「「黒幕は山田太郎です!」ゲーム」「6Good」
良質:3票物語:1票納得感:2票
カメオが目を覚ますと、見たこともない廃屋にいた。自分の所持品を確認してみると、持っていた鞄やアクセサリーは消え、ポケットには自分のスマホのみ。外界と連絡を取ろうとしたが、電波は遮断されているようだ。廃屋の中には、自分とおそらく同じ状況であろう人たちが数人いた。
ザザザッ…ザザッ……
「目が覚めたかな?諸君。これから君たちには、デスゲームに参加してもらう。頭を使い、裏切り、最後まで生き残ってせいぜい私を楽しませてくれたまえ。それでは、ゲーム開始だ。」
ピロン♪
すると、それぞれのスマホに一通のメールが届いた。奇妙な暗号、難解な指示文、それに人を殺めるような内容のことまで…。
しばらく考えていたカメオは、このデスゲームの主催者が山田太郎であると気付いた。一体どうしてだろう。
ザザザッ…ザザッ……
「目が覚めたかな?諸君。これから君たちには、デスゲームに参加してもらう。頭を使い、裏切り、最後まで生き残ってせいぜい私を楽しませてくれたまえ。それでは、ゲーム開始だ。」
ピロン♪
すると、それぞれのスマホに一通のメールが届いた。奇妙な暗号、難解な指示文、それに人を殺めるような内容のことまで…。
しばらく考えていたカメオは、このデスゲームの主催者が山田太郎であると気付いた。一体どうしてだろう。
26年09月10日 20:03
【ウミガメのスープ】 [てる]
【ウミガメのスープ】 [てる]

デスゲスナイプ!!💥
解説を見る
暗号を解読しようとしているうち、カメオはある疑問に辿り着いた。
「あれ?外界と連絡が取れないようになっているのに、どうしてメールが届いたんだろう?」
ふと、スマホの上部を見ると、Wi-Fiのマークがついていた。どうやらアクセスを制限するWi-Fiが使われているようだ。
カメオがインターネット接続の画面を開くと、「山田太郎のWi-Fi」とWi-Fi名が記されていた。
「え?これって…?」
突然、警告音とともにアナウンスがかかった。
「緊急イベント。3秒後に毒ガスを噴射する。3・2・1…プシュー」
・・・
主催者(あっぶねぇぇええ!Wi-Fiの名前変えるの忘れてたぁぁ!)
「あれ?外界と連絡が取れないようになっているのに、どうしてメールが届いたんだろう?」
ふと、スマホの上部を見ると、Wi-Fiのマークがついていた。どうやらアクセスを制限するWi-Fiが使われているようだ。
カメオがインターネット接続の画面を開くと、「山田太郎のWi-Fi」とWi-Fi名が記されていた。
「え?これって…?」
突然、警告音とともにアナウンスがかかった。
「緊急イベント。3秒後に毒ガスを噴射する。3・2・1…プシュー」
・・・
主催者(あっぶねぇぇええ!Wi-Fiの名前変えるの忘れてたぁぁ!)
「悔いの残る買い物」「6Good」
良質:3票トリック:1票納得感:2票
『一括でお願いします』
さして欲しくも無い商品だった
まあ、邪魔になる物でも無いわけだが
兎に角、私め出題者アザゼルはこの行動を心の底から悔いてます
何故?
参加テーマ・私が購入したものとは?(解説に反映します)
さして欲しくも無い商品だった
まあ、邪魔になる物でも無いわけだが
兎に角、私め出題者アザゼルはこの行動を心の底から悔いてます
何故?
