「鶏唐揚げと卵焼き」「14Good」
良質:3票トリック:3票物語:8票
仕事と子育ての両立に苦悩しながらも、今年で40歳を迎えるカメコ。
彼女の心の支えとなっていたのが、小学生の頃から一緒の学校に通ってきた、大親友かつ同僚のウミコだった。
そんなある日の朝、ウミコがいつも通り職場に出勤すると、カメコから誕生日祝いの手作り弁当を手渡された。
その後、昼食を終えた彼女は、カメコにその弁当箱を返して欲しいと頼まれたが、それを拒否したという。
弁当箱を洗って翌日返そうと思った訳ではないのだとしたら、一体なぜだろう?
彼女の心の支えとなっていたのが、小学生の頃から一緒の学校に通ってきた、大親友かつ同僚のウミコだった。
そんなある日の朝、ウミコがいつも通り職場に出勤すると、カメコから誕生日祝いの手作り弁当を手渡された。
その後、昼食を終えた彼女は、カメコにその弁当箱を返して欲しいと頼まれたが、それを拒否したという。
弁当箱を洗って翌日返そうと思った訳ではないのだとしたら、一体なぜだろう?
20年07月04日 22:01
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
SPをして下さったイナーシャさん・えいみんさん・ダニーさんに大いなる感謝!
解説を見る
◆簡易解説
息子(カメオ)の誕生日祝いとして弁当を作ったカメコは、反抗期のため弁当を受け取ってくれない彼のために、長年の親友で同僚かつ息子の担任であるウミコに頼んで渡してもらうことにした。
渡された弁当を食べ終えたカメオは、自分で家に持ち帰るのを嫌がって(恥ずかしがって)「カメコに返して欲しい」と頼んだが、ウミコは親子関係修復のためにも彼自身が返すべきだと考え、それを拒否した。
ーーーーーーーーーー
息子の通う高校で、教師として働いているカメコ。
その職業柄、つい息子に厳しく指導することが多くなってしまい、次第に息子の態度も変化していった。
「母さんさっきからウザい。いちいち話しかけないで。」
そうして反抗期を迎えた彼は、家にいてもほとんどカメコと口をきかなくなった。
幸い、学校に行くことは苦ではないらしく、息子の担任であるウミコ先生には信頼を置いているようだった。
それはカメコにとって、唯一の心の救いであった。
しかし…
「明日から弁当作らなくていいから。」
そう言って、毎朝早起きして作っていた弁当さえ受け取ってくれない息子を見ると、どうしても胸が痛む。
それでも彼女が諦めずに弁当を手作りするのは、ほんの僅かな望みにかけて、彼がいつか受け取ってくれるかもしれないと、そう願っているからだ。
そして、そんな望みをどうしても叶えたい日……息子の誕生日が訪れた。
せめてもの思いで、この誕生日祝いの弁当を渡したかった。
彼の大好物をこれでもかと詰め込んだ、特製弁当だ。
だが、彼はきっと、直接受け取ってはくれないだろう…それは分かりきったことだった。
そこで、カメコは考えた。
今でも息子と良好な関係を築いている、担任のウミコ先生を介して届けよう、と。
小学校から大学までずっと一緒。現在同じ高校で働く大親友。
カメコにとってウミコは、最も信頼のおける相手だった。
午前7時55分。もうすぐホームルームが始まる時間。
カメコが事情を説明すると、ウミコは快く承諾してくれた。
そして、息子の誕生日祝いの弁当を受け取ったウミコは、急ぎ足で教室へと向かっていった。
ーーーーーーーーーー
2年1組の教室。
楽しそうに友達と話しているカメオの元に、担任のウミコ先生がやってきた。
ウミコ「カメオ。カメコがこれ、渡してくれって言ってたわよ。」
カメオ「アハハハハ!…あ、先生おはようございます。これ何ですか?」
ウミコ「今日はあなたの誕生日でしょう?だからカメコ、どうしてもあなたにお弁当を食べて欲しい、って。」
カメオ「でも、弁当はもういらないって言ったはずじゃ…」
ウミコ「そんな事言わないで、折角時間かけて作ってくれたんだから、今日くらい食べてあげたらどう?」
カメオ「………」
その後しばらくして、ランチタイムが終わった頃。
カメオ「あ、先生。」
ウミコ「どれどれー?あら、お弁当食べたのね!カメコ絶対喜ぶと思うわ!」
カメオ「はい、美味しかったです。でも…」
ウミコ「でも?」
カメオ「……これ、先生のほうから母さんに返しておいて欲しいです。」
ウミコ「…え、どうして?」
カメオ「何というか……恥ずかしいんです。今まで散々嫌ってたくせに、いきなりだなんて…」
ウミコ「…なるほどね。確かにあなたの気持ちは分かる。だけど………私にはできないわ。」
カメオ「……」
ウミコ「だってカメコ、あなたが弁当を持ち帰ってきてくるの、心待ちにしているはずだから…」
ーーーーーーーーーー
その日の夜。
(あの子、急に弁当を渡されてどう思ったかしら…)
(大好物ばっかり詰めたんだから、大丈夫…よね!)
