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みんなのGood

良質:21票トリック:4票納得感:6票
冷蔵庫に3時間入れといたお水が常温のままだったので
カメコは冷たいお水が飲めると大喜びしました。

いったい何故?
18年05月29日 21:13
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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水筒を冷蔵庫に入れても温度が変化しないので
これなら炎天下に持って行っても中身が温くならず冷たいままだと喜んだのです。









しかし表面は熱したフライパンのように熱かった (´°ω°)っ
良質:21票トリック:2票物語:4票納得感:4票
クラスいち地味で目立たないミサト。

いたずらっ子のタケシは、そんな彼女によくちょっかいをかけている。

ある日の放課後、二人きりの教室でタケシはいつものようにミサトのことをからかっていた。
「ミサトって地味な顔だよな!」

それを聞いて少しムッとした様子の彼女は唐突に、学校では滅多に外さないビン底メガネを外した。

突然のことに驚いたタケシだが、メガネを外したミサトの顔を見て思わずつぶやく。
「嘘だろ、ミサトが可愛く見えるなんて…」

照れるあまりうつむいた彼女は、もう二度と人前でこのメガネを外すまい、と心に決めた。

一体なぜ?
20年11月21日 21:00
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

SP…るょさん、ダニーさんと挿絵提供フェルンヴェーに全力感謝!




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『簡易解説』
ちょっかいをかけられた仕返しに、タケシがかけているメガネをさっと外したミサト。
どこにでもいる地味な顔だと思っていたタケシは、実は野暮ったいメガネを外すと抜群にイケメンだということにその時気がついた。
彼の素顔がみんなに見られると恋のライバルが増えてしまうと思ったミサトは、人がいる所では彼のメガネを外さないことを決めた。




拝啓

枯葉舞う季節となり冬の気配を感じるこの頃、谷本タケシ様におかれましては、平素とお変わりなく……
みたいなことを本当は書かなきゃいけないみたいなんだけど、タケシ君はきっとそういうの気にしないと思うからやめちゃいます。手紙なんて初めて渡すのに、最初からこんな調子でごめんね。

突然だけど、私たちが今みたいによく話すようになったのって、いつ頃からか覚えてる?
きっと忘れてるだろうけど、ちょうど一年前の今頃からだったんだよ。
去年は高校に入って最初の年だったから友達も全然いなかったし、あんまり誰かと関わろうっていう気にもなれなかったから、ずっと教室で本を読んでたんだ。影の薄さで言えば、私、クラスでも一番だったんじゃないかな?

隣のクラスのヒロナちゃんってわかる?
前にちょっとだけ話したけど、この学校で一人だけ私と中学校が同じでね、毎日授業の愚痴とか全部聞いてもらってて、あの子さえいれば友達なんていらないやーって思ってたの。お互いに知らないことなんてないくらい何でも話してたからさ。

それで、ヒロナちゃんに愚痴る内容が増えたのが夏休み明けくらいかな。なんでだと思う?
そう、その頃からだよ、タケシ君が私にちょっかいかけ始めたのは。
その頃ですらクラスの人の半分くらいしか名前知らなかったけど、さすがにタケシ君は知ってました。だっていっつも小学生みたいなイタズラして、先生に怒られてるんだもん。見た目はガリ勉っぽいのに変なのって思ってたのは内緒だよ。

そんなタケシ君が、どういうわけだか私に毎日いたずらしてくるようになったもんだから、すごく驚いたし、正直迷惑だなって思ってた。別に面白いリアクションするわけでもないし、なんで私なの?って。
まあ無視すれば済む程度だったから、うっとうしいってだけだったけどね。

だからあの日の放課後、いつもみたいに絡んでくるタケシ君をスルーできなかったのは、前の日にヒロナちゃんが顔がかわいいとどうのこうのって話をしてたからかな。もしかしたらそのとき読んでた小説が面白くて、邪魔されたくなかったのかもしれないけど。

「ミサトって地味な顔だよな。」
たぶんそんな感じだったと思うんだけど、なぜかいつもよりイラッとしちゃって。気づいたら手が動いて、タケシ君のメガネ、取っちゃってたんだよね。
タケシ君がメガネ外してるとこなんて見たことなかったからさ、いつものイタズラの仕返しをしてやったって心の中で叫んでたんだ。

