「消せない火」「14Good」
物語:13票納得感:1票
ある日を堺に「もう煙草を吸わなくてもいい」と考えた喫煙者の男。
しかし、男が完全に煙草をやめたのはそれから数ヶ月経ってからのことだった。
煙草への依存などは特別なかった男が、すぐに煙草をやめなかったのは何故だろうか?
しかし、男が完全に煙草をやめたのはそれから数ヶ月経ってからのことだった。
煙草への依存などは特別なかった男が、すぐに煙草をやめなかったのは何故だろうか?
21年08月25日 00:46
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
解説を見る
【解答】
意中の女性が喫煙者であり、喫煙所で会話のきっかけを作るために煙草を吸い始めた男。
ある日女性が煙草をやめたことにより、男には煙草を吸う理由がなくなった。
しかし、同時に煙草をやめると自分の想いが(話したくて煙草を吸っていたのが)悟られてしまうのではと思い、しばらく煙草を吸い続けた。
【解説】
バイト先の先輩、萩原さんに僕は密かに想いを寄せていた。
しかしシャイな性格の僕は会話のきっかけが掴めず、なかなか距離を縮めることができない。
ある日、喫煙所に萩原さんの姿を見つけた。どうやら彼女は煙草を吸うらしい。
職場で煙草を吸う人はそう多くなく、喫煙所での時間が彼女との会話のチャンスではないかと僕は思った。
以前少し吸ったことはあったものの、特別好きでもなかった煙草。
帰り道、久しぶりに煙草を買った。
僕はあからさまにならないよう、バイトのある日には毎回2本、適当な時間に喫煙所で煙草を吸った。
萩原さんに会えるのは10回のうち3回くらい。それでも充分だった。
仕事は慣れたかとか、困ってることは無いかとか、彼女は色々と声をかけてくれた。僕から話題を振ることはほとんど出来なかったけれど、一緒に過ごす僅かな時間が幸せだった。
そんな日々がしばらく続いたある日、喫煙所で萩原さんはこう言った。
「煙草、やめようと思うんだ」
話を聞くと、彼女は結婚するのだという。
子どもも欲しいからそろそろ身体に気を遣っていこうと思う、と。
そうなんですね、と僕は笑った。
おめでとうございます、と僕は笑った。
その日を堺に、彼女は喫煙所に立ち寄らなくなった。
僕はもう、吸いたいわけでもない煙草を吸う理由がなくなった。
かといって、同じタイミングでぴたりとやめてしまったら、それこそあからさまじゃないか。
萩原さんと話したいがために煙草を吸っていた、なんて。
誰にも悟られたくなかった。
僕はそれから数ヶ月、これまでと同じように煙草を吸い続けた。
時折そこを通りがかった萩原さんが「お疲れさま」と声をかけてくれたりした。
それ以上の会話はない。以前の状態に戻っただけだ。
それなのに、何故か萩原さんのことがずっとずっと遠くに感じられるようになった。
口の中に広がる苦味を、その時僕は初めて美味しいと思った。
意中の女性が喫煙者であり、喫煙所で会話のきっかけを作るために煙草を吸い始めた男。
ある日女性が煙草をやめたことにより、男には煙草を吸う理由がなくなった。
しかし、同時に煙草をやめると自分の想いが(話したくて煙草を吸っていたのが)悟られてしまうのではと思い、しばらく煙草を吸い続けた。
【解説】
バイト先の先輩、萩原さんに僕は密かに想いを寄せていた。
しかしシャイな性格の僕は会話のきっかけが掴めず、なかなか距離を縮めることができない。
ある日、喫煙所に萩原さんの姿を見つけた。どうやら彼女は煙草を吸うらしい。
職場で煙草を吸う人はそう多くなく、喫煙所での時間が彼女との会話のチャンスではないかと僕は思った。
以前少し吸ったことはあったものの、特別好きでもなかった煙草。
帰り道、久しぶりに煙草を買った。
僕はあからさまにならないよう、バイトのある日には毎回2本、適当な時間に喫煙所で煙草を吸った。
萩原さんに会えるのは10回のうち3回くらい。それでも充分だった。
仕事は慣れたかとか、困ってることは無いかとか、彼女は色々と声をかけてくれた。僕から話題を振ることはほとんど出来なかったけれど、一緒に過ごす僅かな時間が幸せだった。
そんな日々がしばらく続いたある日、喫煙所で萩原さんはこう言った。
「煙草、やめようと思うんだ」
話を聞くと、彼女は結婚するのだという。
子どもも欲しいからそろそろ身体に気を遣っていこうと思う、と。
そうなんですね、と僕は笑った。
おめでとうございます、と僕は笑った。
その日を堺に、彼女は喫煙所に立ち寄らなくなった。
僕はもう、吸いたいわけでもない煙草を吸う理由がなくなった。
かといって、同じタイミングでぴたりとやめてしまったら、それこそあからさまじゃないか。
萩原さんと話したいがために煙草を吸っていた、なんて。
誰にも悟られたくなかった。
僕はそれから数ヶ月、これまでと同じように煙草を吸い続けた。
時折そこを通りがかった萩原さんが「お疲れさま」と声をかけてくれたりした。
それ以上の会話はない。以前の状態に戻っただけだ。
それなのに、何故か萩原さんのことがずっとずっと遠くに感じられるようになった。
口の中に広がる苦味を、その時僕は初めて美味しいと思った。
「感謝還元カンカン照り」「14Good」
良質:3票トリック:8票納得感:3票
砂漠を旅する男。
何日も歩き続け、ついに幻のオアシスが見えた。
すると、男は水筒で砂をすくい始めた。
一体なぜ?