そう期待と不安に胸を膨らませながら帰宅したカメコ。
玄関のドアを開け、立ち止まる事なく台所に向かう。
するとすぐに、あるものが目にとまった。
それは、息子が食べたであろう、空っぽの弁当箱。
(…よし!!)
心の中でガッツポーズ。
しかしよく見ると、弁当箱は空ではないようだ。
(ん、何かしら…?)
中に入った小さなメモ用紙には、彼の字でこう書かれていた。
ーーーーーーーーーー
母さんへ
今まで色々と迷惑かけてきてゴメン。
こんな俺に毎日弁当作ってくれてありがとう。
やっぱり、母さんの作る鶏唐揚げと卵焼きは最高だぜ!
カメオ
ーーーーーーーーーー
息子(カメオ)の誕生日祝いとして弁当を作ったカメコは、反抗期のため弁当を受け取ってくれない彼のために、長年の親友で同僚かつ息子の担任であるウミコに頼んで渡してもらうことにした。
渡された弁当を食べ終えたカメオは、自分で家に持ち帰るのを嫌がって(恥ずかしがって)「カメコに返して欲しい」と頼んだが、ウミコは親子関係修復のためにも彼自身が返すべきだと考え、それを拒否した。
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息子の通う高校で、教師として働いているカメコ。
その職業柄、つい息子に厳しく指導することが多くなってしまい、次第に息子の態度も変化していった。
「母さんさっきからウザい。いちいち話しかけないで。」
そうして反抗期を迎えた彼は、家にいてもほとんどカメコと口をきかなくなった。
幸い、学校に行くことは苦ではないらしく、息子の担任であるウミコ先生には信頼を置いているようだった。
それはカメコにとって、唯一の心の救いであった。
しかし…
「明日から弁当作らなくていいから。」
そう言って、毎朝早起きして作っていた弁当さえ受け取ってくれない息子を見ると、どうしても胸が痛む。
それでも彼女が諦めずに弁当を手作りするのは、ほんの僅かな望みにかけて、彼がいつか受け取ってくれるかもしれないと、そう願っているからだ。
そして、そんな望みをどうしても叶えたい日……息子の誕生日が訪れた。
せめてもの思いで、この誕生日祝いの弁当を渡したかった。
彼の大好物をこれでもかと詰め込んだ、特製弁当だ。
だが、彼はきっと、直接受け取ってはくれないだろう…それは分かりきったことだった。
そこで、カメコは考えた。
今でも息子と良好な関係を築いている、担任のウミコ先生を介して届けよう、と。
小学校から大学までずっと一緒。現在同じ高校で働く大親友。
カメコにとってウミコは、最も信頼のおける相手だった。
午前7時55分。もうすぐホームルームが始まる時間。
カメコが事情を説明すると、ウミコは快く承諾してくれた。
そして、息子の誕生日祝いの弁当を受け取ったウミコは、急ぎ足で教室へと向かっていった。
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2年1組の教室。
楽しそうに友達と話しているカメオの元に、担任のウミコ先生がやってきた。
ウミコ「カメオ。カメコがこれ、渡してくれって言ってたわよ。」
カメオ「アハハハハ!…あ、先生おはようございます。これ何ですか?」
ウミコ「今日はあなたの誕生日でしょう?だからカメコ、どうしてもあなたにお弁当を食べて欲しい、って。」
カメオ「でも、弁当はもういらないって言ったはずじゃ…」
