「ひと匙の海」「14Good」
良質:6票トリック:3票物語:5票
深夜、男は疲れきって帰宅した。
ふと空腹を覚え、何か食べようと冷蔵庫を開けると、「温めて食べてね」と書かれたメモの貼ってある皿が目に留まった。皿の中には、鮮やかなカボチャのスープが。男はしばし、それをじっと見つめていたが、やがてため息をつくと、冷蔵庫からスープを取り出し、レンジで温めてテーブルについた。
スプーンで掬い、そっと口へ運ぶ。一口啜ったそのスープはとても美味しかったのだが、男の表情は次第に曇り、それきりスプーンを置いてしまった。
男はスープに何を望んでいたのだろうか?
ふと空腹を覚え、何か食べようと冷蔵庫を開けると、「温めて食べてね」と書かれたメモの貼ってある皿が目に留まった。皿の中には、鮮やかなカボチャのスープが。男はしばし、それをじっと見つめていたが、やがてため息をつくと、冷蔵庫からスープを取り出し、レンジで温めてテーブルについた。
スプーンで掬い、そっと口へ運ぶ。一口啜ったそのスープはとても美味しかったのだが、男の表情は次第に曇り、それきりスプーンを置いてしまった。
男はスープに何を望んでいたのだろうか?
18年10月07日 21:12
【ウミガメのスープ】 [チーム対抗さん]
【ウミガメのスープ】 [チーム対抗さん]
解説を見る
【解答】
妻に美味しく飲んでもらうこと
【解説】
深夜1時、男は自分の家の玄関の前に立ち尽くしていた。
ハッと自分の動作が止まっていることに気づくと、思い出したかの様に家の鍵を探し始める。家の外灯が点いていないから、玄関は真っ暗。鍵一つ見つけるのにさえ手間取ってしまう。
やっと鍵を見つけると、それを鍵穴に差し込んで無気力に捻る。ドアノブを回す時、男は何も考えてはいなかった。男は身も心も疲れ切ってしまっていた。
3時間前、男の妻が交通事故に巻き込まれ意識不明の重体となっていた。
男は大学で妻と出会った。
男は触れ合ううちに、妻の将来の仕事への情熱を理解し、自分は支える側になろうと決めた。
大学卒業後、男は専業主婦となり、そして妻が働き家計を支える生活が始まった。今まで家事全般をしてこなかった男は、一からのスタートだったが、日を追うに連れて、男は家事を段々とこなせるようになっていた。
そんなある日、男は用事があって早くから家を空けていた。大学時代の同窓会に誘われていたからだ。
会場に着くと懐かしい顔ぶれが集まっていた。
顔を合わせると近況報告などで話は盛り上がり、瞬く間に時間は過ぎていった。
夜遅くになって、二次会に参加するかどうかという話をしていると、突然男の携帯の呼び出し音が鳴り響いた。
電話は救急隊員からのものだった。
妻が仕事帰りに暴走した車に巻き込まれ重体。
男は絶句した。
病院に担ぎ込まれたが未だに意識も戻らないとのこと。急いで会場を後にして、車で病院に向かった。
男が病院に辿り着いた頃、妻が集中治療室から出てきて病室に運ばれているところだった。駆け寄って妻の名前を呼ぶ。何度も何度も呼び続ける。しかし、妻が目を覚ますことはなかった。
握っている手は暖かい。
いつかは目を覚ましてくれるのではないかと、名前を呼び続けた。
その後どれくらいの時間が経ったか、わからない。
呼び続けて喉が痛み始めたくらいのところで看護師さんが声をかけてくれた。
妻の着替えも必要だろうから、一度家に帰られてはと。
男はフラフラした足取りで病院を出た。
随分と広く見える玄関に靴を脱ぎ散らかして、リビングに倒れこむ。荷物を降ろしても、身体にのしかかる重量感が離れない。身体を仰向けにして天井を眺めていると、静かな部屋に変な音がし始める。どうやら鳴っているのは自分の腹らしい。振り返ってみれば同窓会では話に夢中で、何も口にしていなかった。何かしら腹に溜めなければと思い、立ち上がって台所に足を運ぶ。
冷蔵庫の前で立ち止まり、扉を開ける。
ふと目線を下げると、そこには思わず男の目に留まるものがあった。
背が低く冷蔵庫の中で大きく場所を占めているもの、それはスープがよそわれた皿だった。
ラップで包まれ、上には「温めて食べてね」と書かれたメモが置いてある。
その皿に、そのメモに、男は見覚えがあった。
それも当然、そのスープを作ったのは男自身に他ならないのだ。
元々、同窓会で遅れることが分かっていた男は、前もって妻の為にスープを作り置いていた。その存在をすっかり忘れていた男は、自身が調理したスープをしばらく見つめていた。
今から他のものを調理し始めたら時間がかかる上、保存料も入っていないこのスープは直ぐに腐ってしまうだろう。やがて男はため息をついてスープを取り出し、レンジで温め始めた。レンジで温める時間がこんなに長く感じたことはない。
