みんなのGood

良質:3票トリック:8票納得感:3票
砂漠を旅する男。
何日も歩き続け、ついに幻のオアシスが見えた。
すると、男は水筒で砂をすくい始めた。
一体なぜ?
21年11月29日 22:39
【ウミガメのスープ】 [ルーシー]



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男は脱水と疲労で幻覚を見るまでになっていた。
オアシスで水を汲むつもりが、実際には水筒の口を砂に沈め、残り少ない飲み水を失うことになってしまった。
良質:6票物語:5票納得感:3票
とある日曜日。

欠伸をしたアツヤがパソコンとのにらめっこを一旦中断するのを見て、同棲中の彼女であるアキラは、ここぞとばかりにとても単純な20の扉を彼に出題した。

彼女がこの時まで彼にその出題をためらっていた理由となったモノを答えて下さい。
22年05月20日 22:01
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]

花50問目!




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【FA:】
(ブルーライトカットの)眼鏡

+++++おまけ+++++

同棲中といっても、日曜日が暇なのは変わらない。

アツヤはいつものサイトに張り付いているが、アキラは昨日、事前に知ってしまったものなので参加できない。

その証拠に、『テストプレイ:青ピンさん』としっかり記してある。ちょろっと解いただけなのに、律儀なものだなあとアキラは思う。

暇すぎて二人分のコーヒーを淹れ、彼の元へそっと置こうとする。しかし、そうはならなかった。

『お昼ですがご参加下さりありがとうございました~』

アツヤは一通りを済ませたようだ。昨日の夜更かしからか、欠伸をし、ブルーライトカット用の眼鏡を外している。

目を擦る彼を見て、アキラは先ほど思いついたことを行動に移した。さっきまでは眼鏡が邪魔になってやりづらかったが、今ならそれをためらう必要はない。

「もんだーい。私は、だーれだ!」

両手で彼の視界を遮りながら、出題するアキラ。その形式は無論、20の扉。

「宇佐美アキラさんですか?」

「Yes!ナイススナイプ~!」

とあるサイトで知り合ったとある二人の、20の扉に彩られた他愛もない日常である。

おわり。

{※}リメイク元
https://late-late.jp/mondai/show/7263

【簡易解説:】
「だーれだ!」というとても単純な20の扉を出題しようとしたアキラは、アツヤの視界を遮るときに眼鏡が邪魔になってしまうので、彼が欠伸をし、涙を拭き目を擦るために一旦眼鏡を外したのを好機と見た。

【要約:】
だーれだ!
ぼくらの水平思考「13Good」
良質:3票トリック:1票物語:7票納得感:2票
その日、フジコによって新・形式の闇スープ問題が投下された。
僕らはそのゲームを楽しんでいた。
正解者が一人、また一人と増えていく。僕も無事に正解する。

そんな中、一人だけなかなか正解に至らないラテオ。
見兼ねたフジコは闇スープを解除し、質疑応答のログが一気に晒された。それは水平思考でも何でもないものばかりだ。
それでもラテオは正解に至らない。
終いには出題者のフジコが質問をし、ラテオが次の質問欄で回答するといった具合に立場が入れ替わっていた。
相談チャットでは応援の声多数。


一体どうしてそんな事が起きたのだろう?
18年08月08日 00:24
【ウミガメのスープ】 [藤井]

1000杯達成めでてえ!!!




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【新・形式】「ここまでおいで」【闇スープ】

告知チャットにてお知らせした通り、本日13:00よりらてらてオフ会を開催します。
スタート地点はラテ駅西口!
主催者である私、フジコはラテ駅近辺のある場所にて参加者を待ちます。
質問欄を駆使してここまでたどり着いてください!

[ルール]
①「○○○ですか?」とそのまま場所を名指しで問う質問はNG
②私はある文字が書かれたTシャツを着ています。私と思われる人物を発見したら「Tシャツの文字は○○ですか?」と質問してください。それが所謂FAとなります。
③制限時間を1時間に設定しています。時間切れとなったら、解説にて私の居る場所が表示されます。そこで落ち合いましょう!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そんな具合に僕らのゲームは始まった。

「そこから忠犬カメ公の像が見えますか?」
「西口を出て徒歩5分以内の場所ですか?」
「そこから東を見て目立つ建物は何ですか?」
「今更ですがフジコさんは女性ですよね?」
「今日は暑いですね?」

事前にオフ会参加を申し出ていた参加者らにより、怒涛の勢いで質問が重ねられていく。
土地勘のある者からない者まで様々だったが、フジコが比較的分かりやすい場所を選んだ事もあり、大した混乱もなく参加者が集ってきた。
そして人数が増えれば増えるほど、遠くから見て「あの集団かな?」と分かりやすくなった事もあり、後から来た参加者らはFAの質問をするまでもなくフジコのもとへ辿り着いた。