参加テーマ・私が購入したものとは?(解説に反映します)
26年08月31日 20:16
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
解説を見る
店に入ったアザゼルは欲しい商品を次々とカゴに入れて行った
『えっと。歯磨き粉と干し芋だろ。100面ダイスに新品のタオルとキャラクターのフィギュア。そして勿論、工口本だな』
商品をレジで精算すると1.8000円少々だった
財布の中には二万円入っていたのでこれで支払・・・ても良かったのだがそうすると財布の中が千円ちょっとになる
何となくそれは嫌だと思ったアザゼルはカードで支払ったのだった
その帰り道。ちょっとしたミスで車ごと全てを奪われたとだった。勿論、財布も
後日、財布は帰って来たが中の現金は全て使われていた(カード類は使われずに帰ってきた)
こんな事ならカードで支払わず少しでも現金を減らしておけば良かったと思うアザゼルだった
因みにこの話は現実です
違うのは購入した商品が業務スーパーでまとめ買いした1.8000円程の商品だと言う事と
財布の中には100.000円以上入っていたと言う事です
『えっと。歯磨き粉と干し芋だろ。100面ダイスに新品のタオルとキャラクターのフィギュア。そして勿論、工口本だな』
商品をレジで精算すると1.8000円少々だった
財布の中には二万円入っていたのでこれで支払・・・ても良かったのだがそうすると財布の中が千円ちょっとになる
何となくそれは嫌だと思ったアザゼルはカードで支払ったのだった
その帰り道。ちょっとしたミスで車ごと全てを奪われたとだった。勿論、財布も
後日、財布は帰って来たが中の現金は全て使われていた(カード類は使われずに帰ってきた)
こんな事ならカードで支払わず少しでも現金を減らしておけば良かったと思うアザゼルだった
因みにこの話は現実です
違うのは購入した商品が業務スーパーでまとめ買いした1.8000円程の商品だと言う事と
財布の中には100.000円以上入っていたと言う事です
「距離を縮めて」「6Good」
良質:3票トリック:1票物語:2票
雲一つない夜空に満月が輝いている。
その月を眺める離小島君と鼠屋敷さん。
2人は両思いであるが、どちらも奥手で相手を好きだということをなかなか告白出来ずにいた。
「つ、つ、月が、ききき綺麗ですね」
「つっ、月が(声裏返り)、綺麗っすよね」
2人はほぼ同時に相手のことを想いながら(告白の意味で)、つっかえつつもはっきりとその台詞を言った。
さてその告白が成功しなかったのは、それが○○だったからである。
○○に入る言葉を答えよ。
その月を眺める離小島君と鼠屋敷さん。
2人は両思いであるが、どちらも奥手で相手を好きだということをなかなか告白出来ずにいた。
「つ、つ、月が、ききき綺麗ですね」
「つっ、月が(声裏返り)、綺麗っすよね」
2人はほぼ同時に相手のことを想いながら(告白の意味で)、つっかえつつもはっきりとその台詞を言った。
さてその告白が成功しなかったのは、それが○○だったからである。
○○に入る言葉を答えよ。
26年09月10日 16:40
【20の扉】 [ダニー]
【20の扉】 [ダニー]

9/13(日) 22:00ごろに締めます
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A.練習
2人は別々の場所で満月を見ながら、同じタイミングで告白の練習をしていたのだった。
月「お前らお似合いだよ!」
2人は別々の場所で満月を見ながら、同じタイミングで告白の練習をしていたのだった。
月「お前らお似合いだよ!」
「エンジョイ勢」「6Good」
良質:3票トリック:1票物語:1票納得感:1票
自分の部屋で以前人死にがあった事を知ってしまった太郎。
『気持ち悪いなあ。……いやまてよ、閃いた!』
折角なのでサークルの仲間たちを呼ぶことにした。
太郎は事故物件を舞台に怪談大会をやろうとしたわけではない。
だとすると、一体どういう事だろう?
『気持ち悪いなあ。……いやまてよ、閃いた!』
折角なのでサークルの仲間たちを呼ぶことにした。
太郎は事故物件を舞台に怪談大会をやろうとしたわけではない。
だとすると、一体どういう事だろう?