チンという音が響く。
スープを取り出しリビングにあるテーブルに向かう。
スープを置き、スプーンを持って椅子に腰掛ける。
向かいの席に人がいないことから逃げるようにスープを覗く。
冷蔵庫の冷気に当たりすぎたのか、スープの湯気が暖かく心地よい。
メモとラップを外して、スプーンを構える。
スプーンでスープを一掬いして口に運ぶ。
そして、男はスープを味わった。
スープは美味しかった。
次第に男の表情が曇っていく。
スープを掬う度に顔が歪んでいく。
しまいには、男はスープを食べる手を止めてしまった。
スプーンを机に置くと同時に、男の感情の堰が切れた。
男は家事の中でも料理が苦手だった。
作り始めた頃の料理は美味しいとは到底言い難いものであった。
そんな料理でさえも妻は嫌な顔せず、嬉しそうな顔をして食べてくれた。
今、男は自分でも美味しいと思えるスープを作ることができた。
妻に食べさせてやりたい。
だが、本来最初に食べるはずの人が、この場にいない。
やり場のない気持ちを男は泣くことで表現するしかなかった。
男は泣いた。
ひとしきり泣くと、男はラップで再び皿を包んだ。
男はそれきり、そのスープを飲むことはなかった。
【要約】
男の愛する妻が交通事故事故に巻き込まれ、意識不明の重体に。ずっと病院にいた男は、周囲の勧めもあって一度帰宅することにした。
ふと空腹を感じて冷蔵庫を開けた男が目にしたのは、専業主夫である自分が、仕事帰りの妻のために作っておいたスープ。男はそのスープを飲もうとしたが、美味しくできたそれを本当は妻に飲んで欲しかったと思うと、それ以上はスプーンを動かせないほど、悲しみが溢れてきた。
妻に美味しく飲んでもらうこと
【解説】
深夜1時、男は自分の家の玄関の前に立ち尽くしていた。
ハッと自分の動作が止まっていることに気づくと、思い出したかの様に家の鍵を探し始める。家の外灯が点いていないから、玄関は真っ暗。鍵一つ見つけるのにさえ手間取ってしまう。
やっと鍵を見つけると、それを鍵穴に差し込んで無気力に捻る。ドアノブを回す時、男は何も考えてはいなかった。男は身も心も疲れ切ってしまっていた。
3時間前、男の妻が交通事故に巻き込まれ意識不明の重体となっていた。
男は大学で妻と出会った。
男は触れ合ううちに、妻の将来の仕事への情熱を理解し、自分は支える側になろうと決めた。
大学卒業後、男は専業主婦となり、そして妻が働き家計を支える生活が始まった。今まで家事全般をしてこなかった男は、一からのスタートだったが、日を追うに連れて、男は家事を段々とこなせるようになっていた。
そんなある日、男は用事があって早くから家を空けていた。大学時代の同窓会に誘われていたからだ。
会場に着くと懐かしい顔ぶれが集まっていた。
顔を合わせると近況報告などで話は盛り上がり、瞬く間に時間は過ぎていった。
夜遅くになって、二次会に参加するかどうかという話をしていると、突然男の携帯の呼び出し音が鳴り響いた。
電話は救急隊員からのものだった。
妻が仕事帰りに暴走した車に巻き込まれ重体。
男は絶句した。
病院に担ぎ込まれたが未だに意識も戻らないとのこと。急いで会場を後にして、車で病院に向かった。
男が病院に辿り着いた頃、妻が集中治療室から出てきて病室に運ばれているところだった。駆け寄って妻の名前を呼ぶ。何度も何度も呼び続ける。しかし、妻が目を覚ますことはなかった。
握っている手は暖かい。
いつかは目を覚ましてくれるのではないかと、名前を呼び続けた。
その後どれくらいの時間が経ったか、わからない。
呼び続けて喉が痛み始めたくらいのところで看護師さんが声をかけてくれた。
妻の着替えも必要だろうから、一度家に帰られてはと。
男はフラフラした足取りで病院を出た。
随分と広く見える玄関に靴を脱ぎ散らかして、リビングに倒れこむ。荷物を降ろしても、身体にのしかかる重量感が離れない。身体を仰向けにして天井を眺めていると、静かな部屋に変な音がし始める。どうやら鳴っているのは自分の腹らしい。振り返ってみれば同窓会では話に夢中で、何も口にしていなかった。何かしら腹に溜めなければと思い、立ち上がって台所に足を運ぶ。
冷蔵庫の前で立ち止まり、扉を開ける。
ふと目線を下げると、そこには思わず男の目に留まるものがあった。
背が低く冷蔵庫の中で大きく場所を占めているもの、それはスープがよそわれた皿だった。
ラップで包まれ、上には「温めて食べてね」と書かれたメモが置いてある。
その皿に、そのメモに、男は見覚えがあった。
それも当然、そのスープを作ったのは男自身に他ならないのだ。
