「高尚な交渉」「5Good」
物語:3票納得感:2票
卒業式の日。
式が終わった後、カメコはカメオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
その10分後、カメコはウミオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
さらにその10分後、カメコはカツオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
Q
さて、カメコの本命の彼は?
なぜカメコは3人からボタンを貰ったのだろうか?
式が終わった後、カメコはカメオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
その10分後、カメコはウミオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
さらにその10分後、カメコはカツオ先輩から第二ボタンを貰い、嬉しい気持ちになった。
Q
さて、カメコの本命の彼は?
なぜカメコは3人からボタンを貰ったのだろうか?
23年03月25日 22:51
【ウミガメのスープ】 [ハイジ]
【ウミガメのスープ】 [ハイジ]
解説を見る
【A.
カメコは同級生と付き合っている。
訳あって制服のボタンを3つ失くした彼氏のために、先輩からボタンを手に入れた。】
カメコの本命の彼はカメオ、ウミオ、カツオのいずれでもなく、【同級生のラテオ】である。
通っている中学では男女交際が校則で禁止されているため、カメコとラテオが付き合っているのは2人だけの秘密だ。
⭐︎
ホワイトデーの日に人目を忍んで路地裏でデートをしていた2人は、街の半グレの輩どもに絡まれてしまった。
身を挺してかばってくれたラテオのおかげで、カメコは指ひとつ触れられずに済んだ。
ラテオも怪我こそしなかったものの、【{輩に胸ぐらを掴まれた際に制服のボタンが3つ飛び散ってしまった。}】
学校の制服のボタンは校章入りのため、他のボタンでは替えがきかない。
新たにボタンを買おうにも、一度に3つのボタンを失くした理由を訊ねられたら色々と都合が悪い。
⭐︎
そこでカメコは思いついた。
「3年生から貰えば良いのよ。卒業式が終われば制服は要らなくなるでしょう?私に任せて!」
1人の先輩から3つもボタンをもらうと訝しがられるので、あえて3人から1つずつ貰うことにした。
(問題文へ)
「ラテオ、ボタン貰ってきたわよ!私が縫いつけてあげるね。この間は守ってくれてありがとう。」
カメコはラテオの役に立てて嬉しい気持ちであった。
⭐︎
ところで、カメオ、ウミオ、カツオの3人は、これまで散々後輩からカツアゲしてきた素行の悪い生徒であった。
カツアゲしたお金は、街の半グレに上納されていることをカメコは知っていたのだ。
(3人ともつっぱってるけど、私が第二ボタンを欲しがったら、まんざらでもない顔をしていたわ。ククク…ざまぁ。【私は弱い者いじめをする男には興味ないのよね。ラテオ命!】)
カメコは同級生と付き合っている。
訳あって制服のボタンを3つ失くした彼氏のために、先輩からボタンを手に入れた。】
カメコの本命の彼はカメオ、ウミオ、カツオのいずれでもなく、【同級生のラテオ】である。
通っている中学では男女交際が校則で禁止されているため、カメコとラテオが付き合っているのは2人だけの秘密だ。
⭐︎
ホワイトデーの日に人目を忍んで路地裏でデートをしていた2人は、街の半グレの輩どもに絡まれてしまった。
身を挺してかばってくれたラテオのおかげで、カメコは指ひとつ触れられずに済んだ。
ラテオも怪我こそしなかったものの、【{輩に胸ぐらを掴まれた際に制服のボタンが3つ飛び散ってしまった。}】
学校の制服のボタンは校章入りのため、他のボタンでは替えがきかない。
新たにボタンを買おうにも、一度に3つのボタンを失くした理由を訊ねられたら色々と都合が悪い。
⭐︎
そこでカメコは思いついた。
「3年生から貰えば良いのよ。卒業式が終われば制服は要らなくなるでしょう?私に任せて!」
1人の先輩から3つもボタンをもらうと訝しがられるので、あえて3人から1つずつ貰うことにした。
(問題文へ)
「ラテオ、ボタン貰ってきたわよ!私が縫いつけてあげるね。この間は守ってくれてありがとう。」
カメコはラテオの役に立てて嬉しい気持ちであった。
⭐︎
ところで、カメオ、ウミオ、カツオの3人は、これまで散々後輩からカツアゲしてきた素行の悪い生徒であった。
カツアゲしたお金は、街の半グレに上納されていることをカメコは知っていたのだ。
(3人ともつっぱってるけど、私が第二ボタンを欲しがったら、まんざらでもない顔をしていたわ。ククク…ざまぁ。【私は弱い者いじめをする男には興味ないのよね。ラテオ命!】)
「毒杯orブリオシュ」「5Good」
物語:2票納得感:3票
これは少し不思議な世界の話。
私と幸せになるために、夫は努力した。
金銭的にも、時間的にも、私の為に費やした。
お陰で今、私は幸せを感じている。
そんな私が身に着けるものは、常に一流の品ばかり。
だけど、彼が私のために持ってきてくれたものは、最近身に着けていない。
勿論、素晴らしい品なのは間違いなく、
今も私にピッタリだし、彼との絆を感じる品なんだけど……いったい何故だと思う?
