みんなのGood

警察に伝えないと決めた情報→娘を誘拐したという脅迫状が届いたこと

「友達と泊まりがけでキャンプに行く」
そう言って中学3年の娘が家を出て行って2日目。
放任主義の田中だが、流石に2日間連絡がないと少し心配だ。
あとで電話をかけてみようと思った矢先、玄関のチャイムが鳴った。

「はいはい」
身なりを軽く整えてから玄関に向かい扉を開けた田中。
しかしそこには誰もいない。

代わりに玄関ポーチに何か落ちている。

「てが…み？」
田中がふと目線を落とした先にあった一枚の紙。
そこには新聞の文字を切り取って作られた脅迫状があった。
ちなみに新聞は昨日のものが使われていた。
どうでもいいけど。

娘は預かった
返して欲しくば1000万円を用意しろ
受け渡しの方法は追って連絡する
警察には決して連絡するな
娘の命の補償はない

「ゆ、誘拐！？」

田中は慌てて娘に電話をかける。
・・・電源が入っていない。
次にキャンプに一緒に行った友達に電話をかけた。

「・・・カメコ、家に帰ってなかったんですか？」

田中の娘は友達とキャンプに行った後すぐに体調を崩して家に帰ることにしたのだった。
その帰り道に誘拐犯にさらわれてしまったのである。

つまり誘拐が実行されたのは2日前。

そして今脅迫状により誘拐の事実を知ることになった田中。

本来なら警察を頼るべきだが、少しでも娘に危険が及ぶ方法を選ぶことはできない！

田中は脅迫状が届いたことは警察に言わず、身代金を準備することにしたのだった。

そのあとなんだかんだで娘は助かり、カイロで溶けたチョコを先輩に渡している。

…どうやら答えにたどり着いたみたいだね。
②の言い方が少しいじわるだったかな。

そう、朱鷺子さんの家には不思議な慣習がある。
生まれてくる子供の名前に必ず、時間の流れ、つまり干支に因んだ名前を付けるんだ。

実際、朱鷺子・佳子・未来という名前には干支の子（ね）・未（ひつじ）の字が含まれているだろう？
そう、つまり彼女たちの名前からある程度歳の差を推測できるんだ。
朱鷺子さんと姉の佳子ちゃんの年齢差は少なくとも24歳（流石に12歳で出産は考えづらいよね）。
朱鷺子さんと妹の未来ちゃんの年齢差は少なくともそれ以上だから最低でも歳の差は31歳。
未来ちゃんが今年生まれたばかりとしても朱鷺子さんは最低31歳、ということさ。

今日のお話はこれでお終い。
それでは良い夜を。

『がっこうのかんじテストでいいてんとったら、サンタさんにラテモンかってもらうんだ！』
と意気込んで手紙を書いたのはいいものの、ウミオは漢字含めて勉強が大の苦手。何度テストを受けても中々点数が上がらなかった。
この前なんて25点中12点。半分も取れちゃいない…！せめて、せめてもう少し点をとって7割ぐらいは…！

ああ…気づけばもうクリスマス直前。プレゼントのラテモンは既に用意してるんだけど、このまま渡すわけにはいかないわ。この点数で渡してしまったら、大の勉強嫌いのウミオが来年以降頑張らないのが目に見えている。
仕方ない、漢字ドリル買ってくるから、一緒に勉強してやろう、可愛い息子よ。
サンタさんにプレゼントもらえるようにね。

簡易解説
漢字テストでいい点を取らないとサンタにクリスマスプレゼントを貰えないと約束したウミオのために、漢字ドリルを買って勉強を見てやろうとする母の愛情でした。

天才軍師のカメオはその才で味方を大勝させ二十代にして彼の長は王になった

そこでカメオはその職を辞し野に下ることにした

勿論、王や将軍、大臣となった元同僚は納得しない。カメオの才能は建国後も重要だからだ

しかしカメオは背徳教の教えに帰依した。今後は仙人となる修行をすると譲らず惜しまれながら後にした

カメオは分かっていたのだ。今後彼等がどうなるかを・・・

クーデターのような形で建国した国では謀略の嵐が吹き荒れ仲間内で殺し合い王を含む全員が三十歳を迎えられ無かった

穏やかに暮らし続けたカメオは狙われる事無く九十三歳の生涯を遂げたのだった

カメオは歯磨き粉をつけずに歯磨きをするタイプだったのだが、その日は歯ブラシから歯磨き粉の味がした…。
一緒に住む家族の誰かが少し前に自分の歯ブラシを間違って使ったのだと気づき、神経質なカメオは明日の帰りに新しい歯ブラシを買いに行こうと思ったのだった。