みんなのGood

人肉に似る果実の噂「16Good」
良質:3票トリック:2票納得感:11票
狂気の美食家、日本橋十兵衛。
彼は、自分の誕生日に肉を食べることを毎年の恒例にしている。
しかし、稀に誕生日に肉ではなく、果物を食べることがあるそうだ。

その果物とはいったい何だろうか?


※若干要知識であるかもしれません。必要に応じて検索をお願いいたします。
※ヒントを希望される場合は、質問欄でお伝えください。
22年03月06日 10:32
【20の扉】 [炎帝]

3/7(月) 21:00までの出題を予定しています。




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答: ドラゴンフルーツ

日本橋は、自分の誕生日に{その年の干支になっている動物の肉}を食べることを毎年の恒例にしている。
このうち11種類の動物についてはこの世に存在するため、金に物を言わせていかようにも取り寄せることができるのだが、{辰}(龍)だけはそういうわけにはいかない。
そこで、龍の名を冠するドラゴンフルーツで代用しているのであった。


※「リグレッタブル・スケッチブック」の同工異曲です。
https://late-late.jp/mondai/show/14662
虫に非ず「16Good」
良質:3票トリック:8票納得感:5票
時は20XX年。
進み続ける都市化により、年中家の中でゴキブリの姿を見かけるようになった。
超超超絶ゴキブリ嫌いの国民達が絶望する中、大手の日用品製造メーカー・DADA製薬から販売された対ゴキブリ用殺虫スプレー、その名も『ゴキッとバスター』。
命中すればゴキブリの死骸すら残さず消滅させるため、虫嫌いの皆様にも安心して使用して頂けるスグレモノである。
そんな宣伝文句で売り出された『ゴキっとバスター』は、発売から日を経ずして問い合わせが殺到するまでになった。


━━━発売開始からしばらく経った後のこと。
以前に比べて、{ゴキブリの姿が見られなくなった今の方が売り上げが伸びた}のはいったいなぜ?
22年04月07日 21:40
【ウミガメのスープ】 [だだだだ3号機]

10日(日)いっぱいで〆 ※まとメモで問題文のミスについて掲載しました。




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【解説】
{パッケージデザインにゴキブリの姿が見られなくなった}今の方が、超超超超超超超超超絶ゴキブリ嫌いの国民達にも手に取って貰いやすくなったから。



※以下、与太話

この国の人間は、{超が百回ついても足りないくらいの超絶虫嫌い}である。
そんな中、DADA製薬から発売された新型殺虫剤「ゴキっとバスター」。
圧倒的な射程距離と即効性を誇り、ノズルから発射された白煙に触れたゴキブリものの数秒で動きを止め絶命させた後、DADA製薬が独自技術により精製した新物質「ダダニウム」により、死骸を分解し消滅させるという逸品。
これならば死骸を処理する手間が必要ないため、超超超超超超絶虫嫌いの国民にとって垂涎のシロモノと言っていい。
当然ながら人体に有害な成分は使っていないため、小さなお子さまやペットのいるご家庭でも安心して使っていただけるまさに夢のような商品。


が、そこは超超超超超超超超超超超超超超超超超超超超絶虫嫌いの国民達。「{パッケージに書かれている死にかけのゴキブリが気持ち悪い}」という問い合わせが殺到した。台所等に常備しておくと、たまに本物のゴキブリに空見したりするらしい。性能が圧倒的なだけに、この点について悩む消費者が非常に多かった。





……そこでなんとこの春、皆様のご要望にお応えして!
『ゴキッとバスター』のパッケージをリニューアル致しました!
従来製品とは違いパッケージに気持ち悪いゴキブリの姿など一切使わず、超キュートでファンシーなお花とデフォルメされただだだだの顔をプリント致しました!!これなら家の中に置いてもお部屋の雰囲気を損ないません!!
一家にこれ一本!!『{ゴキっとバスター}』!!

