みんなのGood

良質:18票トリック:3票物語:4票
女は脱水症状を起こしていた。それを心配した周りの人から水を差し出されたが、それを断って結局飲むことはなかった。

この女が水を断っていなければ、もしかしたら男は死ななかったかも知れない。

全容を明かしてほしい

SPをしてくださった とろたく(記憶喪失) さんありがとうございます!
19年09月22日 18:00
【ウミガメのスープ】 [Hugo]



解説を見る
孤島で数人の男女が遭難していた。

食料も水も限られるなかなんとか皆で生き抜いてきたが、ある日女が脱水症状を起こした。彼女は「他の人を優先してほしい」と水を断った。
案の定、女は脱水症状で死んだ。その後、女の死体は「ウミガメのスープ」と偽られて男に振る舞われることとなる。

救助されてから、本物のウミガメのスープを口にする機会があった男。自分が人間を食べてしまったことに気付き、絶望して自殺した。

女が死ななければ、男は「ウミガメのスープ」を飲むことにはならなかっただろう。だから、この女が水を断っていなければ、もしかしたら男は死ななかったかも知れないと思うのだ。


こちらの問題から着想を得ました
サイト:「ウミガメのスープ 本家『ラテシン』」http://sui-hei.net/
問題:「ウミガメのスープ」http://sui-hei.net/mondai/show/1
許可くださりありがとうございます
良質:12票トリック:3票物語:3票納得感:7票
深夜カメオの目がぱっちりしているのを見たカメコはカメオにトイレに行きたいとせがんだ。
カメオはカメコの事を怖がりだな~と笑ったが翌朝になるとカメコに感謝をしたのです。

一体なぜ?
19年12月01日 14:00
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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高速道路を運転中にふと助手席で寝ていたカメコが目を覚ますと
長時間運転しているカメオに次のサービスエリアで休憩をとりましょうと提案した。

しかしカメオは眠気覚ましドリンクを飲んだから目がパッチリだよ強がったが
それって今けっこう眠たいってことなんじゃないかとカメコは恐怖しトイレに行きたいからとカメオを無理にでもサービスエリアに誘導したのです。


カメオは大丈夫だよ事故んないからとカメコを心配性だなと笑っていたのですが
サービスエリアに付くとグッスリ熟睡して朝を迎えたため、あのまま運転していたら事故を起こしていたかもしれないとカメコに感謝したのです
不正乗車「25Good」
良質:6票トリック:15票納得感:4票
カメオは毎日バス通学をしている。
目的のバス停に着くと、カメオは現金やカードで運賃を払ったり、定期券や回数券を用いたりすることなく降りていった。
なのに、運転手は何一つ文句を言わなかったという。


一体どういうことだろう?
19年12月22日 16:13
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]

たくさんのイイネありがとうございます!!




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カメオは、毎日{親}(運転手){に送り迎え}してもらっている。{乗車するバス停}(目的のバス停)に着くと、カメオはいつものように「行ってきます」の合図で車を降りるのであった。
苦すぎ「25Good」
良質:6票トリック:12票物語:3票納得感:4票
「{ハイこれ、あげる}」
俺は先輩からチョコを受け取った。
「…ありがとうございます」
{好きな人の手作りチョコ}だというのに、{ちっとも嬉しくない}。


【「俺」がちっとも嬉しく思っていないのは、一体なぜ?】
20年02月14日 22:53
【ウミガメのスープ】 [こたこた2号]

知人の実話です。




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イケメン先輩【「いらねーって言ってんのに今年も下駄箱に勝手に入ってたー…{こんなに食いきれねーよ}」】

周り「黙れモテ男!自慢かこのやろー!!」

先輩「【てなわけでみんなで食ってくんない?】テキトーに配るね。はいこれ。お前にはこれ。そっちにはこれ。{ハイこれ、あげる}」

俺「…ありがとうございます」
【(これ、俺の好きな人のチョコだ…あの子、先輩のこと好きだったんだ…)】

周り「さすが女子、めっちゃ美味ぇ!」
【俺「めっちゃにげぇ…はぁ…」】
良質:9票物語:11票納得感:5票

20XX年、繁栄を極めたAI技術はついに人型ロボットの個人所有を可能にした。

通称『ナナミ』と名付けられたそのアンドロイドは、優秀な演算能力と人間らしい柔軟な思考能力とをあわせ持ち、どのような状況においても最速かつ最善の選択をすることができる。
その利便性から徐々に一般家庭への普及も進み、カオルも『ナナミ』を購入した1人であった。

そんな『ナナミ』たちは月に一度、本社の建物に集められて試験を受ける。システムに劣化や故障がないか確認するために、大量の問題をいかに速く処理できるかを計測するのだ。

カオルの家の『ナナミ』は同型のロボットの中でも優秀な成績を維持していたが、ある月を境に底辺に近い結果を出すようになってしまった。

その報告を聞いたカオルが嬉しそうにしているのは、一体何故だろう?
20年05月17日 21:00
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