私と幸せになるために、夫は努力した。
金銭的にも、時間的にも、私の為に費やした。
お陰で今、私は幸せを感じている。
そんな私が身に着けるものは、常に一流の品ばかり。
だけど、彼が私のために持ってきてくれたものは、最近身に着けていない。
勿論、素晴らしい品なのは間違いなく、
今も私にピッタリだし、彼との絆を感じる品なんだけど……いったい何故だと思う?
23年03月29日 21:42
【ウミガメのスープ】 [白]
【ウミガメのスープ】 [白]
解説を見る
私、灰被り。
ガラスの靴は素晴らしいんだけど、アレって私が履き直すまでに『国中の女』が履いたわけよ。
当然、水虫持ちだとか皮膚病持ちの女も。
ご時世だから消毒はやってるに決まってる、って?
……アナタ計算苦手なタイプでしょ。
うちの国の女は6000万人ほどいるんだけどさ。
恐ろしいことに、国中あたって最後の最後に私の家に来た!って話なんだなこれが。
分からないかなー……
王妃候補相手に無礼ができるはずもないし当たり前だけど、
簡易の儀式込みで履くのに10秒/回。
これだけで6000万人×10秒=20年仕事よ。
実は半分で見つかりましたって話でも10年よ。
話は脱線するけど、知ってる?
こんなことに旦那が国の予算と時間を浪費したせいで、私の異名は「傾国」よ。
容姿で言われたかったわ。本気で。
ここに、消毒で更に追加で10秒も20秒も費やす?
結婚前に私も国も死んでしまうでしょうが!?
そんなこんなで、私は水虫になってから素足にサンダル生活だけど、
それでも消毒を省く決断をした当時の大臣には感謝しかない。マジGJだわ。
ま、国中の女が水虫と感染症まみれになった罪で首になったけどね。
責任者って意味だと王子様の罪なんだろうけど、
捕まえるわけにもいかないからしょうがない。
切れるものは切っていかないとね。尻尾も首も……踵も、ね。
良い生活には色々と犠牲が付きものってコトよ。
ガラスの靴は素晴らしいんだけど、アレって私が履き直すまでに『国中の女』が履いたわけよ。
当然、水虫持ちだとか皮膚病持ちの女も。
ご時世だから消毒はやってるに決まってる、って?
……アナタ計算苦手なタイプでしょ。
うちの国の女は6000万人ほどいるんだけどさ。
恐ろしいことに、国中あたって最後の最後に私の家に来た!って話なんだなこれが。
分からないかなー……
王妃候補相手に無礼ができるはずもないし当たり前だけど、
簡易の儀式込みで履くのに10秒/回。
これだけで6000万人×10秒=20年仕事よ。
実は半分で見つかりましたって話でも10年よ。
話は脱線するけど、知ってる?
こんなことに旦那が国の予算と時間を浪費したせいで、私の異名は「傾国」よ。
容姿で言われたかったわ。本気で。
ここに、消毒で更に追加で10秒も20秒も費やす?
結婚前に私も国も死んでしまうでしょうが!?
そんなこんなで、私は水虫になってから素足にサンダル生活だけど、
それでも消毒を省く決断をした当時の大臣には感謝しかない。マジGJだわ。
ま、国中の女が水虫と感染症まみれになった罪で首になったけどね。
責任者って意味だと王子様の罪なんだろうけど、
捕まえるわけにもいかないからしょうがない。
切れるものは切っていかないとね。尻尾も首も……踵も、ね。
良い生活には色々と犠牲が付きものってコトよ。
「【クセ問】お願いを聞いてくれ」「5Good」
トリック:1票物語:1票納得感:3票
他人によく、部屋の間取りを尋ねられる男。
彼は同様にして、乗っている車の車種も尋ねられるのだが、
その車種とは一体なんだろう?
