みんなのGood

良質:9票物語:3票納得感:3票
サンシャイン王国のヒルダ姫様は その高貴な身分ゆえ
外で自由に遊ぶことも 同年代の気を許せる友達を作ることもできずに
長年悩んでいましたが
あるとき そんな悩みを解決してくれる 秘密の友達ができました
下町育ちの ヨルダです

大きなお城に興味津々のヨルダが 城壁に空いたひび割れから
城内に忍び込んできたことをきっかけに 二人は偶然知り合いました

二人はすぐに意気投合し
ヨルダから城壁の抜け道のことを教えてもらったヒルダ姫様は
ときどき大人たちには秘密で 昼の町に遊びに行き
夜になると ばれないように城に帰るという生活を
繰り返すようになりました

今日もこっそりとヨルダの家に遊びに来ていたヒルダ姫様
そこへ 執事のアーサーが大慌てでやって来ます
アーサーは ヒルダ姫様とヨルダが秘密の友達だということを
唯一知っている 協力者なのです

「大変ですヒルダ姫様! 大事件です!」

アーサーから事件のあらましを聞いたヒルダ姫様は
ヨルダのために
「事件が無事に解決するまでは城には帰らずに
 ヨルダの家に泊めてもらおう」と決めました

さて この問題にふさわしいタイトルを付けた場合
『ヒルダ姫様の●●●●生活』の●●●●部分に入るべき
漢字4文字は 一体何でしょうか?
23年09月16日 16:28
【20の扉】 [オリオン]

16日・17日・18日の3日間出題。 18日の夜23:59に質問を締め切って解説を出す予定です。




解説を見る
『ヒルダ姫様の【昼夜逆転】生活』

『簡易解説』
ヒルダ(昼)とヨルダ(夜)は普段から入れ替わって
ヒルダはヨルダのふりをして町で遊び
その間ヨルダがヒルダのふりをして遊んでいた

ある日
ヒルダ姫を狙った誘拐犯にヨルダが誘拐されてしまい
ヒルダ姫は 人質の間違いに気づかれないようにするために
しばらくヨルダをふりをしたまた生活することを決めたのだった


******************************


サンシャイン王国のヒルダ姫様は その高貴な身分ゆえ
外で自由に遊ぶことも 同年代の気を許せる友達を作ることもできずに
長年悩んでいましたが
あるとき そんな悩みを解決してくれる 秘密の友達ができました
下町育ちの ヨルダです

大きなお城に興味津々のヨルダが 城壁に空いたひび割れから
城内に忍び込んできたことをきっかけに 二人は偶然知り合いました

{お互いの顔を見て ヒルダ姫様もヨルダも大変驚きました}
{なんと二人は その場に鏡でもあるかのように 瓜二つだったのです!}
二人はすぐに意気投合しました

{「世界には似ている人が三人はいるって書庫の本で読んだことがありますけど}
{ こんなにもそっくりな人がいるなんて……」}
{「アタシもびっくりだよ! 顔は同じでも そんな風にきれいなおべべを着れば}
{ ちゃーんとお姫様らしく見えるものなんだな! なんか見てて面白いや」}
{「……ねぇヨルダ あなた お城に興味があって忍び込んできたのよね?}
{ お城での生活や 今私が着てるみたいなドレスにも興味はあるかしら?」}

{そこから先はトントン拍子に話が進みました}
{外で自由に遊びまわりたいと ずっとずっと望んでいたヒルダ姫様と}
{お城での生活にも 綺麗なドレスにも ちゃっかり興味があったヨルダ}
{二人の利害が一致したのです}

ヨルダから城壁の抜け道のことを教えてもらったヒルダ姫様は
ときどき大人たちには秘密で 昼の町に遊びに行き
夜になると ばれないように城に帰るという生活を
繰り返すようになりました

{そして ヒルダ姫様が町に遊びに行っている間は}
{城の大人たちの目をごまかすために}
{きらびやかなドレスでめかしこんだヨルダが}
{ヒルダ姫様の身代わりとして 城での生活を楽しむようになったのです}

今日もこっそりとヨルダの家に遊びに来ていたヒルダ姫様
そこへ 執事のアーサーが大慌てでやって来ます
アーサーは ヒルダ姫様とヨルダが秘密の友達だということを
唯一知っている 協力者なのです

「大変ですヒルダ姫様! 大事件です!」

{つい先程これが届けられて……城は大騒ぎです……}
{そう言ってアーサーが震える指で差し出してきたのは}
{一枚の脅迫状でした}

{『ヒルダ姫は預かった』}
{『返してほしくば 身代金を1億シャイン用意しろ』}

{さっと青ざめたヒルダ姫様は 思わずアーサーと顔を見合わせます}
{それは 世界でたった二人 ヒルダ姫様とアーサーだけが}
{正しい意味で読み取ることができる脅迫状でした}
{城のみんなも 誘拐犯でさえも}
{文面のとおり ヒルダ姫様が誘拐されたと思っています}
{しかし事実は違うのです}