26年09月19日 21:50
【ウミガメのスープ】 [米国GI]
【ウミガメのスープ】 [米国GI]
解説を見る
自分のアパート等ではなく、どこぞの館の自分にあてがわれた部屋。
ついでに、クローズドサークル連続殺人発生中。
既に起きた殺人の真の犯行現場が自分の部屋だった事を偶々知り、
それをきっかけになんやかんやで犯人が誰か閃く。
同じ館に泊ってる生存者の仲間を集めて『この中に犯人が~』
をやろうとした。
-補足&FAライン-
どうやって真相に気づいたかは(一意性が低いので)FAに含めません。
おかれた状況と仲間を呼んだ理由を見抜けば正解です。
一応、雰囲気としは以下のストーリー参照です。
--------------------------------------------
(※超高速!究極圧縮!ストーリー風の解答例)
ミステリ研究会の合宿で太郎たちが訪れたのは、離島に建つ館『キャロルハウス』。
案の定、到着した瞬間から暴風雨。あっという間に孤立した。
夕食の時刻、絵にかいたような嫌われ者の部長、財前が姿を見せない。
嫌な予感がして全員で彼の自室に突入したら、ナイフで刺されて死んでいた。
警察に連絡しようとスマホを確認すると「圏外」の文字。
「嘘だろ。今時スターリンクとか衛星通信とかあるだろ!?」
「え?全員、楽〇モバイルの最安プラン?」
「どうなってるんだよ。完全に閉じ込められたぞ!」
悲鳴、怒号、通信会社への愚痴が飛び交う中、副部長の神崎が吐き捨てる。
「ふざけるな。人殺しと一緒にいられるか。俺は部屋に戻る!」
ある意味では、教科書的な素晴らしい立ち回りを見せた神崎。
期待を裏切らず、一時間後には冷たくなって発見された。
「太郎君、怖いよ……」
なぜか捜査の過程で急接近したサークルのマドンナ美咲が不安そうに囁く。
「必ず事件解決しようね、絶対二人で生きて帰ろうね」
そう誓い合って間もなく、彼女は三人目の遺体として浴室で発見された。
頭が追い付かず、自室に戻り現実逃避でベッドの下の埃を眺めていた太郎。
「あれ?あの金縁、財前の眼鏡だ。しかも血がついてる、現場はここか?
マジかよ。俺の部屋で人殺すなよ。ん?って事は……」
到着時、暫く大広間で漫画を読んだあと、部屋に戻ると鍵が開かなかったことを思い出す。
「そうだ。結局、毒島の鍵と入れ替わってたんだ。なら犯人は……」
太郎の脳裏に閃きが走る。全ての点と線が繋がった!(ってほどでは全然無い……)
仲間を失ったばかりだが、それはそれ。思い切りニヤニヤしながら太郎が呟く。
「よし、これはアレだな。まさか生きてるうちに出来るとはな。
早速、関係者一同を大広間に集めるか!」
Let's Enjoy!
ついでに、クローズドサークル連続殺人発生中。
既に起きた殺人の真の犯行現場が自分の部屋だった事を偶々知り、
それをきっかけになんやかんやで犯人が誰か閃く。
同じ館に泊ってる生存者の仲間を集めて『この中に犯人が~』
をやろうとした。
-補足&FAライン-
どうやって真相に気づいたかは(一意性が低いので)FAに含めません。
おかれた状況と仲間を呼んだ理由を見抜けば正解です。
一応、雰囲気としは以下のストーリー参照です。
--------------------------------------------
(※超高速!究極圧縮!ストーリー風の解答例)
ミステリ研究会の合宿で太郎たちが訪れたのは、離島に建つ館『キャロルハウス』。
案の定、到着した瞬間から暴風雨。あっという間に孤立した。
夕食の時刻、絵にかいたような嫌われ者の部長、財前が姿を見せない。
嫌な予感がして全員で彼の自室に突入したら、ナイフで刺されて死んでいた。
警察に連絡しようとスマホを確認すると「圏外」の文字。
「嘘だろ。今時スターリンクとか衛星通信とかあるだろ!?」
「え?全員、楽〇モバイルの最安プラン?」
「どうなってるんだよ。完全に閉じ込められたぞ!」
悲鳴、怒号、通信会社への愚痴が飛び交う中、副部長の神崎が吐き捨てる。
「ふざけるな。人殺しと一緒にいられるか。俺は部屋に戻る!」
ある意味では、教科書的な素晴らしい立ち回りを見せた神崎。
期待を裏切らず、一時間後には冷たくなって発見された。
「太郎君、怖いよ……」
なぜか捜査の過程で急接近したサークルのマドンナ美咲が不安そうに囁く。
「必ず事件解決しようね、絶対二人で生きて帰ろうね」
そう誓い合って間もなく、彼女は三人目の遺体として浴室で発見された。
頭が追い付かず、自室に戻り現実逃避でベッドの下の埃を眺めていた太郎。
「あれ?あの金縁、財前の眼鏡だ。しかも血がついてる、現場はここか?