元々、同窓会で遅れることが分かっていた男は、前もって妻の為にスープを作り置いていた。その存在をすっかり忘れていた男は、自身が調理したスープをしばらく見つめていた。
今から他のものを調理し始めたら時間がかかる上、保存料も入っていないこのスープは直ぐに腐ってしまうだろう。やがて男はため息をついてスープを取り出し、レンジで温め始めた。レンジで温める時間がこんなに長く感じたことはない。
チンという音が響く。
スープを取り出しリビングにあるテーブルに向かう。
スープを置き、スプーンを持って椅子に腰掛ける。
向かいの席に人がいないことから逃げるようにスープを覗く。
冷蔵庫の冷気に当たりすぎたのか、スープの湯気が暖かく心地よい。
メモとラップを外して、スプーンを構える。
スプーンでスープを一掬いして口に運ぶ。
そして、男はスープを味わった。
スープは美味しかった。
次第に男の表情が曇っていく。
スープを掬う度に顔が歪んでいく。
しまいには、男はスープを食べる手を止めてしまった。
スプーンを机に置くと同時に、男の感情の堰が切れた。
男は家事の中でも料理が苦手だった。
作り始めた頃の料理は美味しいとは到底言い難いものであった。
そんな料理でさえも妻は嫌な顔せず、嬉しそうな顔をして食べてくれた。
今、男は自分でも美味しいと思えるスープを作ることができた。
妻に食べさせてやりたい。
だが、本来最初に食べるはずの人が、この場にいない。
やり場のない気持ちを男は泣くことで表現するしかなかった。
男は泣いた。
ひとしきり泣くと、男はラップで再び皿を包んだ。
男はそれきり、そのスープを飲むことはなかった。
【要約】
男の愛する妻が交通事故事故に巻き込まれ、意識不明の重体に。ずっと病院にいた男は、周囲の勧めもあって一度帰宅することにした。
ふと空腹を感じて冷蔵庫を開けた男が目にしたのは、専業主夫である自分が、仕事帰りの妻のために作っておいたスープ。男はそのスープを飲もうとしたが、美味しくできたそれを本当は妻に飲んで欲しかったと思うと、それ以上はスプーンを動かせないほど、悲しみが溢れてきた。
「ヒーローは人殺し」「14Good」
良質:6票トリック:5票物語:2票納得感:1票
正義と悪がはびこる世界のお話。
カメタロウはそんな世界で敵を倒して活躍しており、その活躍ぶりには誰もが一目置く存在であった。
ある日、カメタロウが敵をなかなか倒せていないことを知った
カメタロウの仲間たちはカメタロウのもとへ駆けつけた。
すると、カメタロウは、力を合わせて敵を倒すどころか、
<{仲間たちを殺して自殺した。そこにいた罪のない子供も巻き込んで…。}>
いったいなぜ?
カメタロウはそんな世界で敵を倒して活躍しており、その活躍ぶりには誰もが一目置く存在であった。
ある日、カメタロウが敵をなかなか倒せていないことを知った
カメタロウの仲間たちはカメタロウのもとへ駆けつけた。
すると、カメタロウは、力を合わせて敵を倒すどころか、
<{仲間たちを殺して自殺した。そこにいた罪のない子供も巻き込んで…。}>
いったいなぜ?
19年06月22日 22:09
【ウミガメのスープ】 [Rest]
【ウミガメのスープ】 [Rest]
あなたにとってヒーローとは、どんな存在ですか?―――SP*靴下さんに感謝。―――
解説を見る
【解説】
※要約解説は下のほうにあります。辛い描写が多いので、苦手な方は要約解説をご利用ください。
「キャー!!やめてー!!」
「逃げたければ金を用意するんだな」
――――――――
「へっ、今日は500万の稼ぎだ。」
俺はカメタロウ。
【カメカメ結社の幹部で、毎日悪事を働いてはお金を手にしているんだ。】
今日も盗みを働いて、500万も稼ぎを得ることができた。
世の中、ちょろいものだ。
まったく楽な仕事だ。俺は鼻歌を歌いながら、今日も稼いだお金で宴を開くのだった。
ある日のことだった。
俺はいつも通り盗みを働こうと、カモになる家を探した。
しばらくバイクを走らせていると、いい感じの家が見えてきた。
お、ここなんて簡単に盗めそうな家じゃないか。
車もないし、どこかに行っているのだろう。
早速俺はその家に足を急がせた。
割と古めの家で、ところどころに苔が生えている。
鍵は開いていた。ドアを開けた。ゆっくりと足を動かし、静かに部屋を物色しに向かう。
なにかゴミ箱からくしゃくしゃになった大量の紙を見つけた。なんだろう、と広げようとした。
その時だった。男の子らしき声が聞こえてきた。
「なにしてるの?」
ドキッとした。このまま逃げてしまおうかとも考えたが、男の子の二言目は意外なものだった。
「もしかして、お母さんの彼氏?」
え?
