「そうなんしそうなんですそうなんですか」「8ブックマーク」
雪山の登頂に成功し、帰路についたヤマダとネムリダ。
吹雪の中、ヤマダは今にも眠りそうなネムリダに話しかけるが、このままでは二人とも死んでしまうと思った。
ヤマダは意を決し、ネムリダに毛布をかけた後、磁石を取り出した。
近くの集落にたどりついたヤマダだったが、ネムリダを救出して欲しいと要請することは無かった。
ネムリダを殺害しようとしたわけでないのならば、いったいなぜ?
吹雪の中、ヤマダは今にも眠りそうなネムリダに話しかけるが、このままでは二人とも死んでしまうと思った。
ヤマダは意を決し、ネムリダに毛布をかけた後、磁石を取り出した。
近くの集落にたどりついたヤマダだったが、ネムリダを救出して欲しいと要請することは無かった。
ネムリダを殺害しようとしたわけでないのならば、いったいなぜ?
20年10月15日 23:39
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

無事に帰ってくるまでが登山なのだ
解説を見る
登山口の駐車場まで車で訪れた二人。
雪山への登頂と下山に成功し、駐車場から車で帰路についた。
車で30分もしないところに集落があり、今日は温泉宿でのんびりする予定だ。
雪が吹雪く中、車を運転し始めたネムリダだが、あまりの眠気にフラフラ運転。
ヤマダ「おい、ネムリダ、大丈夫か?」
ネムリダ「…だ、大丈夫!…ねて…寝てな…」
これは危ない!
命の危険を感じたヤマダ。免許はこないだ取ったばかりだが…ここは自分が運転しなければ!と決意を固めた。
後部座席にネムリダを寝かせ、毛布を掛けた。
「裏面が磁石の若葉マーク」を取り出して車に貼り、いざ雪道を運転し始めた。
すんごい怖い。ドリフトしてないのにめっちゃ滑る。
命からがら集落にたどりついたヤマダとネムリダ。
当然ネムリダを救出してほしいという要請などしないのであった。
ただし後部座席で左右にふられまくったネムリダは、体中色んなところを打ったのでアザだらけになったのだった。
要約
ネムリダが居眠り運転しそうだったので、初心者のヤマダに替わった。
雪山への登頂と下山に成功し、駐車場から車で帰路についた。
車で30分もしないところに集落があり、今日は温泉宿でのんびりする予定だ。
雪が吹雪く中、車を運転し始めたネムリダだが、あまりの眠気にフラフラ運転。
ヤマダ「おい、ネムリダ、大丈夫か?」
ネムリダ「…だ、大丈夫!…ねて…寝てな…」
これは危ない!
命の危険を感じたヤマダ。免許はこないだ取ったばかりだが…ここは自分が運転しなければ!と決意を固めた。
後部座席にネムリダを寝かせ、毛布を掛けた。
「裏面が磁石の若葉マーク」を取り出して車に貼り、いざ雪道を運転し始めた。
すんごい怖い。ドリフトしてないのにめっちゃ滑る。
命からがら集落にたどりついたヤマダとネムリダ。
当然ネムリダを救出してほしいという要請などしないのであった。
ただし後部座席で左右にふられまくったネムリダは、体中色んなところを打ったのでアザだらけになったのだった。
要約
ネムリダが居眠り運転しそうだったので、初心者のヤマダに替わった。
「【BS】外は小春日和」「8ブックマーク」
ボタンを落としながら、
「良かった」と女はつぶやいた。
状況を補完してください。
※この問題はBS問題です。
出題から30分経過もしくは正解が出ますと
ネタありボケあり雑談ありの1時間のBSタイムに突入いたします。
マナーと良識を順守の上でお楽しみください!
BS終了後は速やかに問題を解く作業にお戻りください。
それではよろしくお願いいたします!
