「禁断の香り」「20Good」
良質:9票トリック:4票物語:1票納得感:6票
ラテバラはラテラル国の全土で栽培されていた鮮やかな赤色の薔薇である。濃厚でとろけるような独特な香りから、遥か昔から香水として国民に親しまれてきた。
しかし近年、ラテバラウイルスという致死性の高いウイルスが発見され、ラテバラ香水の使用は法律で禁止されるようになった。
そんなラテバラ香水だが、現在、若い既婚女性を中心に少量ながら流通しているのだという。それは一体どうしてだろうか。
しかし近年、ラテバラウイルスという致死性の高いウイルスが発見され、ラテバラ香水の使用は法律で禁止されるようになった。
そんなラテバラ香水だが、現在、若い既婚女性を中心に少量ながら流通しているのだという。それは一体どうしてだろうか。
23年05月06日 22:45
【ウミガメのスープ】 [うつま]
【ウミガメのスープ】 [うつま]
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LAVID-20は発熱や強い吐き気を催し、治療が遅れた場合の致死率が非常に高い凶悪なウイルスである。このウイルスを何より特徴づけているのは、初期症状の嗅覚障害であり、罹患者は僅かにラテバラの独特な香りを感じるようになる。その特徴からこのウイルスは一般にラテバラウイルスと呼ばれている。
人々がラテバラ香水を使用することで、感染の発覚が遅れたり、逆に感染してない人が症状が出たと誤解したり、社会に混乱をもたらすと判断され、ラテバラ香水を服などにかけて使用することが法律で禁じられるようになった。なお、香水そのものに違法性はないため、生産や所持自体は禁じられておらず、また単に香水の匂いを嗅ぐだけであれば問題はない。
初期症状が確認された段階で適切な処置をすることで死亡率は大きく下がり、ラテバラウイルスで死亡する人の数は次第に減っていった。
ラテバラ香水の使用が禁止されて数年経ってから、ラテバラの匂いを知らない子供が増えてきた。そもそもラテバラの匂いを知らなければ、「ラテバラの匂いが病気のサイン」と教えられても、少し変な匂いがするというだけで病気に気づくことは難しい。そのため子供にラテバラの匂いを教えようと、ラテバラ香水を購入する母親達が増えているのだった。
人々がラテバラ香水を使用することで、感染の発覚が遅れたり、逆に感染してない人が症状が出たと誤解したり、社会に混乱をもたらすと判断され、ラテバラ香水を服などにかけて使用することが法律で禁じられるようになった。なお、香水そのものに違法性はないため、生産や所持自体は禁じられておらず、また単に香水の匂いを嗅ぐだけであれば問題はない。
初期症状が確認された段階で適切な処置をすることで死亡率は大きく下がり、ラテバラウイルスで死亡する人の数は次第に減っていった。
ラテバラ香水の使用が禁止されて数年経ってから、ラテバラの匂いを知らない子供が増えてきた。そもそもラテバラの匂いを知らなければ、「ラテバラの匂いが病気のサイン」と教えられても、少し変な匂いがするというだけで病気に気づくことは難しい。そのため子供にラテバラの匂いを教えようと、ラテバラ香水を購入する母親達が増えているのだった。
「物申死体」「20Good」
良質:9票トリック:6票物語:1票納得感:4票
死んだカメオの遺したダイイングメッセージ……指の下の「3」という文字を見てウミオは4人の容疑者、「三井三太」「松神」「竜宮亀夫」「北畠康」のうち北畠が犯人だと推理した。
ウミオの推理過程はどのようなものだったのだろうか?
ウミオの推理過程はどのようなものだったのだろうか?
23年09月30日 23:03
【ウミガメのスープ】 [松神]
【ウミガメのスープ】 [松神]

要アイテムかもしれません
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お手元のキーボードをご覧いただきたい。無い?では検索していただきたい。
そこにアルファベットと数字が並んでいるのが見えるだろうか?
そして、それらのキーの並びを見てもらいたい。
3 4
W E
S
このように並んでいるキーがあるのが見えるだろうか?何?キーボードだとちょっとずれている?黙っていなさい。
さて、これらの並びを見たうえで気になることはないだろうか?そう。この3をNに変えればいとも簡単にこれは東西南北の4方位を示すものに早変わりするだろう。4はあれさ、方位を示す横にあるあれ……私はその名前を知らんがね。
これらの知識は前提だ。被害者のカメオはキーボードに目を移してもらおう。3の上に重なるように指が置かれている……というよりは3を隠すように指を置いている。念のため奥さんの協力の下パソコンのデータを確認したが、3が入力された痕跡も見当たらない。
ということはカメオはその知識を持ったうえでこのように3を指で”隠した”のだと思う。
つまり、カメオが示したかったのは3ではなくこれをNとして考えろという意味に違いない。
なので犯人として考えられるのは方角の内一つが名前に入っているかつ、指で示している通りN……つまり北が名前に入っている北畠康がダイイングメッセージで示された人間としか思えないだろう。
つまり、そういうことさ。
そこにアルファベットと数字が並んでいるのが見えるだろうか?
