みんなのGood

食堂の地図「7Good」
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カメシタは紙をとりだした。

カメナシはそこに点を書いた。


カメシタは何をしたかったのだろう?
カメナシは何をしたがっているだろう?
22年01月14日 23:17
【ウミガメのスープ】 [京介]

言葉遊びの閃きをあなたへ




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胃の上食道:井上食堂
♪てんてんどんどん♪


カメシタはあんまりにも退屈であった。(※この退屈さを表現するため、状況設定を「監獄」とすることもあるが、ノイズになりやすく、無駄な深入り質問が増えるので削除。小学校でも特に問題はないはずである。)

ぼけーーーーっとしていて、同じように暇なのだろうと、カメシタはカメナシを誘ってゲームでもしてやろうと思った。

最近、マルバツゲームの必勝法を思い付いたので、ギャフンと言わせる腹づもりである。(※そもそも退屈だという理由で、世の中にこんなに娯楽のある時代にあえてマルバツゲームをするのか? という。)

カメシタは紙に井桁(いげた:#)を書いてカメナシに見易いよう広げて前に差し出した。先手をカメナシにゆずる手筈である。


カメシタにとって悲劇であったのは、カメナシは退屈をもて余してぼーーーーっとしていたのではない、ということだろう。
カメナシは、ただただ空腹なのであった。
『胃の上のほうまでグルグルいってやがるぜ……、胃の上、、井上食堂の天丼、、食いたい』
そんなカメナシの目の前に差し出される、#の書かれた紙!

どんぶり!!くいたい!
もはや、人間としての意識があるのやらないのやら、とるものもとりあえず、井に点を打ち丼にして満足した。

カメシタは心から『選ぶ相手を間違えた』と思った。



それを噂話できいていた京介は、さっそく井桁をかいて丼の文字を作る、ということを実際にやってみたところ、
「ああ、こりゃ、宝の地図みたいだな……。誰かの価値があると思ってるものが隠されているような、誰かにとってはまるで勝ちがなくなってしまうかのような」と思ったのだった。
罪の記憶「7Good」
良質:6票納得感:1票
――冷たく眠ったように動かないカメオ。どれだけゆすっても目を覚まさない。


あの日のカメオは生きていたのか死んでいたのか、思い出そうとしても記憶は朧気なまま。
でも、分からないというのはただ真実から逃げているだけなのかもしれない。そろそろ罪と向き合う日が来たのだ。

私はきっとカメオを殺した。


私はどうしてあんな恐ろしいことをしてしまったのだろうか。

一体どうして?
22年02月10日 14:27
【ウミガメのスープ】 [うつま]

これもスナイプされるか…




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カメのカメオが冬眠したことに気づかず、死んでしまったと思ったから。


小学生の頃、私はカメを飼っていた。名前はカメオ。我ながら安直なネーミングセンスだと思う。
水槽に入れて飼っていたのだが、ある冬の寒い日、カメオは冷たく動かなくなっていた。

私にもう少し知識があったならば、それが冬眠であるということに気づけただろう。しかし当時の私はカメオが死んでしまったのだと思い、庭に深い穴を掘ってカメオをそこに埋めた。私はカメオを生き埋めにしたのだ。

学校の理科の授業で冬眠について勉強したとき、私はあの日の真実に思い至った。それでも私はカメオは死んでいたのだと自分に言い聞かせ、記憶に蓋をした。私がカメオを殺したなんて認めたくなかったから。

私も大人になった。そろそろ罪を認めるときが来たのだと思う。
カメオ、ごめんなさい。
そして、安らかに。
良質:3票トリック:1票物語:2票納得感:1票
A「えっ?もう1枚あるの?」
B「政治家だったもので・・・。」
状況を補完してください。
18年09月18日 16:05
【ウミガメのスープ】 [ぎんがけい]

登場人物の名前が思いつかず、あきらめてA,Bにしました。




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Bは生前に嘘をついたり悪事を働いたりして地獄に落とされた政治家。
Aはエンマ大王。
AがBの舌を1枚抜いたが、
Bにはもう1枚舌があった。
Bは二枚舌であったからだ。
羹に懲りて膾を吹く「7Good」
良質:3票物語:3票納得感:1票
春原ひかりは、大手動画投稿サイトでチャンネル登録者数100万人を誇る人気投稿者である。
ひかりは先日、水平思考クイズ・ウミガメのスープに挑む動画を投稿したのだが、1問目は以下の古典問題であった。

------
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。

しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。

「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」

「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」

男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。

何故でしょう?
------

さて、ひかりは上記の問題文を読み上げる際、自身のチャンネルの特徴に鑑みて1文字だけ変更したのだが、何をどのように変更したのだろうか?
22年02月22日 20:02
【20の扉】 [炎帝]



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春原ひかりは、大手動画投稿サイトでバーチャル猫又・「又旅寧ネこ」として配信を行なっている。 
寧ネことして喋る際には、語尾に「にゃ」を付けるほか、「な」を「にゃ」と発音することで{猫又キャラをロールプレイング}している。

このたびの古典問題においても、問い掛け部分において本来は「なぜでしょう」と読むところを「{にゃぜでしょう}」と変更したのであった。
良質:3票トリック:1票物語:3票
先月、海野先生がピザを奢ってくれたから、カメ太郎は正方形を見て父を思い出した。

どういうこと?
22年02月26日 20:22
【ウミガメのスープ】 [かわいそラッコ]



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簡易解説
海野先生がピザの切り分け方から、勉強が苦手なカメ太郎に分数を教えたときに、分母と分子のことを子どもをおんぶする母に見立てて教えた。
そしてカメ太郎が正方形の面積を求める式を見たときに、指数を見て「肩車している親子」に見えて、幼い頃に肩車してくれた亡き父を思い出した。



幼い頃に親父を亡くした俺は、金銭的に苦しい家庭で育ち、お袋も仕事で忙しく全然構ってくれなかった。いつしか俺は荒れに荒れて、勉強なんか全くしなかった。
ある日、お袋としょーもないことで喧嘩して家出した俺を、担任の海野が探しだして自分の家に連れて帰った。そんとき、ピザを奢ってくれて、切り分けながら分数ってものを教えてくれたんだ。

「カメ太郎、分{母}が下で、分{子}が上だ。お母ちゃんがお前を下からおんぶして支えてるんだ。…親はいつだってそうなんだ。大人になっても忘れるなよ」

その日から少しずつ勉強をし始めた俺。もうすぐ受験だってのにほとんど計算ができないし、まともに式を理解できない俺を、ずっと海野は面倒見てくれた。
「なぁ、海野。この正方形の横に書いてある式の、小さい数字も子どもなのか?」
「ああ、これは指数っていってだな。…子どもではないかな」
「ふーん(わけわかんねぇ)でもなんか、まるで{肩車してる親子}みたいだな…」
そう呟くと、顔もよく覚えていない、死んだ親父のことをふと思い出した。
昔お袋がよく言ってた、「あんたを肩車してよく河原を歩いてた」んだって…。

勉強はまだまだわからないけど、勉強してる姿を見てお袋が泣いてたって海野がこっそり教えてくれた。

もう少し勉強頑張ってみようかなって思った。