深夜、男は疲れきって帰宅した。
ふと空腹を覚え、何か食べようと冷蔵庫を開けると、「温めて食べてね」と書かれたメモの貼ってある皿が目に留まった。皿の中には、鮮やかなカボチャのスープが。男はしばし、それをじっと見つめていたが、やがてため息をつくと、冷蔵庫からスープを取り出し、レンジで温めてテーブルについた。
スプーンで掬い、そっと口へ運ぶ。一口啜ったそのスープはとても美味しかったのだが、男の表情は次第に曇り、それきりスプーンを置いてしまった。
男はスープに何を望んでいたのだろうか?
ふと空腹を覚え、何か食べようと冷蔵庫を開けると、「温めて食べてね」と書かれたメモの貼ってある皿が目に留まった。皿の中には、鮮やかなカボチャのスープが。男はしばし、それをじっと見つめていたが、やがてため息をつくと、冷蔵庫からスープを取り出し、レンジで温めてテーブルについた。
スプーンで掬い、そっと口へ運ぶ。一口啜ったそのスープはとても美味しかったのだが、男の表情は次第に曇り、それきりスプーンを置いてしまった。
男はスープに何を望んでいたのだろうか?
チーム対抗戦問題
10ブクマ
20ブクマ
No.22[オリオン]10月07日 21:3010月07日 21:40
スープは男が妻に食べてもらうために作ったものなのに、食べられずに残っていたから悲しいですか? [編集済]
yes もう少し状況を掘り下げてください [良い質問]
No.40[オリオン]10月07日 21:4710月07日 21:52
男は消防士や救急隊員で、天災被害の救助活動でヘトヘトになって帰宅したら妻がスープを飲んでいない様子だったので、もしかして妻も被害に遭ったのか、と心配でたまらなくなりましたか?
no
No.43[オリオン]10月07日 21:4710月07日 22:00
本当なら男が帰宅する頃には、妻はとっくに家に居てスープも食べ終えているはずなのにまだ帰ってきていない……という状況ですか?
no 少し違います [編集済] [良い質問]
No.48[オリオン]10月07日 21:5310月07日 21:58
男は妻が病院に運ばれたと聞いて病院に駆けつけ、今疲れて帰宅したばかりで、妻が食べるはずだったスープを自分自身で寂しく食べている、という状況だからですか?
yes [良い質問]
男がスープに望んでいたこととは?
(※すみません、43の回答を編集しました。ご確認下さい)
No.53[オリオン]10月07日 22:0110月07日 22:05
ヒントより。妻に食べて欲しくて作ったスープなのに妻が死んでそれが叶わなくなってしまったということですか?
yes 正解です! [正解]
参加者一覧 10人(クリックすると質問が絞れます)
全員
オリオン(13良:6正:1)
ぎんがけい(6良:2)
seaza(2良:2)
ルラ(9良:2正:1)
ミカン(1)
輪ゴム(7良:3)
天童 魔子(10良:1)
らてすこ(5良:1)
母(5良:1)
滝杉こげお(2良:1)
解答
妻に美味しく飲んでもらうこと
解説
深夜1時、男は自分の家の玄関の前に立ち尽くしていた。
ハッと自分の動作が止まっていることに気づくと、思い出したかの様に家の鍵を探し始める。家の外灯が点いていないから、玄関は真っ暗。鍵一つ見つけるのにさえ手間取ってしまう。
やっと鍵を見つけると、それを鍵穴に差し込んで無気力に捻る。ドアノブを回す時、男は何も考えてはいなかった。男は身も心も疲れ切ってしまっていた。
3時間前、男の妻が交通事故に巻き込まれ意識不明の重体となっていた。
男は大学で妻と出会った。
男は触れ合ううちに、妻の将来の仕事への情熱を理解し、自分は支える側になろうと決めた。