そして、それらのキーの並びを見てもらいたい。
3 4
W E
S
このように並んでいるキーがあるのが見えるだろうか?何?キーボードだとちょっとずれている?黙っていなさい。
さて、これらの並びを見たうえで気になることはないだろうか?そう。この3をNに変えればいとも簡単にこれは東西南北の4方位を示すものに早変わりするだろう。4はあれさ、方位を示す横にあるあれ……私はその名前を知らんがね。
これらの知識は前提だ。被害者のカメオはキーボードに目を移してもらおう。3の上に重なるように指が置かれている……というよりは3を隠すように指を置いている。念のため奥さんの協力の下パソコンのデータを確認したが、3が入力された痕跡も見当たらない。
ということはカメオはその知識を持ったうえでこのように3を指で”隠した”のだと思う。
つまり、カメオが示したかったのは3ではなくこれをNとして考えろという意味に違いない。
なので犯人として考えられるのは方角の内一つが名前に入っているかつ、指で示している通りN……つまり北が名前に入っている北畠康がダイイングメッセージで示された人間としか思えないだろう。
つまり、そういうことさ。
「恋のシグナル」「20Good」
良質:9票トリック:7票物語:1票納得感:3票
ラテラテ高校に通う美羽には、入学当初から想い続けてきた憧れの先輩がいる。
その先輩が卒業する前になんとか告白したい美羽だったが、なかなか勇気が出せずにいた。
そんなある日、美羽の友達が長年想い続けた相手に告白をした。
その友達の勇気に背中を押された美羽は、最終的に告白を決意していたのだが、その恋が実ることはなかった。
一体なぜ?
その先輩が卒業する前になんとか告白したい美羽だったが、なかなか勇気が出せずにいた。
そんなある日、美羽の友達が長年想い続けた相手に告白をした。
その友達の勇気に背中を押された美羽は、最終的に告白を決意していたのだが、その恋が実ることはなかった。
一体なぜ?
24年01月13日 00:25
【ウミガメのスープ】 [論理茄子]
【ウミガメのスープ】 [論理茄子]

〆
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美羽の幼馴染である勇気は、美羽に対して密かに想いを寄せ続けてきた。そして高校の春、遂に美羽に告白をした勇気だったが、その想いは彼女には届かず、失恋の悲しみに打ちひしがれるのだった。
ある日、駅のホームで電車を待っていた美羽は、突然誰かから背中を押され線路に落下した。
けたたましいブレーキと悲鳴が鳴り響く中、
彼女が最後に目にしたのは、震えながらその場を後にする勇気の後ろ姿であった。
ある日、駅のホームで電車を待っていた美羽は、突然誰かから背中を押され線路に落下した。
けたたましいブレーキと悲鳴が鳴り響く中、
彼女が最後に目にしたのは、震えながらその場を後にする勇気の後ろ姿であった。
「残響」「20Good」
トリック:8票物語:4票納得感:8票
卒業式の朝、はしゃいでいた卒業生が教室の端の風船を1個割ってしまった。
それを見ていた先生は、卒業式の後で教室に戻って来た時に
「反響がまだ残ってるね」
と冗談を言った。
一体どういうことだろうか?
それを見ていた先生は、卒業式の後で教室に戻って来た時に
「反響がまだ残ってるね」
と冗談を言った。
一体どういうことだろうか?