そう声が出ていた。
いや、これはチャンスかもしれないと考え、俺は正体を偽ることにした。
「そ、そうだよ。様子を見に来た。お母さんは?」
「もうかれこれ4日くらい帰ってきてないよ」
「え、ずっと一人でか?」
「うん。レトルトなら僕でも作れるし食べ物も困ってないよ」
「寂しくないのか?」
「寂しいよ。ずっとお母さんを待ってる。いつ帰ってきてくれるのかなぁ」
「そういえば、お父さんはどうしたんだ?」
「別れたよ。二年前に」
悲しそうな表情に少し胸が痛んだ。
「今、何してるんだ?」
「お母さんに手紙書いてる。帰ってきたら渡すんだ。」
俺は何も言えないままだった。こんな家初めてだったから。
そういえば、と思い出した。あのくしゃくしゃの紙は何だったんだろう。
俺は静かにゴミ箱のほうへ赴き、くしゃくしゃの紙を取り出した。
紙を開いて、【背筋が{凍}り付いた。】
――――――――――――――――――――――――
カメオへ
あなたがこの手紙を読んでいるころ、{私はもうこの世にはいないでしょう。}
あなたと過ごした日々は宝物です。
こんなお母さんでごめんなさい。ありがとう。
さようなら。
あなたのお母さん カメコより
――――――――――――――――――――――――
【お母さんは…死んでいる…?】
そうなるとしたら。
新たな疑問が生まれた。
この子は…カメオはどうなるのだろう…?
俺の心から、もうここを離れるという選択肢が消えた。
この子を助けたいという気持ちが確かに芽生えた。
「俺、ここに何日間か住ませてもらうよ。よろしくな。」
俺の中で何かが変わった。
もう悪なんてどうでもよかった。
「へー。よろしくね。」
こうして、俺とカメオの奇妙な生活が始まった。
「カメオ、お前外で遊んだりするのか?」
「全然遊ばないね。学校でも独りぼっちだよ。」
そう話すカメオの目には悲しみの色が見えた。
「なぁ、公園いかないか?」
今まで人を助けようとか、楽しませようとか
考えたことがなかった俺には、誘い方が分からなかった。
だから、そのまま公園に誘った。
遊ぶといっても、家にはボール位しかなかった。
キャッチボール位しかできることはなかった。
でもあっという間に時間は過ぎていった。
【「遊ぶ」のってこんなに楽しいのか。】
「なぁ。カメオ。お前、将来の夢ってあるのか?」
「うーん、プロ野球選手になってみたいなぁ」
「そうか。きっとお前はいい野球選手になるよ。」
「そうかなぁ…」
カメオは喜びをほほに浮かべ、目をかがやせていた。
その表情を見ていたら、悪なんてもう心の中には残っていなかった。
それから3日。
カメオとはすっかり打ち解け、楽しく日々を過ごしていた。
そんな悪の結社の幹部ともあろう人の平和が長く続くはずもなく。
一通のメールが届いていた。
【――――――――――――――――――――――――
カメタロウ、遅いぞ。
もう三日も帰ってきていないな。
生命反応はあるから生きているであろう。
敵に捕まっているのか?
念のため、GPSを利用してお前の所に応援を3人向かわせる。
今日中には帰ってくるように。
まさか裏切ったりなんてしてないだろうな。
――――――――――――――――――――――――】
――――まずい。――――
悪の結社からここはそんなに遠くない。
奴らが、来る。
恐怖で顔が引きつっていたようだ。
カメオに心配されてしまった。
「ねぇ、何かあったの?」
「い、いや、何でもないさ。」
「でも顔色悪いよー。」
「大丈夫だって。ちょっとおなかが痛いだけだ。」
どうすればいいだろう。
GPSは取り外せない。もう無理だ。
「カメオ…もう俺、行かなきゃいけないわ」
「どこに?」
「うーん…仕事場?」
「いつ帰ってくるのー?」
「それが…もしかしたら…帰ってこれないかもしれないんだ」
「えっ…そんなの嫌だよ。また独りぼっち?」
「いや、きっと帰ってくる。きっとだ。」
「分かった。もう行くの?」
「うん、もう行かなきゃいけないみたいなんだ。」
「じゃあね。」
「またな。いい子でいるんだぞ。」
そっと、ハグをした。暖かかった。
悪の世界では味わうこともできないほどの温かみだった。
その時だった。
{ドンドン}
「カメタロウ、でてこい!」
(!?…早すぎる…)
【{ドンドンドン}】
「だれ?こわいよ…」
「大丈夫だ、きっとこれは家を間違えてるんだ」
<{ドカァッ!!}>
そこには武装した三人の男が。
「そこにいるのはカメタロウだな。何をしていた。」