BSとは何ぞや?という方はこちらを↓
https://late-late.jp/tag/tag/BS
※要約
育てていた少女が何不自由なく暮らせるように突き放すために老婆は嘘をついた。
とある森に薬を作る名人の老婆と、
彼女に小さい頃森で拾われたリリという女の子が暮らしていました。
老婆は森で材料を採っては薬を作り、近くの町に卸していました。
リリもそんなお婆さんの手伝いを良くして二人は楽しく暮らしていました。
ある日のこと、
リリがいつものように町へ薬を届けに行っている間に
領主さまの使いを名乗る者がやってきました。
曰く、
領主さまの娘が10年前に駆け落ちして女の子を産んだこと。
娘夫婦は数年後勘当を解かれて娘を見せに来る途中この森で事故に遭ったこと。
町で偶々見かけたリリが領主さまの娘の幼いころと瓜二つであること、
―――何一つ不自由はさせない、こちらで引き取らせてほしいということ。
返事は一週間後に聞かせてもらう、と言い使いの者は帰っていきました。
使いが持ってきた手紙を老婆は手に取りました。
たしかに紙にも領主さまの家の紋が刻まれています。
これだけのものを偽造するのは難しいでしょう。
つまりあの使いは本物でリリを引き取りに来たのです。
その話を帰ってきたリリにしたところ怒っていましたが。
そうして使いの者が再びやってくる日、
老婆はリリにずっしりと中身の詰まった袋を見せました。
「あんたは領主さまの所に行きな」
「ほら、あたしはこれだけの金も貰ってるんだ」
使いの者を老婆が追い返してくれると信じて疑っていなかったリリは
少しの間固まった後、大声で泣き出しました。
使いの者がリリを連れて行ってがらんどうになった部屋で
老婆は力が抜けたように持っていた袋を床に落としました。
袋の中からこぼれ出たのはリリの服を飾るためにこっそり集めていたボタンでした。
老婆の身内のひいき目抜きにしてもリリは賢くてかわいらしい子なのです。
領主さまに引き取ってもらえば、
水仕事で手を真っ赤にすることも、
脚が棒になるくらい遠くまで薬の材料を採りに行く必要もなく暮らしていけるのです。
老婆の嘘にすぐにリリは気付くかもしれません。
それでもお屋敷に入ってしまえばそうそうこの森まで来ることはできないでしょう。
「―――良かった…良かったのさ、これで」
そう静かに老婆はつぶやきました。
「良かった」と女はつぶやいた。
状況を補完してください。
※この問題はBS問題です。
出題から30分経過もしくは正解が出ますと
ネタありボケあり雑談ありの1時間のBSタイムに突入いたします。
マナーと良識を順守の上でお楽しみください!
BS終了後は速やかに問題を解く作業にお戻りください。
それではよろしくお願いいたします!
BSとは何ぞや?という方はこちらを↓
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20年11月01日 21:00
【ウミガメのスープ】 [たけの子]
【ウミガメのスープ】 [たけの子]

200問目です!
解説を見る
※要約
育てていた少女が何不自由なく暮らせるように突き放すために老婆は嘘をついた。
とある森に薬を作る名人の老婆と、
彼女に小さい頃森で拾われたリリという女の子が暮らしていました。
老婆は森で材料を採っては薬を作り、近くの町に卸していました。
リリもそんなお婆さんの手伝いを良くして二人は楽しく暮らしていました。
ある日のこと、
リリがいつものように町へ薬を届けに行っている間に
領主さまの使いを名乗る者がやってきました。
曰く、
領主さまの娘が10年前に駆け落ちして女の子を産んだこと。
娘夫婦は数年後勘当を解かれて娘を見せに来る途中この森で事故に遭ったこと。
町で偶々見かけたリリが領主さまの娘の幼いころと瓜二つであること、
―――何一つ不自由はさせない、こちらで引き取らせてほしいということ。
返事は一週間後に聞かせてもらう、と言い使いの者は帰っていきました。
使いが持ってきた手紙を老婆は手に取りました。
たしかに紙にも領主さまの家の紋が刻まれています。
これだけのものを偽造するのは難しいでしょう。
つまりあの使いは本物でリリを引き取りに来たのです。
その話を帰ってきたリリにしたところ怒っていましたが。
そうして使いの者が再びやってくる日、
老婆はリリにずっしりと中身の詰まった袋を見せました。
「あんたは領主さまの所に行きな」
「ほら、あたしはこれだけの金も貰ってるんだ」
使いの者を老婆が追い返してくれると信じて疑っていなかったリリは
少しの間固まった後、大声で泣き出しました。
使いの者がリリを連れて行ってがらんどうになった部屋で
老婆は力が抜けたように持っていた袋を床に落としました。
袋の中からこぼれ出たのはリリの服を飾るためにこっそり集めていたボタンでした。
老婆の身内のひいき目抜きにしてもリリは賢くてかわいらしい子なのです。
領主さまに引き取ってもらえば、
水仕事で手を真っ赤にすることも、
脚が棒になるくらい遠くまで薬の材料を採りに行く必要もなく暮らしていけるのです。
老婆の嘘にすぐにリリは気付くかもしれません。
それでもお屋敷に入ってしまえばそうそうこの森まで来ることはできないでしょう。
「―――良かった…良かったのさ、これで」
そう静かに老婆はつぶやきました。
「夢ならどれほどよかったか」「8ブックマーク」
一世一代の賭けに勝ったカメオ。
ある日、その余韻に浸りながら眠ると、自分が殺される夢を見た。
まごうことなき悪夢だった。
まさに殺される瞬間にベットから飛び起きたカメオ。
彼は夢と解ると一旦は安堵したものの、やがて猛烈な不安に襲われた。
一体どうしてだろう?
