「ミケランジェロの慟哭」「7Good」
トリック:2票物語:3票納得感:2票
国内でも数少ない像職人、マクガフ。
ある年、国王から彼に、国の中央広場に設置する純金製の国王像を造ってほしいとの依頼があった。
しかしその像を造る費用としてマクガフが提示した予算は莫大なものであった。
そのあまりの金額に難色を示す国王の前に、一人の彫刻家が現れる。
彼はマクガフの提示した予算よりはるかに少ない金額で黄金に光り輝く像を造り、国王に献上した。
たいそう喜んだ国王は彼を重用する一方、マクガフを予算を偽って王から金銀を騙し取ろうとした詐欺師だと断じた。
無実を訴えるも耳を貸してもらえないマクガフは、家族もろともその国から追い出されることとなる。
その決定を聞いたマクガフは、出国までの間に、『広場の国王像に願えばどんな病気や怪我でも治る』という噂を国中に広め、国王や像の素晴らしさを皆に説いてまわった。
一体なぜ?
ある年、国王から彼に、国の中央広場に設置する純金製の国王像を造ってほしいとの依頼があった。
しかしその像を造る費用としてマクガフが提示した予算は莫大なものであった。
そのあまりの金額に難色を示す国王の前に、一人の彫刻家が現れる。
彼はマクガフの提示した予算よりはるかに少ない金額で黄金に光り輝く像を造り、国王に献上した。
たいそう喜んだ国王は彼を重用する一方、マクガフを予算を偽って王から金銀を騙し取ろうとした詐欺師だと断じた。
無実を訴えるも耳を貸してもらえないマクガフは、家族もろともその国から追い出されることとなる。
その決定を聞いたマクガフは、出国までの間に、『広場の国王像に願えばどんな病気や怪我でも治る』という噂を国中に広め、国王や像の素晴らしさを皆に説いてまわった。
一体なぜ?
20年12月26日 20:33
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]
様子を見ながら本日の23:30を目処に締め切りなのです。
解説を見る
マクガフは激怒した。
純金製の大きな像を造ろうとすれば、これだけの値段がするのは当然のこと。詐欺師などと言われる筋合いはない。
むしろたったあれだけの金額で像を造ったあの男。彼こそが、安価な金属像の表面を金で覆っただけの詐欺師に違いない。
像をよく調べればすぐにわかるだろうが、疑われている身で何を言おうとも聞き入れてはもらえまい。そう考えたマクガフは、疑いを晴らすことを諦めた。国に残ることを諦めた。
そして国王や広場の像を褒め称えてまわった。こんな噂と共に。
{『広場の国王像に願えば、どんな病気や怪我でも治るという。像の患部にあたる部分を撫でれば、その聖なる力があなたの身体を癒すであろう。』}
多くの人が訪れるたび、多くの人が手を触れるたび、像の塗装が、詐欺師の化けの皮が、ほんの少しずつ剥がれていく。
そしていつの日か、綺麗に飾られたうわべの奥から、その鈍く光る正体が白日の元に晒されることを願って。
何年、何十年、いや、何百年かもしれない。
王も詐欺師も、マクガフでさえもきっと生きてはいないだろう。こんな事件があったこと自体、もはや歴史上の些事かもしれない。
だがそれでいい。
あの像が偽物だと証明されたなら。
王の誤りに見知らぬ誰かが気づいたなら。
彼の、彼の一家の潔白が、確かなものになるのだから。
国を出るとき、彼は空に向かって叫んだ。
それは未だ見ぬ遠い未来への祈りにも似た、誇り高き男の叫びだった。
《一文解説》
多くの人に像に手を触れさせることで、像の金メッキを少しずつ剥がし、はるか未来にマクガフ一家の汚名を雪ぐため。
純金製の大きな像を造ろうとすれば、これだけの値段がするのは当然のこと。詐欺師などと言われる筋合いはない。
むしろたったあれだけの金額で像を造ったあの男。彼こそが、安価な金属像の表面を金で覆っただけの詐欺師に違いない。