※答えに当たるもの複数あり。理由も一緒に答えてね。
※車種自体の絞り込み禁止!ただし解答はそこまで詳細じゃなくてOK。
理由の方重視で正解判定します。
彼は同様にして、乗っている車の車種も尋ねられるのだが、
その車種とは一体なんだろう?
※答えに当たるもの複数あり。理由も一緒に答えてね。
※車種自体の絞り込み禁止!ただし解答はそこまで詳細じゃなくてOK。
理由の方重視で正解判定します。
23年04月10日 23:47
【ウミガメのスープ】 [るょ]
【ウミガメのスープ】 [るょ]

※20の扉でした! この問題は「クセ問」クセの強い問題なのでご容赦ください。
解説を見る
『腹筋6LDKか~い!?』
今日も男は、腹部に光る立派なシックスパックを見せつけて爽やかに笑う。
次のポージングはダブルバイセップス。
男の丸太のような腕はまさに力の象徴だ。
そして周りの男達にこう尋ねられるのだ。
『肩にちっちゃいジープ乗せてんのか~い!?』
『腕にショベルカー乗せてんのか~い!!?』
今日もキレている。最高の時間。
お願いだ…我が筋肉<マッスル>。願わくはこの時間を永遠に…。
今日も男は、腹部に光る立派なシックスパックを見せつけて爽やかに笑う。
次のポージングはダブルバイセップス。
男の丸太のような腕はまさに力の象徴だ。
そして周りの男達にこう尋ねられるのだ。
『肩にちっちゃいジープ乗せてんのか~い!?』
『腕にショベルカー乗せてんのか~い!!?』
今日もキレている。最高の時間。
お願いだ…我が筋肉<マッスル>。願わくはこの時間を永遠に…。
「今日から甘さ控えめ」「5Good」
トリック:1票物語:2票納得感:2票
ウミコのために毎朝コーヒーを淹れる。
それが僕の日課だ。
彼女の好みは角砂糖を二つに、粉末ミルクをスプーン一杯。
初めてこれを彼女に振る舞ったとき
「甘さが際立っていて心がホッとします。」
と言っていたのを良く覚えている。
今日もいつものようにコーヒーを淹れたのだが、
彼女は少し怒ったように一言呟いた。
「ブラックがいい。」
それを聞いた僕は心から嬉しく思った。
これはどういう状況か。
それが僕の日課だ。
彼女の好みは角砂糖を二つに、粉末ミルクをスプーン一杯。
初めてこれを彼女に振る舞ったとき
「甘さが際立っていて心がホッとします。」
と言っていたのを良く覚えている。
今日もいつものようにコーヒーを淹れたのだが、
彼女は少し怒ったように一言呟いた。
「ブラックがいい。」
それを聞いた僕は心から嬉しく思った。
これはどういう状況か。
23年04月20日 18:38
【ウミガメのスープ】 [やや]
【ウミガメのスープ】 [やや]

ご無沙汰してました。コーヒーは砂糖必須の人間です。
解説を見る
簡易解説:
ブラックコーヒーの好きだったウミコは事故によって食の嗜好が変化し、甘いコーヒーを好むようになった。
そのため「僕」は現在のウミコの好みに合わせたコーヒーを毎朝彼女に振舞っていたのだが、今朝ウミコが甘いコーヒーを拒否して、ブラックコーヒーを要求してきたことから彼女の記憶が戻ったことを悟り、「僕」は心から喜んだのであった。
-以下蛇足-
ウミコが不運な事故により記憶を失ってから数ヶ月が経った。
幸いにも目立つ外傷はなく、彼女の見た目は事故以前と全く変わっていない。
だが他の何もかもが変わってしまった。
歩き方が違う。
キビキビと背筋を伸ばして歩いていた彼女はもうおらず、今はどこか申し訳なさそうにゆったりと歩くようになった。
喋り方が違う。
口数も少なくぶっきらぼうな喋り方はなりを潜め、今はとても丁寧に話すようになった。
敬語なんて間違っても使わなかったから
「甘さが際立っていて心がホッとします。」
なんて言われたときにはとても驚いたのをよく覚えている。
甘さと言えば食の嗜好も違う。
以前の彼女は甘いものが好きではなく、コーヒーは絶対にブラックしか飲まないと豪語していた。
缶のカフェオレを買っていったときには飲んでもくれなかったっけ。
確かに以前のウミコはそっけないタイプで2人の間には所謂甘い雰囲気が足りていなかったかもしれない。
むしろ今の彼女の方が物腰柔らかで女性的と言えるかもしれない。
だが僕はぶっきらぼうでクールな彼女との気の置けない関係が好きだったのだ。
それでももう二度と彼女の記憶が戻ることはないのだろう。