※この話はフィクションです。実際の企業・団体は一切関係致しません。
良質:9票納得感:7票
地中に眠っているとされている財宝を掘り出そうとしていた学者のカメオ。そこでカメオは見事に月の石と呼ばれる伝説の石を掘り起こした。この石は非常に高価で取引されるものでそのことをカメオは知っていたにもかかわらず、その月の石を地中に戻した上に、このことを誰にも話さなかったという。いったいなぜ?

https://late-late.jp/mondai/show/16537
ぎんがけいさんの問題文をお借りしました。
22年05月19日 22:48
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]

本戦は5/21 20:00から!




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【要約】
証拠隠滅

【簡易解説】
学者として二人三脚頑張っていた盟友の遺体と共に、カメオは血の付いた月の石を埋めた。学会の手柄の横取りに際して二人が口論になったのは、ほんの数分前のことだった。
良質:9票トリック:5票納得感:2票
「ふははははは!」
まおう いんふぃ が あらわれた! まおう を たおせ ! ▼


皆様が質問欄に書き込めるのは、
【1と2と3と4と5と6と7と8と9】
の中の【どれか1文字だけ】です。(例:「5」とだけ書き込む 等)

魔王を倒して下さい。
22年05月25日 21:30
【新・形式】 [いんふぃ]

2度目の新・形式!




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「ぐああああああああぁぁぁぁ」
まおう いんふぃ は ゆうしゃ ぎーた に よって ほろぼされた !
せかい に へいわ が もどった !


「1」と書き込むと「1どめの いちげき !」と回答され、
「8」と書き込むと「8どめの いちげき !」と回答される。
{つまり、「○」→「○どめの いちげき !」と返答されるシステムになっていたのです。}
しかし、どれだけ攻撃を重ねても魔王は倒せません。決定打に欠けます。

ここで、問題文をよく見てみましょう。

皆様が質問欄に書き込めるのは、
{1 と 2 と 3 と 4 と 5 と 6 と 7 と 8 と 9}
の中の【どれか1文字】です。

どれかの数字とは言っていません。{どれか1文字}です。
つまり、「1『と』2『と』3~~」の【「と」も使っても良いのではないでしょうか。】

それでは「と」と打ち込んでみましょう。
先ほどのシステムより、【「と」→「とどめの いちげき !」となります。】

これで、魔王に止めを刺すことができました!
ヒーローは人殺し「15Good」
良質:6票トリック:5票物語:3票納得感:1票
正義と悪がはびこる世界のお話。

カメタロウはそんな世界で敵を倒して活躍しており、その活躍ぶりには誰もが一目置く存在であった。

ある日、カメタロウが敵をなかなか倒せていないことを知った

カメタロウの仲間たちはカメタロウのもとへ駆けつけた。

すると、カメタロウは、力を合わせて敵を倒すどころか、

<{仲間たちを殺して自殺した。そこにいた罪のない子供も巻き込んで…。}>


いったいなぜ?
19年06月22日 22:09
【ウミガメのスープ】 [Rest]

あなたにとってヒーローとは、どんな存在ですか?―――SP*靴下さんに感謝。―――




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【解説】







※要約解説は下のほうにあります。辛い描写が多いので、苦手な方は要約解説をご利用ください。




「キャー!!やめてー!!」

「逃げたければ金を用意するんだな」

――――――――

「へっ、今日は500万の稼ぎだ。」



俺はカメタロウ。

【カメカメ結社の幹部で、毎日悪事を働いてはお金を手にしているんだ。】

今日も盗みを働いて、500万も稼ぎを得ることができた。

世の中、ちょろいものだ。
まったく楽な仕事だ。俺は鼻歌を歌いながら、今日も稼いだお金で宴を開くのだった。



ある日のことだった。

俺はいつも通り盗みを働こうと、カモになる家を探した。
しばらくバイクを走らせていると、いい感じの家が見えてきた。

お、ここなんて簡単に盗めそうな家じゃないか。
車もないし、どこかに行っているのだろう。

早速俺はその家に足を急がせた。
割と古めの家で、ところどころに苔が生えている。


鍵は開いていた。ドアを開けた。ゆっくりと足を動かし、静かに部屋を物色しに向かう。

なにかゴミ箱からくしゃくしゃになった大量の紙を見つけた。なんだろう、と広げようとした。

その時だった。男の子らしき声が聞こえてきた。

「なにしてるの?」

ドキッとした。このまま逃げてしまおうかとも考えたが、男の子の二言目は意外なものだった。

「もしかして、お母さんの彼氏?」


え?


