
『犯人の特定』が嘘であることを看破したから。
リメイク元
http://sui-hei.net/mondai/show/9496
「自分の気持ちに正直に」「21Good」
良質:15票トリック:6票
海亀高校に通うカメ子は、学園でも人気の美少女だ。
一方で気弱なウミ太は、今年に入ってカメ子と隣同士になってからというもの、彼女のことが非常に気になっている。
「もういっそ、自分の気持ちに正直になろう。」
これまで全く自分に自信が持てず、何一つ行動を起こせなかった彼が、ある日そう決心したのは、彼女宛の大量のラブレターを目撃したためだった。
しかしながら、ウミ太はカメ子に告白することはなかった。
いったいなぜ?
一方で気弱なウミ太は、今年に入ってカメ子と隣同士になってからというもの、彼女のことが非常に気になっている。
「もういっそ、自分の気持ちに正直になろう。」
これまで全く自分に自信が持てず、何一つ行動を起こせなかった彼が、ある日そう決心したのは、彼女宛の大量のラブレターを目撃したためだった。
しかしながら、ウミ太はカメ子に告白することはなかった。
いったいなぜ?
22年01月31日 18:18
【ウミガメのスープ】 [北大路]
【ウミガメのスープ】 [北大路]

初出題です。本日21時ごろ回答締め切りです。よろしくお願いします。
解説を見る
会社が倒産して職を失い、妻子にも逃げられたウミ太は極貧生活を送っていた。
借金返済の期限が近いのにも関わらず、目処は立っていなかった。
「何とかして金を用意しないと…」
そんなウミ太の脳裡に、あるアイディアが浮かぶ。
ーーー
今年、隣に引っ越してきた家庭は相当な金持ちらしい。
空き巣に入ればかなりの金品を手に入れられるはず…
ーーー
空き巣を画策したウミ太は、いつも一番早くに帰ってくるカメ子を隣の自室から観察し、帰宅時間を調べていた。
そして帰宅時間を徹底的に調べ挙げ、綿密に計画を練ったウミ太であったが、決行直前になって
「その日に限って早く帰ってくるんじゃないか?」
「ヘマをせずに計画を遂行できるのか?」
と不安が押し寄せてきて、結局踏ん切りがつかずにいた。
しかしある日、お隣の郵便受けを見ると大量のラブレターが投函されたままになっているではないか。
どうやら家族旅行にでも出かけたようだ。
「千載一遇のチャンス、やるしかない。自分の気持ちに正直になろう。」
ウミ太は、そう決心した。
簡易解説:ウミ太はカメ子の隣のアパートに住む男。カメ子の家の郵便受けに大量のラブレターが投函されたままになっていることから、留守であることを確信し、かねてから計画していた空き巣を実行に移すのだった。
借金返済の期限が近いのにも関わらず、目処は立っていなかった。
「何とかして金を用意しないと…」
そんなウミ太の脳裡に、あるアイディアが浮かぶ。
ーーー
今年、隣に引っ越してきた家庭は相当な金持ちらしい。
空き巣に入ればかなりの金品を手に入れられるはず…
ーーー
空き巣を画策したウミ太は、いつも一番早くに帰ってくるカメ子を隣の自室から観察し、帰宅時間を調べていた。
そして帰宅時間を徹底的に調べ挙げ、綿密に計画を練ったウミ太であったが、決行直前になって
「その日に限って早く帰ってくるんじゃないか?」
「ヘマをせずに計画を遂行できるのか?」
と不安が押し寄せてきて、結局踏ん切りがつかずにいた。
しかしある日、お隣の郵便受けを見ると大量のラブレターが投函されたままになっているではないか。
どうやら家族旅行にでも出かけたようだ。
「千載一遇のチャンス、やるしかない。自分の気持ちに正直になろう。」
ウミ太は、そう決心した。
簡易解説:ウミ太はカメ子の隣のアパートに住む男。カメ子の家の郵便受けに大量のラブレターが投函されたままになっていることから、留守であることを確信し、かねてから計画していた空き巣を実行に移すのだった。