{「……ヨルダは?」}
{「ここの脅迫状が届いてからすぐに 心当たりの場所はあらかた探したのですが}
{ ……みっみみつかりませんでした」}
{「そう……じゃあやっぱり そういうことなのね?」}

{――ヨルダが誘拐された}
{――――よりによって 自分の身代わりとなる形で}

{ヒルダ姫様の胸は ヨルの身を案じる気持ちで張り裂けそうになりました}

{そして 一刻も早く城へ戻って皆を安心させるように諭すアーサーに対し}
{ヒルダ姫様は}
{『もし今 自分が城に戻り無事を知らせたら}
{ 人質の間違いに気が付いた犯人が}
{ ヨルダに危害を加える可能性があること』}

{『ヨルダが無事に帰ってくる可能性を少しでも上げるためには}
{ このまま城の皆に さらわれたのはヒルダ姫だと思わせておいて}
{ 全力で救助にあたらせた方がよいこと』}

{『そのためには 自分の無事がばれないように}
{ しばらくはこのまま ヨルダのふりをしていた方がよいこと』を告げて}

「事件が無事に解決するまでは城には帰らずに
 ヨルダの家に泊めてもらおう」と決めたのでした

M other「15Good」
良質:3票トリック:1票物語:7票納得感:4票
ナナミのことを「ママ」と呼んでいた息子•ヨウタに、初めて「おかあさん」と呼ばれたとき。

ナナミがヨウタに、ママと呼んで欲しい気持ちを我慢して「ママでもお母さんでもない別の呼び方」で自分のことを呼ぶよう言ったのは何故か?
23年11月03日 23:12
【ウミガメのスープ】 [オリオン]

マ〜マ! ママ!




解説を見る
息子は言葉の覚えが比較的早い子だった。

『マ〜マ!』

ぷくぷくとした唇が私に向かって何度もぱくぱくと動いて、初めての言葉はやっぱりママだったねなんて夫と笑いあったのが、息子が1歳になる少し前のこと。

私の両親が良くない筋からの借金を残したまま事故で死んで、どうやらその返済名義が一人娘の私になっているらしいと発覚したのが、息子が1歳になった少し後。

恫喝まがいの取り立てから家族を守りたくて、夫に息子を託す形で離婚したのが同じ頃。

昼も夜も働き通しだった毎日。

やっと完済の目処が立って、学生の頃からの夢だった小学校の先生へと転職したのが去年。

    ◆ ◆ ◆

そして今年。
何の運命のいたずらなのかーーーーなんと息子が、私の学校に入学してきた。

驚いた。間違っても息子達に取り立ての矛先が向かないようにと、別れてから一切連絡を取らないようにしていたから。
…………どうしよう。声をかけてもいいものなのかしら。でも、なんて声をかけたらいいの。
『ママのこと覚えてる?』『もし叶うなら、もう一度ママと呼んで欲しい』って。そんな風に思ってしまうのは……やっぱりわがままかしら。
悶々と悩み続けて数週間。


「おかあさん」


不意に、息子にそう呼ばれた。
……心臓が止まるかと思った。愛しさで目が潤みそうになったけど……息子がすぐにハッとした顔になって、それから恥ずかしそうにおろおろとし始めたのを見て、気がつく。
そういえば、この子は私を『ママ』と呼んでいたのに、さっきの『おかあさん』は随分と慣れた言い方だった。

そっか…………。
{あなたにはきっと、もう私とは別の『おかあさん』がいるのね。それなら、『ママ』って呼んで欲しいなんて私のわがままで、あなたを困らせるわけにはいかないわ。}

「こら、洋太くん。私はあなたのママでもお母さんでもありませんよ? ちゃんと七海先生って呼んでくださいね?」
「はぁい! ごめんなさぁいななみせんせい!」

寂しいけど、あなたが今幸せなら、
『ママ』とっても嬉しいわ!


◾️簡易解説◾️
息子が物心つく前に離婚した、小学校教師をしてい七海。
数年ぶりに再会した息子が、『せんせい』を呼ぶつもりで間違えて『おかあさん』と呼んできた。それはむまり、息子は咄嗟に呼び間違いをするくらい、普段から『おかあさん』という言葉を口にし慣れており、今は七海とは別の『おかあさん』と暮らしているということだと思ったので、七海は自分が『ママ』だと明かすことをやめて、あくまでも教師として息子と接することにした。
後悔の公開「15Good」
良質:9票トリック:2票納得感:4票
とある海賊船の船長が、
自分の全財産をラテ島に隠して航海に出掛けた。
隠し場所は森の中の広場の、ラテラテの大樹の根本である。

このことは、カメオ含む数名の部下にしか公開されていない。

・・・
しばらく後、航海から帰った船長の所に、大慌ての部下が報告に来た。
「カメオが財産を盗んで逃げました!!!」

実際に見に行ってみると確かに、
ラテラテの大樹の根本が掘り返され、財産が盗まれている。
そして、この広場に財産を埋めたことを知っているカメオが行方不明とのこと。


船長は銃を抜くと、{報告にやってきた部下を撃ち殺した。}
さて、一体なぜ?
23年11月30日 23:14
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集24




解説を見る
財産を埋めた場所を知っているのは、4人の信頼できる部下たちだけだ。

カメオには『西側に財産を埋めた』と伝えてあったんだ。

ラテオには『北側に埋めた』。
ナミオには『南側に埋めた』。

そう伝えていたんだよ。

さて、大樹の根本の『東側』がピンポイントで掘り返されているようだが…。
なぜ、『東側』が掘り返されているのだろうな?