ある日、その余韻に浸りながら眠ると、自分が殺される夢を見た。
まごうことなき悪夢だった。
まさに殺される瞬間にベットから飛び起きたカメオ。
彼は夢と解ると一旦は安堵したものの、やがて猛烈な不安に襲われた。
一体どうしてだろう?
20年12月02日 23:22
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]

〜テイストはラテシン中期始め風味〜
解説を見る
心臓移植したカメオは、勝ち誇っていた。
カメオは生まれながらの疾患で、心臓の移植が必要だった。
しかし、都合よく自身に適合するだろうドナーが現れるのは、かなり確率が低かった。
だからカメオは、心優しい弟のウミオを事故に見せかけて殺し、彼の心臓を移植できないかと考えたのだ。
長い間考え、事故に装ってウミオを脳死状態にするトリックを思いついたカメオ。
実際に脳死状態になるのか。そして殺人だとバレないか。最後に、本当に自分に適合するのか。
このあたりは、賭けだった。
最後は昔検査して適合するだろうと言われたので大丈夫だと思うが、最初の二つが厄介だった。
しかし、自分にはもう時間が残されていなかった。
だからカメオは長い間考えていた案を実行に移しーーーそして、賭けに勝ったのだ。
警察も最初は事故ではない線でも疑っていたようだが、そこは入念な計画が功をそうした。
心優しいウミオを手にかけるのは心が痛んだが、それでも自分が生きるためだった。
しょうがなかったのだ。
カメオはほんの少しの罪悪感と、そして一世一代の賭けに勝利した余韻に浸りながら、眠りについた。
その夜、カメオは夢を見た。
それは自分が殺される夢だった。
殺される瞬間、確かに殺人者の顔を見た。
それは紛れもなく、カメオ本人だった。
はっ、と夢から覚め、カメオは布団から飛び起きた。
汗が背中からびっしりと滴っていた。
その光景は、間違いなくあの時のものだった。
ただ一つ違ったのは、その光景が自分の視点からではなく、ウミオの視点からのものだったのだ。
あれは、ウミオの記憶なのだとカメオは悟った。
殺される瞬間の、記憶ーーー。
話に聞いたことがある。
臓器移植を受けた患者が、そのドナーの記憶を継承するというものだ。
たしか、記憶転移、といったか。
カメオは今見た夢を反芻しながら、ふっと笑った。
流石に、実際の犯行の様子をそのまま伝えられるのはまずい。
トリックもバレ、証拠も抑えられる可能性がぐっとたかくなるだろう。
しかし、ウミオも不幸なものだ。
死んでまで、自分が殺されたのを誰かに伝えたかったのだろうが。
まさに伝える相手を間違えたな。
自分以外のだれかに先ほどの光景を伝えていたならば、警察は動いただろうかーーー
そこまで考えて、カメオはまさに全身から血の気が引くのがわかった。
ウミオは、心優しいやつだった。
万が一自分が死んだらと、ドナーの登録をしていたのだ。
そしてそれは、心臓だけじゃなく、全身ーーー。
あの頃の自分は心臓にしか興味がなかったから気にも留めなかったが、
つまり、自分以外にもウミオの体を持つ人物が、この世のどこかにいる、もしくは今後現れるのだ。
あの記憶が、自分以外に流れれば…‥。
カメオは猛烈な不安に襲われた。
カメオは、ウミオの叫びが、すぐそこまで追いかけてきているような気がしたーーー。
カメオは生まれながらの疾患で、心臓の移植が必要だった。