25年03月01日 22:44
【ウミガメのスープ】 [わかめ]
【ウミガメのスープ】 [わかめ]

3月8日23時59分まででした
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教室に飾られていた8個の風船のうち、左端のTが割れてHANKYOUが残っていた。
「人を食った話」「19Good」
良質:9票物語:8票納得感:2票
南米の奥地に住む少数民族・リバニ族には、今もなお食人の風習が残っている……との噂がある。
噂がある、というのはつまり、リバニ族が実際に人間を食しているところを見た者は誰もいない、ということだ。いや、何も、真実を知った者は生きては彼らの集落から出られないとか、迷い込んだ旅人はことごとく襲われ喰われるので誰も近づきたがらないとか、そういう恐ろしい話ではない。
噂によるとこうだ。リバニ族は、民族の誰かが死亡すると、その親族が集まり、死者の肉を食べ、血を飲む。これは、死者の血肉を己の身体に取り込むことで、その魂をこの世に留め、不滅のものとするという、リバニ族流の弔いの儀式である……とのことらしい。
そして、その儀式の場には死者の親族以外は決して立ち入ることを許されない。そのため、実際の儀式の場で何が行われているのか、リバニ族以外は誰も見たことがないのだ。
文化人類学者である私は、リバニ族のこの噂に大いに興味を持ち、その真相を確かめるべく、フィールドワークとして彼らの住む小さな集落を訪れた。
いきなり噂のことを尋ねてもまともに答えてくれる訳がないと思った私は、とにかくまずは彼らとの交流を深めることに注力。やがて、カメルという一人の若者と親しくなった私は、彼の家に住まわせてもらえるようになった。昼はカメルの仕事――彼の仕事は主に森から資材を切り出し、それを集落の倉庫へ運ぶことだ――を手伝い、夜はカメルの家族から、リバニ族に伝わる言い伝えや昔話を収集し記録するという、学者としての本業を行う日々。カメルの家族や、その他のリバニ族からの信頼も得て、私はすっかり彼らの暮らしに溶け込んでいった。
そんな暮らしを続けることおよそ3ヶ月。カメルの祖父・ウミスが死んだ。
横たわるウミスの遺体と、すすり泣く彼の親族たち。そんな中、カメルは私に、「弔いの儀式を行うので、しばらく家を出ていてほしい」と伝えてきた。
私は思いきって、儀式に同席させてくれないかと尋ねたが、カメルは申し訳なさそうに首を振った。
「君が我々のことをよく知ろうとしてくれていることは嬉しく思うし、本当は儀式のことも気になっていたのだろうけれど、それを無闇に口にないようにしていたことも分かっている。僕もウミスも、君のその誠実さがとても好きだ。けれど、すまない、儀式には家族しか立ち会えない……これは我々の掟なんだ、分かってくれ」
「分かった。無理を言ってすまなかった。すぐに出て行くとするよ。外で待っているから、終わったら声をかけてくれ」
そう言うと私は、彼の家を出た。
――それから2時間程が経った後。
儀式が終わったのか、家からカメルが出てきた。
「ありがとう。おかげで儀式は無事に終わり、ウミスを弔うことが出来た。ウミスの魂は僕とともにある。彼も君に感謝しているよ。今の僕にはそれが分かる」
「礼を言うのはこちらの方だ。君たちのおかげで私は多くを知ることができた。ありがとうカメル、そしてウミス」
私はカメルと固く抱き合いながら、
――リバニ族が人を食うという話は、どうやら嘘のようだな。
と結論付けたのだった。
さて、それは何故だか、わかるだろうか?
噂がある、というのはつまり、リバニ族が実際に人間を食しているところを見た者は誰もいない、ということだ。いや、何も、真実を知った者は生きては彼らの集落から出られないとか、迷い込んだ旅人はことごとく襲われ喰われるので誰も近づきたがらないとか、そういう恐ろしい話ではない。
噂によるとこうだ。リバニ族は、民族の誰かが死亡すると、その親族が集まり、死者の肉を食べ、血を飲む。これは、死者の血肉を己の身体に取り込むことで、その魂をこの世に留め、不滅のものとするという、リバニ族流の弔いの儀式である……とのことらしい。
そして、その儀式の場には死者の親族以外は決して立ち入ることを許されない。そのため、実際の儀式の場で何が行われているのか、リバニ族以外は誰も見たことがないのだ。
文化人類学者である私は、リバニ族のこの噂に大いに興味を持ち、その真相を確かめるべく、フィールドワークとして彼らの住む小さな集落を訪れた。
いきなり噂のことを尋ねてもまともに答えてくれる訳がないと思った私は、とにかくまずは彼らとの交流を深めることに注力。やがて、カメルという一人の若者と親しくなった私は、彼の家に住まわせてもらえるようになった。昼はカメルの仕事――彼の仕事は主に森から資材を切り出し、それを集落の倉庫へ運ぶことだ――を手伝い、夜はカメルの家族から、リバニ族に伝わる言い伝えや昔話を収集し記録するという、学者としての本業を行う日々。カメルの家族や、その他のリバニ族からの信頼も得て、私はすっかり彼らの暮らしに溶け込んでいった。
そんな暮らしを続けることおよそ3ヶ月。カメルの祖父・ウミスが死んだ。
横たわるウミスの遺体と、すすり泣く彼の親族たち。そんな中、カメルは私に、「弔いの儀式を行うので、しばらく家を出ていてほしい」と伝えてきた。
私は思いきって、儀式に同席させてくれないかと尋ねたが、カメルは申し訳なさそうに首を振った。
「君が我々のことをよく知ろうとしてくれていることは嬉しく思うし、本当は儀式のことも気になっていたのだろうけれど、それを無闇に口にないようにしていたことも分かっている。僕もウミスも、君のその誠実さがとても好きだ。けれど、すまない、儀式には家族しか立ち会えない……これは我々の掟なんだ、分かってくれ」
「分かった。無理を言ってすまなかった。すぐに出て行くとするよ。外で待っているから、終わったら声をかけてくれ」
そう言うと私は、彼の家を出た。
――それから2時間程が経った後。
儀式が終わったのか、家からカメルが出てきた。
「ありがとう。おかげで儀式は無事に終わり、ウミスを弔うことが出来た。ウミスの魂は僕とともにある。彼も君に感謝しているよ。今の僕にはそれが分かる」
「礼を言うのはこちらの方だ。君たちのおかげで私は多くを知ることができた。ありがとうカメル、そしてウミス」
私はカメルと固く抱き合いながら、
――リバニ族が人を食うという話は、どうやら嘘のようだな。
と結論付けたのだった。
さて、それは何故だか、わかるだろうか?
