みんなのGood

ステーキ禁止!「8Good」
良質:3票物語:4票納得感:1票
私の彼は一風変わった職を持っている。
そんな彼は明日、大事な仕事を控えているのだが、明日のことを考えると、本日の夕飯は、お料理で一番大好きなステーキが食べたい、そう彼は言い出したのだ。

…呆れた。

私が彼の口に放り込んだのが豚カツだったのは何故でしょうか。
19年09月05日 20:47
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]

ちょっとゆるスープです。ご参加ありがとうございました。




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彼の職は、スパイ。というより{殺し屋}である。
明日は近頃ずっと追跡していた要人を遂にグサッとする大事な日。

ところが何であろうか、この弱虫は。

今回の要人のガードは固く、ともすれば彼の側がグサッとされる可能性もあるのはずっと前から承知の上のはずなのに、急に弱気になってしまってこんなことを。

>>今日が{最後の晩餐}になるかも知れない。お願い!サナメの作るステーキが食べたいんだ!

>>…いやいやいや、何を旧世代の詩人のような戯言。男なら、<勝つ>気でいかなきゃ駄目だろ!ほら、僕はあの要人さんをグサッとします!リピート!

>>…僕は…その。。。要人さんを……。

>>(*`Д´)ノ(豚カツ)!!!ぽーい

…いくらか月日は経ちましたが、彼は今日も元気です。

※立派なフィクションです。

地に堕ちた愛「8Good」
良質:6票トリック:2票


カメ男は女から、【あるもの】をとった。

【あるもの】は、カメ男がずっと欲しかったものだった。カメ男はとても喜ぶと、すぐに【それ】を捨てた。

女は、捨てられた【それ】を拾う気にもなれなかった。

【あるもの】とは一体なんだろうか?

19年09月14日 20:07
【20の扉】 [ひややっこ]

初出題です。SP:マクガフィンさん&ビッキーさん。ありがとうございました!




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カメ男は、女の持っている二枚のトランプに手を伸ばす。ババ抜きの、クライマックス。どちらかがジョーカーで、どちらかがカメ男の念願のカード。
意を決して、カメ男はカードを引いた。見れば、それはハートのAだった。

「あがり!」

カメ男は嬉々として、自分の持っていたカードとともにそれを捨てた。

簡単な方「8Good」
良質:3票トリック:1票納得感:4票
B社の開発した恋愛シミュレーションゲーム、
『ヒートアップ☆チアーズ』には、若林、真鍋、斉藤の3人のヒロインがいる。
中身は至って普通だが、『斉藤』ルートの攻略(最良のエンディングを見る)難易度が異常に高く、
ファンの間では『ギャルゲー最高難度のヒロイン』とよく言われていた。

{だが、そんな斉藤が
ファンの間で『簡単な方』ともよく言われるのは何故だろうか?}
19年09月25日 20:42
【ウミガメのスープ】 [ENE]

SSR!!!追加して!!!




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A「例のゲームの最難関ヒロインの名前、『サイトウ ヨウコ』で合ってたよな? 漢字何だっけ?」
B「えっと... {簡単な方の『サイトウ(斉藤)』}に洋菓子の『ヨウコ(洋子)』だったはず」
銀幕のスタァ「8Good」
物語:8票
カメオは映画館にいた。
スクリーンには、カメオの大好きな女優が映し出されている。

皆がゲラゲラと笑っているのに、カメオはひとり泣いていた。

いったいなぜ?