「その子は誰だ。まさか裏切ったんじゃないだろうな。」
「んなわけないじゃないか…ちょっと道に迷ったんだよ…」
「じゃあ今すぐその子を{殺す}んだ。」
「え?」
「当たり前だろう。」
「いや、でも…」
「無理なのか?」
「くっ…」
俺はそこにあった包丁を手に取った。
「何してるの?カメタロウお兄ちゃん…」
カメオの目からは涙があふれだしそうになっており、
パニックから呼吸は荒くなっている…
「…だ…」
「は?どうした。早く殺すんだ」
「無理だ…」
「何言ってるんだ。早くその子を」
<「無理だって言ってんだろうがよぉーーー!!!」>
俺は体の向きをグイっと変え、三人に{切}りかかる。
グサッ、グサッ、と一撃一撃が確かに突き刺さる。
<「お兄ちゃんやめて!やめてぇぇぇーーっ!!」>
気づけばあたりは血まみれになっていた。
振り向くと、そこにはただ呆然と立ち尽くすカメオの姿が。
「ハァ…ハァ…」
そこに一件のメールが。
【―――――――――――――――――――――――
生命反応が消えたぞ。】
<{お前、殺したな?}>
【いますぐそっちにお前を殺しに行く。
まさかお前が裏切るとは思っていなかったよ…
あばよ、カメタロウ。
―――――――――――――――――――――――】
あぁ、終わった…
包丁を手に取った。
「カメオ、お前と過ごした日々は最高に楽しかった。
俺はおまえの母ちゃんの彼氏でも何でもない。
【ただの悪党】なんだ。お前んちに盗みに入った泥棒。
盗んで出ていくつもりだったんだが、お前が見捨てられなかった。
{俺はな、どうせもうじき組織に殺されちまうんだ。}
お前とのキャッチボール、楽しかったよ。ありがとう。
<お前は、俺の最高の息子だ。元気でな。>」
俺はそう最後の言葉をつづった。
「そんな…待ってよ!」
思わず声を荒らげるカメオ。
俺は手にした包丁を{自ら胸に突き刺した。}
*
「そんな…待ってよ!」
そう叫ぶ僕には見向きもせずに、
カメタロウお兄ちゃんは手にした包丁を【{自ら胸に突き刺した。}】
そんな。
なんで。【なんで。】<なんで。>
いやだよ。カメタロウお兄ちゃん。
手を握る。まだ温かみがあった。悪党の手にも確かに温かみはあった。
どんどんカメタロウお兄ちゃんの顔が無残なものになっていく。
だめ、だめ、しんじゃいや。
あふれる涙をこらえられなかった。
「カメオ…本当に…ありがとう…」
カメタロウの瞳からは一滴の涙がこぼれ落ちていった。
荒ぶる呼吸のなか、カメオは静かに包丁を手に取り、<{自ら胸に突き刺した。}>
【完】
※要約解説
カメタロウは悪党である。
かわいそうな事情を持った子供、カメオの面倒を見ていることがばれ、敵視されてしまう。
どうしてもカメオを殺して悪を証明できなかったカメタロウは悪党の幹部三人を殺す。
そのあと、もうどうせ殺されてしまうと悟ったカメタロウはその場で自ら命を絶ち、
カメタロウに面倒を見てもらっていたカメオは、
カメタロウが目の前で自殺した悲しみから、自殺してしまった。
この物語を知ってから、タイトルをもう一度見てみると、意味が違って見えるかもしれません…
※要約解説は下のほうにあります。辛い描写が多いので、苦手な方は要約解説をご利用ください。
「キャー!!やめてー!!」
「逃げたければ金を用意するんだな」
――――――――
「へっ、今日は500万の稼ぎだ。」
俺はカメタロウ。
【カメカメ結社の幹部で、毎日悪事を働いてはお金を手にしているんだ。】
今日も盗みを働いて、500万も稼ぎを得ることができた。
世の中、ちょろいものだ。
まったく楽な仕事だ。俺は鼻歌を歌いながら、今日も稼いだお金で宴を開くのだった。
ある日のことだった。
俺はいつも通り盗みを働こうと、カモになる家を探した。
しばらくバイクを走らせていると、いい感じの家が見えてきた。
お、ここなんて簡単に盗めそうな家じゃないか。
車もないし、どこかに行っているのだろう。
早速俺はその家に足を急がせた。
割と古めの家で、ところどころに苔が生えている。
鍵は開いていた。ドアを開けた。ゆっくりと足を動かし、静かに部屋を物色しに向かう。
なにかゴミ箱からくしゃくしゃになった大量の紙を見つけた。なんだろう、と広げようとした。
その時だった。男の子らしき声が聞こえてきた。
「なにしてるの?」
ドキッとした。このまま逃げてしまおうかとも考えたが、男の子の二言目は意外なものだった。
「もしかして、お母さんの彼氏?」
え?
