「ごめんあそばせ」「14Good」
トリック:12票納得感:2票
彼が私をお嬢様のように扱うのは、
彼が公務員ではないことを示すためである。
彼の職業は何でしょうか?
彼が公務員ではないことを示すためである。
彼の職業は何でしょうか?
20年04月23日 19:56
【20の扉】 [休み鶴]
【20の扉】 [休み鶴]
初出題です!お時間ありましたらぜひー。
解説を見る
私立(わたくしりつ)の学校の教員
「目撃者は少ないほうが良い」「14Good」
トリック:12票納得感:2票
『バー・ラテラテ』に1人の客がやってきた。
車椅子に乗った初老の男性である。
男性はマスターに、
「すみません、待ち合わせをしていたのですが。」
と言って、一番奥のテーブル席にいる女性客に目配せした。
どうやら、彼女はこの男性の連れのようだ。
マスターはそれを聞くと、従業員に、
「悪いが少しの間、席を外してくれるかね。」
と言ってバックヤードに下がらせた。
さて、一体なぜ?
車椅子に乗った初老の男性である。
男性はマスターに、
「すみません、待ち合わせをしていたのですが。」
と言って、一番奥のテーブル席にいる女性客に目配せした。
どうやら、彼女はこの男性の連れのようだ。
マスターはそれを聞くと、従業員に、
「悪いが少しの間、席を外してくれるかね。」
と言ってバックヤードに下がらせた。
さて、一体なぜ?
20年04月27日 00:27
【ウミガメのスープ】 [るょ]
【ウミガメのスープ】 [るょ]
新・深夜の小ネタ集7
解説を見る
『バー・ラテラテ』のテーブル席にある椅子は、テーブル一体型になっている。
工具がなければ絶対に取り外しできないようになっているのだ。
このままでは、車椅子に乗っている男性は、椅子越しに席につくことになってしまうだろう。
それでは不便でかわいそうだと思ったマスターは、
彼がこの店にいる間、テーブルから椅子を取り外しておくことにした。
バックヤードに下がれば、工具がある。
それを取ってくるよう、従業員に命じたのだった。
「お客さん、少々お待ちを。すぐにこの席外しますんで。」
答え:
バックヤードには席を外すための工具があるから。
工具がなければ絶対に取り外しできないようになっているのだ。
このままでは、車椅子に乗っている男性は、椅子越しに席につくことになってしまうだろう。
それでは不便でかわいそうだと思ったマスターは、
彼がこの店にいる間、テーブルから椅子を取り外しておくことにした。
バックヤードに下がれば、工具がある。
それを取ってくるよう、従業員に命じたのだった。
「お客さん、少々お待ちを。すぐにこの席外しますんで。」
答え:
バックヤードには席を外すための工具があるから。
「殿様もとんちが聞かないとやってられない大変な商売なのですよ。」「14Good」
良質:3票トリック:4票物語:3票納得感:4票
ウミガメ国の侍であるカメオは大きな功績を立てたため、
殿様から直々に何でも褒美をもらえることを伝えられた。
するとカメオは、「死んだ父親に会いたい」と所望した。
殿様はどんな無理難題も叶えてやると言ってしまった手前、
何とかしてカメオの希望を叶えてやったが、
そのせいでカメオは妻と離婚の危機に陥ってしまった。
何故、カメオは妻と離婚の危機になってしまったのだろう?
殿様から直々に何でも褒美をもらえることを伝えられた。
するとカメオは、「死んだ父親に会いたい」と所望した。
殿様はどんな無理難題も叶えてやると言ってしまった手前、
何とかしてカメオの希望を叶えてやったが、
そのせいでカメオは妻と離婚の危機に陥ってしまった。
何故、カメオは妻と離婚の危機になってしまったのだろう?