※参加テーマ『あなたの好きな女優さんは?』(解説に反映します)
19年09月28日 14:15
【ウミガメのスープ】 [みづ]

最近出題していなかったので、まったり回答になります




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『ウミガメ映画館』閉館のお知らせ。

永らくのご愛顧、ありがとうございました。

今週末、最後に私の好きな映画を上映させて頂きます。


「おい、ついに閉館だと」

「まぁ…頑張ってたよ。あの愛想の無さにしちゃ」

「懐かしいな。いつから映画館、行かなくなったっけ」

「よし!商店街の皆誘って、最後にあの偏屈ジジイの腰を抜かしてやろうぜ」


最終日。
カメオは、最高に笑えるコメディ作品をセットした。
勿論、主演女優は『黒木 華』だ。
大好きな彼女のコミカルな演技は、何度観ても飽きない。

ひとりでも客がいたら、フィルムを流し続けた日々。
儲けなどほとんどありゃしない。

そういや、学校サボって来てた奴らに金突き返して追い出したこともあったか。

こんな俺に連れ添ってくれた妻は死んじまった。
俺は映画が好きだ。
でももう疲れちまったよ。

最後だって関係ないね。
今日もいつも通り好きなもんを流すんだ。


「おい、ジジイ!大人35枚、子ども15枚だ」

見覚えのある顔ぶれだった。

「お前ら…」


流れているのは、往年の名作コメディ。

客は皆大爆笑している。

数十年ぶりに満席になった客席、皆の楽しげな笑い声。

「うっ、うう」

カメオはひとり、泣いていた。
良質:3票納得感:5票
絶海の孤島に建つ屋敷。そこに渡った8人の男女と連絡が取れなくなったという通報を受けて警察が駆けつけたところ、屋敷から8人全員の死体が発見された。

応接間にひとつ。地下室にひとつ。客室にひとつ。そして食堂に5つ。

「この男、拳銃を握って死んでますね。こいつが犯人で、自棄になって自殺した、ということでしょうか」
食堂の死体を調べていた刑事が、隣にいた警部に尋ねた。
「ああ、その可能性はあるな」
「どうしてこんなことに……」
「さぁ、犯人の動機はまだわからんが、しかし、こんな有り様になっちまったのはきっと――」
警部はそう言うと、銃を握った男とは別の男の死体を指差し、

「――きっと、こいつのせいさ」

どういうことだろうか?
19年10月06日 16:47
【ウミガメのスープ】 [アルバート]

カレーは冷蔵庫に行きました。(閉鎖された他サイトで出題済の問題)




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「どういうことですか、警部。この男が犯人なんでしょうか?」
「いや、犯人ではないだろうな。君はこの男を知らんかね?」
「はい……何者なんです?」
「ああ、この男はな――」

警部の指差した男、彼は行く先々で殺人事件に巻き込まれては、それを自ら解決してきた自称・名探偵であった。

「私も何度か、彼が関わった事件の捜査に加わったことがあるんだが、彼の推理力は確かに見事なものだったよ。しかし、彼にはちょっと困ったところがあってな――」

~~~~
16時間前、屋敷にて。

立て続けに起きた3件の殺人。探偵の男は残った者を食堂に集め、おもむろに切り出した。
「さて皆さん、この屋敷で起きた連続殺人事件、その謎が解けました」
「なんだって?」
「犯人は誰なんだ!」
ざわめく人々を、探偵は手で制する。
「まぁ落ち着いて……。最初の事件から順番に、振り返っていきましょう」

~探偵説明中~

「以上が、一連の事件で使用されたトリックの全貌です。そして、これを実行できた人物はたった一人。そう、犯人は」

バァン!

銃声が響き、探偵はゆっくりと床に倒れた。食堂の中央では、血走った目をした、今まさに探偵が犯人として名指ししようとしていた男が拳銃を握っていた。
「こうなっちまったらもうおしまいだ……お前ら皆殺しだ!」

~~~~

「とまぁ、彼は真相を解明するとき、いつもわざわざ全員を広間に集めるんだよ。そして随分と勿体ぶって推理を披露するのさ。まぁいつもは警察官もその推理ショーに参加させられるから何かあってもすぐに犯人を取り押さえられるんだが」
「今回は一般人しかいなかったので、勿体つけてる間に反撃を許した、ってことですか……」
「しかもわざわざ全員を揃えたせいで、その場にいた皆が巻き込まれた、ってところだろう。まったく、犯人がわかったらさっさと拘束するなりすればいいものを……」