『東側』に財産が埋まっていることを知っているのは
…お前だけなんだよ。ウミオ。



裏切り者には鉄槌を。



答え:
報告に来た部下であるウミオにだけ伝えていた財産の埋蔵場所が掘り返されていたから。
大樹の根本には複数箇所、財産を埋蔵した場所があった。
良質:6票トリック:2票納得感:6票
夏の休日、カバンやバッグを持たずに手ぶらで山奥の「キミタチ農園」に訪れたメイコ。
メイコは現地で様々なフルーツを堪能した後、両手がふさがるほどの果物を持ち帰路についた。

以下はメイコが持ち帰ったものである。
他と比べてほんのり温かいものがあるのだが、それは一体どれ?
理由も含めてお答えください。

【・黄色のゴールデンキウイ
・橙色のパパイヤ
・赤色のマンゴー
・緑色のスイカ
・紫色のブドウ
・桃色のドラゴンフルーツ】

※選択肢のみ正解の場合は「NO」となります。
22年07月17日 21:56
【20の扉】 [山椒家]

ほなキミタチ農園にでも行こかー




解説を見る
『緑色の{【Suica】}』

キミタチ農園は最寄駅から徒歩2分のアクセスが便利な人気農園である。
キャッシュレス決済も充実しており、財布を持たずに来園する客も多い。

メイコはスマホと【{Suica}】をポケットに入れ、JRを利用し手ぶらでキミタチ農園へと向かった。

その帰り道。ビニール袋に入った果物を両手で持ちながら改札でSuicaを使ったメイコ。
とりあえず胸ポケットにSuicaを入れた。

電車の中は冷房が効いており、手荷物のフルーツ類はよく冷えた。
Suicaはメイコの体温でほんのりと温まった。

簡易解説・Suicaをポケットに入れてたので体温で温まった。
良質:3票トリック:6票物語:1票納得感:4票
ペルセウス座流星群を眺めに丘の展望台にやってきたカメオとウミコ。

流れ星を待つ間、星に詳しいカメオは、ウミコにもわかるように説明を加えながら、次々に星座の名前を口にする。

「ほら、あれがカシオペヤ座」
「そっちの方にあるのがこぐま座」
「てんびん座はあれだよ、今ちょうどあの山にかかってるやつ」

はじめはカメオの知識と綺麗な星々に感嘆の声をもらしていたウミコだったが、次第に眉間に皺を寄せていく。

そんな彼女の様子を知ってか知らずか、なおも自らの博識さを披露し続けるカメオに向けて、ウミコはついに叫んでしまう。

「{A}!」

その言葉を聞いたカメオは、にっこり笑って言った。

「{A}」



2人のやりとりを踏まえた上で、{A}に入る単語を当ててください。
22年09月26日 21:43
【20の扉】 [「マクガフィン」]

28日(水)25:00まで予定/ラストスパート!!




解説を見る
夏の夜、展望台にやってきた2人は流星群を待つ間の暇つぶしにしりとりを始めた。

しりとり、りんご、ごりら…
ごくスタンダードに始まったしりとりは、カメオがふと空を見上げて閃いたことで、状況が変わり始める。

「ペルセウス座」

「えーっと、雑貨」

「カシオペヤ座。ほら、あれがカシオペヤ座」

「へー!詳しいね!うーん、在庫?」

「こぐま座。そっちの方にあるのがこぐま座」

「ざ、ざ、、、あっ!ザッハトルテ!」

「てんびん座。てんびん座はあれだよ、今ちょうどあの山にかかってるやつ」



そう、星座に関する豊富な知識を活かした{「ざ攻め」}である。

塹壕、ざくろ、ざんばら…

ウミコが「ざ」で始まる言葉をいくら並べても、

うお座、六分儀座、羅針盤座…

頭上に広がる夏の星座はもちろん、春の星座や冬の星座、中には聞いたこともないような星座まで、次々とカメオは口にする。

はじめは星座鑑賞としりとりの両方を楽しんでいたウミコだったが、次第に「ざ」で始まる言葉が思いつかなくなってくる。

眉間に皺を寄せて真剣に考えた末に出した言葉が、あっさりと星座で返される。

そんなやりとりがしばらく続いた後、頭を悩ませていたウミコはついに「言ってはいけない言葉」を叫んでしまう。


「ざ…ざ……{残念}!」


一瞬の沈黙の間に、安堵したようなウミコの表情は、驚き、そして悔しさを帯びたものへと移り変わった。

しりとりに勝てた喜びもありながら、そんなウミコの様子が面白くて、カメオは思わず破顔する。

満面の笑みを浮かべながら、カメオはウミコの負けを宣告するのだった。


「{残念}」