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ウミガメのスープをひとつ下さい「6ブックマーク」
ある男が、とある海の見えるレストランでウミガメのスープを注文した。
しかし男は出てきたウミガメのスープを一口も飲まずに首を傾げ、シェフに尋ねた。
「すみません、これはウミガメのスープですか?」
「はい、これはウミガメのスープです」
それを聞くと、男は結局スープを一口も飲まずに店を出た。

何故?
19年06月21日 20:41
【ウミガメのスープ】 [永日麗(えいひれ)]

懲りずにオマージュしてしまいました




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男は裏の世界で仕事をしており、スパイや暗殺などを請け負っている。
その日も男は重要な仕事を受け、依頼相手に指定された海辺のレストランへと赴いた。そこで内容について詳しく書かれた秘密文書を受け取る手筈になっている。
程なくして男は海辺のレストランを見つけ、店に入り、やってきたシェフにあらかじめ指定された暗号を伝えた。

「ウミガメのスープを、ひとつ下さい」

もちろんこの店に「ウミガメのスープ」なんてメニューは無く、スープが1皿出される代わりにシェフがこっそりと秘密文書を渡してくる——筈だった。
しばらくして、男の目の前に皿が置かれた。
スープ皿の中では温かいスープが湯気を立てている。
男は首を傾げた。
おかしい、何故秘密文書が渡されない?
まさかウミガメのスープではなく違うものを頼んだと思われたのだろうか?
男はシェフを呼び、尋ねた。

「すみません、これはウミガメのスープですか?」
「はい、これはウミガメのスープです」

そこでようやく男は自分の勘違いに気付いた。
男は入るレストランを間違え、しかもそのレストランは滅多に無いだろうウミガメのスープを出すレストランだったのだ。
男は脱力し、結局スープを飲まないまま勘定を済ませた。
その後レストランを出てよく周りを見渡せば、海沿いの道をさらに行った小高い崖の上にレストランがもう一軒立っていた。
男は気を取り直し、もう一軒のレストランへと向かった。今度こそ、重要な仕事の依頼を受け取るために。
ヒーローは人殺し「6ブックマーク」
正義と悪がはびこる世界のお話。

カメタロウはそんな世界で敵を倒して活躍しており、その活躍ぶりには誰もが一目置く存在であった。

ある日、カメタロウが敵をなかなか倒せていないことを知った

カメタロウの仲間たちはカメタロウのもとへ駆けつけた。

すると、カメタロウは、力を合わせて敵を倒すどころか、

<{仲間たちを殺して自殺した。そこにいた罪のない子供も巻き込んで…。}>


いったいなぜ?
19年06月22日 22:09
【ウミガメのスープ】 [Rest]

あなたにとってヒーローとは、どんな存在ですか?―――SP*靴下さんに感謝。―――




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【解説】







※要約解説は下のほうにあります。辛い描写が多いので、苦手な方は要約解説をご利用ください。




「キャー!!やめてー!!」

「逃げたければ金を用意するんだな」

――――――――

「へっ、今日は500万の稼ぎだ。」



俺はカメタロウ。

【カメカメ結社の幹部で、毎日悪事を働いてはお金を手にしているんだ。】

今日も盗みを働いて、500万も稼ぎを得ることができた。

世の中、ちょろいものだ。
まったく楽な仕事だ。俺は鼻歌を歌いながら、今日も稼いだお金で宴を開くのだった。



ある日のことだった。

俺はいつも通り盗みを働こうと、カモになる家を探した。
しばらくバイクを走らせていると、いい感じの家が見えてきた。

お、ここなんて簡単に盗めそうな家じゃないか。
車もないし、どこかに行っているのだろう。

早速俺はその家に足を急がせた。
割と古めの家で、ところどころに苔が生えている。


鍵は開いていた。ドアを開けた。ゆっくりと足を動かし、静かに部屋を物色しに向かう。

なにかゴミ箱からくしゃくしゃになった大量の紙を見つけた。なんだろう、と広げようとした。

その時だった。男の子らしき声が聞こえてきた。

「なにしてるの?」

ドキッとした。このまま逃げてしまおうかとも考えたが、男の子の二言目は意外なものだった。

「もしかして、お母さんの彼氏?」


え?