20年05月30日 15:36
【ウミガメのスープ】 [KY太郎]
【ウミガメのスープ】 [KY太郎]
解説を見る
カメオとその父親が瓜二つであることを知っていた殿様は、
カメオの願いを叶えるため、当時まだ見たことのある者がいなかった鏡を与えた。
つまり、カメオが鏡に映った自分の姿を自分の父親と勘違いするように仕向けたのである。
そして、カメオはつづらの中に鏡をしまい込み、大喜びで毎日鏡の中の父親に語り掛けるようになった。
しかし、それを不審に思ったカメオの妻がこっそりつづらの中を覗き込んだ。
当然、鏡にはカメオの妻が映るわけだが、カメオの妻はそれが自分だと分からず、
カメオの愛人がつづらの中に隠れていると勘違いし、
大喧嘩となって終いには離婚の危機に陥ったのである。
【原作:落語「松山鏡」】
ちなみに落語のオチでは、
たまたま通りがかった尼さんが鏡をのぞき込み、
「中の女、おぬしらが喧嘩しておるのを見てきまりが悪くなったようじゃのう、尼になっとるわい」
カメオの願いを叶えるため、当時まだ見たことのある者がいなかった鏡を与えた。
つまり、カメオが鏡に映った自分の姿を自分の父親と勘違いするように仕向けたのである。
そして、カメオはつづらの中に鏡をしまい込み、大喜びで毎日鏡の中の父親に語り掛けるようになった。
しかし、それを不審に思ったカメオの妻がこっそりつづらの中を覗き込んだ。
当然、鏡にはカメオの妻が映るわけだが、カメオの妻はそれが自分だと分からず、
カメオの愛人がつづらの中に隠れていると勘違いし、
大喧嘩となって終いには離婚の危機に陥ったのである。
【原作:落語「松山鏡」】
ちなみに落語のオチでは、
たまたま通りがかった尼さんが鏡をのぞき込み、
「中の女、おぬしらが喧嘩しておるのを見てきまりが悪くなったようじゃのう、尼になっとるわい」
「持ってかないの」「14Good」
良質:3票トリック:11票
キョウコ「ハンカチとティッシュは持ってる?」
ケイタ「うん」
キョウコ「水筒は?」
ケイタ「カバンの中」
キョウコ「お菓子は全部で300円分ね」
ケイタ「うん」
この会話の後ケイタは、ハンカチもティッシュも水筒もお菓子も全て机に置いて、出て行ってしまった。
一体なぜだろう?
ケイタ「うん」
キョウコ「水筒は?」
ケイタ「カバンの中」
キョウコ「お菓子は全部で300円分ね」
ケイタ「うん」
この会話の後ケイタは、ハンカチもティッシュも水筒もお菓子も全て机に置いて、出て行ってしまった。
一体なぜだろう?
20年06月01日 22:00
【ウミガメのスープ】 [元灯台暮らし]
【ウミガメのスープ】 [元灯台暮らし]
解説を見る
雑貨店で万引きをしていたのがバレたケイタは、店長のキョウコに事務所へ連れて行かれた。
「ハンカチとティッシュは持ってる?」
「うん」
「水筒は?」
「カバンの中」
「お菓子は全部で300円分ね」
「うん」
盗んだものを確認し、俯くケイタを叱りつけたキョウコは、ケイタの親へ連絡をした。
しばらく後、ケイタの母親が申し訳なさそうにやってきた。
事情を説明するキョウコの前で、彼女はひたすら謝り通しだった。
結局今回は厳重注意という事で二人には帰ってもらった。
ただ、なんとなく違和感が残る。
お菓子は分かるが他の物も本当にケイタくんが欲しかったのだろうか?
お母さんの方もなんだか謝り慣れていた気もする。
キョウコの頭からは、なんとも世知辛い考えが離れないのだった。
「ハンカチとティッシュは持ってる?」
「うん」
「水筒は?」
「カバンの中」
「お菓子は全部で300円分ね」
「うん」
盗んだものを確認し、俯くケイタを叱りつけたキョウコは、ケイタの親へ連絡をした。
しばらく後、ケイタの母親が申し訳なさそうにやってきた。
事情を説明するキョウコの前で、彼女はひたすら謝り通しだった。
結局今回は厳重注意という事で二人には帰ってもらった。
ただ、なんとなく違和感が残る。
お菓子は分かるが他の物も本当にケイタくんが欲しかったのだろうか?
お母さんの方もなんだか謝り慣れていた気もする。
キョウコの頭からは、なんとも世知辛い考えが離れないのだった。
「鶏唐揚げと卵焼き」「14Good」
良質:3票トリック:3票物語:8票
仕事と子育ての両立に苦悩しながらも、今年で40歳を迎えるカメコ。
彼女の心の支えとなっていたのが、小学生の頃から一緒の学校に通ってきた、大親友かつ同僚のウミコだった。
そんなある日の朝、ウミコがいつも通り職場に出勤すると、カメコから誕生日祝いの手作り弁当を手渡された。
その後、昼食を終えた彼女は、カメコにその弁当箱を返して欲しいと頼まれたが、それを拒否したという。
弁当箱を洗って翌日返そうと思った訳ではないのだとしたら、一体なぜだろう?
彼女の心の支えとなっていたのが、小学生の頃から一緒の学校に通ってきた、大親友かつ同僚のウミコだった。
そんなある日の朝、ウミコがいつも通り職場に出勤すると、カメコから誕生日祝いの手作り弁当を手渡された。
その後、昼食を終えた彼女は、カメコにその弁当箱を返して欲しいと頼まれたが、それを拒否したという。
弁当箱を洗って翌日返そうと思った訳ではないのだとしたら、一体なぜだろう?