そう声が出ていた。
いや、これはチャンスかもしれないと考え、俺は正体を偽ることにした。
「そ、そうだよ。様子を見に来た。お母さんは?」
「もうかれこれ4日くらい帰ってきてないよ」
「え、ずっと一人でか?」
「うん。レトルトなら僕でも作れるし食べ物も困ってないよ」
「寂しくないのか?」
「寂しいよ。ずっとお母さんを待ってる。いつ帰ってきてくれるのかなぁ」
「そういえば、お父さんはどうしたんだ?」
「別れたよ。二年前に」
悲しそうな表情に少し胸が痛んだ。
「今、何してるんだ?」
「お母さんに手紙書いてる。帰ってきたら渡すんだ。」
俺は何も言えないままだった。こんな家初めてだったから。
そういえば、と思い出した。あのくしゃくしゃの紙は何だったんだろう。
俺は静かにゴミ箱のほうへ赴き、くしゃくしゃの紙を取り出した。
紙を開いて、【背筋が{凍}り付いた。】
――――――――――――――――――――――――
カメオへ
あなたがこの手紙を読んでいるころ、{私はもうこの世にはいないでしょう。}
あなたと過ごした日々は宝物です。
こんなお母さんでごめんなさい。ありがとう。
さようなら。
あなたのお母さん カメコより
――――――――――――――――――――――――
【お母さんは…死んでいる…?】
そうなるとしたら。
新たな疑問が生まれた。
この子は…カメオはどうなるのだろう…?
俺の心から、もうここを離れるという選択肢が消えた。
この子を助けたいという気持ちが確かに芽生えた。
「俺、ここに何日間か住ませてもらうよ。よろしくな。」
俺の中で何かが変わった。
もう悪なんてどうでもよかった。
「へー。よろしくね。」
こうして、俺とカメオの奇妙な生活が始まった。
「カメオ、お前外で遊んだりするのか?」
「全然遊ばないね。学校でも独りぼっちだよ。」
そう話すカメオの目には悲しみの色が見えた。
「なぁ、公園いかないか?」
今まで人を助けようとか、楽しませようとか
考えたことがなかった俺には、誘い方が分からなかった。
だから、そのまま公園に誘った。
遊ぶといっても、家にはボール位しかなかった。
キャッチボール位しかできることはなかった。
でもあっという間に時間は過ぎていった。
【「遊ぶ」のってこんなに楽しいのか。】
「なぁ。カメオ。お前、将来の夢ってあるのか?」
「うーん、プロ野球選手になってみたいなぁ」
「そうか。きっとお前はいい野球選手になるよ。」
「そうかなぁ…」
カメオは喜びをほほに浮かべ、目をかがやせていた。
その表情を見ていたら、悪なんてもう心の中には残っていなかった。
それから3日。
カメオとはすっかり打ち解け、楽しく日々を過ごしていた。
そんな悪の結社の幹部ともあろう人の平和が長く続くはずもなく。
一通のメールが届いていた。
【――――――――――――――――――――――――
カメタロウ、遅いぞ。
もう三日も帰ってきていないな。
生命反応はあるから生きているであろう。
敵に捕まっているのか?
念のため、GPSを利用してお前の所に応援を3人向かわせる。
今日中には帰ってくるように。
まさか裏切ったりなんてしてないだろうな。
――――――――――――――――――――――――】
――――まずい。――――
悪の結社からここはそんなに遠くない。
奴らが、来る。
恐怖で顔が引きつっていたようだ。
カメオに心配されてしまった。
「ねぇ、何かあったの?」
「い、いや、何でもないさ。」
「でも顔色悪いよー。」
「大丈夫だって。ちょっとおなかが痛いだけだ。」
どうすればいいだろう。
GPSは取り外せない。もう無理だ。
「カメオ…もう俺、行かなきゃいけないわ」
「どこに?」
「うーん…仕事場?」
「いつ帰ってくるのー?」
「それが…もしかしたら…帰ってこれないかもしれないんだ」
「えっ…そんなの嫌だよ。また独りぼっち?」
「いや、きっと帰ってくる。きっとだ。」
「分かった。もう行くの?」
「うん、もう行かなきゃいけないみたいなんだ。」
「じゃあね。」
「またな。いい子でいるんだぞ。」
そっと、ハグをした。暖かかった。
悪の世界では味わうこともできないほどの温かみだった。
その時だった。
{ドンドン}
「カメタロウ、でてこい!」
(!?…早すぎる…)
【{ドンドンドン}】
「だれ?こわいよ…」
「大丈夫だ、きっとこれは家を間違えてるんだ」
<{ドカァッ!!}>
そこには武装した三人の男が。
「そこにいるのはカメタロウだな。何をしていた。」
「その子は誰だ。まさか裏切ったんじゃないだろうな。」
「んなわけないじゃないか…ちょっと道に迷ったんだよ…」
「じゃあ今すぐその子を{殺す}んだ。」
「え?」
「当たり前だろう。」
「いや、でも…」
「無理なのか?」
「くっ…」
俺はそこにあった包丁を手に取った。