ウミコ「そんな事言わないで、折角時間かけて作ってくれたんだから、今日くらい食べてあげたらどう?」
カメオ「………」
その後しばらくして、ランチタイムが終わった頃。
カメオ「あ、先生。」
ウミコ「どれどれー?あら、お弁当食べたのね!カメコ絶対喜ぶと思うわ!」
カメオ「はい、美味しかったです。でも…」
ウミコ「でも?」
カメオ「……これ、先生のほうから母さんに返しておいて欲しいです。」
ウミコ「…え、どうして?」
カメオ「何というか……恥ずかしいんです。今まで散々嫌ってたくせに、いきなりだなんて…」
ウミコ「…なるほどね。確かにあなたの気持ちは分かる。だけど………私にはできないわ。」
カメオ「……」
ウミコ「だってカメコ、あなたが弁当を持ち帰ってきてくるの、心待ちにしているはずだから…」
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その日の夜。
(あの子、急に弁当を渡されてどう思ったかしら…)
(大好物ばっかり詰めたんだから、大丈夫…よね!)
そう期待と不安に胸を膨らませながら帰宅したカメコ。
玄関のドアを開け、立ち止まる事なく台所に向かう。
するとすぐに、あるものが目にとまった。
それは、息子が食べたであろう、空っぽの弁当箱。
(…よし!!)
心の中でガッツポーズ。
しかしよく見ると、弁当箱は空ではないようだ。
(ん、何かしら…?)
中に入った小さなメモ用紙には、彼の字でこう書かれていた。
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母さんへ
今まで色々と迷惑かけてきてゴメン。
こんな俺に毎日弁当作ってくれてありがとう。
やっぱり、母さんの作る鶏唐揚げと卵焼きは最高だぜ!
カメオ
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「BS ワンダーランドはこの世界じゃないってこと知ってるから」「14Good」
良質:12票物語:1票納得感:1票
ラテラテ地方は、自然の豊かな地域である。
珍しい植物、虫、動物の宝庫である。猫や虎も生息するが、中でもヤスミヅルはこの地域でしか生息が確認されない珍獣だ。
動物学者のモコタロウは、珍獣・ヤスミヅルの研究者である。
ある日、ラテラテ地方で生まれ育ったというミノスケと話をすることになったモコタロウ。
モコタロウ「ラテラテ地方ほど恵まれた地域はないですよ!豊かな自然に珍しい生き物…この楽園は大事にしないといけませんね!」
するとミノスケは、モコタロウを睨みつけると、その場から去ってしまった。
いったいなぜ?
珍しい植物、虫、動物の宝庫である。猫や虎も生息するが、中でもヤスミヅルはこの地域でしか生息が確認されない珍獣だ。
動物学者のモコタロウは、珍獣・ヤスミヅルの研究者である。
ある日、ラテラテ地方で生まれ育ったというミノスケと話をすることになったモコタロウ。
モコタロウ「ラテラテ地方ほど恵まれた地域はないですよ!豊かな自然に珍しい生き物…この楽園は大事にしないといけませんね!」
するとミノスケは、モコタロウを睨みつけると、その場から去ってしまった。
いったいなぜ?
20年08月01日 22:01
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]
200問目を迎えられたのは皆様のおかげです!中でも休み鶴さんともこたろさんに大きな感謝!