マジかよ。俺の部屋で人殺すなよ。ん?って事は……」
到着時、暫く大広間で漫画を読んだあと、部屋に戻ると鍵が開かなかったことを思い出す。
「そうだ。結局、毒島の鍵と入れ替わってたんだ。なら犯人は……」
太郎の脳裏に閃きが走る。全ての点と線が繋がった!(ってほどでは全然無い……)
仲間を失ったばかりだが、それはそれ。思い切りニヤニヤしながら太郎が呟く。
「よし、これはアレだな。まさか生きてるうちに出来るとはな。
早速、関係者一同を大広間に集めるか!」
Let's Enjoy!
「ささやかなオーダーミス」「5Good」
物語:5票
ここは海にほど近いレストラン『蒼の海』。
美咲はシェフの笹井に、家族全員に同じメニューを出すように頼んだ。
しかし、テーブルに並んだ料理のうち、一人分だけ他の皆とは少し違う料理が出されている。
結局その一人分の料理は一切手がつけられないままに下げられていくのだった。
このことを知った美咲はシェフの笹井に心から感謝するのだが――
では、美咲が家族全員に同じメニューを出すように頼んだ理由とは?
美咲はシェフの笹井に、家族全員に同じメニューを出すように頼んだ。
しかし、テーブルに並んだ料理のうち、一人分だけ他の皆とは少し違う料理が出されている。
結局その一人分の料理は一切手がつけられないままに下げられていくのだった。
このことを知った美咲はシェフの笹井に心から感謝するのだが――
では、美咲が家族全員に同じメニューを出すように頼んだ理由とは?
22年06月29日 01:20
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
解説を見る
解答
結婚式の披露宴の料理について、シェフの笹井に相談していた美咲。
当初は、高齢の祖母の料理を柔らかく食べやすいものにして欲しいと頼んでいたのだが、その数ヶ月に祖母は他界。
花嫁姿を見せることは叶わなくなってしまったが、祖母への思いから、当日祖母の席を設けて同じように料理も出してもらうことに。
しかし実際に食べてもらうことは出来ないので、「柔らかく食べやすいもの」である必要はないと思い、皆と同じメニューを出してもらうように頼んだのだ。
解説
「あの……私の祖母、歯が弱くて固いものが食べにくいんです。祖母のお料理だけ、細かく刻んだりペースト状にして頂くことは可能でしょうか?」
「はい、もちろん出来ますよ」
美咲の遠慮がちな問いかけに、シェフの笹井は快く頷いた。
ここは海にほど近いレストラン『蒼の海』。同じ敷地内には緑豊かなガーデンと小さなチャペルを設けている。
年明けに結婚を控えている美咲は、婚約者の大輝と式場見学に来ている。ひと通り会場を見て回ったあと、披露宴の料理について相談をしている最中だ。
「ご高齢の方がご来場される事は多いですから、専用のメニューも御座いますよ。通常メニューと同じ食材を使いつつ、調理法を工夫して柔らかく食べやすくしております」
笹井の差し出すパンフレットを覗き込む美咲と大輝の表情はぱぁっと明るくなった。
「これならおばあちゃんも喜んでくれるね!」
華やかな料理の写真に、二人は式への期待を膨らませた。
しかし数ヶ月後、美咲の祖母は老衰によりこの世を去ることとなってしまった。
花嫁姿を見せることが叶わぬままに訪れた突然の別れ。深い悲しみに、美咲は泣き崩れた。
大輝は悲痛な表情で、美咲の小さな肩を支えることしかできなかった。