大学卒業後、男は専業主婦となり、そして妻が働き家計を支える生活が始まった。今まで家事全般をしてこなかった男は、一からのスタートだったが、日を追うに連れて、男は家事を段々とこなせるようになっていた。
そんなある日、男は用事があって早くから家を空けていた。大学時代の同窓会に誘われていたからだ。
会場に着くと懐かしい顔ぶれが集まっていた。
顔を合わせると近況報告などで話は盛り上がり、瞬く間に時間は過ぎていった。
夜遅くになって、二次会に参加するかどうかという話をしていると、突然男の携帯の呼び出し音が鳴り響いた。
電話は救急隊員からのものだった。
妻が仕事帰りに暴走した車に巻き込まれ重体。
男は絶句した。
病院に担ぎ込まれたが未だに意識も戻らないとのこと。急いで会場を後にして、車で病院に向かった。
男が病院に辿り着いた頃、妻が集中治療室から出てきて病室に運ばれているところだった。駆け寄って妻の名前を呼ぶ。何度も何度も呼び続ける。しかし、妻が目を覚ますことはなかった。
握っている手は暖かい。
いつかは目を覚ましてくれるのではないかと、名前を呼び続けた。
その後どれくらいの時間が経ったか、わからない。
呼び続けて喉が痛み始めたくらいのところで看護師さんが声をかけてくれた。
妻の着替えも必要だろうから、一度家に帰られてはと。
男はフラフラした足取りで病院を出た。
随分と広く見える玄関に靴を脱ぎ散らかして、リビングに倒れこむ。荷物を降ろしても、身体にのしかかる重量感が離れない。身体を仰向けにして天井を眺めていると、静かな部屋に変な音がし始める。どうやら鳴っているのは自分の腹らしい。振り返ってみれば同窓会では話に夢中で、何も口にしていなかった。何かしら腹に溜めなければと思い、立ち上がって台所に足を運ぶ。
冷蔵庫の前で立ち止まり、扉を開ける。
ふと目線を下げると、そこには思わず男の目に留まるものがあった。
背が低く冷蔵庫の中で大きく場所を占めているもの、それはスープがよそわれた皿だった。
ラップで包まれ、上には「温めて食べてね」と書かれたメモが置いてある。
その皿に、そのメモに、男は見覚えがあった。
それも当然、そのスープを作ったのは男自身に他ならないのだ。
元々、同窓会で遅れることが分かっていた男は、前もって妻の為にスープを作り置いていた。その存在をすっかり忘れていた男は、自身が調理したスープをしばらく見つめていた。
今から他のものを調理し始めたら時間がかかる上、保存料も入っていないこのスープは直ぐに腐ってしまうだろう。やがて男はため息をついてスープを取り出し、レンジで温め始めた。レンジで温める時間がこんなに長く感じたことはない。
チンという音が響く。
スープを取り出しリビングにあるテーブルに向かう。
スープを置き、スプーンを持って椅子に腰掛ける。
向かいの席に人がいないことから逃げるようにスープを覗く。
冷蔵庫の冷気に当たりすぎたのか、スープの湯気が暖かく心地よい。
メモとラップを外して、スプーンを構える。
スプーンでスープを一掬いして口に運ぶ。
そして、男はスープを味わった。
スープは美味しかった。
次第に男の表情が曇っていく。
スープを掬う度に顔が歪んでいく。
しまいには、男はスープを食べる手を止めてしまった。
スプーンを机に置くと同時に、男の感情の堰が切れた。
男は家事の中でも料理が苦手だった。
作り始めた頃の料理は美味しいとは到底言い難いものであった。
そんな料理でさえも妻は嫌な顔せず、嬉しそうな顔をして食べてくれた。
今、男は自分でも美味しいと思えるスープを作ることができた。
妻に食べさせてやりたい。
だが、本来最初に食べるはずの人が、この場にいない。
やり場のない気持ちを男は泣くことで表現するしかなかった。