そう声が出ていた。

いや、これはチャンスかもしれないと考え、俺は正体を偽ることにした。

「そ、そうだよ。様子を見に来た。お母さんは?」

「もうかれこれ4日くらい帰ってきてないよ」

「え、ずっと一人でか?」

「うん。レトルトなら僕でも作れるし食べ物も困ってないよ」

「寂しくないのか?」

「寂しいよ。ずっとお母さんを待ってる。いつ帰ってきてくれるのかなぁ」

「そういえば、お父さんはどうしたんだ?」

「別れたよ。二年前に」

悲しそうな表情に少し胸が痛んだ。

「今、何してるんだ?」

「お母さんに手紙書いてる。帰ってきたら渡すんだ。」

俺は何も言えないままだった。こんな家初めてだったから。

そういえば、と思い出した。あのくしゃくしゃの紙は何だったんだろう。
俺は静かにゴミ箱のほうへ赴き、くしゃくしゃの紙を取り出した。

紙を開いて、【背筋が{凍}り付いた。】

――――――――――――――――――――――――

カメオへ

あなたがこの手紙を読んでいるころ、{私はもうこの世にはいないでしょう。}
あなたと過ごした日々は宝物です。
こんなお母さんでごめんなさい。ありがとう。
さようなら。

あなたのお母さん カメコより

――――――――――――――――――――――――

【お母さんは…死んでいる…?】

そうなるとしたら。

新たな疑問が生まれた。

この子は…カメオはどうなるのだろう…?

俺の心から、もうここを離れるという選択肢が消えた。

この子を助けたいという気持ちが確かに芽生えた。

「俺、ここに何日間か住ませてもらうよ。よろしくな。」

俺の中で何かが変わった。

もう悪なんてどうでもよかった。

「へー。よろしくね。」


こうして、俺とカメオの奇妙な生活が始まった。


「カメオ、お前外で遊んだりするのか?」

「全然遊ばないね。学校でも独りぼっちだよ。」

そう話すカメオの目には悲しみの色が見えた。

「なぁ、公園いかないか?」

今まで人を助けようとか、楽しませようとか
考えたことがなかった俺には、誘い方が分からなかった。

だから、そのまま公園に誘った。

遊ぶといっても、家にはボール位しかなかった。
キャッチボール位しかできることはなかった。

でもあっという間に時間は過ぎていった。

【「遊ぶ」のってこんなに楽しいのか。】


「なぁ。カメオ。お前、将来の夢ってあるのか?」

「うーん、プロ野球選手になってみたいなぁ」

「そうか。きっとお前はいい野球選手になるよ。」

「そうかなぁ…」

カメオは喜びをほほに浮かべ、目をかがやせていた。
その表情を見ていたら、悪なんてもう心の中には残っていなかった。




それから3日。

カメオとはすっかり打ち解け、楽しく日々を過ごしていた。
そんな悪の結社の幹部ともあろう人の平和が長く続くはずもなく。

一通のメールが届いていた。



【――――――――――――――――――――――――

カメタロウ、遅いぞ。
もう三日も帰ってきていないな。

生命反応はあるから生きているであろう。
敵に捕まっているのか?

念のため、GPSを利用してお前の所に応援を3人向かわせる。
今日中には帰ってくるように。


まさか裏切ったりなんてしてないだろうな。

――――――――――――――――――――――――】


――――まずい。――――


悪の結社からここはそんなに遠くない。


奴らが、来る。


恐怖で顔が引きつっていたようだ。
カメオに心配されてしまった。

「ねぇ、何かあったの?」

「い、いや、何でもないさ。」

「でも顔色悪いよー。」

「大丈夫だって。ちょっとおなかが痛いだけだ。」

どうすればいいだろう。

GPSは取り外せない。もう無理だ。

「カメオ…もう俺、行かなきゃいけないわ」

「どこに?」

「うーん…仕事場?」

「いつ帰ってくるのー?」

「それが…もしかしたら…帰ってこれないかもしれないんだ」

「えっ…そんなの嫌だよ。また独りぼっち?」

「いや、きっと帰ってくる。きっとだ。」

「分かった。もう行くの?」

「うん、もう行かなきゃいけないみたいなんだ。」

「じゃあね。」

「またな。いい子でいるんだぞ。」

そっと、ハグをした。暖かかった。

悪の世界では味わうこともできないほどの温かみだった。

その時だった。



{ドンドン}

「カメタロウ、でてこい!」

(!?…早すぎる…)