そんな絶望を抱きながら僕は今日もミルクと砂糖をコーヒーに入れる。
すると僕の様子を見ていたウミコが
「ブラックがいい。」
とぶっきらぼうに呟いた。
今日から甘さ控えめの日々がまた始まる。
ブラックコーヒーの好きだったウミコは事故によって食の嗜好が変化し、甘いコーヒーを好むようになった。
そのため「僕」は現在のウミコの好みに合わせたコーヒーを毎朝彼女に振舞っていたのだが、今朝ウミコが甘いコーヒーを拒否して、ブラックコーヒーを要求してきたことから彼女の記憶が戻ったことを悟り、「僕」は心から喜んだのであった。
-以下蛇足-
ウミコが不運な事故により記憶を失ってから数ヶ月が経った。
幸いにも目立つ外傷はなく、彼女の見た目は事故以前と全く変わっていない。
だが他の何もかもが変わってしまった。
歩き方が違う。
キビキビと背筋を伸ばして歩いていた彼女はもうおらず、今はどこか申し訳なさそうにゆったりと歩くようになった。
喋り方が違う。
口数も少なくぶっきらぼうな喋り方はなりを潜め、今はとても丁寧に話すようになった。
敬語なんて間違っても使わなかったから
「甘さが際立っていて心がホッとします。」
なんて言われたときにはとても驚いたのをよく覚えている。
甘さと言えば食の嗜好も違う。
以前の彼女は甘いものが好きではなく、コーヒーは絶対にブラックしか飲まないと豪語していた。
缶のカフェオレを買っていったときには飲んでもくれなかったっけ。
確かに以前のウミコはそっけないタイプで2人の間には所謂甘い雰囲気が足りていなかったかもしれない。
むしろ今の彼女の方が物腰柔らかで女性的と言えるかもしれない。
だが僕はぶっきらぼうでクールな彼女との気の置けない関係が好きだったのだ。
それでももう二度と彼女の記憶が戻ることはないのだろう。
そんな絶望を抱きながら僕は今日もミルクと砂糖をコーヒーに入れる。
すると僕の様子を見ていたウミコが
「ブラックがいい。」
とぶっきらぼうに呟いた。
今日から甘さ控えめの日々がまた始まる。
「ダイナシー」「5Good」
トリック:1票物語:4票
楽しい思い出を記録してほしいと思い、気になっているあの子に日記をプレゼントした。
それから5年ほど経過してからその日記を見てみると、そこには私とあの子の楽しかった思い出が数十ページに渡り書いてあったのだが、それを見て私は{あの子には楽しい思い出など無かったのだ}と思った。
一体何故?
それから5年ほど経過してからその日記を見てみると、そこには私とあの子の楽しかった思い出が数十ページに渡り書いてあったのだが、それを見て私は{あの子には楽しい思い出など無かったのだ}と思った。
一体何故?
23年04月30日 21:54
【ウミガメのスープ】 [松神]
【ウミガメのスープ】 [松神]
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「これにはその日にあった楽しかったことを書くんだよ、どんなに些細なことでも良いから……」
そう言って渡した日記を嬉しそうに受け取ったあの子の笑顔を見た時、私は心の底から良いことをしたなと思ったんだ。あの子が少しでも強く生きられるようにと願っていたんだ。
なのに。
その日記に数週間に一度、つまりたまにしか会わないような私の事{だけ}しか書かれなかっただなんて誰が思うだろう?
あの子の人生にとって楽しくないことが殆どで、楽しいことがそれだけしかなかっただなんて、私はどうして気付けなかったのだろう?
今となっては、もう遅いんだ。
5年もの月日をかけて積み重ねた{たったの数十ページ}、私と会った時のことだけは欠かさず書かれているその日記を最後まで読み、私は静かに目を塞いだ。
そう言って渡した日記を嬉しそうに受け取ったあの子の笑顔を見た時、私は心の底から良いことをしたなと思ったんだ。あの子が少しでも強く生きられるようにと願っていたんだ。
なのに。
その日記に数週間に一度、つまりたまにしか会わないような私の事{だけ}しか書かれなかっただなんて誰が思うだろう?
あの子の人生にとって楽しくないことが殆どで、楽しいことがそれだけしかなかっただなんて、私はどうして気付けなかったのだろう?
今となっては、もう遅いんだ。
5年もの月日をかけて積み重ねた{たったの数十ページ}、私と会った時のことだけは欠かさず書かれているその日記を最後まで読み、私は静かに目を塞いだ。