像をよく調べればすぐにわかるだろうが、疑われている身で何を言おうとも聞き入れてはもらえまい。そう考えたマクガフは、疑いを晴らすことを諦めた。国に残ることを諦めた。
そして国王や広場の像を褒め称えてまわった。こんな噂と共に。
{『広場の国王像に願えば、どんな病気や怪我でも治るという。像の患部にあたる部分を撫でれば、その聖なる力があなたの身体を癒すであろう。』}
多くの人が訪れるたび、多くの人が手を触れるたび、像の塗装が、詐欺師の化けの皮が、ほんの少しずつ剥がれていく。
そしていつの日か、綺麗に飾られたうわべの奥から、その鈍く光る正体が白日の元に晒されることを願って。
何年、何十年、いや、何百年かもしれない。
王も詐欺師も、マクガフでさえもきっと生きてはいないだろう。こんな事件があったこと自体、もはや歴史上の些事かもしれない。
だがそれでいい。
あの像が偽物だと証明されたなら。
王の誤りに見知らぬ誰かが気づいたなら。
彼の、彼の一家の潔白が、確かなものになるのだから。
国を出るとき、彼は空に向かって叫んだ。
それは未だ見ぬ遠い未来への祈りにも似た、誇り高き男の叫びだった。
《一文解説》
多くの人に像に手を触れさせることで、像の金メッキを少しずつ剥がし、はるか未来にマクガフ一家の汚名を雪ぐため。
「グラブハウス」「7Good」
良質:3票トリック:4票
守備の名手であるサカキはボールを捕ることは勿論、肩の強さも一級品である。
肩の強さと正確性から、投げることにおいては「サカキキャノン」の異名がつけられている。
しかし、サカキはグローブでゴロをキャッチすると、その後は味方がキャッチしづらい場所へ投げることがほとんどである。
いったいなぜ?
肩の強さと正確性から、投げることにおいては「サカキキャノン」の異名がつけられている。
しかし、サカキはグローブでゴロをキャッチすると、その後は味方がキャッチしづらい場所へ投げることがほとんどである。
いったいなぜ?
21年02月12日 23:03
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]
手を出さない方がいい
解説を見る
サカキは「サッカーのキーパー」である。
略してサカキ。
ボールをキーパーグローブでキャッチした後は味方にボールを投げるのだが、当然ながらサッカーではキーパー以外ボールを手で扱ってはいけない。
投げるのは空いたスペースや足元などの「キャッチしづらい」が味方にとっては扱いやすい場所に投げることがほとんどなのだった。
サカキキャノンの威力で足を捻挫する味方が多いという噂もあるが、その件については解明されていない…。
略してサカキ。
ボールをキーパーグローブでキャッチした後は味方にボールを投げるのだが、当然ながらサッカーではキーパー以外ボールを手で扱ってはいけない。
投げるのは空いたスペースや足元などの「キャッチしづらい」が味方にとっては扱いやすい場所に投げることがほとんどなのだった。
サカキキャノンの威力で足を捻挫する味方が多いという噂もあるが、その件については解明されていない…。
「Happy birthday dear…」「7Good」
納得感:7票
水平高校に通うクラスの人気者、カメオ。
彼はクラスメイト全員の誕生日を完璧に把握しており、毎回欠かさずプレゼントを渡している。
しかし彼はこれまで一度も、誕生日当日に学校でプレゼントを貰ったことがない。
その原因は、カメオと誕生日が同じ人物がいるからなのだという。
一体どういうことだろう?
彼はクラスメイト全員の誕生日を完璧に把握しており、毎回欠かさずプレゼントを渡している。
しかし彼はこれまで一度も、誕生日当日に学校でプレゼントを貰ったことがない。
その原因は、カメオと誕生日が同じ人物がいるからなのだという。
一体どういうことだろう?