解説を見る
ラテラテ地方は自然の豊かな地域である。
50年前は今ほど珍しい動植物の宝庫だったわけではない。
50年前は人で賑わい、ごくありふれた地域であった。
ミノスケは10歳のころまではそんな地域で育ったごく普通の少年だった。
しかし、ミノスケが11歳の時に内戦が起こった。
戦争はほどなく終わったが、国は二つに分断されてしまった。
ラテラテ地方は軍事衝突を避けるための非武装地帯として設定され、そこに住んでいたものは他地域への移住を余儀なくされた。
非武装地帯は人が住まないことで、皮肉にも動物にとっては楽園となってしまった。
そんな歴史をよく知らないモコタロウは
「ラテラテ地方ほど恵まれた地域はないですよ!豊かな自然に珍しい生き物…この楽園は大事にしないといけませんね!」
と発言してしまった。
故郷を追われた過去を持つミノスケに対して、あまりに配慮のない発言をしてしまったモコタロウ。
戦争が原因でできた楽園…それはミノスケにとっては帰れない故郷なのである。
ミノスケは怒りと共に寂しくもなり席を立ったのだった。
50年前は今ほど珍しい動植物の宝庫だったわけではない。
50年前は人で賑わい、ごくありふれた地域であった。
ミノスケは10歳のころまではそんな地域で育ったごく普通の少年だった。
しかし、ミノスケが11歳の時に内戦が起こった。
戦争はほどなく終わったが、国は二つに分断されてしまった。
ラテラテ地方は軍事衝突を避けるための非武装地帯として設定され、そこに住んでいたものは他地域への移住を余儀なくされた。
非武装地帯は人が住まないことで、皮肉にも動物にとっては楽園となってしまった。
そんな歴史をよく知らないモコタロウは
「ラテラテ地方ほど恵まれた地域はないですよ!豊かな自然に珍しい生き物…この楽園は大事にしないといけませんね!」
と発言してしまった。
故郷を追われた過去を持つミノスケに対して、あまりに配慮のない発言をしてしまったモコタロウ。
戦争が原因でできた楽園…それはミノスケにとっては帰れない故郷なのである。
ミノスケは怒りと共に寂しくもなり席を立ったのだった。
「きのせいのきぶん」「14Good」
良質:9票トリック:1票納得感:4票
もともと「気」とは目に見えない物の総称である。
科学者であるクーキンは、研究の末に空気をいくつかに分けることに成功した。
しかし空気が見えないにも関わらず、成功した瞬間誰もが「成功した!」と判ったという。
空気が無味無臭なのだとしたら…
いったいなぜ?
科学者であるクーキンは、研究の末に空気をいくつかに分けることに成功した。
しかし空気が見えないにも関わらず、成功した瞬間誰もが「成功した!」と判ったという。
空気が無味無臭なのだとしたら…
いったいなぜ?
20年09月07日 13:29
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]
ちょっとひねって考えて!
解説を見る
科学者・クーキンは、感覚的ではなく科学的にバルーンアートを研究をしていた。
どれくらいの空気を入れるのか、どれくらいの力で風船を捻るのか…。
科学的に分かりやすく説明することで、バルーンアートに興味を持たせる伝道師とも言えた。
クーキンはバルーンアートの研究の末、大好きなキャラクター・ポンデライオンをバルーンで作ることに挑戦した。
バルーンを捻っていくことで、中に入った空気は分断されて別れていく。
風船をひねってひねって…
ポンデライオンは完成した!
誰が見ても、それは成功したとわかるものだった。
要約
バルーンアートで空気を分けた
どれくらいの空気を入れるのか、どれくらいの力で風船を捻るのか…。
科学的に分かりやすく説明することで、バルーンアートに興味を持たせる伝道師とも言えた。
クーキンはバルーンアートの研究の末、大好きなキャラクター・ポンデライオンをバルーンで作ることに挑戦した。
バルーンを捻っていくことで、中に入った空気は分断されて別れていく。
風船をひねってひねって…
ポンデライオンは完成した!
誰が見ても、それは成功したとわかるものだった。
要約
バルーンアートで空気を分けた
「変な問題でごめんなさい」「14Good」
良質:6票トリック:5票納得感:3票
このダジャレを、分譲にして下さい。
正しくは、×分譲→○文章です。
申し訳ありませんでした!
<「五時に誤字」>
20年09月04日 17:00
【新・形式】 [ワヲン]
【新・形式】 [ワヲン]
『あ、しまった。問題文に間違いがありました(棒読み)』
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正しくは、×分譲→○文章です。
申し訳ありませんでした!
<「五時に誤字」>
「?」「14Good」