みんなのGood

雄弁は銀、沈黙は禁「13Good」
良質:9票トリック:2票納得感:2票
社長室に呼び出された、ギルバートとケントの二人。

二人「失礼します」

社長「呼び出したのは他でもない。現在、新型コロナウイルスの流行拡大により、不要不急の会食には参加しないよう通達があるのは理解しているかね?」
ギルバート「はい。このような状況下ですので、感染する可能性を極力減らさねばなりません。また意図せず感染を拡大させることも極力避けるべきです。」
社長「よろしい。しかしながら昨夜から今朝にかけ、狭い場所に大人数で集まり飲酒しながら大声で歌う催しに参加したという目撃情報が寄せられた。これについて詳細を説明したまえ。」
ギルバート「弁解の余地はありません。社長のおっしゃる通りです。友人に誘われたとはいえ軽率な行動でした。どのような処罰も受けるべきだと反省しています。」
社長「わかった。この件については追って通達する。それとギルバート君は別件で話があるから残りたまえ。」
ギルバート「わかりました。」

その後、ギルバートには1か月の謹慎・減俸処分が下された。
一方、規律違反について何も語らなかったケントは部署を異動させられることになった。

ケントが規律を破った証拠は無いのだが、一体なぜ?
21年03月17日 22:37
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

ギルバートは吟遊詩人ではありません




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ギルバートは海外から来日している外国人。来日して5年、本人の努力もあり日本語は読み書きとも完璧にマスターしている。
ケントはギルバートの通訳である。この5年間ギルバートの生活をサポートしてきたが、日本語をマスターしたこともあり必要不可欠な存在ではなくなってきていた。

社長とギルバートのやりとりは、全て日本語で直接の会話である。
社長は、ギルバートの日本語が「通訳不要」なレベルになのでは?と疑問に思った。

社長「ギルバート、ちょっと聞いてみるのだが…。ケントを介さなくても意思の疎通はできるのかい?」
ギルバート「はい。読み書きも不自由なくできますし、最近はケントに通訳をお願いすることは全くもってないですね。」
社長「そうだったのか。ではケントには通訳ではなく他の仕事をしてもらおう」

規律違反をしなかったケントは、当然のことながら処分はされなかった。
しかし、通訳としての仕事は不要になったので部署を異動することになったのだった。
ヨンリオ疲労ランド「13Good」
トリック:1票納得感:12票
コンビで芸人をしているニコと工藤。
ある時、ニコと工藤はヨンリオのイベントに出演することになり、人気キャラに扮してネタをすることになった。

ヨンリオ側が用意した『ポムポムペイン』と『シンドロール』のぬいぐるみを見るや否や工藤を押しのけてシンドロールを奪い取ったニコの表情が、{次第に青ざめていったのは何故?}


(SP:リンゴたち🍎)
21年05月16日 23:21
【ウミガメのスープ】 [異邦人]

SP:りんごたち🍎




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【簡易解説:】
{腹話術師}のニコと工藤。
腹話術師にとって{『マ行・バ行・パ行』は極力避けたい文字}である。
故に「ぼく、ポムポムペイン」と名乗りたくなかった2人はシンドロール役を奪い合ったのだが、いざ掛け合いを始めてみたら自分の名前より相手の名前を呼ぶことの方が遥かに多いため、シンドロール役を取るのは失敗であった。


【本解説:】
{コンビ腹話術師『にこくどう』のニコと工藤}。腹話術をしながらハイレベルな漫才をする2人の芸は巷で人気を博していた。
さらに声マネも得意な彼らは、依頼されればどんなキャラクターにでも扮して腹話術ができるのである。

そんな彼らに今回、ヨンリオがキャラクター腹話術を依頼してきた。
ヨンリオ側が用意した腹話術用ぬいぐるみは、2大人気キャラ{『ポムポムペイン』}と{『シンドロール』}だった。

