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みんなのGood

足りているのに「6Good」
トリック:2票物語:1票納得感:3票
カメ夫は十分な金を手に入れたのにもかかわらず、彼はずっと欲しかったものを買えなかった。なぜ?
26年04月15日 22:55
【ウミガメのスープ】 [みけねこ。]

久しぶりのウミガメのスープです。お手柔らかにお願いします




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カメ夫はまだ8歳である。周囲がゲームの話題で盛り上がっている中ゲームを買い与えてもらえなかった彼は、細かな親の家事のお手伝いなどで駄賃を貰い、貯金を続けた。しかし、それらは100円硬貨や10円硬貨であった。20枚より多くの硬貨は会計で使用できないことを知らない彼は、硬貨をそのまま家電量販店に持っていってしまい、会計を断られ彼は何も買えなかったのである。
鍬と鋤の反乱「6Good」
良質:3票トリック:1票物語:1票納得感:1票
飢饉に苦しむ農民たちが、大規模な反乱を企てた。彼らは手にした鍬や鋤を武器に、その地域の代官の城へと押し寄せる。
その地の代官から報告を受けた領主は他国とも戦えるほどの質の武器を携え、領軍を自ら率いて鎮圧に向かった。

もうすぐ激突しそうというころ合いになった時、領主は斥候から相手の現況を聞いた。
その情報を聞いた領主はすぐに小高い丘にのぼり、そこから相手のなりを自分の目でも確認し、すぐさま自陣に戻った。
そして、勝利を確信した領主は急ぎ書簡をしたため、その書簡で農民らに武器を収めるように命じたのだった。

その書簡を見た(読めない者は聞いた)農民たちは、鍬や鋤を肩に担ぎ直して再び城に向かって歩き出したのだが、農民はその後誰一人命を落とさなかったという。

何があったのだろうか?
26年03月31日 21:17
【ウミガメのスープ】 [mintadel]

🎉3名でした。




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領主は、反乱した農民たちが手にしているのが鍬や鋤といった農具にすぎないことを自分の目で確認すると、書簡にこう記し、武装していない文官を伝令に仕立てて持たせ、農民たちの元に向かわせた。

「わが広大な領地を、その鍬や鋤で農地にしに来てくれたのだな。
 この苦しき飢饉の時節に何と殊勝なことか。
 その忠義と勤勉さを評価し、新しい農地で働く者には、十分な食糧の提供を約束しよう!」


反乱の武器と思われた鍬や鋤、飢えから救うための労働の道具として再解釈されたことで、武力衝突は回避され、反乱は飢饉を乗り越えるための協力へと姿を変えたのだった。
当然ながら、もともとこの地にいた代官の持っていた土地はすべて耕されることになった。
無能な代官はこの反乱の責を取らされ所有地を没収されて左遷させられることになる。
他国とも争える領軍を前に、代官は身を震え上がらせるしかなかったそうな。
絵燃ゆ「6Good」
良質:3票物語:2票納得感:1票
大胆な筆致で描かれたその絵は、一部の人たちから高い評価を得ていた。
老若男女様々な人間たちや人外たちに囲まれた真ん中で、一匹の三毛猫が幸福そうに眠っている、という構図の絵である。
「群衆の内の静謐が見事に表現されている」などと褒め称える者もいた。
なのに、持ち主が死ぬと、その絵は家の者によって燃やされてしまったのである。
どういうことだろうか?
26年05月16日 20:19
【ウミガメのスープ】 [猫まぐれ]



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その絵は、三毛猫が貰われてきた日に、その家の5歳の娘が描き、「猫ちゃんにあげる」と言ってプレゼントしたクレヨン画。
絵の中で猫を囲んでいるのは、娘自身と娘の家族や友だち、アニメの主人公や戦隊ヒーロー、いろんな動物たち、宇宙人らしき者もいる。
皆、笑顔である。
それから20年。
天国でもたくさんの人に愛されて安らかに眠れるように、という家族の想いを込め、絵は猫と共に荼毘に付された。
スキットル「6Good」
良質:3票トリック:2票納得感:1票
「今日もクソみてぇな一日だった、飲まなきゃやってらんねぇな」
闇金の下働きで日々を食いつなぐチンピラの権太。
ビールが空になり、客から金のついでに巻き上げたスキットルに手を伸ばす。