しかし、都合よく自身に適合するだろうドナーが現れるのは、かなり確率が低かった。
だからカメオは、心優しい弟のウミオを事故に見せかけて殺し、彼の心臓を移植できないかと考えたのだ。
長い間考え、事故に装ってウミオを脳死状態にするトリックを思いついたカメオ。
実際に脳死状態になるのか。そして殺人だとバレないか。最後に、本当に自分に適合するのか。
このあたりは、賭けだった。
最後は昔検査して適合するだろうと言われたので大丈夫だと思うが、最初の二つが厄介だった。
しかし、自分にはもう時間が残されていなかった。
だからカメオは長い間考えていた案を実行に移しーーーそして、賭けに勝ったのだ。
警察も最初は事故ではない線でも疑っていたようだが、そこは入念な計画が功をそうした。
心優しいウミオを手にかけるのは心が痛んだが、それでも自分が生きるためだった。
しょうがなかったのだ。
カメオはほんの少しの罪悪感と、そして一世一代の賭けに勝利した余韻に浸りながら、眠りについた。
その夜、カメオは夢を見た。
それは自分が殺される夢だった。
殺される瞬間、確かに殺人者の顔を見た。
それは紛れもなく、カメオ本人だった。
はっ、と夢から覚め、カメオは布団から飛び起きた。
汗が背中からびっしりと滴っていた。
その光景は、間違いなくあの時のものだった。
ただ一つ違ったのは、その光景が自分の視点からではなく、ウミオの視点からのものだったのだ。
あれは、ウミオの記憶なのだとカメオは悟った。
殺される瞬間の、記憶ーーー。
話に聞いたことがある。
臓器移植を受けた患者が、そのドナーの記憶を継承するというものだ。
たしか、記憶転移、といったか。
カメオは今見た夢を反芻しながら、ふっと笑った。
流石に、実際の犯行の様子をそのまま伝えられるのはまずい。
トリックもバレ、証拠も抑えられる可能性がぐっとたかくなるだろう。
しかし、ウミオも不幸なものだ。
死んでまで、自分が殺されたのを誰かに伝えたかったのだろうが。
まさに伝える相手を間違えたな。
自分以外のだれかに先ほどの光景を伝えていたならば、警察は動いただろうかーーー
そこまで考えて、カメオはまさに全身から血の気が引くのがわかった。
ウミオは、心優しいやつだった。
万が一自分が死んだらと、ドナーの登録をしていたのだ。
そしてそれは、心臓だけじゃなく、全身ーーー。
あの頃の自分は心臓にしか興味がなかったから気にも留めなかったが、
つまり、自分以外にもウミオの体を持つ人物が、この世のどこかにいる、もしくは今後現れるのだ。
あの記憶が、自分以外に流れれば…‥。
カメオは猛烈な不安に襲われた。
カメオは、ウミオの叫びが、すぐそこまで追いかけてきているような気がしたーーー。
「Self Report」「8ブックマーク」
宇宙船の中で共同生活を送る10人の船員たち。
コウタはあるとき、些細なことから船員のヒロキと言い合いになってしまい、カッとなってヒロキを突き飛ばし、殺してしまった。
しかしコウタがヒロキを殺すところを目撃していた船員たちは皆、コウタに口々に感謝した。
ヒロキが全員から嫌われていたというわけでもないし、何故だろう?
コウタはあるとき、些細なことから船員のヒロキと言い合いになってしまい、カッとなってヒロキを突き飛ばし、殺してしまった。
しかしコウタがヒロキを殺すところを目撃していた船員たちは皆、コウタに口々に感謝した。
ヒロキが全員から嫌われていたというわけでもないし、何故だろう?