男は泣いた。
ひとしきり泣くと、男はラップで再び皿を包んだ。
男はそれきり、そのスープを飲むことはなかった。
要約
男の愛する妻が交通事故事故に巻き込まれ、意識不明の重体に。ずっと病院にいた男は、周囲の勧めもあって一度帰宅することにした。
ふと空腹を感じて冷蔵庫を開けた男が目にしたのは、専業主夫である自分が、仕事帰りの妻のために作っておいたスープ。男はそのスープを飲もうとしたが、美味しくできたそれを本当は妻に飲んで欲しかったと思うと、それ以上はスプーンを動かせないほど、悲しみが溢れてきた。
妻に美味しく飲んでもらうこと
解説
深夜1時、男は自分の家の玄関の前に立ち尽くしていた。
ハッと自分の動作が止まっていることに気づくと、思い出したかの様に家の鍵を探し始める。家の外灯が点いていないから、玄関は真っ暗。鍵一つ見つけるのにさえ手間取ってしまう。
やっと鍵を見つけると、それを鍵穴に差し込んで無気力に捻る。ドアノブを回す時、男は何も考えてはいなかった。男は身も心も疲れ切ってしまっていた。
3時間前、男の妻が交通事故に巻き込まれ意識不明の重体となっていた。
男は大学で妻と出会った。
男は触れ合ううちに、妻の将来の仕事への情熱を理解し、自分は支える側になろうと決めた。
大学卒業後、男は専業主婦となり、そして妻が働き家計を支える生活が始まった。今まで家事全般をしてこなかった男は、一からのスタートだったが、日を追うに連れて、男は家事を段々とこなせるようになっていた。
そんなある日、男は用事があって早くから家を空けていた。大学時代の同窓会に誘われていたからだ。
会場に着くと懐かしい顔ぶれが集まっていた。
顔を合わせると近況報告などで話は盛り上がり、瞬く間に時間は過ぎていった。
夜遅くになって、二次会に参加するかどうかという話をしていると、突然男の携帯の呼び出し音が鳴り響いた。
電話は救急隊員からのものだった。
妻が仕事帰りに暴走した車に巻き込まれ重体。
男は絶句した。
病院に担ぎ込まれたが未だに意識も戻らないとのこと。急いで会場を後にして、車で病院に向かった。
男が病院に辿り着いた頃、妻が集中治療室から出てきて病室に運ばれているところだった。駆け寄って妻の名前を呼ぶ。何度も何度も呼び続ける。しかし、妻が目を覚ますことはなかった。
握っている手は暖かい。
いつかは目を覚ましてくれるのではないかと、名前を呼び続けた。
その後どれくらいの時間が経ったか、わからない。
呼び続けて喉が痛み始めたくらいのところで看護師さんが声をかけてくれた。
妻の着替えも必要だろうから、一度家に帰られてはと。
男はフラフラした足取りで病院を出た。
随分と広く見える玄関に靴を脱ぎ散らかして、リビングに倒れこむ。荷物を降ろしても、身体にのしかかる重量感が離れない。身体を仰向けにして天井を眺めていると、静かな部屋に変な音がし始める。どうやら鳴っているのは自分の腹らしい。振り返ってみれば同窓会では話に夢中で、何も口にしていなかった。何かしら腹に溜めなければと思い、立ち上がって台所に足を運ぶ。
冷蔵庫の前で立ち止まり、扉を開ける。
ふと目線を下げると、そこには思わず男の目に留まるものがあった。
背が低く冷蔵庫の中で大きく場所を占めているもの、それはスープがよそわれた皿だった。
ラップで包まれ、上には「温めて食べてね」と書かれたメモが置いてある。
その皿に、そのメモに、男は見覚えがあった。
それも当然、そのスープを作ったのは男自身に他ならないのだ。
元々、同窓会で遅れることが分かっていた男は、前もって妻の為にスープを作り置いていた。その存在をすっかり忘れていた男は、自身が調理したスープをしばらく見つめていた。