「――当日は、祖母の席を作りたいんです。お料理も出していただけますか?皆と同じメニューを……皆と同じように」
年が明けて結婚式を数週間後に迎えたある日、美咲と大輝はふたたび式場に来ていた。レストランのシェフ笹井と最終打ち合わせをする。
「かしこまりました。おばあさまもきっと喜ばれますよ」
祖母の死を知った笹井は、美咲の気持ちに寄り添うように、静かに優しく頷いた。
そして迎えた式当日。
純白のウエディングドレスに身を包んではにかむ美咲を愛おしげに見つめる大輝。
二人はたくさんの笑顔と拍手に囲まれて幸せそうに微笑んだ。
挙式を終え、チャペルから披露宴会場のレストランへと移動する。ほどなくして、それぞれのテーブルへ料理が運ばれ始めた。
美咲の家族が座るテーブルには空席がひとつ。祖母の名前が書いた札が立てられている。椅子には、額に収められた祖母の写真が立て掛けられていた。
そこに置かれた料理を見て、隣の席に座っていた美咲の母・洋子はハッとした。
「あなた、見て。これ……」
洋子に肩をつつかれ、父・隆平も目を見開く。
祖母の席に置かれた華やかで美しいその料理は、皆の目の前に置かれたものとは少し違う。なめらかな魚介のペースト、細かく刻まれ綺麗に盛られた肉、くたくたに茹でられた色鮮やかな温野菜……ひと目見て、それは祖母のために作られたものだとわかった。
祖母の席を作ることについて、美咲は両親にも相談していた。祖母がそこに座ることは叶わないが、同じように料理を出してもらいたいと。
しかし、柔らかく食べやすくしてもらう必要はなくなった。実際に祖母が食べるわけではないのだから、皆と同じように通常メニューを出してもらおう、と。誰もがその意見に納得していた。
手をつけられないままに下げられていく料理。そのひと皿ひと皿に、想いがこもっていた。
「……レストラン側の心遣いだなぁ、きっと」
ぽつりと呟く隆平。洋子は静かに天を仰いだ。
新婦席に座っていた美咲はそのことを知らない。
披露宴の終盤、各テーブルを回っていた際に母の洋子からそのことを聞いた。
美咲は心底感激し、シェフの笹井を呼んで礼を述べた。
「笹井さん、本当にありがとうございます。本当に……お忙しい中でこんな心遣いを……祖母も美味しく食べてくれたことと思います」
「こちらこそ、お料理を作らせていただけて幸せです。間違いなくおばあさまはあの席にいらっしゃいますから……ぜひじっくりと、花嫁姿を見せてあげてくださいね」
「はい……!」
カメラマンの声を合図に、祖母の写真を胸に抱いて大輝と頬を寄せ合う美咲。
そんな二人……いや、三人を、笹井は遠くから幸せそうに見つめた。
結婚式の披露宴の料理について、シェフの笹井に相談していた美咲。
当初は、高齢の祖母の料理を柔らかく食べやすいものにして欲しいと頼んでいたのだが、その数ヶ月に祖母は他界。
花嫁姿を見せることは叶わなくなってしまったが、祖母への思いから、当日祖母の席を設けて同じように料理も出してもらうことに。
しかし実際に食べてもらうことは出来ないので、「柔らかく食べやすいもの」である必要はないと思い、皆と同じメニューを出してもらうように頼んだのだ。
解説
「あの……私の祖母、歯が弱くて固いものが食べにくいんです。祖母のお料理だけ、細かく刻んだりペースト状にして頂くことは可能でしょうか?」
「はい、もちろん出来ますよ」
美咲の遠慮がちな問いかけに、シェフの笹井は快く頷いた。
ここは海にほど近いレストラン『蒼の海』。同じ敷地内には緑豊かなガーデンと小さなチャペルを設けている。