20年12月19日 00:08
【ウミガメのスープ】 [靴下]
【ウミガメのスープ】 [靴下]

好きなゲームAmongUsをテーマにした問題〜!(ゲームについての知識は不要です。)
解説を見る
要約解説
コウタはヒロキを突き飛ばし、気絶させた後、第一発見者を装いみんなを呼んだ。そして全員が見守る中、人工呼吸や心臓マッサージを行い蘇生作業するフリをし、気づかれないようにヒロキの命を絶った。そのことを知らないメンバーは、助からなかったとはいえ懸命に蘇生作業をしてくれたコウタに感謝した。
長っがい解説
ついカッとなってヒロキを突き飛ばしてしまった。いつもならよろめく程度で済むくらいの力だったはずだが、何しろここは宇宙船の中だ。踏ん張りが効かないヒロキは真っ直ぐ壁に飛ばされ、突き出ていた計器のスイッチか何かに頭をぶつけてしまった。当然聞こえてくるはずの叫び声や呻き声すら挙げなかったのは、当たりどころが悪かったのだろう。
コウタは頭が真っ白になった。地上で研究医として勤務した経験のあるコウタには、脳震盪だろうと見当がついた。物が重力で落ちてこない無重量の宇宙船内では、頭に強い衝撃が加わって発生する脳震盪は起こり得ない。起こるとすれば、他者の意思が介在するーー。
幸い誰も現場を見ていない。何食わぬ顔で船内作業に戻ろうか。しかし、部屋から出てきたところを他の船員に見られても、後で怪しまれるだろう。そう言えばコウタがヒロキと一緒にいたーーそんなことを証言されては、自分に疑いの目がかかるのは避けられない。
部屋にある排気口のダクトは人1人通れるくらいの幅があり、医務室と電気室に繋がってはいたが、そんなところを通っているところを見られてしまった日には自分が怪しいと公言しているようなものだ。
ここから逃げおおせることは不可能に近い。
ならばいっそーー。
コウタは、自らの手で、緊急事態発生を知らせるスイッチを押した。第一発見者を装ったのだ。
程なく、他の船員が集まってくる。コウタは自分が突き飛ばした部分は隠し、急にヒロキが胸を掻きむしり暴れ出し、やがて静かになった旨を説明した。幸い誰も怪しむことなく話を聞いてくれたようだ。
しかし、脳震盪は数分で意識が復活する。
ヒロキが目を覚まし意識を取り戻せば、私が突き飛ばしたことを証言してしまうだろう。
そうなってしまっては困る。
できる限り危険を排除する必要のある宇宙船生活において、カッとなっただけで仲間に危害を加えるような危険人物は邪魔としか言いようがないだろう。
コウタは自らの手でヒロキの心臓に手を触れる。幸い、いや生憎ヒロキの心臓は脈動を続けていた。これを止めなければならない。
「心臓が動いていない!」
そう叫ぶと、コウタは心臓マッサージと人工呼吸を始めた。
正常に動いている心臓に心臓マッサージをすると、本来の脈動を邪魔しかねないため非常に危険な行為である。また、コウタは人工呼吸を行うふりをしながら、自らの口でヒロキの口を塞ぎ、息を殺し続けた。
これによってヒロキの体内に酸素が行き渡るのを阻害し続けたのである。
船員は皆、人命救助の訓練を行っている。しかし、地上で行うのと無重量の宇宙船内で行うのでは勝手が異なる。唯一医療に携わった経験のあるコウタの蘇生作業、いや絶命作業を、皆固唾を飲んで見守っていた。
懸命な作業の甲斐もなくーーいや、甲斐あって、ヒロキはその生命活動を終えた。
皆はヒロキのことを惜しみ、とても悲しがった。コウタも、事実1人の仲間を失ったことはとても悲しく心苦しかった。
船長がコウタに向かって、最後まで諦めずに蘇生作業をしてくれたことに対し、感謝の意を表してくれた。皆も口々にヒロキに感謝してくれた。コウタがヒロキを殺したんだ、と詰る者は1人もいなかった。
宇宙の旅は終わらない。
ヒロキの死体は、放っておくわけにはいかない。船員たちはヒロキの死体を等身大のケースに入れ、原子炉で火葬することにした。八方を囲み、ヒロキの棺を原子炉に投入した。巨大なエネルギーの塊は、ヒロキの体をすっぽり飲み込み、わずかな推進力に変えてしまった。
目的地に辿り着くまで、残された9人での共同生活を頑張ろう。
皆の心が1つになった。
そのとき、酸素室から減圧を知らせるブザーが鳴り響いた。
慌てて酸素室に向かう8人の船員を眺める1組の眼光が、排気口の底でキラリと光った。
コウタはヒロキを突き飛ばし、気絶させた後、第一発見者を装いみんなを呼んだ。そして全員が見守る中、人工呼吸や心臓マッサージを行い蘇生作業するフリをし、気づかれないようにヒロキの命を絶った。そのことを知らないメンバーは、助からなかったとはいえ懸命に蘇生作業をしてくれたコウタに感謝した。
長っがい解説