そうして予定していた人数まであと一人、残すはラテオだけとなったのだが…。

「すみません、迷いました」
「自分がどこにいるのかわかりません」
「充電が残り少ないです」

そんな悲壮感漂う質問が重ねられていく。
見兼ねたフジコは闇スープを解除。FAであるTシャツの文字や、集合場所へ辿り着くための様々な要素が一気に晒されたのだが、自分の居る場所がそもそも分からないラテオにとっては何の意味も成さない情報だった。

「そこから何が見えますか?」
「西口を出てどっちに向かって歩きました?」

フジコが回答欄に質問を打ち込む。ラテオはその次の質問欄で回答する。終いには「皆で西口に向かうので、近くの人に西口までの道を聞いてください」という最終手段に出た。相談チャットからは応援の声多数。

そしてラテオも何とか合流し、らてらてオフ会は無事にスタートを切ったのだった。







その数日後、ラテオには[迷子]の称号が与えられたそうな。



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【要約】
オフ会の集合場所を当てる目的で出された問題で、参加者のラテオが迷子になってしまったため。

ねがいごと「13Good」
良質:6票トリック:2票物語:5票
カメコは小さな紙に自分のねがいごとをしたためた。

そして、同じようにみんながねがいごとを書き記した紙を見て、カメコは自分のねがいごとが叶ったことを知った。


一体どういう事だろう?
18年07月07日 23:11
【ウミガメのスープ】 [藤井]

ねがいごとスープ




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カメコが小学6年生の頃。
卒業まで残すところ1ヶ月となり、6年生は卒業文集の制作に取りかかっていた。
今日は生徒に手のひらサイズの用紙が配られた。これにそれぞれの夢をしたためて、【将来の夢】というページに貼りつけてレイアウトするらしい。
カメコの夢は決まっていた。

『海崎先生みたいに優しくてあったかい先生になること!』
カメコは担任の海崎先生が大好きだった。困った時には親身に相談に乗ってくれて、嬉しい時にはまるで自分のことのように一緒になって喜んでくれる。そんな先生と過ごした日々が、カメコに教師という夢を抱かせた。
そしてカメコも、自分が先生になって誰かの希望になりたいと願ったのだ。



十数年を経て、カメコは小学校教員となり教壇に立っていた。
実際に先生という立場になって、初めてその難しさを知る。
海崎先生は自分たち生徒に苦しそうな表情を見せたことがなかった。いつも生徒のことを一番に考え、寄り添い、励ましてくれたのだ。何年経っても海崎先生はカメコのお手本で、憧れだった。


そして6年生のクラスを受け持ったある年のこと。
クラスでは卒業文集の制作が着々と進められていた。
自分の教え子たちを送り出すのはカメコにとって感慨深い。制作途中の原稿に目を通しながら、物思いに耽っていた。
ふと、とあるページで手が止まる。

【僕たち、私たちの将来の夢】

みんなが思い思いに自分の夢を小さな用紙にしたためていた。
その中にひとつ、
『カメコ先生みたいに、明るくて頼りがいのある先生になること』
そんなねがいごとを見つけた。

いつかの幼い自分がよみがえる。


"自分が先生になって誰かの希望になりたい"
そんなカメコの願いは、叶っていたのだ。
悲劇の食卓「13Good」
良質:6票トリック:3票物語:3票納得感:1票
カメオは食卓にのぼっている食材を見て青ざめた。
いったい何故?
19年06月11日 19:58
【ウミガメのスープ】 [永日麗(えいひれ)]



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休日に家で過ごしていたカメオの元に、今年で4歳になるカメオの息子がやってきた。

息子「ぱぱ、かくれんぼ、しよ!」
カメオ「いいよ。パパが鬼かい?」
息子「そう!ぜったいに見つからないばしょ見つけたから!ぱぱはさんびゃくかぞえてね!」
カメオ「三百かあ…多いな」

カメオはキラキラとした瞳で語る息子を微笑ましそうに見つめ、壁に顔を向けて大きな声で数え始めた。
しばらくは息子のどたどたと走り回ったり何かをガタガタと動かす音が聞こえていたが、百を超えた辺りにはしん…と静まり返っていた。

三百はやっぱり多いよ、と思いつつカメオは律儀に三百を数え終え「もーいーかーい?」と聞いた。返事はない。

返事をしたら見つかると思ってるのかな。
カメオは「どこかなー」と大きな声で言いつつ、リビングや子供部屋をゆっくりと探し始めた。
しばらくうろうろと探し回り、やがて辿り着いたキッチンでカメオは目にしてしまう。

キッチンの食卓に無造作に置かれた食材。
それらは卵や牛乳、挽肉といった本来冷蔵庫の中に仕舞われているものだ。それらが乱雑に積まれている。

なぜ冷蔵庫の中の食材が食卓に出されている…?
なぜカメオの息子は返事をしなかった…?

カメオは物音が聞こえなくなってからどれだけ時間が経ったかを思い出し、さっと顔が青ざめた。
そして慌てて冷蔵庫の扉に手を伸ばす。
その中には——



(※昔の冷蔵庫は内側から開けられず、中が完全に密閉されてしまう構造のものが多かったのです)