みんなのGood

ライナスの毛布「13Good」
トリック:5票物語:4票納得感:4票
もう誰も殺すまい。
そう誓うジャックが夜の街を歩く際、常に持ち歩いているものは?
22年04月24日 21:30
【20の扉】 [「マクガフィン」]

SP:まんとさん! ありがとうございました!




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答え:【傘】




狼男であるジャックは、月の光を浴びると狼に姿を変え、我を忘れて人間に襲いかかってしまう。
もう誰も殺したくない彼は、夜になるといつも月の光が入らない部屋に閉じこもってしまうのだが、絶対に月が見えないほど雲が厚い大雨の夜だけは、外出することがあり得る。

よってジャックが夜の街を歩く際、常に持ち歩いているものは傘である。
遠心分離スープ「13Good」
良質:9票物語:4票
海の見えるレストランの中、太郎(仮)はウミガメのスープを一口飲みかけている。

この光景を見た神林は、ぐるっと回るよう部下に言った。
何故、そのようなことを指示したのだろう?

★非現実要素があります。
22年05月17日 21:35
【ウミガメのスープ】 [マイけ~る]

ご批評歓迎します。




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概要:
出題文の光景が見つかったのは、深海探査中のこと。
太郎は時間の流れが通常と異なってゆっくり流れる空間におり、神林たちはそれを外から見ている。
海底探査の前に異常な空間の範囲を確認しようとして、空間の周りを探査機で一周するように指示した。

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無人探査機「すいへい」を使い、ラテラテ海溝の深度6653mで探査をしていた時のこと。
暗い深海にはそぐわない明るい光が、カメラを通して母船の神林たちに届いた。
「すいへい」でその光に近づくと、奇妙な光景があった。

天井と壁の無いレストランのような建造物の中で、広いテーブルの席に男が一人座っている。
その男はスープ皿を前に、スプーンを口に運んでいる。そのポーズのまま、動かない。

「神林さん、何でしょうかねこれ…」
「…出やがった。竜宮城だ」
「竜宮城? 昔話の?」
「似たようなものってことだ。あの男の服装を見てみろ」

部下が改めて目をこらすと、スープの男の格好は日本史の教科書にある明治か大正の頃のものに見えた。

「ラテラテ海溝に時々出て、動かないように見えるが少しずつポーズがスープを飲むように変化している。あいつのいる空間だけ時間がゆっくり流れてるんだろう。どうやって来たのかは知らないが」
「ああ、だから『竜宮城』と。じゃああの男は太郎(仮)かな」
「ここらの探査は、まずあの異常な空間がどこまであるかを調べてからだな。海流で判断しながら周りをぐるっと回ってくれ」

神林の指示に、探査機を操作する部下は頷いた。


「それにしても、これは報告していいんですか?」
「一応報告するが、まあ闇に葬られるだろうな。ヒトガタの時もそうだっただろ」
「確かに」
ふたりごと「13Good」
良質:3票物語:4票納得感:6票
カメオとウミオ、カメコは三人で遊んでいる。
カメオはカメコのことが大好きなので、ウミオがいなくなってカメコと二人っきりになりたいと思っている。
さて、ウミオがちょっとトイレと席を外し、カメオとカメコは二人っきりになった。(二人の会話は弾んでいる)
この時、カメオがウミオに内心嫉妬しているのは一体なぜ?
22年06月05日 20:32
【ウミガメのスープ】 [ベルン]



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カメコの家で遊んでいる三人。
カメオはカメコの家(一人暮らしにしては豪華)が初めてである。

「ちょっとトイレ」
そういってトイレに向かうウミオ。

(…え、ウミオってトイレの場所知ってるんだ…)

内心、ウミオに嫉妬しているカメオだった。
身勝手なおまじない「13Good」
良質:6票納得感:7票
 カメオが店長兼を務める人気店のメニュー表には奇妙なメニューがある。
 そのメニューは無料であり、頼んでも水しか出てこない。更にカメオが言うには、お客さんのために出すメニューではないという。
 そのメニューの名前は?
22年06月21日 16:12
【20の扉】 [チェリー]

店長兼は誤字で、正しくは店長です。




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【いつもの】

解説
 カメオが店長を務める定食屋カメカメは、人気から来る多忙によりアルバイトの出入りが激しい。そんな中でも常連かぶりのお客さんが「いつもの」と注文してくることに困らされていた。
 カメオは注文の円滑化とアルバイトのため、「いつもの」という水を提供するメニューをメニュー表に書き足し、注文した人に無言で自省を促したのだ。
 
人を食っていない話「13Good」
良質:6票物語:1票納得感:6票
そのレストランには、{「人肉を出す」}という噂がある。なんでも、誰も食べたことがないような旨い肉料理を出すのだが、その不思議な味わいはとても牛や豚とは思えない、もしかして……ということらしい。

自称・美食家である私は、その話を聞いて大いに興味を持ち、ある週末にそのレストランを訪れた。
早速、看板料理であるステーキを注文。程なくして料理が運ばれてきた。
ナイフで切り分け、フォークに突き刺し、口に運ぶ。
……旨い。そしてなるほど、不思議な味だ。蕩けるように柔らかいのに、確かな歯応えがある。どこか野性の荒々しさのようなものを感じさせる一方で、後味はどこまでもさっぱりと上品だ。
私は夢中になって食べ続け、あっという間に完食してしまった。

紙ナプキンで口元を拭きながら、私は考える。
確かに不思議な味だった。今まで食べたことのあるどの肉にも似ない。普通の牛や豚などでないのは間違いないだろう。怪しげな噂が立つのも頷ける……

{……が、しかし。}

 【――少なくとも、人肉を出しているというわけではなさそうだ。】

私はそう結論付けたのだった。

さて、それは何故だか、分かるだろうか?


なお、これは敢えて言うまでもないことではあるが、{私は人の肉など未だかつて一度も食べたことはない}し、当然ながらその味についても一切知らない。
22年07月17日 00:01
【ウミガメのスープ】 [ブルーエール]



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そのステーキは{骨付き}だった。

完食した後の皿には、ごろりと一本、骨が残っている。
【大きさといい形状といい、少なくとも人間のそれでないことは間違いない。】

自称・美食家であり本業は{解剖医}であるところの私は、一人そう結論付けたのだった。