今から他のものを調理し始めたら時間がかかる上、保存料も入っていないこのスープは直ぐに腐ってしまうだろう。やがて男はため息をついてスープを取り出し、レンジで温め始めた。レンジで温める時間がこんなに長く感じたことはない。
チンという音が響く。
スープを取り出しリビングにあるテーブルに向かう。
スープを置き、スプーンを持って椅子に腰掛ける。
向かいの席に人がいないことから逃げるようにスープを覗く。
冷蔵庫の冷気に当たりすぎたのか、スープの湯気が暖かく心地よい。
メモとラップを外して、スプーンを構える。
スプーンでスープを一掬いして口に運ぶ。
そして、男はスープを味わった。
スープは美味しかった。
次第に男の表情が曇っていく。
スープを掬う度に顔が歪んでいく。
しまいには、男はスープを食べる手を止めてしまった。
スプーンを机に置くと同時に、男の感情の堰が切れた。
男は家事の中でも料理が苦手だった。
作り始めた頃の料理は美味しいとは到底言い難いものであった。
そんな料理でさえも妻は嫌な顔せず、嬉しそうな顔をして食べてくれた。
今、男は自分でも美味しいと思えるスープを作ることができた。
妻に食べさせてやりたい。
だが、本来最初に食べるはずの人が、この場にいない。
やり場のない気持ちを男は泣くことで表現するしかなかった。
男は泣いた。
ひとしきり泣くと、男はラップで再び皿を包んだ。
男はそれきり、そのスープを飲むことはなかった。
要約
男の愛する妻が交通事故事故に巻き込まれ、意識不明の重体に。ずっと病院にいた男は、周囲の勧めもあって一度帰宅することにした。
ふと空腹を感じて冷蔵庫を開けた男が目にしたのは、専業主夫である自分が、仕事帰りの妻のために作っておいたスープ。男はそのスープを飲もうとしたが、美味しくできたそれを本当は妻に飲んで欲しかったと思うと、それ以上はスプーンを動かせないほど、悲しみが溢れてきた。
18年10月07日 21:12
[チーム対抗さん]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
投票箱にいただいたこの問題の感想(●は感想の冒頭です)
●一番印象に残った
●一見すると派手さはないように見えるが、細部に徹底した作り込みがされているように見受ける。読むたび味わいが増すこの問題を一位に推す。
●解説が長くて間延びしてしまう印象。もっとシンプルにまとめられたのではないでしょうか?
●タイトルとイラストが素敵です。
参加はできなかったのですが、終わった後に解説を見て長さに一瞬たじろぎました。でもしっかり読んでみるとよく作られた文章で、問題と解説の納得度も高かったです。
●好きな人は多いと思うんですが、あまりにもウミガメ問題としては「解説に頼り過ぎ」かなと思いました。問題としては「男女のイメージ逆転」という古典的なものなので、個人的には評価があまり高くなりませんでした
●繊細に言葉を選んで作り上げられた雰囲気が素敵な問題でした。
●書いていることは同じでも、問題と解説で思っていたのとまるで変わってしまうのが面白かったです。物語にも引き込まれました。
●自チームの問題なのでコメントは控えますが、一番好きです。
●挿絵が素敵。
●愛する人のために作ったスープを自分で飲む、という悲しいシチュエーション。
トリックとしては複雑なものではありませんが、美しい文章に彩られることでとても印象的な作品になっていると思います。
挿絵もとても素敵です。
●物語性は全体で断トツでした。
●主情的なストーリー重視の、まさにベール系と言った問題だと思いました。
トリック要素もある点が良いと思いますが、クイズとしてみるとやや別解が多いかなと思いました。
●叙述トリックが上手すぎます!
