みんなのGood

99.99%「13Good」
良質:3票トリック:1票物語:3票納得感:6票
妻の浮気を疑う相田。
子供のDNA鑑定の結果は、彼の子と証明していたのに、なぜ?
24年01月30日 13:11
【ウミガメのスープ】 [まんと]



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DNA鑑定を依頼したのが妻だから。
停職と抵触「13Good」
良質:6票トリック:3票物語:1票納得感:3票
吉田の勤める会社で重大な不祥事が発生して以降、毎朝オフィスに着いた吉田がパソコンの電源ボタンの次に触るようになったものは何だろう?
ただし、パソコンの一部や、周辺機器ではない。
24年02月13日 16:31
【20の扉】 [うるち米]



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吉田の同僚である佐野が、会社支給のパソコンの入ったカバンを電車に置き忘れ、置き引きにあった。あろうことか、佐野はパソコンにログイン用のパスワードをメモした付箋を貼っており、顧客情報を盗みだされるという大不祥事となってしまった。

事態を重く見た会社は、社員に支給しているパソコンについて、パスワードでのログインではセキュリティが不十分と考え、持ち主の【顔による生体認証】でログインするものに入れ替えた。

それ以降、吉田は出社してPCの電源を押した後、認証画面に映る自分の顔を見て、ついつい{自分の前髪}を触って整えてしまうようになった。
お次は君さぁ「13Good」
トリック:8票物語:1票納得感:4票
犬の首をギリギリと捻る男。
次に男は目の前の犬好きの少女に何をする?
24年04月29日 16:54
【20の扉】 [ナナマガリ]

3問目!お手柔らかに!




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完成した犬のバルーンアートを渡す。

後ろの君、お次は君さぁ。何を作って欲しい?
神を祈る「13Good」
良質:6票トリック:2票物語:2票納得感:3票
「・・・よし、ラスト」という田中の呟きは突如リビングに響き渡った電話の着信音にかき消された。

それは妻の訃報を知らせるものであった。
交通事故に遭い意識不明の状態が続いていたのだが、急に状態が悪化してしまったとのこと。

田中はテーブルの上にある紙を広げ、葬儀の段取りなどの必要事項をメモしていく。

(もしかしたら… 首が折れていたら妻は助かっていたのかもしれない)

メモを書きながら田中がそう思った理由はなんだろうか?
24年05月05日 21:14
【ウミガメのスープ】 [ダニー]

のんびり出題して、いい感じのところで締めます→8日23:59まで!




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最後の一羽のあと一折りだった。
首の部分を折っていれば{千羽鶴}が完成していた。
その田中の手を止めさせたのは無機質なベルの音。
妻の死を告げる無情な電話。

もしかしたら…
もしかしたら… 首が折れていたら妻は助かっていたのかもしれない

完成させる意味を失ってしまった紙を広げてメモがわりにしながら、田中はそう思わずにはいられなかった。
良質:6票トリック:2票物語:3票納得感:2票
最近スランプ気味の文芸部員のカメオ。
ある日、魔が差して部活仲間のウミオのアイデア帳を盗み見てしまった。

{(このアイデア、めちゃくちゃ面白いじゃないか…!なんでウミオはこれを小説にしていないんだ?)}

そう思ったカメオは、そのアイデアをもとにした小説を書き上げると、自信満々に部活仲間に発表した。
みんなの反応は上々だったが、特にウミオがその小説を大絶賛したのはなぜ?
24年07月27日 23:38
【ウミガメのスープ】 [ほずみ]



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《簡易解説》
ウミオのアイデア帳に書かれていたのは{カメオがかつてウミオに話したもの}で、ウミオも気に入ったため、カメオのアイデアとしてメモを残していた。
カメオは{忘れていた自分のアイデア}を思い出して自信作として書き上げ、ウミオは前々からこのアイデアが{小説になることを待ち望んでいた}ため、大絶賛をした。

《解説》
(はあ、何にも小説のアイデアが浮かばない…)
部室に来たはいいものの、スランプで苦しんでいたカメオは、一冊のノートを見つけた。
(ん? あれはウミオのアイデア帳か? アイツ最近調子いいしな… ちょっとだけ見てもバレないだろう)

そうして魔が差して、ウミオのアイデア帳をめくり始めると、そこには様々なことが書かれていた。
小説の設定やあらすじ、小説や広告の気になったフレーズ、中には小説や漫画への感想文のようなものまであった。
(やっぱりすごい奴は普段からすごいんだな… それに比べて俺は…)
落ち込みながらめくった次のページに書かれていたのは、ウミオにしてはめずらしいSFもののあらすじのようだった。
どこかウミオらしくないそれは、しかしカメオの心を捕らえて離さない。
(このアイデア、めちゃくちゃ面白いじゃないか…!なんでウミオはこれを小説にしていないんだ?)
浮かんだ疑問も束の間、答えはすぐに分かった。

───○月×日 カメオが話してくれたあらすじ。
カメオらしくて、めちゃくちゃ面白いと思うから早く形にすればいいのにいつまでも出さないから忘れないように書いておく。
俺もいつかこんな話を書いてみたい。


衝撃だった。
まず、これが自分のアイデアだということもそうだし、ウミオが覚えるほど気に入ってくれていたこともそうだし、何よりそれを今の今まで忘れていたことも。
念のため、自分のメモを漁ると確かにその日付より前に同じアイデアを書いていた。
そりゃ自分のアイデアなんだから面白く思って当然だ。
だが、スランプに悩んでいた自分にはチャンスだ。なんせウミオと何も覚えてなかったカメオが「面白い」と思ったのだ。
これを形にしない手はない。

そう決意したカメオは、久々にペンを執った。


数日後。
出来上がった小説を部内の発表会に出すと、みんなからの評判は上々だった。
中でもウミオは「お前やっとこれ書いたんだな! まさか忘れてたか?」なんて言いながら笑っていた。


カメオがウミオのアイデア帳を見てしまったことを謝ったところ、ウミオが他にも忘れているアイデアがないか問い詰めたのは別の話。



──当作は盗作ではなく倒錯の末に生まれました。
(『トウサク』あとがきより)