20年07月04日 22:01
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
SPをして下さったイナーシャさん・えいみんさん・ダニーさんに大いなる感謝!
解説を見る
◆簡易解説
息子(カメオ)の誕生日祝いとして弁当を作ったカメコは、反抗期のため弁当を受け取ってくれない彼のために、長年の親友で同僚かつ息子の担任であるウミコに頼んで渡してもらうことにした。
渡された弁当を食べ終えたカメオは、自分で家に持ち帰るのを嫌がって(恥ずかしがって)「カメコに返して欲しい」と頼んだが、ウミコは親子関係修復のためにも彼自身が返すべきだと考え、それを拒否した。
ーーーーーーーーーー
息子の通う高校で、教師として働いているカメコ。
その職業柄、つい息子に厳しく指導することが多くなってしまい、次第に息子の態度も変化していった。
「母さんさっきからウザい。いちいち話しかけないで。」
そうして反抗期を迎えた彼は、家にいてもほとんどカメコと口をきかなくなった。
幸い、学校に行くことは苦ではないらしく、息子の担任であるウミコ先生には信頼を置いているようだった。
それはカメコにとって、唯一の心の救いであった。
しかし…
「明日から弁当作らなくていいから。」
そう言って、毎朝早起きして作っていた弁当さえ受け取ってくれない息子を見ると、どうしても胸が痛む。
それでも彼女が諦めずに弁当を手作りするのは、ほんの僅かな望みにかけて、彼がいつか受け取ってくれるかもしれないと、そう願っているからだ。
そして、そんな望みをどうしても叶えたい日……息子の誕生日が訪れた。
せめてもの思いで、この誕生日祝いの弁当を渡したかった。
彼の大好物をこれでもかと詰め込んだ、特製弁当だ。
だが、彼はきっと、直接受け取ってはくれないだろう…それは分かりきったことだった。
そこで、カメコは考えた。
今でも息子と良好な関係を築いている、担任のウミコ先生を介して届けよう、と。
小学校から大学までずっと一緒。現在同じ高校で働く大親友。
カメコにとってウミコは、最も信頼のおける相手だった。
午前7時55分。もうすぐホームルームが始まる時間。
カメコが事情を説明すると、ウミコは快く承諾してくれた。
そして、息子の誕生日祝いの弁当を受け取ったウミコは、急ぎ足で教室へと向かっていった。
ーーーーーーーーーー
2年1組の教室。
楽しそうに友達と話しているカメオの元に、担任のウミコ先生がやってきた。
ウミコ「カメオ。カメコがこれ、渡してくれって言ってたわよ。」
カメオ「アハハハハ!…あ、先生おはようございます。これ何ですか?」
ウミコ「今日はあなたの誕生日でしょう?だからカメコ、どうしてもあなたにお弁当を食べて欲しい、って。」
カメオ「でも、弁当はもういらないって言ったはずじゃ…」
ウミコ「そんな事言わないで、折角時間かけて作ってくれたんだから、今日くらい食べてあげたらどう?」
カメオ「………」
その後しばらくして、ランチタイムが終わった頃。
カメオ「あ、先生。」
ウミコ「どれどれー?あら、お弁当食べたのね!カメコ絶対喜ぶと思うわ!」
カメオ「はい、美味しかったです。でも…」
ウミコ「でも?」
カメオ「……これ、先生のほうから母さんに返しておいて欲しいです。」
ウミコ「…え、どうして?」
カメオ「何というか……恥ずかしいんです。今まで散々嫌ってたくせに、いきなりだなんて…」
ウミコ「…なるほどね。確かにあなたの気持ちは分かる。だけど………私にはできないわ。」
カメオ「……」
ウミコ「だってカメコ、あなたが弁当を持ち帰ってきてくるの、心待ちにしているはずだから…」
ーーーーーーーーーー
その日の夜。
(あの子、急に弁当を渡されてどう思ったかしら…)
(大好物ばっかり詰めたんだから、大丈夫…よね!)
そう期待と不安に胸を膨らませながら帰宅したカメコ。
玄関のドアを開け、立ち止まる事なく台所に向かう。
するとすぐに、あるものが目にとまった。
それは、息子が食べたであろう、空っぽの弁当箱。
(…よし!!)
心の中でガッツポーズ。
しかしよく見ると、弁当箱は空ではないようだ。
(ん、何かしら…?)
中に入った小さなメモ用紙には、彼の字でこう書かれていた。
ーーーーーーーーーー
母さんへ
今まで色々と迷惑かけてきてゴメン。
こんな俺に毎日弁当作ってくれてありがとう。
やっぱり、母さんの作る鶏唐揚げと卵焼きは最高だぜ!
