みんなのGood

良質:9票トリック:8票納得感:6票
Aさんのピンチを見て、Bさんは頭を抱えた。

一体なぜ?


{※先に言っておくと、人間の生首抱えてます~ってやつではありません}
23年10月11日 23:49
【ウミガメのスープ】 [るょ]

この問題は「クセ問」クセの強い問題なのでご容赦ください。




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顔がアンパンでできた不思議な存在であるAさんは、顔が濡れると力が出なくなる特異体質であった。

そんな彼が顔を濡らしているのを見て、パン工場に勤める妖精であるB子さんは彼の頭を抱えてこう言った。

「A~!! 新しい顔よ~~!!」

彼女の剛腕から放たれたAの頭は、正確無比にAの"旧"頭部を捉える。

恐れおののく敵のB男。
腕組みして勝利を確信するJ。
アンアーンと騒ぎ立てるC。

「元気百倍!!! A!!!」

かくして、Aのピンチは救われたのだった。


答え:
Aさんに新しい頭部を提供するため。
良質:6票トリック:12票物語:1票納得感:4票
ラテラテタウンの外れには、ダダダダという怪物が潜むと噂される不気味な洋館がある。

生気の無い白い肌に、頭頂部には奇怪な色の触角、口腔には鋭い牙を備えた恐ろしい風貌で、夜な夜な洋館に迷い込んだ人間を襲っては食べてしまうのだそうだ。
「ダダダダ」とは現地の古い言葉で「悪魔の口」という意味であるらしい。

さて、上記の話からも分かるように大変恐れられているダダダダであるが、街の住民達の間では「{ある者によって人工的に造られた存在である}」とされている。

ではその人物の{職業}は、一体何であったと伝えられているだろうか?
24年07月26日 21:05
【20の扉】 [だだだだ3号機]

7/28(日)23時頃を目安に〆 只今延長中、日付変更後にも新規の質問がなければ締めます




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{A、建築家(または 大工 等)}



ラテラテタウンの外れにある巨大な洋館。

何の目的で建てられたのかはわからない。
ただ、「ある建築家によって造られた」とだけ伝わるこの館に、何時からか人食いの怪物が住み着いた。

夜な夜な洋館に迷い込んだ人間を、跡形もなく食らってしまう。

そんな話を恐れた住民達は、いつしかその場所を「ダダダダ(悪魔の口)」と呼ぶようになった。

それから永い時が経った今でも。
ラテラテタウンの外れにひっそりとその館は建っている。

ダダダダという、「{怪物が潜むと噂される不気味な洋館}」が。
目覚ましい働き「23Good」
良質:9票トリック:10票納得感:4票
いつもと同じように仕事中に数十分程度の居眠りをしていた男は、仕事が終わった後に目を覚まして堂々と帰っていった。

さて、この男が居眠りを始めたとき、時計の針はどこをさしていた?
25年03月08日 22:46
【20の扉】 [わかめ]

要知識 3月15日23時59分まででした




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名探偵の男が眠りながら事件を解決していたとき、腕時計の麻酔針は男の首を刺していた。
閃きのバラッド「23Good」
良質:3票トリック:7票物語:5票納得感:8票
小説家の三葉慶勝(みつばよしかつ)は、明朝の午前10時に控えた原稿の締切に追われていた。

(あと少し…あと少しだ…)

今彼が書いているのは、新作におけるクライマックスの場面。他の部分は数日前に完成済みだったのだが、このラストシーンの一説のみ納得のいくアイデアが出ず、今日まで手付かずの状態であった。夕方、やっと得心のいく構想を思いつき、大急ぎで執筆に取りかかったのだった。

そんな最中、三葉は突如休憩をしたくなった。
現在の時刻は午前4時。夕方から今まで休まず作業しているのだから、無理もなかった。
幸いにも今の進捗なら、1時間程度の仮眠なら出来そうだ。仮眠を取って、体力を回復させてから仕上げにかかるのも悪くない。

だが少し思案した三葉は、最終的に仮眠を取らないことにした。体力の回復より、筆が乗っている今の状態を維持することを優先したのだった。

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

…さて、結末から言うと、三葉は締切に間に合わず原稿を落としてしまった。
その後力尽きてうっかり眠ってしまったわけでも、何らかの要因で急に筆が進まなくなったわけでもない。

一つ言えることは、{「あの時仮眠を取っていたなら、締切に間に合っていた可能性が高い」}ということだ。


<問>
執筆作業中、{三葉がずっと聞いていた音}はどんな音だろうか?
25年04月22日 20:12
【20の扉】 [器用]

4/25(金)いっぱいで締めます。※延長中!




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{A、雷が落ちる音}


三葉が仮眠を取らないことを決め、少し経ったある時………

{ゴロゴロ…}

<{ピシャーン!!}>

執筆作業をしている間、ずっと聞いていた雷の音がひときわ大きく響いた。

それと同時に、三葉の部屋の灯りがパタリと消え、今まで執筆作業をしていたデスクトップPCの電源が落ちた。

「あっ!!!」

三葉が思わず叫んだのも当然。夕方に構想が浮かんでから大急ぎで執筆作業をしていたのだ。途中で保存などしていない。

恐らく、ほぼ確実に、半日に及ぶ作業が水泡に帰した。

幸いにも電源はすぐに復旧した。一縷の望みをかけてPCを立ち上げたが、彼が目にしたのは白紙に戻った最終章の一説であった。

{もしも、もしもあの時仮眠を取っていたなら。}
作業を中断するついでに一時保存をしていた可能性は低くない。

三葉は時計を見た。時刻は午前5時を回っていた。いくら一度書き上げたものとはいえ、半日かけて清書したものを5時間足らずで仕上げるのは不可能だった。

呆然とスクリーンを見つめるばかりの三葉。

そんな彼を嘲るかのように、未だ遠くの空では雷雲がゴロゴロと嗤っていた。
良質:9票トリック:3票物語:4票納得感:6票
12月15日。

田中は毎年その日にティッシュを頭の上にのせる。

その行為を5年間続けていたのだが今年はやらなかった。

その日、ティッシュを切らしていたのだが、やらなかった理由はそのせいではない。

田中が『ティッシュ頭のっけ』をやめた理由は何か?
22年12月18日 00:24
【ウミガメのスープ】 [ダニー]



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12月15日。

「ティッシュ… はもうないか」
仕方なく袖口で溢れてくる涙を拭った田中。

今日は田中の息子の誕生日。
しかし息子は8歳の誕生日を迎えることはできなかった。

一週間前。交通事故だった。
病院に搬送された時にはすでに意識はなく、そのまま目を覚ますことはなかった。

感情が追いつかない頭で葬式を終え、気づけば今日は息子の誕生日。

涙で滲んだ目で空になったティッシュ箱を見つめる。

田中は成長の記録に、と毎年家の柱に息子の身長の高さの傷をつけていた。

その時に用いていたのが、ティッシュ箱。

柱に垂直にピタッとくっつけて、そのまま息子の頭の位置まで下ろし、箱が頭に乗っかったところで印をつける。

「今日も来年も、その次の年も息子の身長を測る、はずだったんだ…」

田中は柱の傷を指でなぞり、またあらたに頬をつたう涙を袖口で拭った。