みんなのGood

悲劇の食卓「17Good」
良質:9票トリック:3票物語:4票納得感:1票
カメオは食卓にのぼっている食材を見て青ざめた。
いったい何故?
19年06月11日 19:58
【ウミガメのスープ】 [永日麗(えいひれ)]



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休日に家で過ごしていたカメオの元に、今年で4歳になるカメオの息子がやってきた。

息子「ぱぱ、かくれんぼ、しよ!」
カメオ「いいよ。パパが鬼かい?」
息子「そう!ぜったいに見つからないばしょ見つけたから!ぱぱはさんびゃくかぞえてね!」
カメオ「三百かあ…多いな」

カメオはキラキラとした瞳で語る息子を微笑ましそうに見つめ、壁に顔を向けて大きな声で数え始めた。
しばらくは息子のどたどたと走り回ったり何かをガタガタと動かす音が聞こえていたが、百を超えた辺りにはしん…と静まり返っていた。

三百はやっぱり多いよ、と思いつつカメオは律儀に三百を数え終え「もーいーかーい?」と聞いた。返事はない。

返事をしたら見つかると思ってるのかな。
カメオは「どこかなー」と大きな声で言いつつ、リビングや子供部屋をゆっくりと探し始めた。
しばらくうろうろと探し回り、やがて辿り着いたキッチンでカメオは目にしてしまう。

キッチンの食卓に無造作に置かれた食材。
それらは卵や牛乳、挽肉といった本来冷蔵庫の中に仕舞われているものだ。それらが乱雑に積まれている。

なぜ冷蔵庫の中の食材が食卓に出されている…?
なぜカメオの息子は返事をしなかった…?

カメオは物音が聞こえなくなってからどれだけ時間が経ったかを思い出し、さっと顔が青ざめた。
そして慌てて冷蔵庫の扉に手を伸ばす。
その中には——



(※昔の冷蔵庫は内側から開けられず、中が完全に密閉されてしまう構造のものが多かったのです)
良質:15票物語:2票
ある男がとある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。

しかし男はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止めシェフを呼びました。

「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」

「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」

男は勘定を済ませ帰宅した後、自殺をしました。

一体何故でしょう?


この問題はBS問題なのです。
BS問題とは100問の節目に出題されるお祝い問題なのです。
問題を解かれるか1時間経過しますとBSを宣言し1時間のBSモードに突入しますのです。
BS中はマナーと良識さえ守ればどんな質問をしても良しボケても会話しても純粋に正解を狙っても良いのです。
BS終了後は即座に通常の質問に戻り即座に問題を解き明かすのです
19年06月16日 21:00
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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男は宇宙飛行士でいくつもの惑星を飛び交い宇宙を移動して仕事をしていました。
ある時、珍しい海のある惑星での仕事を終えた男はその星で食事をとることにしたのですが
レストランにメニューに書かれていた「ウミガメのスープ」に目を止めました。

日本語か・・・それにしても「ウミガメのスープ」とはまた懐かしいな・・・・


「ウミガメのスープ」は地球を代表する料理として宇宙各領域に広まっている割とマイナーな料理なのですが
本場の亀はカメ型宇宙人に考慮され地球外への持ち出しが禁止されているので代用ガメを使用されているのが一般的なのでした。


それでも男は故郷の味が恋しいと迷わずウミガメのスープを注文すると一口飲んで驚きました。



これは・・・本物の地球産の海亀そっくりではないか・・・


男は驚きシェフに尋ねました。


これは本物の『海亀』のスープですか?


シェフは男が地球人であることに気づき、一瞬絶句したものの


はい・・・・『海亀』のスープに間違いありませんっと答えました。






そうか・・・<ここは地球だったのか>


男は急き立てられるように慌てて自分の家に帰宅をしてみると
かつて男が住んでいた家がそこにまだ残っていましたが妻も愛する家族もどこにも見当たりませんでした。







戦争が起こったのか侵略されたのか

はたまた人類は地球を見捨てたのか


{ここは確かに地球で、人類は誰一人残っていませんでした}










男は妻と娘・・・いや人類の仇だと長年仕事で扱ってきたロケットをミサイルとして操縦し首都に向かって飛び立っていったのです。
良質:15票物語:2票
ここは何もない場所です。
でも、あなたがもしここに来たのであれば、何か目的があって来たはずです。
その目的とは?
どうすれば果たすことができるのでしょうか?