21年02月21日 23:03
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
解説を見る
カメオは祝日にあたる{天皇誕生日}の日に生まれたため、誕生日当日は学校が休みになってしまうのだった。
「新ラテシン 遅れてラテクエ9リサイクル 恋する口づけ」「7Good」
トリック:1票物語:5票納得感:1票
女子高の吹奏楽部に所属する奏は、部活のない日も大親友のこのみと一緒に、放課後に楽器の練習をよくしている。
ある日、このみがハーモニカを吹いたことにがきっかけで、カメオが苦しい思いをすることになった。
カメオは2人の近くにいなかったのだが、いったいなぜ?
白石コーソーさんの問題なのです
ある日、このみがハーモニカを吹いたことにがきっかけで、カメオが苦しい思いをすることになった。
カメオは2人の近くにいなかったのだが、いったいなぜ?
白石コーソーさんの問題なのです
21年03月31日 21:03
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
解説を見る
・・・思い出した!!(OωO`)
カメオは不治の病でずっと心臓の提供者を待っていた。
ある日、臓器提供者が現れカメオに移植手術が行われた。
そしてこのみと言う少女と出会った。
好みには奏という大親友が居たこと。
不慮の事故で亡くなったこと
生前臓器移植登録をしていた事
・・・・カメオの臓器移植者であったこと
もちろんカメオは半信半疑であった。
ドナーのことは伏せられているし
それにそんな話をされてカメオにどうすれば良いのだと
このみは、ただ音楽を聴いてくれればいい
死んだ奏との約束だからっと何度も演奏した曲を演奏し始めたのです。
するとカメオの心臓が高鳴り明らかにこのみの演奏と共鳴したのです。
カメオは2人の近くにいなかった。
居たのはこのみと・・・・・奏の記憶を取り戻したカメオだけでした。{タイトルに進む}
カメオは不治の病でずっと心臓の提供者を待っていた。
ある日、臓器提供者が現れカメオに移植手術が行われた。
そしてこのみと言う少女と出会った。
好みには奏という大親友が居たこと。
不慮の事故で亡くなったこと
生前臓器移植登録をしていた事
・・・・カメオの臓器移植者であったこと
もちろんカメオは半信半疑であった。
ドナーのことは伏せられているし
それにそんな話をされてカメオにどうすれば良いのだと
このみは、ただ音楽を聴いてくれればいい
死んだ奏との約束だからっと何度も演奏した曲を演奏し始めたのです。
するとカメオの心臓が高鳴り明らかにこのみの演奏と共鳴したのです。
カメオは2人の近くにいなかった。
居たのはこのみと・・・・・奏の記憶を取り戻したカメオだけでした。{タイトルに進む}
「影の薄いヒーロー」「7Good」
トリック:4票納得感:3票
海賊戦隊ウミガメンジャー。
怪人にさらわれた女性を、ウミガメンジャーが助ける特撮ヒーロー作品である。
多くの作品を手掛けた老舗の制作会社、羅手プロダクション渾身の一作だ。
-------------------------------------
女性「ケホッケホッ……あっ、ドグマバロンだ!」
部下を送り込み、弱ったところを狙う怪人ドグマバロン。
そして、もうボロボロのウミガメンジャー。
ウミガメレッド。ウミガメピンク。ウミガメイエロー。ウミガメブラック。
女性「…あれ、ホワイトはどこ?」
-------------------------------------
背景と同化しているわけではないのに、
女性がウミガメホワイトを{見落とした}のはなぜ?
怪人にさらわれた女性を、ウミガメンジャーが助ける特撮ヒーロー作品である。
多くの作品を手掛けた老舗の制作会社、羅手プロダクション渾身の一作だ。
-------------------------------------
女性「ケホッケホッ……あっ、ドグマバロンだ!」
部下を送り込み、弱ったところを狙う怪人ドグマバロン。
そして、もうボロボロのウミガメンジャー。
ウミガメレッド。ウミガメピンク。ウミガメイエロー。ウミガメブラック。
女性「…あれ、ホワイトはどこ?」
-------------------------------------
背景と同化しているわけではないのに、
女性がウミガメホワイトを{見落とした}のはなぜ?