{『マ行・バ行・パ行』は発音時にどうしても唇が動くため、腹話術師にとって忌避すべき存在である。}
そんな文字が5連続で続く『ポムポムペイン』役をやるのなんて御免だと思った2人は我先にと『シンドロール』役を取り合い、奪い取ったニコは満面の笑みを浮かべ、工藤は悔しそうにポムポムペインのポンポンをペインペインしていた。


{――――気付くべきであった。自分の名前を名乗るのは最初だけだということ・・・そして、自己紹介以降は相手の名前を何度となく呼ぶということを。}

工藤は最初に「ぼく、ポ~ム~ポ~ム~ペ~イ~ン」と名乗ればそれ以降はポムポムペインと名乗らなくて良い。
それに引き替え、ニコは「ぼく、シンドロール!」と名乗った後は「ポムポムペインくん」と呼ぶばかりである。

ネタ合わせの段階でニコは「シンドロール役マジしんど・・・」と死んでおーるのであった。
愉快なワカメさん「13Good」
良質:9票トリック:1票納得感:3票
買い物しようと街まで出掛けたが、財布を忘れていることに気づいたワカメさん、しかし今は令和の時代、財布が無くてもスマホで決済することができた。
この時のワカメさんの買い物は、弁当2つと、箱入りの棒アイス1箱と、週刊漫画誌1冊、それと父の波平が言っていた「大事な物」も買った。
さて、その「大事な物」とは何だろう?
21年12月12日 20:52
【20の扉】 [わかめ]

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{【三つの袋(レジ袋3枚)】}

夫と2人で暮らしている新婚のワカメさん(旧姓磯野)は買い物しようと近所のコンビニまで出掛けたが、
財布とマイバッグを忘れたので有料レジ袋を購入する必要があった。
ワカメさんは温かい弁当と冷たいアイスと紙の雑誌を一緒の袋に入れたくなかったので、レジ袋を3枚購入した。
この時ワカメさんは、数日前の結婚式で父が言っていた{【「結婚生活で大事な三つの袋」】}の話をふと思い出して笑っていた。
良質:6票トリック:2票納得感:5票
とある雨の日。
メアリーが外を歩いていると、妙な事に気が付いた。
すれ違う人がみな、{メアリーの前を通るときにだけ傘を少しすぼめるのだ}。
道が狭くてすれ違うのが難しいというわけではないし、いったい何故なのだろう?
21年12月26日 15:57
【ウミガメのスープ】 [靴下]

昨日のオフ会で出題した問題です。参加者はお口ミッフィーちゃんでよろ!




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【メアリーが傘をさしていないので、もう雨が止んだと考えるから。】

雨が弱まってきたため、見た目では今も降っているか判断できないくらいになった。そんなとき、傘をささずに歩くメアリーを見て、人々はもう止んだのだと勘違いし、自分も傘を閉じようとする。
ところがまだ小雨が降っているので、開きなおすというわけ。
お天気自動販売機「13Good」
良質:3票物語:3票納得感:7票
ある夏の日、そらは「明日雨が降りませんように」と願いながら飲み物を買った。

次の日、天気は晴れだったがそらの表情は曇っている。 いったいなぜ?
22年01月13日 22:55
【ウミガメのスープ】 [白石コーソー]

また明日、どうぞ!💋




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実家を出て大学生としての生活に慣れてきたそらの元に突然の父の訃報が届いた。
明日はその父の墓参りの日だ。

そら「父さん・・・このビール好きだったな。明日はこのビールをお供えするか・・・
せっかく父さんの元に行くんだし、雨は降らないでほしいな・・・」



そして当日 その日はそらの希望通り雨が降らない快晴だった。
だが、父が亡くなっている現実に改めて直面したそらの表情は曇っていた。

だが、いつまでもこのままではいけないと思ったそら。
墓参りが終わった時、そらは思った。

そら「また、きっちりお見舞いにいくから、それまで頑張るから。見守っててよ。父さん。」


その時のそらの表情は、雲の間から光芒が差したように、少し明るくなっていた。


【A.そらは父の墓参りをするために雨が降らないことを願い、お供えするビールを買った。
だが、墓参りの途中で父が亡くなっている現実を改めて思い知り、表情が曇っていた。】