何日も歩き続け、ついに幻のオアシスが見えた。
すると、男は水筒で砂をすくい始めた。
一体なぜ?
21年11月29日 22:39
【ウミガメのスープ】 [ルーシー]
【ウミガメのスープ】 [ルーシー]
解説を見る
男は脱水と疲労で幻覚を見るまでになっていた。
オアシスで水を汲むつもりが、実際には水筒の口を砂に沈め、残り少ない飲み水を失うことになってしまった。
オアシスで水を汲むつもりが、実際には水筒の口を砂に沈め、残り少ない飲み水を失うことになってしまった。
「スーパーカリフラワーなんちゃら」「14Good」
良質:6票トリック:2票納得感:6票
とある雨の日。
メアリーが外を歩いていると、妙な事に気が付いた。
すれ違う人がみな、{メアリーの前を通るときにだけ傘を少しすぼめるのだ}。
道が狭くてすれ違うのが難しいというわけではないし、いったい何故なのだろう?
メアリーが外を歩いていると、妙な事に気が付いた。
すれ違う人がみな、{メアリーの前を通るときにだけ傘を少しすぼめるのだ}。
道が狭くてすれ違うのが難しいというわけではないし、いったい何故なのだろう?
21年12月26日 15:57
【ウミガメのスープ】 [靴下]
【ウミガメのスープ】 [靴下]
昨日のオフ会で出題した問題です。参加者はお口ミッフィーちゃんでよろ!
解説を見る
【メアリーが傘をさしていないので、もう雨が止んだと考えるから。】
雨が弱まってきたため、見た目では今も降っているか判断できないくらいになった。そんなとき、傘をささずに歩くメアリーを見て、人々はもう止んだのだと勘違いし、自分も傘を閉じようとする。
ところがまだ小雨が降っているので、開きなおすというわけ。
雨が弱まってきたため、見た目では今も降っているか判断できないくらいになった。そんなとき、傘をささずに歩くメアリーを見て、人々はもう止んだのだと勘違いし、自分も傘を閉じようとする。
ところがまだ小雨が降っているので、開きなおすというわけ。
「【リメイク】タイミングが重要な20の扉」「14Good」
良質:6票物語:5票納得感:3票
とある日曜日。
欠伸をしたアツヤがパソコンとのにらめっこを一旦中断するのを見て、同棲中の彼女であるアキラは、ここぞとばかりにとても単純な20の扉を彼に出題した。
彼女がこの時まで彼にその出題をためらっていた理由となったモノを答えて下さい。
欠伸をしたアツヤがパソコンとのにらめっこを一旦中断するのを見て、同棲中の彼女であるアキラは、ここぞとばかりにとても単純な20の扉を彼に出題した。
彼女がこの時まで彼にその出題をためらっていた理由となったモノを答えて下さい。
22年05月20日 22:01
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]
花50問目!