21年04月06日 21:15
【ウミガメのスープ】 [ひゅー]
【ウミガメのスープ】 [ひゅー]
解説を見る
【~簡易解説~】
過去に使用されたヒーロー衣装等の展示会をすることになった羅手プロダクション。
{ろくに掃除していない倉庫}を探すと、20年前に放送された海賊戦隊ウミガメンジャーの衣装を発見した。
しかし、{ホコリまみれで灰色になった衣装}を見て、スタッフはウミガメホワイトであると気付けなかった。
【~解説~】
課長「1か月後、デボノデパートで過去のヒーロー達の展示会をすることになった。
ついては、倉庫から展示可能な衣装や道具を探してまとめてほしい。」
男「はい、わかりました。」
翌日、スタッフ2人で倉庫整理を行うことになった。
女「うわあ、{倉庫ってちゃんと掃除してないの?}」
男「みんな忙しいですから…あ、壁際の箱に衣装が入ってそうですね。」
箱を開ける。{周囲のホコリが舞い散る。}
女「ケホッケホッ……あっ、ドグマバロンだ!」
羅手プロダクションの代表作。20年前に放送された海賊戦隊ウミガメンジャーの怪人衣装だ。
ということは近くに…(ガサゴソ)…あった。ウミガメンジャーの衣装。
{もうボロボロだけど。}
女「これがレッドで、これはピンク。イエローにブラック。それに…」
(ガサゴソガサゴソ)
女「…あれ、ホワイトはどこ?」
男「えーと、これですかね?」
男が目の前の衣装を指差す。
女「え?{これは灰色だからグレーでしょ?}」
男「胸の模様を見た感じ、ウミガメホワイトだと思いますよ。
{ホコリまみれだからグレーに見えます}けど…」
バサッ、バサッ。衣装をひろげて見ると、たしかにウミガメホワイトだ。
女「これでウミガメンジャーは揃ったわね。最低限の展示はできそうだわ。」
男「ずいぶん汚れてますけど、どうしますか?」
女「ここからが腕の見せ所よ。一緒に頑張りましょう。」
展示会は無事に行われたようだ。
過去に使用されたヒーロー衣装等の展示会をすることになった羅手プロダクション。
{ろくに掃除していない倉庫}を探すと、20年前に放送された海賊戦隊ウミガメンジャーの衣装を発見した。
しかし、{ホコリまみれで灰色になった衣装}を見て、スタッフはウミガメホワイトであると気付けなかった。
【~解説~】
課長「1か月後、デボノデパートで過去のヒーロー達の展示会をすることになった。
ついては、倉庫から展示可能な衣装や道具を探してまとめてほしい。」
男「はい、わかりました。」
翌日、スタッフ2人で倉庫整理を行うことになった。
女「うわあ、{倉庫ってちゃんと掃除してないの?}」
男「みんな忙しいですから…あ、壁際の箱に衣装が入ってそうですね。」
箱を開ける。{周囲のホコリが舞い散る。}
女「ケホッケホッ……あっ、ドグマバロンだ!」
羅手プロダクションの代表作。20年前に放送された海賊戦隊ウミガメンジャーの怪人衣装だ。
ということは近くに…(ガサゴソ)…あった。ウミガメンジャーの衣装。
{もうボロボロだけど。}
女「これがレッドで、これはピンク。イエローにブラック。それに…」
(ガサゴソガサゴソ)
女「…あれ、ホワイトはどこ?」
男「えーと、これですかね?」
男が目の前の衣装を指差す。
女「え?{これは灰色だからグレーでしょ?}」
男「胸の模様を見た感じ、ウミガメホワイトだと思いますよ。
{ホコリまみれだからグレーに見えます}けど…」
バサッ、バサッ。衣装をひろげて見ると、たしかにウミガメホワイトだ。
女「これでウミガメンジャーは揃ったわね。最低限の展示はできそうだわ。」
男「ずいぶん汚れてますけど、どうしますか?」
女「ここからが腕の見せ所よ。一緒に頑張りましょう。」
展示会は無事に行われたようだ。