どうだ!見たか!ってにやにやしながら見上げたら案の定びっくりしてるみたいだったけど、たぶん驚くポイントが違ったと思う。
「ミサトが可愛く見えるなんて…」って、タケシ君そう言ったんだよ? 私がびっくりするよ。
いや、確かに言われたその時は嬉しかったよ、そんな風に言われたことなかったから。でもよくよく考えたらひどくない? タケシ君まあまあ目が悪いじゃん。メガネ外した方が可愛く見えるって、よく見たら可愛くないってことでしょ? まったく失礼しちゃう。

でもタケシ君以上に、私の方が驚いてたと思う。正直言って、普段のタケシ君って全然かっこよくないの。ビン底メガネの印象が強すぎて、みんなしっかり顔を見てないんじゃないかな。
どうしてこんな悪口言うのかって怒るかもしれないね。でも、でもね、自分では気づいてないだろうけど、メガネを外したタケシ君は、すごくかっこいいんだよ。

あの時初めてタケシ君の素顔を見て、こんなにかっこいい人本当にいるんだって思った。目がぱっちりしてて、鼻立ちもシュッとしてて。そんなイケメンから「可愛く見える」なんて言われたら、そりゃ照れるし目もそらすよ。
もしもタケシ君がメガネじゃなくてコンタクトだったら、今ごろモテすぎてファンクラブができてるんじゃないかって本気で想像してる。

だからその時、不意に思ったの。
タケシ君の素顔は、誰にも見せちゃいけないって。
みんなの前でメガネを外したら大騒ぎになって、きっと今までみたいに絡んでくれなくなるだろうなって。

私がタケシ君のメガネを外すのは、誰にも見られてない時にしようって、その瞬間に決めたんだ。


ヒロナちゃんにも言えない気持ちは、初めてだったんだよ。


その日から私は、学校に行くのが楽しくなったの。タケシ君に会えるってだけで、勉強も全然大変じゃなかった。
タケシ君がいつもいたずらばっかりなのも、みんなを笑顔にしたいからなんだってわかったし、一緒に話しててこんなに楽しい相手がいるなんて思いもしなかったよ。
今年も同じクラスになれた時は、涙が出るほど嬉しかった。いつも本当にありがとう。


さて、ここまで来ればものすごーく鈍感なタケシ君でもわかったかな?
そう、この手紙はいわゆるラブレターってやつなんです。びっくりした?

できれば直接伝えたかったんだけど、そんな勇気私にはないので、この手紙に託します。
書くだけでもすごく緊張するけど、聞いてください。


私、寺澤ミサトは、タケシ君のことが好きです。

{私と、付き合ってくれませんか?}


はレょごはん「31Good」
良質:15票トリック:15票物語:1票
私が仕事から帰ってくると、1枚のメモがテーブルに置いてあった。
妻と一緒に買い物に出掛けている、娘のハナからの置き手紙だ。

「えーと、晩ごはんは『はなごはん』…?いや、『ははごはん』か?どっちだ?」
読み書き覚えたての娘が書いた稚拙な文に四苦八苦する私。

ウチでは、各々の大好物のみで構成されたメニューをそれぞれ
「母ごはん」「父ごはん」「ハナごはん」
と呼称している。

どうやら、ハナは私に晩ごはんのメニューが何であるかを教えてくれているらしい。

・・・

「なるほど。今日の晩ごはんは『母ごはん』か。楽しみだな。」

今日の晩ごはんは「母ごはん」だ。間違いない。
一瞬だけ迷ったが、
この文を書いたのが妻ではなくハナであることを考えれば、迷うことなど無かったな。


――――――――――――――――――――――――――

ハナの書いた手紙の{全文}を{ひらがな16文字}で答えよ。
21年08月05日 23:31
【20の扉】 [るょ]

まったり解答※挿絵はイメージ図です




解説を見る
<ばんごは>
<んははな>
<ごはんよ>
<ははより>

「{晩御飯はハナごはんよ 母より}」
左上から右下へ、普通に読むとそう読める。

…いやいや、このメモを書いたのは紛れもなくハナだ。妻ではない。
猛練習で会得した、ウチの娘特有のとても美しいひらがなで書かれている。
美しすぎる…天才か?