ついカッとなってヒロキを突き飛ばしてしまった。いつもならよろめく程度で済むくらいの力だったはずだが、何しろここは宇宙船の中だ。踏ん張りが効かないヒロキは真っ直ぐ壁に飛ばされ、突き出ていた計器のスイッチか何かに頭をぶつけてしまった。当然聞こえてくるはずの叫び声や呻き声すら挙げなかったのは、当たりどころが悪かったのだろう。
コウタは頭が真っ白になった。地上で研究医として勤務した経験のあるコウタには、脳震盪だろうと見当がついた。物が重力で落ちてこない無重量の宇宙船内では、頭に強い衝撃が加わって発生する脳震盪は起こり得ない。起こるとすれば、他者の意思が介在するーー。
幸い誰も現場を見ていない。何食わぬ顔で船内作業に戻ろうか。しかし、部屋から出てきたところを他の船員に見られても、後で怪しまれるだろう。そう言えばコウタがヒロキと一緒にいたーーそんなことを証言されては、自分に疑いの目がかかるのは避けられない。
部屋にある排気口のダクトは人1人通れるくらいの幅があり、医務室と電気室に繋がってはいたが、そんなところを通っているところを見られてしまった日には自分が怪しいと公言しているようなものだ。
ここから逃げおおせることは不可能に近い。
ならばいっそーー。
コウタは、自らの手で、緊急事態発生を知らせるスイッチを押した。第一発見者を装ったのだ。
程なく、他の船員が集まってくる。コウタは自分が突き飛ばした部分は隠し、急にヒロキが胸を掻きむしり暴れ出し、やがて静かになった旨を説明した。幸い誰も怪しむことなく話を聞いてくれたようだ。
しかし、脳震盪は数分で意識が復活する。
ヒロキが目を覚まし意識を取り戻せば、私が突き飛ばしたことを証言してしまうだろう。
そうなってしまっては困る。
できる限り危険を排除する必要のある宇宙船生活において、カッとなっただけで仲間に危害を加えるような危険人物は邪魔としか言いようがないだろう。
コウタは自らの手でヒロキの心臓に手を触れる。幸い、いや生憎ヒロキの心臓は脈動を続けていた。これを止めなければならない。
「心臓が動いていない!」
そう叫ぶと、コウタは心臓マッサージと人工呼吸を始めた。
正常に動いている心臓に心臓マッサージをすると、本来の脈動を邪魔しかねないため非常に危険な行為である。また、コウタは人工呼吸を行うふりをしながら、自らの口でヒロキの口を塞ぎ、息を殺し続けた。
これによってヒロキの体内に酸素が行き渡るのを阻害し続けたのである。
船員は皆、人命救助の訓練を行っている。しかし、地上で行うのと無重量の宇宙船内で行うのでは勝手が異なる。唯一医療に携わった経験のあるコウタの蘇生作業、いや絶命作業を、皆固唾を飲んで見守っていた。
懸命な作業の甲斐もなくーーいや、甲斐あって、ヒロキはその生命活動を終えた。
皆はヒロキのことを惜しみ、とても悲しがった。コウタも、事実1人の仲間を失ったことはとても悲しく心苦しかった。
船長がコウタに向かって、最後まで諦めずに蘇生作業をしてくれたことに対し、感謝の意を表してくれた。皆も口々にヒロキに感謝してくれた。コウタがヒロキを殺したんだ、と詰る者は1人もいなかった。
宇宙の旅は終わらない。
ヒロキの死体は、放っておくわけにはいかない。船員たちはヒロキの死体を等身大のケースに入れ、原子炉で火葬することにした。八方を囲み、ヒロキの棺を原子炉に投入した。巨大なエネルギーの塊は、ヒロキの体をすっぽり飲み込み、わずかな推進力に変えてしまった。
目的地に辿り着くまで、残された9人での共同生活を頑張ろう。
皆の心が1つになった。
そのとき、酸素室から減圧を知らせるブザーが鳴り響いた。
慌てて酸素室に向かう8人の船員を眺める1組の眼光が、排気口の底でキラリと光った。
「Happy birthday dear…」「8ブックマーク」
水平高校に通うクラスの人気者、カメオ。
彼はクラスメイト全員の誕生日を完璧に把握しており、毎回欠かさずプレゼントを渡している。
しかし彼はこれまで一度も、誕生日当日に学校でプレゼントを貰ったことがない。
その原因は、カメオと誕生日が同じ人物がいるからなのだという。
一体どういうことだろう?
彼はクラスメイト全員の誕生日を完璧に把握しており、毎回欠かさずプレゼントを渡している。
しかし彼はこれまで一度も、誕生日当日に学校でプレゼントを貰ったことがない。
その原因は、カメオと誕生日が同じ人物がいるからなのだという。
一体どういうことだろう?
21年02月21日 23:03
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
解説を見る
カメオは祝日にあたる天皇誕生日の日に生まれたため、誕生日当日は学校が休みになってしまうのだった。












