みんなのGood

良質:12票物語:1票納得感:1票
ラテラテ地方は、自然の豊かな地域である。
珍しい植物、虫、動物の宝庫である。猫や虎も生息するが、中でもヤスミヅルはこの地域でしか生息が確認されない珍獣だ。

動物学者のモコタロウは、珍獣・ヤスミヅルの研究者である。
ある日、ラテラテ地方で生まれ育ったというミノスケと話をすることになったモコタロウ。

モコタロウ「ラテラテ地方ほど恵まれた地域はないですよ!豊かな自然に珍しい生き物…この楽園は大事にしないといけませんね!」

するとミノスケは、モコタロウを睨みつけると、その場から去ってしまった。

いったいなぜ?
20年08月01日 22:01
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

200問目を迎えられたのは皆様のおかげです!中でも休み鶴さんともこたろさんに大きな感謝!




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ラテラテ地方は自然の豊かな地域である。
50年前は今ほど珍しい動植物の宝庫だったわけではない。

50年前は人で賑わい、ごくありふれた地域であった。
ミノスケは10歳のころまではそんな地域で育ったごく普通の少年だった。

しかし、ミノスケが11歳の時に内戦が起こった。
戦争はほどなく終わったが、国は二つに分断されてしまった。

ラテラテ地方は軍事衝突を避けるための非武装地帯として設定され、そこに住んでいたものは他地域への移住を余儀なくされた。
非武装地帯は人が住まないことで、皮肉にも動物にとっては楽園となってしまった。

そんな歴史をよく知らないモコタロウは
「ラテラテ地方ほど恵まれた地域はないですよ!豊かな自然に珍しい生き物…この楽園は大事にしないといけませんね!」
と発言してしまった。

故郷を追われた過去を持つミノスケに対して、あまりに配慮のない発言をしてしまったモコタロウ。
戦争が原因でできた楽園…それはミノスケにとっては帰れない故郷なのである。

ミノスケは怒りと共に寂しくもなり席を立ったのだった。
ちょっとだけよ?「14Good」
良質:6票トリック:2票納得感:6票
女湯を覗きたいという情熱だけをモチベーションにして
透明になれる薬を研究していた狂気の科学者・ドエ郎。

27644匹のラットと1189人の老若男女による臨床実験を経て、
ついに透明になれる薬、名付けて「スキトール」の開発に成功した!

しかしドエ郎は、スキトールが1回分しか精製できていないにもかかわらず、
自分で使う前にスキトールを友人のヤラ志に渡してしまった。

いったい何故?
20年08月24日 18:34
【ウミガメのスープ】 [休み鶴]

ご参加いただきありがとうございました!




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スキトールは{塗り薬}である。

背中などの自分で届かない・見えない部分に塗り残しが生じないように、
ヤラ志に塗ってもらうことにしたのだった。

その後、ドエ郎は女湯で鼻血を出したことで存在がバレてしまい、今から警察の事情聴取である。
きのせいのきぶん「14Good」
良質:9票トリック:1票納得感:4票
もともと「気」とは目に見えない物の総称である。

科学者であるクーキンは、研究の末に空気をいくつかに分けることに成功した。

しかし空気が見えないにも関わらず、成功した瞬間誰もが「成功した!」と判ったという。

空気が無味無臭なのだとしたら…

いったいなぜ?
20年09月07日 13:29
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

ちょっとひねって考えて!




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科学者・クーキンは、感覚的ではなく科学的にバルーンアートを研究をしていた。

どれくらいの空気を入れるのか、どれくらいの力で風船を捻るのか…。
科学的に分かりやすく説明することで、バルーンアートに興味を持たせる伝道師とも言えた。

クーキンはバルーンアートの研究の末、大好きなキャラクター・ポンデライオンをバルーンで作ることに挑戦した。

バルーンを捻っていくことで、中に入った空気は分断されて別れていく。

風船をひねってひねって…
ポンデライオンは完成した!

誰が見ても、それは成功したとわかるものだった。

要約
バルーンアートで空気を分けた
良質:6票トリック:5票納得感:3票
このダジャレを、分譲にして下さい。
20年09月04日 17:00
【新・形式】 [ワヲン]

『あ、しまった。問題文に間違いがありました(棒読み)』




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正しくは、×分譲→○文章です。
申し訳ありませんでした!

<「五時に誤字」>
良質:6票トリック:2票物語:6票
「もしもし!!警察ですか!?
 東京のウミガメ高等学校で飛び降り自殺です!!
 至急、救急車の手配をお願いします!!!」

芝居がかった大げさな声色で電話をかけるカメオ。
迫真の演技だが、実はこの通報、{真っ赤なウソ}なのである。

ただし、この『ウソ通報』は単なるイタズラではなく、
とある理由があってやった事だという。

さて、いったいどんな理由だろうか?
20年11月15日 22:01
【ウミガメのスープ】 [るょ]



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生徒達の半数ほどが帰宅を済ませ、
人もまばらになった第一校舎のそばで、鈍い音が響き渡った。

同じクラスのカメコが、体中から血を流して倒れている。
彼女は屋上から飛び降り自殺を図ったのだった。

当たりどころが良かった…いや悪かったのか?
彼女は死んではいなかった。
倒れ伏したまま手足だけをめちゃくちゃに動かし、もがいている。


{がんばれ。もうすぐだ。}
{もうすぐであの世に逝けるぞ。}


彼女に止めを刺してやりたい気持ちでいっぱいだったが、
私にできることと言えば、
こうして、救急車の手配を遅らせることくらいだ。


徐々に野次馬が集まってきた。
彼らは呑気に、カメラで現場の様子を撮影している。

時報の「117」に電話をかけながら『{通報しているフリ}』を続ける私を見て、
「すでに自分のやるべきことは無い」と思ったのだろう。

さんざん、いじめを傍観してきたんだ。
今日もそうして傍観していればいい。



私も。あの野次馬たちも。
彼女へのいじめを見て見ぬフリしたあいつらも。

結局は、できれば誰も「当事者」にならずに生きていたいのだ。



答え:
『ウソ通報』(通報するフリ)の様子を現場の人間たちに見せつけ、
「警察や救急車は既に呼ばれたものである」と思わせることで、
それらの手配を妨害・抑止する。
そうすれば、{瀕死の自殺志願者をそのまま死なせてやれると思ったから。}