みんなのGood

良質:6票物語:2票
カメオとカメコは、思い出深い校舎の裏手に立っていた。
付き合って二年の記念日に、カメコが告白したこの地を訪れたのだ。

「あの日も、カメコが俺のシャツの裾を握ったから、思いきって手を繋ごうとしたんだけど、うだうだしてるうちに校門の外にラテオ達の姿が見えてさ。ついカメコから距離取っちゃって、そのままタイミング逃したんだよなあ……あの頃はお互い初々しかったよね」

懐かしい記憶が蘇ったカメオは、カメコと間違えてウミコのことを語りだした。

「私そんなことしてないんだけど……ねえ、誰と間違えてんの?」

身に覚えのないエピソードに、カメオを問い詰めたカメコ。
その結果、先程語ったウミコとのエピソードは、{カメコと恋人になってすぐの話}だと判明したので、桃色だった空気が一変して地獄のような空気になってしまった。


その後、カメオを奪おうとするウミコが、カメコに危害を加えてきたりしたこともあったのだが、カメオがしっかりとカメコを守り抜いたので、二人の絆はより一層深まったのだった。

現在カメコが、{ウミコがカメオに迫ることは金輪際ない}と安心していられるのは、【彼女が彼の①に執着している①②③】だと知ったからである。



【①②③】に当てはまるワードは何?

(ちなみに、【①】には、問題文中にある文字が当てはまる。)









「〖 交際一年記念の扉 〗海鮮丼 a.k.a. ???」の一年後の話です。
https://late-late.jp/mondai/show/20637
25年09月15日 23:00
【20の扉】 [霜ばしら]



解説を見る
【〖 答え 〗 地縛霊】

彼の①={彼の地}(かのち)↔︎この地

告白してカップルになったばかりのその時は、二人きりだった。
「カメコじゃないなら霊の仕業!?」という疑念が生まれ、恐怖のあまり地獄のような空気になった。










「いや、肝試し中に告白されるなんて他に経験ないし、間違うわけないって!皆のとこに戻る時のことだよ。覚えてない?」

カメオは、二年前の思い出について、覚えている限りの記憶を全て話した。
その内容は、確かにカメコの記憶とも一致している。
ただ、一つだけ違うところがあるのだ。

「あの時、私は絶対シャツとか掴んでないんだってば!緊張してそんな余裕なかったし」

「でも、今も……」

そこでカメオの言葉が止まった。
カメコの左手はスマホ、右手に懐中電灯を持っている。
彼女の手はシャツに触れていない。なのに、裾を掴まれているような感触がある。
背中に冷たいものが走った。

「じゃあ……誰が、俺のシャツを掴んでるんだよ……」

「やだ、やめてよ……!」

二年前の告白は、肝試し中の廃校で行われた。
その時も今も、二人きり。カメコ以外にカメオのシャツを握る者などいるはずがない。

まさか、幽霊の仕業……?
その可能性に思い当たり、凍りつく二人。

パニックになったカメコがカメオに縋りつくと、突然冷たい空気が渦巻いた。
目の前に、ぼんやりと白い人影が浮かび上がる。
青白い肌に、蠢く長い黒髪から覗く目は空洞のように暗い。
不気味な女の霊が、カメオをじっと見つめていた。

『だ、レ……よ……その、お……んな……!』

敵意に満ちた目を向けられ、カメオにしがみつく腕に力を込めたカメコ。
更に怒りを煽られた霊は、カメコに向けて禍々しい憎悪を放った。
痩せ細った手を伸ばし、カメコの腕からカメオを奪おうと迫ってくる。

カメオは震える足を叱咤し、カメコを連れてその場から逃げだした。
追いかけてくる霊は、ぎこちない動きで廃校の壁をすり抜け、地面から這い上がるように現れる。
その目に睨みつけられると空気が凍りつき、息苦しい圧迫感が二人を襲った。