カメオ
ーーーーーーーーーー
息子(カメオ)の誕生日祝いとして弁当を作ったカメコは、反抗期のため弁当を受け取ってくれない彼のために、長年の親友で同僚かつ息子の担任であるウミコに頼んで渡してもらうことにした。
渡された弁当を食べ終えたカメオは、自分で家に持ち帰るのを嫌がって(恥ずかしがって)「カメコに返して欲しい」と頼んだが、ウミコは親子関係修復のためにも彼自身が返すべきだと考え、それを拒否した。
ーーーーーーーーーー
息子の通う高校で、教師として働いているカメコ。
その職業柄、つい息子に厳しく指導することが多くなってしまい、次第に息子の態度も変化していった。
「母さんさっきからウザい。いちいち話しかけないで。」
そうして反抗期を迎えた彼は、家にいてもほとんどカメコと口をきかなくなった。
幸い、学校に行くことは苦ではないらしく、息子の担任であるウミコ先生には信頼を置いているようだった。
それはカメコにとって、唯一の心の救いであった。
しかし…
「明日から弁当作らなくていいから。」
そう言って、毎朝早起きして作っていた弁当さえ受け取ってくれない息子を見ると、どうしても胸が痛む。
それでも彼女が諦めずに弁当を手作りするのは、ほんの僅かな望みにかけて、彼がいつか受け取ってくれるかもしれないと、そう願っているからだ。
そして、そんな望みをどうしても叶えたい日……息子の誕生日が訪れた。
せめてもの思いで、この誕生日祝いの弁当を渡したかった。
彼の大好物をこれでもかと詰め込んだ、特製弁当だ。
だが、彼はきっと、直接受け取ってはくれないだろう…それは分かりきったことだった。
そこで、カメコは考えた。
今でも息子と良好な関係を築いている、担任のウミコ先生を介して届けよう、と。
小学校から大学までずっと一緒。現在同じ高校で働く大親友。
カメコにとってウミコは、最も信頼のおける相手だった。
午前7時55分。もうすぐホームルームが始まる時間。
カメコが事情を説明すると、ウミコは快く承諾してくれた。
そして、息子の誕生日祝いの弁当を受け取ったウミコは、急ぎ足で教室へと向かっていった。
ーーーーーーーーーー
2年1組の教室。
楽しそうに友達と話しているカメオの元に、担任のウミコ先生がやってきた。
ウミコ「カメオ。カメコがこれ、渡してくれって言ってたわよ。」
カメオ「アハハハハ!…あ、先生おはようございます。これ何ですか?」
ウミコ「今日はあなたの誕生日でしょう?だからカメコ、どうしてもあなたにお弁当を食べて欲しい、って。」
カメオ「でも、弁当はもういらないって言ったはずじゃ…」
ウミコ「そんな事言わないで、折角時間かけて作ってくれたんだから、今日くらい食べてあげたらどう?」
カメオ「………」
その後しばらくして、ランチタイムが終わった頃。
カメオ「あ、先生。」
ウミコ「どれどれー?あら、お弁当食べたのね!カメコ絶対喜ぶと思うわ!」
カメオ「はい、美味しかったです。でも…」
ウミコ「でも?」
カメオ「……これ、先生のほうから母さんに返しておいて欲しいです。」
ウミコ「…え、どうして?」
カメオ「何というか……恥ずかしいんです。今まで散々嫌ってたくせに、いきなりだなんて…」
ウミコ「…なるほどね。確かにあなたの気持ちは分かる。だけど………私にはできないわ。」
カメオ「……」
ウミコ「だってカメコ、あなたが弁当を持ち帰ってきてくるの、心待ちにしているはずだから…」
ーーーーーーーーーー
その日の夜。
(あの子、急に弁当を渡されてどう思ったかしら…)
(大好物ばっかり詰めたんだから、大丈夫…よね!)
そう期待と不安に胸を膨らませながら帰宅したカメコ。
玄関のドアを開け、立ち止まる事なく台所に向かう。
するとすぐに、あるものが目にとまった。
それは、息子が食べたであろう、空っぽの弁当箱。
(…よし!!)
心の中でガッツポーズ。
しかしよく見ると、弁当箱は空ではないようだ。
(ん、何かしら…?)
中に入った小さなメモ用紙には、彼の字でこう書かれていた。
ーーーーーーーーーー
母さんへ
今まで色々と迷惑かけてきてゴメン。
こんな俺に毎日弁当作ってくれてありがとう。
やっぱり、母さんの作る鶏唐揚げと卵焼きは最高だぜ!
カメオ
ーーーーーーーーーー