みんなのGood

ウミガメのスープ「22Good」
良質:15票納得感:7票
とあるレストランにて。

運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は納得して頷いた。

次の日。
運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は首をかしげたままだった。

また次の日。
運ばれてきたウミガメのスープを一口飲むと、男は首をかしげ、シェフを呼んだ。
「これは何のスープだ?」
「はい、こちらウミガメのスープでございます」
男は怒り出した。

いったい何故?
18年05月23日 18:06
【ウミガメのスープ】 [アルバート]



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レストランで日替りスープを注文した男。運ばれてきたスープは初めて飲む味だったので、男はシェフを呼んで何のスープなのか尋ねた。
「こちらウミガメのスープでございます」
今までウミガメを食べたことのなかった男は、この答えに納得した。

次の日。
同じレストランでまた日替りスープを注文した男。運ばれてきたスープは昨日のものとよく似ている気がしたので、男は首をかしげ、シェフを呼んで何のスープなのか尋ねた。
「こちらウミガメのスープでございます」
日替りなのに昨日と同じであることに、男は疑問を覚えたが、そういうこともあるのかもしれないとひとまず気にしないことにした。

また次の日。
同じレストランでまたまた日替りスープを注文した男。運ばれてきたスープは過去二日と同じにしか思えなかったので、男は首をかしげ、シェフを呼んで何のスープなのか尋ねた。
「こちらウミガメのスープでございます」

「日替りじゃないのかよ!」

男は怒り出した。
意地悪な看板「22Good」
良質:12票トリック:1票納得感:9票
あるところに、街がある方向とは全く別の方向を指し示している案内看板があった。
ところが街へ向かう人々はその看板を頼りに、無事街へとたどり着く。
どういうことだろう。
18年07月04日 18:58
【ウミガメのスープ】 [しゅきん]



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看板は直進を示すものであった。
直進の矢印は上向き。街は空には無いが、人々はそんなことを考えもせず看板を頼りにまっすぐ歩を進め、街へとたどり着いた。
頭脳プレーが光る「22Good」
良質:9票トリック:2票納得感:11票
小学校でかけ算を習ったカメオは、これでサッカー選手になれるのではないかと思った。
いったいなぜだろうか?
19年10月14日 22:10
【ウミガメのスープ】 [えいみん]

SP:アルバートさんです!ありがとうございました!




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【☆彡】←流れ星

カメオ「サッカー選手になれますように{【かける3!】}【......間に合わなかった〜(´;Д;`)】」

かけ算という考え方を覚えたカメオは、かけ算を駆使して{流れ星に願い事を3回言う時間を短縮しようと考えた}。
しかし、カメオの光る頭脳プレーも、流れ星の輝きの前では無力であった。
良質:3票トリック:16票物語:1票納得感:2票
{カメノスケが京都の修学旅行中に最も多く口にした食べ物を推理せよ。}


ただし、カメノスケは生徒でも教員でもないとする。
19年11月08日 20:50
【20の扉】 [だだだだ3号機]

20問目の20の扉。




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カメノスケがカメラマンと仮定すれば、無論答えは「チーズ」である。
幸せは歩いてこない「22Good」
良質:9票トリック:1票物語:12票

ショウくんのことが好きなマリちゃんは、
ショウくんと手を繋げるようになったので、
悲しみの涙を流した。

一体どういうこと?
19年11月11日 21:00
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

お久しぶりです^ ^ つかの間の復帰?




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『簡易解説』
夫婦であり、幼い息子がいる2人。
家族で仲良く歩くときはいつも、間に息子を挟んで手を繋いでいたのだが、息子が亡くなってしまったために手を繋げるようになった。
それを実感した妻は、涙を流した。





リョウタが亡くなった。


それはあまりにも唐突で、葬儀の最中もまだ、どこかフィクションじみたものを感じていた。

「リョウタは私たちの自慢の息子でした。」
夫の言葉に、弔客たちは5年という短すぎる人生を嘆いた。
しかしなぜだか私の頬には、涙の筋は伝わなかった。


喪服の夫、喪服の私。駅からの帰り道、二人の間に言葉はなかった。
信じられなくて、信じたくなくて、私は下を向いたまま、いつもの公園を通り過ぎた。

ふと、右手に暖かいものが触れた。

それは夫の手だった。
暖かくて、大きくて、すべてを包み込んでくれそうな、そんな手のひら。
それが今、私の手を包んでいた。

あぁ、
と、私は思い出す。
初めてデートをした時の、彼の手の暖かさ。
私が落ち込んでいた時の、彼の手の温もり。
ウェディングドレスの私の手を握る、タキシード姿の彼。


そっか、手、こんなに優しかったんだ…
しばらく握ることがなくて、忘れていたよ。


だってここには、


{二人の間にはいつも、リョウタがいた。}




リョウタはもういない。
実感した途端、悲しみが、虚しさが、溢れ出して止まらなくて、私は立ち止まる。

夫の差し出したハンカチで、自分が泣いているのだとわかった。
夫との距離は縮まっても、私の胸には埋まることのない隙間ができてしまった。
そのどこまでも純粋な喪失感で、私は涙を流した。

もう三人で歩くことはないのだと、声を出さずに泣いた。




しーあわっせはー 
あーるいーてこーないー


唐突に耳に入ってきたのは、夫の声だった。
三人でよく歌ったあの歌を、途切れがちに、しぼりだすように、夫は歌っていた。


だーからあるいていくんだねっ!


リョウタの声だ。
そんなはずはないはずなのに、なぜだか私は確信していた。





そっか。そうだよね。リョウタはいつでもここにいるんだよね。

ふと自分の手を見ると、そこに暖かいものが触れた気がした。


一日一歩、三日で三歩。

自分に言い聞かせるようにつぶやく。

そうだよ、私だって、前を向かなきゃいけないんだ。

「ショウくん、」
思わず声に出していた。
夫がゆっくりとこちらを向く。

「がんばらなきゃね。」

何を、なんて言わずとも、夫ははっきりと頷いた。

今度は私から手を握り、歩き出す。



さーんぽすすんで にっほすっすむー!


またもやリョウタの笑い声が聞こえた気がして、そこは下がるでしょ、と小さくささやく。

どうしたの、と振り向く夫に、なんでもない、と首を振り、また一歩前へ進む。


リョウタ、ありがとう。そして、さようなら。

私も、ショウくんも、少しずつでも、一歩ずつでも、進んでいくから。
リョウタの届かなかった毎日を、一歩ずつ。




公園のブランコが、風もないのに揺れていた。