【{ドンドンドン}】

「だれ?こわいよ…」

「大丈夫だ、きっとこれは家を間違えてるんだ」







<{ドカァッ!!}>

そこには武装した三人の男が。

「そこにいるのはカメタロウだな。何をしていた。」
「その子は誰だ。まさか裏切ったんじゃないだろうな。」

「んなわけないじゃないか…ちょっと道に迷ったんだよ…」

「じゃあ今すぐその子を{殺す}んだ。」

「え?」

「当たり前だろう。」

「いや、でも…」

「無理なのか?」

「くっ…」


俺はそこにあった包丁を手に取った。

「何してるの?カメタロウお兄ちゃん…」

カメオの目からは涙があふれだしそうになっており、
パニックから呼吸は荒くなっている…


「…だ…」

「は?どうした。早く殺すんだ」

「無理だ…」

「何言ってるんだ。早くその子を」



<「無理だって言ってんだろうがよぉーーー!!!」>



俺は体の向きをグイっと変え、三人に{切}りかかる。

グサッ、グサッ、と一撃一撃が確かに突き刺さる。

<「お兄ちゃんやめて!やめてぇぇぇーーっ!!」>








気づけばあたりは血まみれになっていた。

振り向くと、そこにはただ呆然と立ち尽くすカメオの姿が。

「ハァ…ハァ…」

そこに一件のメールが。

【―――――――――――――――――――――――

生命反応が消えたぞ。】


<{お前、殺したな?}>


【いますぐそっちにお前を殺しに行く。


まさかお前が裏切るとは思っていなかったよ…


あばよ、カメタロウ。

―――――――――――――――――――――――】


あぁ、終わった…

包丁を手に取った。

「カメオ、お前と過ごした日々は最高に楽しかった。
 俺はおまえの母ちゃんの彼氏でも何でもない。
 【ただの悪党】なんだ。お前んちに盗みに入った泥棒。
 盗んで出ていくつもりだったんだが、お前が見捨てられなかった。
 {俺はな、どうせもうじき組織に殺されちまうんだ。}
 お前とのキャッチボール、楽しかったよ。ありがとう。
 <お前は、俺の最高の息子だ。元気でな。>」

俺はそう最後の言葉をつづった。
 
「そんな…待ってよ!」

思わず声を荒らげるカメオ。

俺は手にした包丁を{自ら胸に突き刺した。}




  *



「そんな…待ってよ!」

そう叫ぶ僕には見向きもせずに、

カメタロウお兄ちゃんは手にした包丁を【{自ら胸に突き刺した。}】

そんな。

なんで。【なんで。】<なんで。>

いやだよ。カメタロウお兄ちゃん。

手を握る。まだ温かみがあった。悪党の手にも確かに温かみはあった。

どんどんカメタロウお兄ちゃんの顔が無残なものになっていく。

だめ、だめ、しんじゃいや。

あふれる涙をこらえられなかった。

「カメオ…本当に…ありがとう…」
カメタロウの瞳からは一滴の涙がこぼれ落ちていった。




荒ぶる呼吸のなか、カメオは静かに包丁を手に取り、<{自ら胸に突き刺した。}>



【完】


※要約解説

カメタロウは悪党である。
かわいそうな事情を持った子供、カメオの面倒を見ていることがばれ、敵視されてしまう。
どうしてもカメオを殺して悪を証明できなかったカメタロウは悪党の幹部三人を殺す。
そのあと、もうどうせ殺されてしまうと悟ったカメタロウはその場で自ら命を絶ち、
カメタロウに面倒を見てもらっていたカメオは、
カメタロウが目の前で自殺した悲しみから、自殺してしまった。




この物語を知ってから、タイトルをもう一度見てみると、意味が違って見えるかもしれません…