そう声が出ていた。

いや、これはチャンスかもしれないと考え、俺は正体を偽ることにした。

「そ、そうだよ。様子を見に来た。お母さんは?」

「もうかれこれ4日くらい帰ってきてないよ」

「え、ずっと一人でか?」

「うん。レトルトなら僕でも作れるし食べ物も困ってないよ」

「寂しくないのか?」

「寂しいよ。ずっとお母さんを待ってる。いつ帰ってきてくれるのかなぁ」

「そういえば、お父さんはどうしたんだ?」

「別れたよ。二年前に」

悲しそうな表情に少し胸が痛んだ。

「今、何してるんだ?」

「お母さんに手紙書いてる。帰ってきたら渡すんだ。」

俺は何も言えないままだった。こんな家初めてだったから。

そういえば、と思い出した。あのくしゃくしゃの紙は何だったんだろう。
俺は静かにゴミ箱のほうへ赴き、くしゃくしゃの紙を取り出した。

紙を開いて、【背筋が{凍}り付いた。】

――――――――――――――――――――――――

カメオへ

あなたがこの手紙を読んでいるころ、{私はもうこの世にはいないでしょう。}
あなたと過ごした日々は宝物です。
こんなお母さんでごめんなさい。ありがとう。
さようなら。

あなたのお母さん カメコより

――――――――――――――――――――――――

【お母さんは…死んでいる…?】

そうなるとしたら。

新たな疑問が生まれた。

この子は…カメオはどうなるのだろう…?

俺の心から、もうここを離れるという選択肢が消えた。

この子を助けたいという気持ちが確かに芽生えた。

「俺、ここに何日間か住ませてもらうよ。よろしくな。」

俺の中で何かが変わった。

もう悪なんてどうでもよかった。

「へー。よろしくね。」


こうして、俺とカメオの奇妙な生活が始まった。


「カメオ、お前外で遊んだりするのか?」

「全然遊ばないね。学校でも独りぼっちだよ。」

そう話すカメオの目には悲しみの色が見えた。

「なぁ、公園いかないか?」

今まで人を助けようとか、楽しませようとか
考えたことがなかった俺には、誘い方が分からなかった。

だから、そのまま公園に誘った。

遊ぶといっても、家にはボール位しかなかった。
キャッチボール位しかできることはなかった。

でもあっという間に時間は過ぎていった。

【「遊ぶ」のってこんなに楽しいのか。】


「なぁ。カメオ。お前、将来の夢ってあるのか?」

「うーん、プロ野球選手になってみたいなぁ」

「そうか。きっとお前はいい野球選手になるよ。」

「そうかなぁ…」

カメオは喜びをほほに浮かべ、目をかがやせていた。
その表情を見ていたら、悪なんてもう心の中には残っていなかった。




それから3日。

カメオとはすっかり打ち解け、楽しく日々を過ごしていた。
そんな悪の結社の幹部ともあろう人の平和が長く続くはずもなく。

一通のメールが届いていた。



【――――――――――――――――――――――――

カメタロウ、遅いぞ。
もう三日も帰ってきていないな。

生命反応はあるから生きているであろう。
敵に捕まっているのか?

念のため、GPSを利用してお前の所に応援を3人向かわせる。
今日中には帰ってくるように。


まさか裏切ったりなんてしてないだろうな。

――――――――――――――――――――――――】


――――まずい。――――


悪の結社からここはそんなに遠くない。


奴らが、来る。


恐怖で顔が引きつっていたようだ。
カメオに心配されてしまった。

「ねぇ、何かあったの?」

「い、いや、何でもないさ。」

「でも顔色悪いよー。」

「大丈夫だって。ちょっとおなかが痛いだけだ。」

どうすればいいだろう。

GPSは取り外せない。もう無理だ。

「カメオ…もう俺、行かなきゃいけないわ」

「どこに?」

「うーん…仕事場?」

「いつ帰ってくるのー?」

「それが…もしかしたら…帰ってこれないかもしれないんだ」

「えっ…そんなの嫌だよ。また独りぼっち?」

「いや、きっと帰ってくる。きっとだ。」

「分かった。もう行くの?」

「うん、もう行かなきゃいけないみたいなんだ。」

「じゃあね。」

「またな。いい子でいるんだぞ。」

そっと、ハグをした。暖かかった。

悪の世界では味わうこともできないほどの温かみだった。

その時だった。



{ドンドン}

「カメタロウ、でてこい!」

(!?…早すぎる…)