解説を見る
【FA:】
(ブルーライトカットの)眼鏡
+++++おまけ+++++
同棲中といっても、日曜日が暇なのは変わらない。
アツヤはいつものサイトに張り付いているが、アキラは昨日、事前に知ってしまったものなので参加できない。
その証拠に、『テストプレイ:青ピンさん』としっかり記してある。ちょろっと解いただけなのに、律儀なものだなあとアキラは思う。
暇すぎて二人分のコーヒーを淹れ、彼の元へそっと置こうとする。しかし、そうはならなかった。
『お昼ですがご参加下さりありがとうございました~』
アツヤは一通りを済ませたようだ。昨日の夜更かしからか、欠伸をし、ブルーライトカット用の眼鏡を外している。
目を擦る彼を見て、アキラは先ほど思いついたことを行動に移した。さっきまでは眼鏡が邪魔になってやりづらかったが、今ならそれをためらう必要はない。
「もんだーい。私は、だーれだ!」
両手で彼の視界を遮りながら、出題するアキラ。その形式は無論、20の扉。
「宇佐美アキラさんですか?」
「Yes!ナイススナイプ~!」
とあるサイトで知り合ったとある二人の、20の扉に彩られた他愛もない日常である。
おわり。
{※}リメイク元
https://late-late.jp/mondai/show/7263
【簡易解説:】
「だーれだ!」というとても単純な20の扉を出題しようとしたアキラは、アツヤの視界を遮るときに眼鏡が邪魔になってしまうので、彼が欠伸をし、涙を拭き目を擦るために一旦眼鏡を外したのを好機と見た。
【要約:】
だーれだ!
(ブルーライトカットの)眼鏡
+++++おまけ+++++
同棲中といっても、日曜日が暇なのは変わらない。
アツヤはいつものサイトに張り付いているが、アキラは昨日、事前に知ってしまったものなので参加できない。
その証拠に、『テストプレイ:青ピンさん』としっかり記してある。ちょろっと解いただけなのに、律儀なものだなあとアキラは思う。
暇すぎて二人分のコーヒーを淹れ、彼の元へそっと置こうとする。しかし、そうはならなかった。
『お昼ですがご参加下さりありがとうございました~』
アツヤは一通りを済ませたようだ。昨日の夜更かしからか、欠伸をし、ブルーライトカット用の眼鏡を外している。
目を擦る彼を見て、アキラは先ほど思いついたことを行動に移した。さっきまでは眼鏡が邪魔になってやりづらかったが、今ならそれをためらう必要はない。
「もんだーい。私は、だーれだ!」
両手で彼の視界を遮りながら、出題するアキラ。その形式は無論、20の扉。
「宇佐美アキラさんですか?」
「Yes!ナイススナイプ~!」
とあるサイトで知り合ったとある二人の、20の扉に彩られた他愛もない日常である。
おわり。
{※}リメイク元
https://late-late.jp/mondai/show/7263
【簡易解説:】
「だーれだ!」というとても単純な20の扉を出題しようとしたアキラは、アツヤの視界を遮るときに眼鏡が邪魔になってしまうので、彼が欠伸をし、涙を拭き目を擦るために一旦眼鏡を外したのを好機と見た。
【要約:】
だーれだ!
「ぼくらの水平思考」「13Good」
良質:3票トリック:1票物語:7票納得感:2票
その日、フジコによって新・形式の闇スープ問題が投下された。
僕らはそのゲームを楽しんでいた。
正解者が一人、また一人と増えていく。僕も無事に正解する。
そんな中、一人だけなかなか正解に至らないラテオ。
見兼ねたフジコは闇スープを解除し、質疑応答のログが一気に晒された。それは水平思考でも何でもないものばかりだ。
それでもラテオは正解に至らない。
終いには出題者のフジコが質問をし、ラテオが次の質問欄で回答するといった具合に立場が入れ替わっていた。
相談チャットでは応援の声多数。
一体どうしてそんな事が起きたのだろう?
僕らはそのゲームを楽しんでいた。
正解者が一人、また一人と増えていく。僕も無事に正解する。
そんな中、一人だけなかなか正解に至らないラテオ。
見兼ねたフジコは闇スープを解除し、質疑応答のログが一気に晒された。それは水平思考でも何でもないものばかりだ。
それでもラテオは正解に至らない。
終いには出題者のフジコが質問をし、ラテオが次の質問欄で回答するといった具合に立場が入れ替わっていた。
相談チャットでは応援の声多数。
一体どうしてそんな事が起きたのだろう?
18年08月08日 00:24
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
1000杯達成めでてえ!!!
解説を見る
【新・形式】「ここまでおいで」【闇スープ】
告知チャットにてお知らせした通り、本日13:00よりらてらてオフ会を開催します。
スタート地点はラテ駅西口!
主催者である私、フジコはラテ駅近辺のある場所にて参加者を待ちます。
質問欄を駆使してここまでたどり着いてください!
