みんなのGood

Reverse/Lovers「12Good」
良質:6票トリック:2票物語:2票納得感:2票
過度な土地開発は環境破壊を招く。

遠方に出張している男の元に恋人からメッセージが届いた。
「最近はA(動物)がどんどん消えていっているわ」
「貴方は今どこで何をしているのかしら」
「早く会いたいわ」

メッセージには写真も添付されている。
疎らな森や貧相な海が写っているがそこに生き物は写っていない。
きっと恋人は飢えているだろう。

そのメッセージを見た男は
その状況が自分が携わる土地開発の結果であると理解するとともに
恋人のためにより一層、仕事に励もうと思った。

一体これはどういうことだろうか。


※Aを当てた場合も正解がつきます。
23年01月01日 02:01
【ウミガメのスープ】 [tosh]

問題文訂正『きっと恋人は飢えているだろう。』は無いものとして読んでください。




解説を見る
~解説~
荒廃した地球から人類を移住させるために男は月をテラフォーミングしている。
地球に残した恋人から地球から見た月の写真が送られてきて、そこには地球から見た月の森や海が写っていた。
男はその写真を見て自身の仕事の成果を実感するとともに
恋人が早く月に移住できるよう、より一層仕事に励もうと思った。

A:うさぎ


~蛇足~

「しばらくのお別れね。寂しくなるわ」
そう言ったアオイと僕は、宇宙港のラウンジでしばし別れの抱擁を交わす。
離れるとき、アオイは僕の首になにかを掛けた。
「…お守り。貴方の故郷にそんな風習があるって聞いたから」

見てみるとそれは兎の足を加工したチャームだった。
ラビッツ・フット。船乗り達に人気のあった幸運のお守りだ。

戦争や過度の経済活動で荒廃した地球の代わりに、月を開発し移住するテラフォーミング計画。
その先遣隊として宇宙に漕ぎ出す僕にはぴったりのお守りだった。



そうして月に来て数年。
テラフォーミングは順調に進み、今や疎らながらも植物が繁生し
小惑星から抽出した水で浅い海が出来ていた。

午前の仕事の後、低木の根元に腰掛け休んでいた時にアオイからメッセージが届いた。

「仕事、順調みたいね」
「森が出来て、海が広がって、月を覆っていくわ」
「だから、最近は月の兎がどんどん消えていっているの」
「お月見のお供えをどうしようか、少し悩むわ」

「月は見えるけど、貴方の姿は見えない」
「貴方は今どこで何をしているのかしら」
「早く会いたいわ」

メッセージには緑と青に色づいた月の写真が添付されていた。
木陰から空を見上げる。
今夜は満月だろうか。薄い蒼穹に浮かぶ地球は未だ暗い。

昼夜も視点も逆さまな僕らは、それでも同じように空を見ていた。
トリック:9票納得感:3票
時計台の手前でカメコは歩みを止めた。
視線の先には夫のウミオの姿。
ウミオは大きく手を振り、そして両手をいっぱいに広げた…
カメコは、はやる気持ちを抑え、呼吸を整えると、ウミオの元へと駆けだした…

「ウミオッッ!」
「カメコ…!」

抱き合う二人は恐怖に震え上がった。

なぜか?
23年01月16日 00:29
【ウミガメのスープ】 [マカ旦那]



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それもそのはず、ウミオとケメコの不倫密会現場を見つけたカメコが、般若の形相で迫り来るのだから!

「どうも怪しいと思って後を尾けてみりゃ、このゲス野郎共め。問答無用!くらえ、カメリケンパーンチ!!!」
トリック:7票納得感:5票
人気漫画「ナナ」は、ストーリーがなかなか進まない。
作中での数分を描くために数ヶ月かかることは、よくあることだ。

1年前に最終回を迎えた「ナナ」だが、
「【もっと連載を続けて欲しかった】」
という声は挙がっていない。

作品がひどい終わり方をした訳ではないのだとすれば、いったいなぜ?
23年01月28日 22:37
【ウミガメのスープ】 [山椒家]

丸投げ




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週刊ヅャンプに連載されている「ナナ」は、ソフトボールの一試合を描くスポーツ漫画である。

試合がサクサク進むわけではなく、ちょこちょこと各キャラの掘り下げ回想シーンが挟まれる。
そこが「ナナ」の特徴であり、大きな魅力である。
ちなみにあるキャラの掘り下げでは1球を投げる間に数か月を要することもあった。