スープもメッセージも男が作ったものだったなんて、想像が付きませんでした。
それに加え、悲しくも美しき解説に心動かされました。
●王道なウミガメでした。
解説を読んでからも、矛盾点等は見つけることのほうが難しく
是非とも参加したかったスープでした。
●頭一つ抜けた出来だと感じた。ミスリードを強く誘うような記述もないのに自然と先入観に嵌まってしまう。その上、トリックだけ明かしても問いの求める「何を望んでいたのか」に答えるには丁寧にシチュエーションを掘り下げていかなければならない。その一見奇抜な問いかけも、すべてが明らかになればまさにこれしかないと言えるもの。すべての点において妥協のない、理想的な問題である。
●ストーリーがちゃんとしていて面白かったです。
ですが、ありがちな設定ということで後にオリオンさんに早い段階で真相に迫られてます。
●シンプルながら簡単には暴けないトリックと、そのトリックを暴いただけでは見えてこない真相。「何を望んでいたのか」という問いも含め、すべての要素が物語に収束していく様が見事で、完成度の高い問題だと思います。
●最後の問いかけ。「スープに何を望んでいたか」は斬新かつ面白いと思いました。
解説も大作で読みごたえがありました。
解答の「唯一性」が高ければ、もっと面白い問題になったと思います。
●「男はスープに何を望んでいたのだろうか?」という、変わった切り口の問いかけが魅力的です。しかも、問いかけと正解が密接にリンクしているのがもうたまりません!
また問題文で、手掛かりを与えること、ミスリードを誘うこと、伏線を張ることの全てに気を配った言葉選びをしているところが素晴らしいと思います。情景描写もしっかりとしているので、読むとその光景がしっかりと浮かぶところも素敵です。
●とても印象的な問題でした。一杯のスープから広がるお話が素敵です。
●こちら、自チームの問題です。
期間中、一点集中でここに注いでいたので、思い入れもひとしおなのは言うまでもありません。
問い掛けの形を「なぜ?」ではなく「何?」にしたのは、FA条件を可能な限り絞るためでした。日頃からウミガメに慣れ親しんでいる参加者にとっては前者の方が馴染みがあってスッキリしたのかも。と、出題を終えた今、思います。しかしそれでも、問い掛けを「何?」とした選択は間違っていなかったと思っています。(この点に関してはチーム内でかなり議論を重ねた点でした)
これほど真剣にウミガメに向き合ったのは初めてでした。進行上の不手際も多数ありましたが、参加してくださった方々、ありがとうございました。
●トリックから物語にまで工夫が凝らされ、全体の完成度は傑出している。
●場面が目に浮かぶようで、印象深さでは一番でした。
●「男はスープに何を望んでいたのだろうか?」という問いかけがユニークでした。一方で、問題文が少々冗長なのが気になります。問題文と解説で雰囲気がガラリと変わるタイプであれば、雰囲気づくりのための表現も面白いのですが、そういう問題ではないですし。問題文はもっとシンプルにした方が、解説のストーリーに対する驚きが味わえたのでは。
●場面の描写が丁寧です。挿絵も相まって、情景が想像しやすいです。
この謎をシェアしよう!
●一番印象に残った
●一見すると派手さはないように見えるが、細部に徹底した作り込みがされているように見受ける。読むたび味わいが増すこの問題を一位に推す。
●解説が長くて間延びしてしまう印象。もっとシンプルにまとめられたのではないでしょうか?
●タイトルとイラストが素敵です。
参加はできなかったのですが、終わった後に解説を見て長さに一瞬たじろぎました。でもしっかり読んでみるとよく作られた文章で、問題と解説の納得度も高かったです。
●好きな人は多いと思うんですが、あまりにもウミガメ問題としては「解説に頼り過ぎ」かなと思いました。問題としては「男女のイメージ逆転」という古典的なものなので、個人的には評価があまり高くなりませんでした
●繊細に言葉を選んで作り上げられた雰囲気が素敵な問題でした。
●書いていることは同じでも、問題と解説で思っていたのとまるで変わってしまうのが面白かったです。物語にも引き込まれました。
●自チームの問題なのでコメントは控えますが、一番好きです。
●挿絵が素敵。
●愛する人のために作ったスープを自分で飲む、という悲しいシチュエーション。
トリックとしては複雑なものではありませんが、美しい文章に彩られることでとても印象的な作品になっていると思います。
挿絵もとても素敵です。
●物語性は全体で断トツでした。
●主情的なストーリー重視の、まさにベール系と言った問題だと思いました。
トリック要素もある点が良いと思いますが、クイズとしてみるとやや別解が多いかなと思いました。
●叙述トリックが上手すぎます!