古びたキャップをこじ開けると、微かな煙と共に人型をした小さな"何か"が現れ――

「オマエがヌシか?ならばネガイをヒトツ聞いてやろウ」

酔いも手伝い驚きもそこそこに、権太のずる賢い頭が回りだす。
『酒にするか、女にするか、それとも金か。下働きもまっぴらだ、クソっ。
ひとつとはシケてやがる。いやまて……よし、閃いたぞ!』


権太「おう、本当に何でもいいんだな?絶対だな?」

何か「100年ぶりの呼ビ出しダ。エンリョはフヨウ。ヌシのネガイをヒトツ言え」

権太「へへ、そうこなくっちゃ。約束だぞ……俺は願いを100個叶えたい!」

何か「ヌシのネガイ、しかと聞キ届けタ」


しかし"何か"はそのまま跡形もなく消えてしまった。
いったいどういう事だろう?
26年05月23日 22:19
【ウミガメのスープ】 [米国GI]



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「しかと聞キ届けタ。デハ任せたゾ。ヒトのネガイを100個、思ウ存分叶えテやるがヨイ。
サヨウナラ」

気づけば深い闇の中に取り残された権太。
「違う。おい、違うんだ。助けてくれ、ここから出せ!」
叫べど言葉はどこにも届かず、スキットルの中で反響を繰り返す。

「あいつ、100年ぶりって言ってたな。なら願いを100個叶えるのに一体何年かかるんだ……」
䌏室「6Good」
トリック:5票物語:1票
絹の布を売ってほしいという頼みに応じ、とある富豪の屋敷を訪ねた男。
富豪との商談中、男の家に置いてある絹の糸が灰になった。
一体何故?
26年07月26日 22:01
【ウミガメのスープ】 [アカミドリ]

出題日を七夕にするか悩みました。




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簡易解説
絹は男に布を売ってほしいと頼んで留守にさせ、その間に布に使ったことにしていた(、絹が所持していた)糸を燃やした。
その理由は、布を作る際に自身の羽を使ったこと、ひいては鶴であることが男にバレないようにするためである。

解説
好き、だったのだと思う。
自由に飛び回っていた頃、一度も意識したことはなかったが。
翼を動かすために食べ、羽を休めるために眠る。
私の生はいつも、空と共にあった。

そんなことを考えながら、絹は木綿の綛を解き、糸の先端を囲炉裏の火で炙る。
すると、瞬く間に灯火が宿った。


熱い。
心地よい冷気を切る両翼の、右に突如現れた違和感。重りを載せられた天秤の如く、水平を保つことができずにふらつく。
熱を無視して翼を最大限、突っ張るように広げ、引っ張ってくる地面に抵抗する。
そうして空に縋りつきながら落ちることで、なんとか激突を免れた。

が、運の悪いことに人間がいた。
これでお終いか、と張りつめていた糸が切れ、そこからはされるがまま。

一本の異様に長く、毛の禿げかかった奇妙な羽根。今朝、繕った時には生えていなかったはずのそれを引き抜き、右の羽に水をかけた彼は、どこかへと歩いて行く。
そして戻って来たかと思えば、手にしていた草の葉を絞り、出た汁を塗りたくられる。

次第に痛みが引き、ついに飛び立てた時。
彼に救けられたこと。そして彼の優しさを、ようやく理解した。

絹と名乗り、彼の家で暮らすようになってから、幾つかの季節を経た頃。
ついに、その時の恩を返す時が来た。
羽根を抜く度に募る痛みと喪失感は、空が遠のくからだろうか。
それでも、躊躇うことはなかった。
私にはもう、必要のないものだから。
絹が、抜いた羽根に隠れていた傷跡を見た頃。
晴天を映した布が出来上がった。

あの布は、いくらで売れただろうか。
数年分の…あるいは。
残された寿命分だったかもしれない、私の空は。


「つっ、」
右手に感じた熱で現実に引き戻された絹は、慌てて持っていた糸を手放し、残りも囲炉裏へと投げ入れる。

糸が赤らみ、黒ずみ、少し白んだ後も。
絹はただ、ぼうっと眺めていた。