連載開始から10年である1年前。ようやくと言っていいだろう。
作中では【{最終回}】である7イニングス目を迎えた。

それから1年後の現在、未だに7回表ワンアウト。
連載はまだ終わっていないため「続いて欲しい」という声はあれど「続いて欲しかった」という声はない。


簡易解説
ソフトボールの1試合を描いた漫画。
1年前に最終回(7回)に入ったが、作品内では試合中で、まだ連載が終わってないため。
良質:6票物語:5票納得感:1票
大学生の美里は、『人と入れ替わることができる口紅』によって、理沙子という女性に姿を入れ替えられてしまった。

曰く、『人と入れ替わることができる口紅』というのは、使用者が自身の唇に付着させた上で任意の相手とキスをすると、その相手と身体を入れ替えられるというもの。

それを理沙子に悪用され、美里は自分の姿や立場を奪われたのである。

そんな美里は入れ替わった後、ウミガメのスープの話をする時だけは笑顔を絶やさないでいた。

それは一体なぜか?
23年06月21日 23:21
【ウミガメのスープ】 [みさこ]

ご参加ありがとうございました!(๑>◡<๑)




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【簡易解説】
美里は理沙子と入れ替わる前から、ウェブサイト上でウミガメのスープを楽しんでいた。
理沙子の姿になって誰からも『自分は美里である』と認識されない孤独に陥っていく中で、そのウェブサイトの中だけでは以前と同じ自分のままでいられるため、笑顔を絶やさなかった。

【詳述】

ページの読み込みが終わると、プログラムが私を出迎えてくれる。おかえりなさいと私を呼ぶ名前は、正真正銘『みさと』のまま。

出題するページに足を運べば、サイトのみんなは『みさとさん』を歓迎してくれる。

こんな当然のことなのに、目の当たりにすると何度でも冷たい涙が落ちる。

ああ。これは嘘じゃない。勘違いでも思い込みでも、私の方がおかしくなったわけでもない。

私は他でもない、有坂 美里だ。

先生も友達も親友も、お父さんやお母さんにすら、『私』だと、美里だと気づいてもらえず、見捨てられて孤独でいても、この空間でだけなら、私は『私』のままでいられるんだ。

ページを一旦閉じ、Twitterを開くと、もうみんな待ち合わせ場所についているみたいだとわかる。

{初めての}オフ会。その待ち合わせだ。本当の私の姿を知る者がいないからこそ、私はついにネットの世界をも出て、また『美里』でいられることができる。

駅に入ろうとすると、後ろから声をかけられた。

目つきの悪い二人組。蓮見 理沙子さんですか、とそっけなく尋ねられる。



{違う。}

その慟哭を殺して、静かに頷く。ああ、せめてオフ会には参加したかったな。

私は『謂れのない』『蓮見 理沙子』の罪を償うために、その二人組に連行されていった。

拘置所って、スマホ使えるんだっけ。

すでに何もかもに絶望しきった後だと思い込んでいた私は、再び涙を流す。もうあのサイトにはしばらくログインできないかもしれない。

私はもう今、奪われていくところだった。
有坂 美里としての最後の砦を。

孤独を守る最後の砦が、失われていく。

——————

「うーん、みさとさん遅いですねぇ」
「何か事故に巻き込まれていたりしないでしょうか…?連絡もないし…。」

{「ひょっとしたら、今頃は警察にでも捕まっちゃったのかもしれませんね〜!」}

「え」

「なんて、冗談です!」

「またまた〜、みさこさん縁起でもないですよ〜」

周りに嗜められ、『有坂 美里』は無邪気に笑うのだった。
功利の女神「12Good」
良質:3票トリック:3票納得感:6票
『春の向日葵』は、桜色と黄色のコントラストが美しい伝説の宝石である。

稀代の女怪盗エマノンが件の宝石を盗むに際して、スムーズに事が進んだのはアオイに恋人がいたからである。

というのは、いったいどういうこと?
23年09月28日 21:20
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]



解説を見る
【{人気アイドル 保科 葵に熱愛発覚!?}】

という記事が週刊誌に多く寄稿された。


怪盗エマノンは、

【新】{月}の<日>の【午】{後}【11】時、<{春}>の【向】日【{葵}を】{頂}【{戴}する】

という、記事の切り貼りで作る予告状を書く際、先の週刊誌から『春の向日葵』の「葵」の漢字をすぐに見つけることができた。
なかなか見つけにくい漢字『葵』をメジャーな記事で発見でき、任務の一環としての予告状の作成をスムーズに行うことができたのである。