スープもメッセージも男が作ったものだったなんて、想像が付きませんでした。
それに加え、悲しくも美しき解説に心動かされました。
●王道なウミガメでした。
解説を読んでからも、矛盾点等は見つけることのほうが難しく
是非とも参加したかったスープでした。
●頭一つ抜けた出来だと感じた。ミスリードを強く誘うような記述もないのに自然と先入観に嵌まってしまう。その上、トリックだけ明かしても問いの求める「何を望んでいたのか」に答えるには丁寧にシチュエーションを掘り下げていかなければならない。その一見奇抜な問いかけも、すべてが明らかになればまさにこれしかないと言えるもの。すべての点において妥協のない、理想的な問題である。
●ストーリーがちゃんとしていて面白かったです。
ですが、ありがちな設定ということで後にオリオンさんに早い段階で真相に迫られてます。
●シンプルながら簡単には暴けないトリックと、そのトリックを暴いただけでは見えてこない真相。「何を望んでいたのか」という問いも含め、すべての要素が物語に収束していく様が見事で、完成度の高い問題だと思います。
●最後の問いかけ。「スープに何を望んでいたか」は斬新かつ面白いと思いました。
解説も大作で読みごたえがありました。
解答の「唯一性」が高ければ、もっと面白い問題になったと思います。
●「男はスープに何を望んでいたのだろうか?」という、変わった切り口の問いかけが魅力的です。しかも、問いかけと正解が密接にリンクしているのがもうたまりません!
また問題文で、手掛かりを与えること、ミスリードを誘うこと、伏線を張ることの全てに気を配った言葉選びをしているところが素晴らしいと思います。情景描写もしっかりとしているので、読むとその光景がしっかりと浮かぶところも素敵です。
●とても印象的な問題でした。一杯のスープから広がるお話が素敵です。
●こちら、自チームの問題です。
期間中、一点集中でここに注いでいたので、思い入れもひとしおなのは言うまでもありません。
問い掛けの形を「なぜ?」ではなく「何?」にしたのは、FA条件を可能な限り絞るためでした。日頃からウミガメに慣れ親しんでいる参加者にとっては前者の方が馴染みがあってスッキリしたのかも。と、出題を終えた今、思います。しかしそれでも、問い掛けを「何?」とした選択は間違っていなかったと思っています。(この点に関してはチーム内でかなり議論を重ねた点でした)
これほど真剣にウミガメに向き合ったのは初めてでした。進行上の不手際も多数ありましたが、参加してくださった方々、ありがとうございました。
●トリックから物語にまで工夫が凝らされ、全体の完成度は傑出している。
●場面が目に浮かぶようで、印象深さでは一番でした。
●「男はスープに何を望んでいたのだろうか?」という問いかけがユニークでした。一方で、問題文が少々冗長なのが気になります。問題文と解説で雰囲気がガラリと変わるタイプであれば、雰囲気づくりのための表現も面白いのですが、そういう問題ではないですし。問題文はもっとシンプルにした方が、解説のストーリーに対する驚きが味わえたのでは。
●場面の描写が丁寧です。挿絵も相まって、情景が想像しやすいです。
ブックマーク(ブクマ)って?
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!
トリック:3票物語:5票良質:6票ブクマ:23
自分が正解した問題・出題者への賛辞・シリーズ一覧・良い進行力など、基準は人それぞれです。
自分専用のブックマークとしてお使い下さい。
Goodって?
「トリック」「物語」「納得感」そして「良質」の4要素において「好き」を伝えることができます。
これらの要素において、各々が「良い」と判断した場合にGoodしていきましょう。
ただし進行力は評価に含まれないものとします。
ブクマ・Goodは出題者にとってのモチベーションアップに繋がります!「良い」と思った自分の気持ちは積極的に伝えていこう!