カメオはカメコの手を強く握り、庇いながら必死で霊の攻撃を掻い潜る。
霊の爪がかすった肩に痛みが走っても、ただひたすら走り続けた。

背後から響く怨嗟の声と重苦しい気配に追われながら、朽ちかけた校門を駆け抜ける。
停めていた車を見つけたところで、カメコの体力がついに限界を迎えた。
カメオは、カメコを気遣いながら後ろを振り返ったが、霊の姿は確認できない。

ふと気づくと、悍ましい気配も消え、静寂が二人を包んでいた。



後日、二年前の肝試しを企画したラテオに、霊に襲われた事を話した二人。
憔悴した彼らの様子に、霊を信じていなかったラテオも顔を強張らせた。

「マジか……あの噂本当だったのかよ」

数十年前、あの学校でウミコという女性が亡くなった。
ウミコは恋人と心中を図ったのだが、恋人の方だけ助かってしまった。
それ以来、恋人の姿を探す女の霊が現れるようになったという。

恋人と似た男を見ると服を引っ張ってくるが、決して目を合わせてはいけない。
目が合った者を恋人と誤認し、再び心中を遂げようとするらしく、何人か取り殺されたという噂もあるのだとか。

逃げ切れなかったら、カメオも同じ目に遭っていたに違いない。
廃校の敷地の外まで追いかけてこなかったのは、彼の地に執着する地縛霊だからだそうだ。

わざわざ行かなければ、危害を加えられることもない。
それを知った二人は、やっと安堵することができたのだった。



「……なんか、前にも増してべたべたしてないか?」

恐怖から解放された途端、べったりと寄り添いだした二人に、ラテオは呆れた目を向けた。

「だって、幽霊から守ってくれた時のカメオ、すごくかっこよかったんだよ!いつも温和なカメオが、あんなに頼り甲斐あるなんて知らなかった……」

「いや、俺も無我夢中で何が何だか覚えてないんだけど、カメコを失いたくないって気持ちが湧き上がってきてさ……やっぱり、自分の中でカメコの存在がいかに大切なものなのか、改めて実感したよ」

「なんだこいつら!二人仲良く爆発してしまえよ」

見つめ合う二人の甘ったるさに、悪態をついたラテオ。
付き合う前から二人を見守ってきた友人としては、微妙に喜ばしさも滲んでいたのだけど。











二年前の話。
https://late-late.jp/mondai/show/18552
良質:3票トリック:3票納得感:2票
ウミオは、
【「110円のより120円の方が多く、145円のより165円の方が多く、】<158円より178円より方が少ない>【」】
という。

‥‥なんで?
25年10月05日 23:02
【ウミガメのスープ】 [mintadel]

正解到達率67%。スナイプ1名でした。




解説を見る
ウミオが指摘していたのは
【自動販売機やガソリンスタンドの料金表示(7セグメント)の光ってる部分。】
7セグ形式の表示なら自販機以外でもOKです。

(この問題を次回どこかで出題する人向けの〇×参考(突然聞かれてもあわてないようにするための情報)
:0→6個・1→2個・2→5個・3→5個・4→4個・5→5個・6→6個・7→3個(または4個)・8→7個・9→6個)
良質:3票トリック:3票物語:1票納得感:1票
【台風が過ぎ去ったその日、ウミオは小学校のクラスで大恥をかいた。】
だが、ウミオの友人であり物知りだったカメオは”{ウミオのそれは実は間違いではないのでは?}”と思っていた。
火に油を注ぎそうだから黙ってはいたが‥‥

どういうこと?
25年10月15日 22:41
【ウミガメのスープ】 [mintadel]

正解到達率71%、スナイプ2名でした。




解説を見る
ウミオは{「台風一過」を「台風一家」と書いてしまった}ので、クラス中に笑われた。
しかし、ニュースを普段から見ている物知りのカメオは
{【南の海上に台風が大小合わせて3つあること】}
を知っていた。

🐢.。oO(あれ?台風一家??あながち間違いじゃないんじゃ‥‥)


この問題を他で出題される方への情報:ウミオが間違えるパターンと、ウミオの発言に対して笑う側が間違えるパターンの両方の道筋がありますが、どちらを通っても良いと思います。柔軟に対応してください。
走る走る俺たち「8Good」
トリック:2票物語:2票納得感:4票
健康を気にし始めたカメオは、ちょっと試しに走ってみることにした。
そうしたらカメオの周りの人達も、カメオが走るのなら、という事で自ら一緒に走る事にした。