「何してるの?カメタロウお兄ちゃん…」
カメオの目からは涙があふれだしそうになっており、
パニックから呼吸は荒くなっている…
「…だ…」
「は?どうした。早く殺すんだ」
「無理だ…」
「何言ってるんだ。早くその子を」
<「無理だって言ってんだろうがよぉーーー!!!」>
俺は体の向きをグイっと変え、三人に{切}りかかる。
グサッ、グサッ、と一撃一撃が確かに突き刺さる。
<「お兄ちゃんやめて!やめてぇぇぇーーっ!!」>
気づけばあたりは血まみれになっていた。
振り向くと、そこにはただ呆然と立ち尽くすカメオの姿が。
「ハァ…ハァ…」
そこに一件のメールが。
【―――――――――――――――――――――――
生命反応が消えたぞ。】
<{お前、殺したな?}>
【いますぐそっちにお前を殺しに行く。
まさかお前が裏切るとは思っていなかったよ…
あばよ、カメタロウ。
―――――――――――――――――――――――】
あぁ、終わった…
包丁を手に取った。
「カメオ、お前と過ごした日々は最高に楽しかった。
俺はおまえの母ちゃんの彼氏でも何でもない。
【ただの悪党】なんだ。お前んちに盗みに入った泥棒。
盗んで出ていくつもりだったんだが、お前が見捨てられなかった。
{俺はな、どうせもうじき組織に殺されちまうんだ。}
お前とのキャッチボール、楽しかったよ。ありがとう。
<お前は、俺の最高の息子だ。元気でな。>」
俺はそう最後の言葉をつづった。
「そんな…待ってよ!」
思わず声を荒らげるカメオ。
俺は手にした包丁を{自ら胸に突き刺した。}
*
「そんな…待ってよ!」
そう叫ぶ僕には見向きもせずに、
カメタロウお兄ちゃんは手にした包丁を【{自ら胸に突き刺した。}】
そんな。
なんで。【なんで。】<なんで。>
いやだよ。カメタロウお兄ちゃん。
手を握る。まだ温かみがあった。悪党の手にも確かに温かみはあった。
どんどんカメタロウお兄ちゃんの顔が無残なものになっていく。
だめ、だめ、しんじゃいや。
あふれる涙をこらえられなかった。
「カメオ…本当に…ありがとう…」
カメタロウの瞳からは一滴の涙がこぼれ落ちていった。
荒ぶる呼吸のなか、カメオは静かに包丁を手に取り、<{自ら胸に突き刺した。}>
【完】
※要約解説
カメタロウは悪党である。
かわいそうな事情を持った子供、カメオの面倒を見ていることがばれ、敵視されてしまう。
どうしてもカメオを殺して悪を証明できなかったカメタロウは悪党の幹部三人を殺す。
そのあと、もうどうせ殺されてしまうと悟ったカメタロウはその場で自ら命を絶ち、
カメタロウに面倒を見てもらっていたカメオは、
カメタロウが目の前で自殺した悲しみから、自殺してしまった。
この物語を知ってから、タイトルをもう一度見てみると、意味が違って見えるかもしれません…
「COW?」「14Good」
良質:3票トリック:3票納得感:8票
(カフェラテでも飲もうかな……)
そう思ったカメオは、そそくさと牛丼屋へ向かった。
牛丼屋のメニューにカフェラテはないのに、一体なぜ?
そう思ったカメオは、そそくさと牛丼屋へ向かった。
牛丼屋のメニューにカフェラテはないのに、一体なぜ?
19年07月08日 21:19
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
解説を見る
お昼に牛丼屋で食事をして出てきたカメオ。
カメオ(牛丼美味かった!ん?店の前に自販機があるな。食後に一本、缶のカフェラテでも飲むか!)
カフェラテの缶を{買う}ために財布から小銭を出そうとしたカメオ。しかし、いつも入れているはずのポケットに財布がない。
さっきの牛丼屋で食券を買った時に出した財布をテーブルに置き忘れていたことに気付いたカメオは、そそくさと牛丼屋に財布を取りにもどったのだった。
カメオ(牛丼美味かった!ん?店の前に自販機があるな。食後に一本、缶のカフェラテでも飲むか!)
カフェラテの缶を{買う}ために財布から小銭を出そうとしたカメオ。しかし、いつも入れているはずのポケットに財布がない。
さっきの牛丼屋で食券を買った時に出した財布をテーブルに置き忘れていたことに気付いたカメオは、そそくさと牛丼屋に財布を取りにもどったのだった。
「マコウドリの生態についての自由研究」「14Good」
良質:9票物語:1票納得感:4票
《問題》
カメオは夏休みの自由研究で、「マコウドリ」についてのレポートを書いている。
以下はそのレポートの抜粋である。
***
〈マコウドリの特徴〉
マコウドリは自傷行為を行うために自分の羽を啄んでしまう習性があり、
基本的に寒がりである。
***
上の文章を書いている最中、
カメオはこの鳥の名前を「まこうどり」ではなく「マコウドリ」とした
名付け親のネーミングセンスに感心した。
なぜ?