「…そうすると、やっぱり、この方向に読むのが正しいよな…。」

左上から右下へ、縦に読んでみる。
「{晩御飯は母ごはんよ ハナより}」


・・・

「ハナ。縦書きの文章は、普通は右から左に書くものだよ」
母ごはんに舌鼓をうちながら、ハナにそう教えてあげたのだった。


・4×4の文章(イメージ図は大まかなヒント)
・私が迷っていたのはひらがな2文字目の読み方ではなく『読む方向』
・最後の「○○より」が正しい方が、正しい読み順であると判断できる。

以上の要素を満たすひらがな16文字の文章が解答です。
(もしも別解が見つかったら とてもすごい!と称賛しながら正解にすること)
21の天使の蒸留酒「30Good」
良質:21票物語:9票
昔、男は警察の目を盗んで深夜の駅のホームに侵入し、設置されたピアノを演奏する事を日課としていた。

ある日彼は酒場に行くと、一番安い蒸留酒を注文した。

そして一口飲んだところでマスターを呼びつけた。

「すまんが、これはなんて名前だ?」

「…これは、La grâce de Dieu(神様のお恵み)です。」

それをきいた男は、グラスを虚空に向かって突き上げた。

一体なぜ?
19年05月05日 13:36
【ウミガメのスープ】 [弥七]

ご参加ありがとうございました!




解説を見る
<解説>
簡易解答:ホームレスの老人は駅のピアノを使って孤児に音楽を教えていた。時を経てピアニストとして大成した少女の曲に出会い、彼女の人生を祝福したのだった。

ーーーーーー
最初は単なる憂さ晴らしだった。

日がな1日迷子を預かったり、ろくでもない紛失届の裏でせっせと五目並べをしている奴らのために、神が仕事を与えてやろうというのだ。(自分の風貌を見れば、誰だって神様と勘違いするだろう)

こんな俺でも、昔は人間に音楽を教えて金をもらったこともあった。そんな俺様がどうして、こんなに落ちぶれたのだろう。

きっと酒が足りないせいだな。

深夜の21番ホームでは、都会の喧騒も、俺を嘲り罵しる世間も全ては無に伏せる。

老人は汚い鹿撃ち帽を外し、それを座布団代わりに椅子へ座った。

すると、今日はおかしなことが起こった。

鍵盤に手を置くと、文字も読めなそうな子供がひとり、ピアノの前に立つではないか。

鬱陶しくも片目で観察していると、なにやら演奏に合わせて指を必死に動かしている。俺の動きを真似しているのか?なんだってそんなことを??

ははあ、さては。

ピアノを買ってもらう親も金もない孤児が、興味本位で俺に付いてきたんだろう。

ふん、勝手にするといい。と俺は思った。

好き勝手に弾いていた男は、いつの間にか少女を椅子に座らせ、しまいにはブルグミュラーの25の練習曲を一通りやる羽目になっていた。

お前は若い、きっと人生をひっくり返せるさ。

そんな言葉が、ポツリと口をついて出た。

それから少女は半年後に姿を消す日まで、毎日のように駅に訪れた。

消えたのは孤児院から離れたのか、捕まって少年院送りか、きっとそのどちらかだろう。

別れから、二度目の春。

胸いっぱいに朝の新鮮な空気を吸いこんだ老人は、ついでにアルコールとタバコの汚い煙も吸いたいと思ったので、近くの酒場に飛び込み、有り金全部使って安い蒸留酒を買った。

ふと、ボトルを空ける手を止めると、まるで荒んだ心の傷を温かい何かで埋めるような、恍惚に似た感覚が彼の中へと侵入してきた。

それは酒の匂いのせいなどではなかった。

店内に響きわたるピアノと天使の歌声。

「…これは、La grâce de Dieu(神様のお恵み)です。いい曲でしょう?最近デビューしたんですよ、まだ若いのに、素敵だねぇ…」

マスターの声は最後まで男に届かなかった。

老人は、虚空に向かってグラスを突き上げた。


乾杯...!


これは、21番ホームの天使に捧げる蒸留酒。

(おしまい)
良質:18票トリック:2票物語:3票納得感:7票
寂しがり屋の吸血鬼の清水さん。
彼女が英語を堪能に話せるのは何故でしょうか?

質問することで内容を明らかにして、問題文を補完してください。
19年08月15日 20:59
【ウミガメのスープ】 [パネラ]

初出題です。




解説を見る
寂しがり屋の清水さんは吸血鬼。
夜行性だから、友達が欲しくても起きている時間は深夜でだから周りのみんなは寝ている時間。

だから、SNSを始めて、起きている人と交流をとることにしました。
といっても、日本人はみんな寝ていますので、日本時間で夜中の時間に昼真っ盛りのアメリカに目をつけました。

清水さんは、SNS上でアメリカ人のお友達を作るために英語を頑張って勉強しました。