走り終えたカメオが思った事は
({俺も意外と若いじゃん})
だったのだが、カメオと一緒に走った人達は
({ふざけんなこのオッサン})
と思った。

いったいどういう事?
25年10月22日 10:37
【ウミガメのスープ】 [琴水]

みんなもレッツジョギング♪




解説を見る
健康を気にし始めてエスカレーターではなく階段を利用したカメオ。
(そういえば若い頃は1段飛ばしとかで登ってたよなぁ。ちょっと試しにやってみるか)

そうしてカメオが駅のホームに続く階段を駆け上ったところ、周りの人達が、あれ?電車きてる?と勘違いしてつられて走ったお話。
平穏なER「8Good」
良質:3票トリック:3票物語:1票納得感:1票
ある日の昼下がり、病院の救急外来(ER)の前に、{次々と救急車が到着}していた。一台が患者を下ろせば、ほどなくしてまた一台がサイレンを鳴らしながらやってくる。
しかし、その喧騒とは裏腹に、救急救命室への通路や救急患者受け入れ口付近にいる医師たちは、奇妙なほどに落ち着いていた。
彼らは、{緊急オペの準備をするでもなく、患者の容態を必死に確認するでもなく、中にはペットボトルのお茶をのんびりと飲んでいる者さえいる}という。

一体、この病院で何が起きているのだろうか?
そして、なぜERの医師たちは、これほどまでに平穏な様子なのだろうか?
紐解いてほしい。
25年11月02日 17:38
【ウミガメのスープ】 [mintadel]

正解到達率60%、スナイプ1名でした。




解説を見る
【「あ、また救急車が来たね。お疲れ様です~
この患者の名前はっと(タグをスキャナでスキャンして)「mintadel」サンだね~。
患者さ~ん、ちゃんと聞こえてるね?あなたのお名前フルネームで言って。(‥‥‥‥)はい、OK、本人だね~。
(カルテを見ながら軽く様子を見て)急変とかないね、大丈夫だね。ならOK。
(リストを見て)あった、この人ね、行き先は高度管理センター2階2号室!はい、移動させていいよ~」】
‥‥
その日、病院に救急車が頻繁に訪れていたのは、大規模な災害が起きたからではない。
実は、この病院は新築されたばかりで、{従前の古い病院から、入院中の患者たちの移送が行われていた}のである。
搬送されてくるのはERで緊急処置が必要な患者ではなく、すでに容態が安定している入院患者たちだったため、ERの医師たちは普段の救急対応に追われることなく、むしろ比較的暇を持て余していたのだ。
しかし、移送中に患者の容体が急変する可能性もゼロではないため、ERの医師たちは待機しており、暇だからといって移送作業を手伝うわけにもいかない状況だ。ER医師たちの平穏さは、実は病院全体の緊張感の裏返しでもあったのだ。
もちろん、今日の救急外来はすべて近隣の病院にお任せである。消防も今日だけはこの病院に救急患者の割り当てをすることはない。

「タマにはこういう日があってもいいね。{ほんとの救急が来ない日}なんてめったにないからね~」

以下は当スープの元ネタになりますが、作問時に参考にした事例は今回の近大の事例ではないため、以下の事実とスープには食い違いがあります。ご了承ください。

小生管理情報 [今が旬]称号候補1号:
移転情報本体(近大医学部HP・重要なお知らせ:20251104閲覧)
https://www.med.kindai.ac.jp/notice/2025_0808_6553.html
移転準備日程            
 ・10月30日(木)~11月5日(水) 移転作業日
 ・11月 1日(土) 入院患者さま移送日
 ・11月 6日(木) 新病院外来診療開始日

ドクターカーを使用した実績のニュースソ-ス
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0a8397e38e42d6c9134da735865c0fa11481877
youtube動画による証拠
https://www.youtube.com/watch?v=0BRDtSaiE-8