【{ドンドンドン}】

「だれ?こわいよ…」

「大丈夫だ、きっとこれは家を間違えてるんだ」







<{ドカァッ!!}>

そこには武装した三人の男が。

「そこにいるのはカメタロウだな。何をしていた。」
「その子は誰だ。まさか裏切ったんじゃないだろうな。」

「んなわけないじゃないか…ちょっと道に迷ったんだよ…」

「じゃあ今すぐその子を{殺す}んだ。」

「え?」

「当たり前だろう。」

「いや、でも…」

「無理なのか?」

「くっ…」


俺はそこにあった包丁を手に取った。

「何してるの?カメタロウお兄ちゃん…」

カメオの目からは涙があふれだしそうになっており、
パニックから呼吸は荒くなっている…


「…だ…」

「は?どうした。早く殺すんだ」

「無理だ…」

「何言ってるんだ。早くその子を」



<「無理だって言ってんだろうがよぉーーー!!!」>



俺は体の向きをグイっと変え、三人に{切}りかかる。

グサッ、グサッ、と一撃一撃が確かに突き刺さる。

<「お兄ちゃんやめて!やめてぇぇぇーーっ!!」>








気づけばあたりは血まみれになっていた。

振り向くと、そこにはただ呆然と立ち尽くすカメオの姿が。

「ハァ…ハァ…」

そこに一件のメールが。

【―――――――――――――――――――――――

生命反応が消えたぞ。】


<{お前、殺したな?}>


【いますぐそっちにお前を殺しに行く。


まさかお前が裏切るとは思っていなかったよ…


あばよ、カメタロウ。

―――――――――――――――――――――――】


あぁ、終わった…

包丁を手に取った。

「カメオ、お前と過ごした日々は最高に楽しかった。
 俺はおまえの母ちゃんの彼氏でも何でもない。
 【ただの悪党】なんだ。お前んちに盗みに入った泥棒。
 盗んで出ていくつもりだったんだが、お前が見捨てられなかった。
 {俺はな、どうせもうじき組織に殺されちまうんだ。}
 お前とのキャッチボール、楽しかったよ。ありがとう。
 <お前は、俺の最高の息子だ。元気でな。>」

俺はそう最後の言葉をつづった。
 
「そんな…待ってよ!」

思わず声を荒らげるカメオ。

俺は手にした包丁を{自ら胸に突き刺した。}




  *



「そんな…待ってよ!」

そう叫ぶ僕には見向きもせずに、

カメタロウお兄ちゃんは手にした包丁を【{自ら胸に突き刺した。}】

そんな。

なんで。【なんで。】<なんで。>

いやだよ。カメタロウお兄ちゃん。

手を握る。まだ温かみがあった。悪党の手にも確かに温かみはあった。

どんどんカメタロウお兄ちゃんの顔が無残なものになっていく。

だめ、だめ、しんじゃいや。

あふれる涙をこらえられなかった。

「カメオ…本当に…ありがとう…」
カメタロウの瞳からは一滴の涙がこぼれ落ちていった。




荒ぶる呼吸のなか、カメオは静かに包丁を手に取り、<{自ら胸に突き刺した。}>



【完】


※要約解説

カメタロウは悪党である。
かわいそうな事情を持った子供、カメオの面倒を見ていることがばれ、敵視されてしまう。
どうしてもカメオを殺して悪を証明できなかったカメタロウは悪党の幹部三人を殺す。
そのあと、もうどうせ殺されてしまうと悟ったカメタロウはその場で自ら命を絶ち、
カメタロウに面倒を見てもらっていたカメオは、
カメタロウが目の前で自殺した悲しみから、自殺してしまった。




この物語を知ってから、タイトルをもう一度見てみると、意味が違って見えるかもしれません…
ネットで天童魔子さんと知り合ったカメコ。
天童魔子さんとメッセージをやり取りしているうちに
カメコはなんだか自分と趣味が似ていると感じるようになり

天童魔子さんに殺されるのではないかと恐怖するようになったのです。
19年06月23日 12:07
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]

oh~抜けがあったのです 一体なぜ?




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最近らてらてに登録したカメコ。
そこで出題者の天童魔子さんの問題に参加しているうちに
カメコは自分の趣味や嗜好や感覚がよく似てると思ったのです。


そのため出題しても私に瞬殺されるのではないかと怯えていたのですが







カメコさん、
私は貴方に何度も瞬殺されてるのですよ? c(°Д°と )つ
授かった名が不味かったな「6ブックマーク」
とある部族の村では、
親がつけた本名とは別の通名を使う文化がある。
生まれた子を連れて族長のもとへ行き、
そこで霊媒師が占いによって通名をつけるのだ。
例えば「トカゲ」「リンゴ」「ナイフ」という風に。

その日の占いで「カメオ」を見た霊媒師は、
族長を村から追放すべきだと言った。

なぜ?
19年06月25日 20:27
【ウミガメのスープ】 [ルーシー]



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霊媒師が占うのは、その子が死ぬ未来の風景である。
「毒があるトカゲに噛まれる」
「リンゴを喉に詰まらせる」
「心臓にナイフが刺さる」
そこから「トカゲ」「リンゴ」「ナイフ」というような通名をつける。

その日、霊媒師が見た子の未来は
「カメオに殺される」
というものであり、「カメオ」は族長の本名だった。
新ラテシン 未練炭「6ブックマーク」
今までミスは他人に押し付けてきたカメオ部長。
そんなカメオ部長が最近素直に謝罪できるようになったのは
自宅の排水溝に自分のものではない髪の毛が詰まっていたからという

一体なぜ?
19年07月04日 21:04
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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カメオ部長は頭を下げると隠していたカツラが落ちてしまうので自分からは謝らなかったのですが(`・ω・´)


カメオ部長が自宅に帰ってみると
大事なカツラが排水溝に落っこちて詰まっていたのです。
(´・ω・`) 

隠し事のなくなったカメオはちゃんと頭を下げれるようになったのです