みんなのGood

良質:39票物語:2票
これから、ユイちゃんの一週間に関する比較的簡単なウミガメのスープを曜日ごとに出題します。

まずは月曜日!

ユイちゃんは夜に玄関から物音が聞こえたので、急いで部屋のドアの裏に隠れた。いったいなぜ?
18年07月27日 20:24
【ウミガメのスープ】 [だんご部長]

一週間分の簡単なスープを解く変則ルールです。




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ユイちゃんは生まれつき、目がほとんど見えない。
しかし家族の熱心なケアとひたむきな愛情のおかげで、ユイちゃんは元気に毎日を送っている。

月曜日
ユイちゃんは視覚を失った代わりに、卓越した聴覚を手に入れていた。
夜に玄関から聞こえてきた物音を、仕事帰りの父親のものだと判断すると、
「わっ!」っと驚かせるために、廊下に面したドアの裏に隠れた。

火曜日
ユイちゃんの兄は、ユイちゃんのように病気で苦しむ人を救う為に、将来医師を志していた。
その実現の第一歩として医学部の大学に合格するべく、兄は毎日夜遅くまで受験勉強を頑張っていた。
その夜は生物のややこしいカタカナの用語を声に出して暗記していたのだ。

水曜日
お母さんは毎朝、隣の布団でまだ寝ているユイちゃんを起こすといつも抱きしめた。
この世界の様相が曖昧なユイちゃんに、今ここに確かにある、母親としての絶対の愛情を伝えるためだ。
しかし今日はお母さんの方が寝坊をしたので、ユイちゃんの方からお母さんを起こした。
そして、いつも母親がしてくれているように抱きしめたのだった。

木曜日
ユイちゃんは並外れた聴力によって、お稽古で習っているピアノの演奏もとても上手かった。
ユイちゃんにはそもそも時計が見えなかった。
そこで普段の練習で使っていたメトロノームなら、カップラーメンができる時間を計ることができると考えたのだ。

金曜日
ユイちゃんはお母さんと外でお出かけ中に、お母さんの存在を見失ってしまう。
そしてお母さんを探そうと必死に辺りを彷徨ったが故に、更にお母さんと迷子になってしまった。
ユイちゃんは怖くて大泣きしたが、その泣き声を頼りにお母さんはユイちゃんの居場所が分かったのだ。

土曜日
ユイちゃんは毎週土曜日、自らの病気のことで通院することになっていた。
しかし昨日のことがあってお母さんとはぐれるのが怖く、大きい病院なら尚更外出したくなかった。

日曜日
昨日のことをお母さんから相談されたお父さんは「でもそろそろ一人で外を歩ける練習をした方がいい」と提案した。
そこでまずは初めに、家からすぐ近くの公園までの道を往復することにしたのだ。
ユイちゃんは点字ブロックや白杖の使い方を、すぐ後ろに居た両親と一緒に練習した。
良質:24票トリック:2票物語:12票納得感:3票
――百年生きた猫は尻尾が二又に分かれ猫又となる。

そんな猫又伝説を含め様々な妖怪の伝説が残る港町、亀江村。


あなたには、手がかりから亀江村で起こった死体損壊・遺棄事件の謎を考察して欲しい。


事件概要:
1946年9月、女性の腰から上の部分のみが発見された。被害者の身元は不明であったが、容姿から20代と推定された。
警察は殺人事件として捜査したが、必死の捜索も虚しく被害者の残りの体の行方は杳として知れない……。

手がかり:
・{猫又伝説}の噂が最近再び囁かれている。
・死因はナイフによる出血性ショック死と見られる。
・死体はノコギリで切断されている。
・{犯人は生きている。}

TIPS:
・一般的に{カニバリズム}は忌避される傾向にある。

事件の謎:
・なぜ事件の犯人は死体を切断したのか。
・死体の残りの体の行方はどこか。
22年04月29日 21:00
【ウミガメのスープ】 [春雨]