年明けに結婚を控えている美咲は、婚約者の大輝と式場見学に来ている。ひと通り会場を見て回ったあと、披露宴の料理について相談をしている最中だ。
「ご高齢の方がご来場される事は多いですから、専用のメニューも御座いますよ。通常メニューと同じ食材を使いつつ、調理法を工夫して柔らかく食べやすくしております」
笹井の差し出すパンフレットを覗き込む美咲と大輝の表情はぱぁっと明るくなった。
「これならおばあちゃんも喜んでくれるね!」
華やかな料理の写真に、二人は式への期待を膨らませた。
しかし数ヶ月後、美咲の祖母は老衰によりこの世を去ることとなってしまった。
花嫁姿を見せることが叶わぬままに訪れた突然の別れ。深い悲しみに、美咲は泣き崩れた。
大輝は悲痛な表情で、美咲の小さな肩を支えることしかできなかった。
「――当日は、祖母の席を作りたいんです。お料理も出していただけますか?皆と同じメニューを……皆と同じように」
年が明けて結婚式を数週間後に迎えたある日、美咲と大輝はふたたび式場に来ていた。レストランのシェフ笹井と最終打ち合わせをする。
「かしこまりました。おばあさまもきっと喜ばれますよ」
祖母の死を知った笹井は、美咲の気持ちに寄り添うように、静かに優しく頷いた。
そして迎えた式当日。
純白のウエディングドレスに身を包んではにかむ美咲を愛おしげに見つめる大輝。
二人はたくさんの笑顔と拍手に囲まれて幸せそうに微笑んだ。
挙式を終え、チャペルから披露宴会場のレストランへと移動する。ほどなくして、それぞれのテーブルへ料理が運ばれ始めた。
美咲の家族が座るテーブルには空席がひとつ。祖母の名前が書いた札が立てられている。椅子には、額に収められた祖母の写真が立て掛けられていた。
そこに置かれた料理を見て、隣の席に座っていた美咲の母・洋子はハッとした。
「あなた、見て。これ……」
洋子に肩をつつかれ、父・隆平も目を見開く。
祖母の席に置かれた華やかで美しいその料理は、皆の目の前に置かれたものとは少し違う。なめらかな魚介のペースト、細かく刻まれ綺麗に盛られた肉、くたくたに茹でられた色鮮やかな温野菜……ひと目見て、それは祖母のために作られたものだとわかった。
祖母の席を作ることについて、美咲は両親にも相談していた。祖母がそこに座ることは叶わないが、同じように料理を出してもらいたいと。
しかし、柔らかく食べやすくしてもらう必要はなくなった。実際に祖母が食べるわけではないのだから、皆と同じように通常メニューを出してもらおう、と。誰もがその意見に納得していた。
手をつけられないままに下げられていく料理。そのひと皿ひと皿に、想いがこもっていた。
「……レストラン側の心遣いだなぁ、きっと」
ぽつりと呟く隆平。洋子は静かに天を仰いだ。
新婦席に座っていた美咲はそのことを知らない。
披露宴の終盤、各テーブルを回っていた際に母の洋子からそのことを聞いた。
美咲は心底感激し、シェフの笹井を呼んで礼を述べた。
「笹井さん、本当にありがとうございます。本当に……お忙しい中でこんな心遣いを……祖母も美味しく食べてくれたことと思います」
「こちらこそ、お料理を作らせていただけて幸せです。間違いなくおばあさまはあの席にいらっしゃいますから……ぜひじっくりと、花嫁姿を見せてあげてくださいね」
「はい……!」
カメラマンの声を合図に、祖母の写真を胸に抱いて大輝と頬を寄せ合う美咲。
そんな二人……いや、三人を、笹井は遠くから幸せそうに見つめた。