[ルール]
①「○○○ですか?」とそのまま場所を名指しで問う質問はNG
②私はある文字が書かれたTシャツを着ています。私と思われる人物を発見したら「Tシャツの文字は○○ですか?」と質問してください。それが所謂FAとなります。
③制限時間を1時間に設定しています。時間切れとなったら、解説にて私の居る場所が表示されます。そこで落ち合いましょう!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そんな具合に僕らのゲームは始まった。
「そこから忠犬カメ公の像が見えますか?」
「西口を出て徒歩5分以内の場所ですか?」
「そこから東を見て目立つ建物は何ですか?」
「今更ですがフジコさんは女性ですよね?」
「今日は暑いですね?」
事前にオフ会参加を申し出ていた参加者らにより、怒涛の勢いで質問が重ねられていく。
土地勘のある者からない者まで様々だったが、フジコが比較的分かりやすい場所を選んだ事もあり、大した混乱もなく参加者が集ってきた。
そして人数が増えれば増えるほど、遠くから見て「あの集団かな?」と分かりやすくなった事もあり、後から来た参加者らはFAの質問をするまでもなくフジコのもとへ辿り着いた。
そうして予定していた人数まであと一人、残すはラテオだけとなったのだが…。
「すみません、迷いました」
「自分がどこにいるのかわかりません」
「充電が残り少ないです」
そんな悲壮感漂う質問が重ねられていく。
見兼ねたフジコは闇スープを解除。FAであるTシャツの文字や、集合場所へ辿り着くための様々な要素が一気に晒されたのだが、自分の居る場所がそもそも分からないラテオにとっては何の意味も成さない情報だった。
「そこから何が見えますか?」
「西口を出てどっちに向かって歩きました?」
フジコが回答欄に質問を打ち込む。ラテオはその次の質問欄で回答する。終いには「皆で西口に向かうので、近くの人に西口までの道を聞いてください」という最終手段に出た。相談チャットからは応援の声多数。
そしてラテオも何とか合流し、らてらてオフ会は無事にスタートを切ったのだった。
・
・
・
その数日後、ラテオには[迷子]の称号が与えられたそうな。
------------------------------------
【要約】
オフ会の集合場所を当てる目的で出された問題で、参加者のラテオが迷子になってしまったため。
告知チャットにてお知らせした通り、本日13:00よりらてらてオフ会を開催します。
スタート地点はラテ駅西口!
主催者である私、フジコはラテ駅近辺のある場所にて参加者を待ちます。
質問欄を駆使してここまでたどり着いてください!
[ルール]
①「○○○ですか?」とそのまま場所を名指しで問う質問はNG
②私はある文字が書かれたTシャツを着ています。私と思われる人物を発見したら「Tシャツの文字は○○ですか?」と質問してください。それが所謂FAとなります。
③制限時間を1時間に設定しています。時間切れとなったら、解説にて私の居る場所が表示されます。そこで落ち合いましょう!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そんな具合に僕らのゲームは始まった。
「そこから忠犬カメ公の像が見えますか?」
「西口を出て徒歩5分以内の場所ですか?」
「そこから東を見て目立つ建物は何ですか?」
「今更ですがフジコさんは女性ですよね?」
「今日は暑いですね?」
事前にオフ会参加を申し出ていた参加者らにより、怒涛の勢いで質問が重ねられていく。
土地勘のある者からない者まで様々だったが、フジコが比較的分かりやすい場所を選んだ事もあり、大した混乱もなく参加者が集ってきた。
そして人数が増えれば増えるほど、遠くから見て「あの集団かな?」と分かりやすくなった事もあり、後から来た参加者らはFAの質問をするまでもなくフジコのもとへ辿り着いた。
そうして予定していた人数まであと一人、残すはラテオだけとなったのだが…。
「すみません、迷いました」
「自分がどこにいるのかわかりません」
「充電が残り少ないです」
そんな悲壮感漂う質問が重ねられていく。
見兼ねたフジコは闇スープを解除。FAであるTシャツの文字や、集合場所へ辿り着くための様々な要素が一気に晒されたのだが、自分の居る場所がそもそも分からないラテオにとっては何の意味も成さない情報だった。
「そこから何が見えますか?」
「西口を出てどっちに向かって歩きました?」
フジコが回答欄に質問を打ち込む。ラテオはその次の質問欄で回答する。終いには「皆で西口に向かうので、近くの人に西口までの道を聞いてください」という最終手段に出た。相談チャットからは応援の声多数。
そしてラテオも何とか合流し、らてらてオフ会は無事にスタートを切ったのだった。
・
・
・
その数日後、ラテオには[迷子]の称号が与えられたそうな。
------------------------------------
【要約】
オフ会の集合場所を当てる目的で出された問題で、参加者のラテオが迷子になってしまったため。