一部要知識




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簡易解説:
この地に伝わる様々な妖怪伝説のうちの一つである「人魚伝説」。被害者は人魚であり人魚の血肉を喰らうことで不老不死になろうとした犯人だったが、人間部分を食すのには抵抗があり、上半身と下半身に切り分けた。魚部分を食した犯人は無事不老不死となり、今も生き続けている……。なお一部魚の骨と肉を近所の野良猫が食べ、スーパーネコチャンが誕生したとかしていないとか……。

・なぜ事件の犯人は死体を切断したのか。 →人魚の人間部分を食すのに抵抗が有ったため。
・死体の残りの体の行方はどこか。 →犯人及び猫又疑いのある野良猫の腹の中。



解説:
やあ。俺は猫だよ。名前はまだない、なんちって。
よくバケネコとかネコマタとか呼ばれてるんだ。

まあ俺の事は良いのさ。
昔のご主人の話だよ。

ご主人って言っても俺は野良だから、よくエサをくれる人間の一人ってだけだったんだけどね。
まあ彼はさ、初めて会った時……もう何十年も前だなあ……虚ろな目をして夜道を彷徨ってたんだ。
近づくと「何故人は死ぬんだろうか」なんて呟きながらシシャモをくれたんだ。

兎にも角にも彼は死を恐れ、生に執着していたみたいだ。何があったかは知らないけどね。

近所に住んでるみたいでさ、エサをくれては「猫は良いよな」って語り掛けてくるんだ。
猫も大変だぜ? ってにゃーって返すと諦めたように笑ったんだ。


でも実際は諦めてなかったみたいでさ。


怪しげな東洋医学の本やら西洋のオカルティックな魔術書なんかを読み漁ってはああでもないこうでもないって唸っては狂ったようにペンを走らせてさ。
宗教・哲学・文化人類学、そして……「民俗学」に辿り着いた。
何がそこまでハマったのか分からないけどさ。故郷の伝承に運命でも感じたのかな。

まあ、あれだ、要するにさ。「人魚」って奴にお熱になった訳だよ。

知ってるかい? 人魚の血肉を喰らうと不老不死になれるんだとさ。
他のオカルトと何が違うのか俺には分からなかったが、彼は死に場所を求めてるんじゃないか、と直観的に思ったほど末期的に見えたね。

そうして俺に言ったのさ。

「人魚に会う為の方法を知っているか? まず海の底へ行くんだ。そこに留まって彼女の為なら死んでも良い覚悟を見せるんだ! 彼女への愛が確かめられるんだ!」

――精神異常者の入水自殺だ。

痩せこけながら目を輝かせる、そんな彼を止める術を俺は持たなかった。
諦めたものは仕方がない。ただ少しだけ、もうエサがもらえない事だけが悲しかったのさ。


ところでお前さんは愛って何だと思う?
愛って、つまるところ、執着なんだってさ。
そういった意味ではそう、彼は、ご主人は人魚を心の底から愛していたんだ。
何が言いたいかって言うと、まあ、会えたらしいね。うん。人魚。


でも人魚もさぞ驚いただろうね。
自分を心から愛する男が海の底に現れたかと思えばさ。

そいつに殺されちゃうなんてね。



一刻も早く「それ」を喰らいたい彼はまず血を啜ったみたいだ。
するとどうだろう。みるみる生気を取り戻した彼は、嘔吐したね。

狂気と正気の狭間に居たみたいだ。
でもやっちゃったものは仕方ないからね。食べようって話になるんだけどさ。
取り戻した僅かな正気がさ、「魚」を食べようって言うわけだよね。