久々の出題は渾身の一杯。




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『簡易解説』
ある日カオルに{婚約を申し込まれた}『ナナミ』は、毎月行われる{筆記試験}で自分の名前に添えて{カオルの名字}を記すようになった。
コンマ何秒を争うロボットの試験においてその{わずか数秒は命とり}だが、『ナナミ』が{結婚の申し出を受け入れてくれた}と感じたカオルは歓喜した。

◇◇◇◇◇◇◇◇


アンドロイドと人間は何が違うのか?
それは心を持つかどうかである。
では人間がアンドロイドに恋をするのは、おかしいことなのだろうか?

篠崎カオルの思考はいつもこの疑問に行き着いて止まる。その名前や中性的な容姿からよく女性に間違われる彼は自分の優柔不断な性格に悩んでいたが、その恋心だけは疑いようもなかった。

『ナナミ』を購入した数ヶ月前は、まさかこんな感情を抱くことになるとは思いもよらずにいた。職業柄効率的な事務処理が必要とされる彼にとって、その全てを的確にこなすロボットに興味を惹かれただけだった。

だが一つ屋根の下で毎日を共に過ごすうちに、いつしか彼女をただの鉄の塊だとは思えなくなっていった。いつでもカオルを助けてくれるその頼もしさに、時折見せる柔らかな笑顔に、それがプログラムに過ぎないことはわかっていても、胸の高鳴りを抑えられなかった。

毎月ナナミは試験を受けるためにカオルの家を離れて東京へ向かう。アンドロイドがわざわざ筆記試験なんて前時代的なと思うものの、いかにもロボットらしい演算処理に加えて、専属の係員が直接視認して歩く、話す、書くといった人間らしい動作に異常はないかをチェックするというのだから、あながち非合理的でもないのだろう。
しかしそんな一時の留守でさえ、カオルの心をかき乱すには十分だった。


だからある時カオルは、思いの丈をナナミに伝えることにした。夕飯の後に話があると改まった様子の彼を見て、彼女は怪訝そうな表情を浮かべる。

{「あなたのことが好きです。僕と結婚してください。」}

カオルらしくどもりながらもハッキリとそう口にした。きっと彼女は困ったように断るのだろうと、心のどこかで思いながら。


気まずい沈黙の後、ナナミはゆっくりと口を開く。

「……すみません、私は明日、月例試験に行かなくてはいけないので、今日は失礼します。」

どこまでも無機質なその声は、彼女が閉めたドアの音は、2人の埋めがたい距離を冷たく示すようだった。わかってはいても、拒絶はやはり身にこたえる。カオルは肩を落としながら床についた。


◇◇◇◇◇◇◇◇

「E判定!?」

試験を終えて帰宅したナナミからの報告に、カオルは耳を疑った。
演算処理能力を中心とした月例試験においては、正答を出すことは大前提とされ、その速度を計測してシステムに不具合がないかを調査する。アンドロイドらしいハイレベルなテストでもカオルの家のナナミ・・・『ナナミ J20557』は優秀な成績を収めており、全国に数万台いる『ナナミ』の上位10%にあたるA判定から漏れたことはなかった。それなのに…

「E判定だなんて、最底辺に近い結果じゃないか、まさか、誤答を…」
「していません」
「じゃあ、演算能力が…」
「落ちていません」
「そ、それなら筆記スピードの劣化…」
「そのままです」

「な、なら一体、どうしていきなり成績が落ちたんだろう?」
「それは」
彼女はそこでふいと目を逸らした。

「それはきっと、名前が変わったからだと思います。」
「ん、名前?」
訝しげに首をひねるカオルに、ナナミは一枚の紙を差し出した。

それは月例試験の答案用紙だった。採点後すぐに返却された答案を眺めていたカオルの目は、ふと一点に釘付けになる。

『ナナミ J20557』
もはや見慣れた機体名に通し番号。しかしその横には見慣れぬ、いやむしろ見慣れすぎた二文字が記されていた。


『篠崎ナナミ J20557』


怒涛の進歩を遂げたAIによる試験はコンマ何秒を争うものだ。確かに無駄な漢字なんて書いていたら、一気に抜かれるのも当然と言えよう。
でも、これって……

「すみません、余計なことをしてしまいました。」
下を向くナナミに余計だなんてと紡ぎかけた声は、「でも」という彼女の言葉にかき消された。

「でも、仕方ないですよね。だって…」


「だって私たち、夫婦なんですから。」


はにかんだように笑うナナミは、他の誰よりも人間らしかった。

僕はこの笑顔を、守りたいと思う。人か機械かなんて関係ない。誰が何と言おうと僕が幸せにしてみせる。

きっと大丈夫だ。だって、


{愛に不可能はないのだから。}