22年06月19日 00:58
【ウミガメのスープ】 [ブルーエール]
【ウミガメのスープ】 [ブルーエール]
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カメルに家を追い出される直前。
私は、ウミスの遺体に、極めて強力な毒物をこっそり注射しておいた。
もしカメルや他の親族が、その遺体の肉や血を口にしようものなら、たちまち彼らはウミスの後を追うことになっていただろう。
そして、カメルは今、私と力強く抱き合っている。それが私にとっては答えだった。
「……100年くらい前までは、本当に死肉を食べていたらしいんだ」
ずいぶん後になって、カメルはそう教えてくれた。もっとも、そのときの彼は、アマゾンの奥地に暮らす少数民族ではなく、シアトルに本社を置く某巨大企業の社員という肩書きだったが。森の奥で木を運ぶだけの暮らしに飽きた彼は集落を出て、指先ひとつで世界中のあらゆる物を動かすエリート会社員へ転身したのだった。
「でも、さすがに人肉を食らうのはどうなんだという話になって、形だけ儀式を行った後、そのまま遺体を土葬するように変わったんだ。本当はそれだけの話のはずだったんだが、その直後くらいから、どこからなのか、"リバニ族が人間を喰っているらしい"って噂が広まったらしくてな。学者や作家、テレビ局なんかが入れ替わり集落に取材やら調査やらに来るようになったんだ。連中も、取材に来るだけ来てこっちには何も渡さない、ってほど無作法じゃあなかったからな、リバニ族にとっては、ちょっとした小遣い稼ぎになったわけだ。そういえば、集落でも仕事がしたいって言って、ネット回線をわざわざ引いてくれた学者がいたっけな……。ま、そういうわけだから、『人を食ってる』って誤解されたままの方が都合が良かったから、儀式の実態は秘密っていう体にして、噂をそのままにしておいたのさ」
「なるほど、そういうことだったのか。教えてくれてありがとう、カメル。やはり君は心の友だ」
そう言うと私たちは、グラスになみなみと注いだ真っ赤なワイン――これには特に何も入れていない、その必要がないから――で乾杯するのだった。
私は、ウミスの遺体に、極めて強力な毒物をこっそり注射しておいた。
もしカメルや他の親族が、その遺体の肉や血を口にしようものなら、たちまち彼らはウミスの後を追うことになっていただろう。
そして、カメルは今、私と力強く抱き合っている。それが私にとっては答えだった。
「……100年くらい前までは、本当に死肉を食べていたらしいんだ」
ずいぶん後になって、カメルはそう教えてくれた。もっとも、そのときの彼は、アマゾンの奥地に暮らす少数民族ではなく、シアトルに本社を置く某巨大企業の社員という肩書きだったが。森の奥で木を運ぶだけの暮らしに飽きた彼は集落を出て、指先ひとつで世界中のあらゆる物を動かすエリート会社員へ転身したのだった。
「でも、さすがに人肉を食らうのはどうなんだという話になって、形だけ儀式を行った後、そのまま遺体を土葬するように変わったんだ。本当はそれだけの話のはずだったんだが、その直後くらいから、どこからなのか、"リバニ族が人間を喰っているらしい"って噂が広まったらしくてな。学者や作家、テレビ局なんかが入れ替わり集落に取材やら調査やらに来るようになったんだ。連中も、取材に来るだけ来てこっちには何も渡さない、ってほど無作法じゃあなかったからな、リバニ族にとっては、ちょっとした小遣い稼ぎになったわけだ。そういえば、集落でも仕事がしたいって言って、ネット回線をわざわざ引いてくれた学者がいたっけな……。ま、そういうわけだから、『人を食ってる』って誤解されたままの方が都合が良かったから、儀式の実態は秘密っていう体にして、噂をそのままにしておいたのさ」
「なるほど、そういうことだったのか。教えてくれてありがとう、カメル。やはり君は心の友だ」
そう言うと私たちは、グラスになみなみと注いだ真っ赤なワイン――これには特に何も入れていない、その必要がないから――で乾杯するのだった。