「これが最後だ」って言ってさ。俺にも「魚」をくれたんだ。
そんなものは要らんってにゃーって返すと困ったように笑ったんだ。

それが俺が見たご主人の最後さ。
今もどこかで……元気にやってるんじゃないかな。きっとね。



????:
皆様ご参加ありがとうございました。春雨と申します。以後お見知りおきを。ところで私の故郷である新潟県上越市には猫又伝説と人魚伝説が残っているそうです。私の年齢ですか? ……もう、忘れてしまいました。おしゃべりが過ぎましたね。それでは、ごきげんよう。
探偵業の裏の裏「41Good」
良質:24票トリック:8票物語:3票納得感:6票
名探偵浦島は、ひとつの結論を出した。
A氏が不倫をしているという事実はない、と。

そして、浦島は助手にこう言った。
「不倫相手と別れて家族に謝罪するよう、A氏に伝えてください」

なぜ?
23年01月28日 23:17
【ウミガメのスープ】 [ルーシー]



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浦島は助手から相談を受けた。
助手の知人A氏が、家族に不倫を疑われているらしい。

だが、浦島は察する。
A氏は架空の人物で、不倫をしているのはこの助手なのだろう。
自分自身のことを、まるで他人の話であるかのように装っているのだ。

それを指摘するのも野暮だと思い、あくまでA氏への忠告という形をとることにした。
良質:33票トリック:1票物語:7票
ある日、あなたが歩いていると近所に住む小学生のアスカちゃんに呼び止められました。
「キョウスケにいちゃん、この子が何かしゃべってるんだけど、どうしたらいい?」
よく見るとアスカの近くには見たことがない生き物がいて、なにやら言葉らしきものを発しているようです。
あなたはその場に居合わせたアスカの親戚のキョウスケとして、謎の生き物を助けてあげましょう。

【《ルール》】
・話しかけられるのはアスカと謎の生き物だけです
・亀夫君問題の形式で、Yes/Noで答えられる質問以外も話しかけることができます
・質問以外にも簡単な行動ができます
・謎の生き物とのコミュニケーションに関しては、{相談チャットなどでの相談を推奨します}

【*共作・挿絵*】
靴下さん
24年08月10日 21:00
【新・形式】 [ほずみ]

共作:靴下さん まとメモ追記しました!




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◇ ◇ ◇

「くじげさんたち、帰っちゃったね」
「そうだね…さみしいけど、もともと海に住んでるからおうちに帰ったんだよ」
「…じゃあ、なんでアスカのおうちの近くにいたのかなぁ」
「なんでだろうね?風に飛ばされてきたのか、鳥に運ばれてきたのか… 謎だな」
「うーん…じゃあもうくじげさんたちには会えないのかな、せっかく仲良くなったのに」
「また一緒に海に来て話しかけてあげたら来るかもよ?『gasosehe ge ra re!』って」
「『gasosehe ge ra re!』 分かった! 次に会えたときは私も一緒におしゃべりしたい!」
「それなら、kujigesanたちの言葉を一緒に勉強しようか。僕もまだ全部分かったわけじゃないし」
「うん!」

こうして、元の住処に帰った謎の生き物kujigesanを見送ったキョウスケとアスカはいつの日かまたkujigesanに会うことを願いながら家に帰りました。


◇ ◇ ◇

{クリアおめでとうございます!!}
キョウスケとアスカと一緒にkujigesanについてもっと知りたい! という方はまとメモのリンク先もぜひご覧ください!
胸襟を開いて「40Good」
良質:15票トリック:5票物語:4票納得感:16票
超がつくほど真面目な生徒会長の奥田が、制服をだらしなく着崩す男子を見かけた次の日から、学ランのボタンを留めずに登校するようになったのは何故?
23年11月30日 22:45
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

テストプレイ:ほずみさん




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校内で制服を着崩す不良生徒を見かけ、注意した奥田。溢れる学校愛からつい強い口調になっていく。
恨みを買った奥田は下校中にその生徒から喧嘩をふっかけられ、左腕を骨折してしまう。

次の日から腕にギプスと包帯をつけて登校するようになった奥田は、学ランに左腕を通せなくなったため、治るまでボタンを留めずにその間から左腕を出し、羽織る形で着用するようになった。