カメオは夏休みの自由研究で、「マコウドリ」についてのレポートを書いている。
以下はそのレポートの抜粋である。
***
〈マコウドリの特徴〉
マコウドリは自傷行為を行うために自分の羽を啄んでしまう習性があり、
基本的に寒がりである。
***
上の文章を書いている最中、
カメオはこの鳥の名前を「まこうどり」ではなく「マコウドリ」とした
名付け親のネーミングセンスに感心した。
なぜ?
19年08月16日 21:00
【ウミガメのスープ】 [おだんご]
【ウミガメのスープ】 [おだんご]
SP:天童魔子さん ありがとうございます!
解説を見る
《解説》
***
〈マコウドリの特徴〉
マコウドリは自傷行為を行うために自分の羽を啄んでしまう習性があり
基本的に寒がりである。
マコウドリは自傷行為をし続けて、自分の羽をすべて噛み尽くしてしまうのである。
{はねが無い}ということは、マコウドリの最大の特徴として挙げられるだろう・・・
***
・・・レポート書いている途中に気づいたけど、マコウドリっていう文字には「ハネ」が無いんだな・・・。
・・・・・・いやこれ名付け親がこの鳥の名前に「ハネ」が出ないようにあえてカタカナで名付けた、と解釈したほうがしっくり来るな・・・。「まこうどり」にしても、「こ」とか「り」に「ハネ」が出てきちゃうし、漢字なんかで書いたら「ハネ」がもっと出てきちゃう。
・・・・・・・・・マコウドリっていう名前にはこんな秘密があったのか・・・。
《FA条件》
①マコウドリには、「羽」が無い。
②マコウドリには、「ハネ」が無い。(トメ、ハネ、ハライのハネです。)
SP:天童魔子さん。本当にありがとうございます!
***
〈マコウドリの特徴〉
マコウドリは自傷行為を行うために自分の羽を啄んでしまう習性があり
基本的に寒がりである。
マコウドリは自傷行為をし続けて、自分の羽をすべて噛み尽くしてしまうのである。
{はねが無い}ということは、マコウドリの最大の特徴として挙げられるだろう・・・
***
・・・レポート書いている途中に気づいたけど、マコウドリっていう文字には「ハネ」が無いんだな・・・。
・・・・・・いやこれ名付け親がこの鳥の名前に「ハネ」が出ないようにあえてカタカナで名付けた、と解釈したほうがしっくり来るな・・・。「まこうどり」にしても、「こ」とか「り」に「ハネ」が出てきちゃうし、漢字なんかで書いたら「ハネ」がもっと出てきちゃう。
・・・・・・・・・マコウドリっていう名前にはこんな秘密があったのか・・・。
《FA条件》
①マコウドリには、「羽」が無い。
②マコウドリには、「ハネ」が無い。(トメ、ハネ、ハライのハネです。)
SP:天童魔子さん。本当にありがとうございます!
「DEBONO×らてらて」「14Good」
良質:12票トリック:2票
カメオは昨日、{DEBONOではなくらてらてで出題していたら、ウミオを救えたかもしれない}。
いったいどういうことだろうか?
いったいどういうことだろうか?
19年09月29日 23:13
【ウミガメのスープ】 [えいみん]
【ウミガメのスープ】 [えいみん]
解説を見る
【《α世界線》】
カメオ「うわ〜スマホの電池きれちゃったよ...せっかくちょうどいい問題思いついたのに......」
ウミオ「...俺の使うか?」
カメオ「サンキュー!今日はデボノで出題するかあ〜」
{その日の夜、ウミオは自殺した。}
【《β世界線》】
カメオ「うわ〜スマホの電池きれちゃったよ...せっかくちょうどいい問題思いついたのに......」
ウミオ「...俺の使うか?」
カメオ「サンキュー!今日はらてらてで出題するかあ〜」
{(らてらての「ら」を入力)}
🕛【楽な死に方】
カメオ「............!!!!」
{その日、カメオはウミオを励まし、ウミオを救った。}
カメオ「うわ〜スマホの電池きれちゃったよ...せっかくちょうどいい問題思いついたのに......」
ウミオ「...俺の使うか?」
カメオ「サンキュー!今日はデボノで出題するかあ〜」
{その日の夜、ウミオは自殺した。}
【《β世界線》】
カメオ「うわ〜スマホの電池きれちゃったよ...せっかくちょうどいい問題思いついたのに......」
ウミオ「...俺の使うか?」
カメオ「サンキュー!今日はらてらてで出題するかあ〜」
{(らてらての「ら」を入力)}
🕛【楽な死に方】
カメオ「............!!!!」
{その日、カメオはウミオを励まし、ウミオを救った。}