★この問題は半亀夫君問題です。半分くらい。
★YESNOで答えられる質問をするのではなく、行動や会話でストーリーを進行させてください。
★問題の性質上、編集は極力控えてください。回数制限はしないので、じゃんじゃんどうぞ。
{★最後に…この『目的』は『あなた1人では決して叶えることができません』}
19年07月25日 20:39
【新・形式】 [みそ吉]

遊んでくれてありがとう




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~今回のテーマ~
「問題がない部屋に参加者を閉じ込めると、何をするか」

→どうやらしりとりをするらしい

【正解要素】
問題のないこの部屋に問題を作り、
それに誰かが正解する。
(別解:迷宮入りスレスレまで放置する)

【良質要素】
①回答者同士で会話をする
②出題者の存在に気づき、その相手を深掘りする
③この出題者は「問題」を出すつもりがないことを探り出す
④あなたの「目的」は「正解」を得ることであるという意思を違えない

【以下ストーリー】


僕がいた。

気がついた時にはもういた。

でも、僕は1人ぼっちだった。

僕はひとつの部屋を与えられた。

でも、部屋には誰もいなかった。

僕はやっぱり1人ぼっちだった。

「らてらて」

このサイトでは、

問題さえあれば「みんな」が「正解」を求めてくるらしい。

僕は他にも部屋があることを知った。

僕はそれらを見た。

楽しそうだった。

でも、「正解」があると部屋は終わってしまうようだ。

そんなの嫌だ。

もう1人ぼっちは嫌だ。

ならば、僕は「正解」をださなければいい。

そうしたら、僕は!



みんながきた。

僕はみんなの話をきいた。

みんなはなんと僕とも話し始めた。

みんな楽しそうだ。

僕も楽しい。

僕は、

僕は、

ただ、この部屋が永遠だと、
実りのアイス「17Good」
良質:12票トリック:4票納得感:1票
カメオは、らてらて園の子供たちに{当たり}付きアイスを配った。

アイスを食べた子供たちのうち、1人だけが{当たり}だったのだが、
カメオは最初から、全員に平等にアイスを配るつもりだったので、
子供たちはみんな、アイスを2本ずつ食べることができた。

ではなぜ、カメオは{当たり}付きのアイスを用意したのだろうか?
19年10月02日 23:37
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]



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【 簡易解説 】
擁護施設に保護されたと思われる孫を探していたカメオ。
{DNA鑑定}のために、{棒を回収できる}当たりを全員に配った結果、
そのうちの1人が孫であると探り当てることができた。





カメオは大企業の社長だった。
後継者となる娘婿には、しかるべき人物をと考えていたが、
娘は、カメオの反対を押し切って冴えない男と駆け落ちしてしまった。

当初は身勝手な娘に腹を立てていたカメオだったが、
妻も他界してしまい、日に日に寂しさが募っていくばかり。

とうとう、和解しようと娘の消息を調べさせたのだが、
娘夫婦は、数年前に事故で亡くなっていた事が分かった。

娘には子供がおり、幸いその子は生きているそうなのだが、
夫側の親戚中をたらい回しにされていたようなのだ。
そのため、行方を探すのに時間がかかってしまった。

孫は、心無い親戚に家を放り出されてしまったのだという。
孫の境遇に心を痛めたカメオは、今まで娘たちを放置していた事を後悔した。
早く孫を迎えに行ってやらなくてはならない。

孫が最後に住んでいた付近の擁護施設を調べ上げたカメオは、
当たりのアイスとはずれのアイスを同数用意した。

子供たち全員に当たりアイスを配って、当たりの棒とアイスを交換し、
{棒についた唾液でDNA鑑定}をしようと思ったのだ。

時間と金がかかる地道な作業だが、孫のためにはやるしかない。

そうして、たくさんの子供達にアイスを配っていったカメオは、
今日もアイスを持って、らてらて園を訪問した。
良質:12票物語:4票納得感:1票
とある有名な彫刻家、カメーオ。

老齢の彼は、もはや愛用のノミすら満足に振るうことも難しく、
次の作品発表を最後に彫刻家を引退してしまうのではと囁かれていた。

そして、来たる品評会当日。
カメーオが発表した作品は、小さな石の女神像だった。

作品は今まで以上に高い技術で作られており、
高齢による衰えなど微塵も感じない美しい作品だったのだが、

その作品を品評した人間は皆、カメーオの引退を確信したという。
さて、一体なぜ?
19年10月22日 00:13
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集1




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後に有名な彫刻家として名を馳せる男、カメーオ。

彫刻家を志した時、彼は大きな買い物をした。
不釣り合いな値段の、高級なノミ。
それから、天然石の大きな砥石。

彼は愛用のノミを使って石を彫り、木を彫り、
数多の作品を次々と世に生みだした。

ノミは愛用の砥石を使って研がれ、また次の作品を生み出す輝きを得る。
それが、人生の中で繰り返されてきた、彫刻家という長い長いループだった。

女神像は、彼の愛用の砥石を素材として作られた作品である。
愛用の砥石は、もはや砥石として使うことは不可能となった。

私は、もう二度とノミを研ぐことは無い。
そういったメッセージを込めた作品だったのだ。

今はもう、彼のノミを研ぐ砥石は存在しない。
ノミが研げなければ、作品は生まれない。

彼が最後の力を振り絞ってまでこんな終わり方を選んだのは、
道具たちに対する感謝の気持ちの表れだったのかも知れない。


答え:
カメーオが長年愛用していた砥石が、作品の素材として使用されていたから。