「神出鬼没の怪盗、登場!」「8Good」
良質:3票トリック:4票納得感:1票
ある日、大学時代の旧友であるベンジャミンから手紙が届いた。封筒の中の二枚の便箋には、
一目で必死であることが伝わってくる少し崩れた字でびっしりとこう綴られていた。
聡明なる我が友へ。突然このような手紙を送る無礼をどうか許して欲しい。しかし、どうか
君の名推理で私を窮地から救ってはもらえないだろうか? 大学卒業後に私が父の後を継いで
美術館を営んでいることは以前にも話したかと思うが、実は先日その美術館の目玉である絵画
『ウミガメの微笑み』を盗むという予告状が届いたのだ。
どうか怪盗ミラージュの魔の手からウミガメの微笑みを守ってくれ。
では、色よい返事を心より待ち望んでいるよ。 ベンジャミン
真剣な表情で手紙の内容を読んでいたエイスケが、怪盗ミラージュの名を目にした途端それ以上読み進めるのをやめたのは一体なぜ?
なお、エイスケはミラージュの名前など見たことも聞いたこともない。
一目で必死であることが伝わってくる少し崩れた字でびっしりとこう綴られていた。
聡明なる我が友へ。突然このような手紙を送る無礼をどうか許して欲しい。しかし、どうか
君の名推理で私を窮地から救ってはもらえないだろうか? 大学卒業後に私が父の後を継いで
美術館を営んでいることは以前にも話したかと思うが、実は先日その美術館の目玉である絵画
『ウミガメの微笑み』を盗むという予告状が届いたのだ。
どうか怪盗ミラージュの魔の手からウミガメの微笑みを守ってくれ。
では、色よい返事を心より待ち望んでいるよ。 ベンジャミン
真剣な表情で手紙の内容を読んでいたエイスケが、怪盗ミラージュの名を目にした途端それ以上読み進めるのをやめたのは一体なぜ?
なお、エイスケはミラージュの名前など見たことも聞いたこともない。
18年10月08日 21:00
【ウミガメのスープ】 [チーム対抗さん]
【ウミガメのスープ】 [チーム対抗さん]
混雑緩和のため、未回答の質問は1人2つまでになるように質問お願いします。
解説を見る
怪盗ミラージュの魔の手からウミガメの微笑みを守ってくれ。
その一文を読んだエイスケは、おや?と首を傾げた。
彼は今、新刊のサスペンス小説を読んでいる。主人公である名探偵が、探偵事務所に舞い込んでくる依頼を次々に解決していくというスタイルの短編集だ。
夢中になって読み進め、【神出鬼没の怪盗、登場!】という章まであっという間に辿り着き、タイトルから察するにどうやら今度は怪盗との対決エピソードらしいとワクワクしながらページをめくったのだが…………進んだ先のページ、一行目に突如現れた知らない名前に目が釘付けになった。
怪盗ミラージュ
これが予告状を送ってきた怪盗の名前なのだろうということは想像がつくが、名前の登場の仕方が唐突のような気がする。念のために記憶を探ってみるが、怪盗ミラージュなんてキャラは今までこの本のどこにも登場していない。初登場だ。それにしては随分と説明不足で読者に不親切な書き方だ。これじゃその怪盗ミラージュとやらが一体どんな怪盗なのか全く分からないじゃないか。それに便箋二枚分の手紙という設定にしては文章がやけに短過ぎないか?
そこまで考えたエイスケは、更にあることに気がついた。
怪盗ミラージュの魔の手からウミガメの微笑みを守ってくれ、この一文、文頭が一マス空きになっていない。前のページの文と一続きになっている文のようだ。
(––––……もしかして、)
ピンと来て、一ページ分戻るように紙ををめくってみると、案の定見たことのないページが現れた。
一枚めくるつもりで、うっかり二枚めくってしまっていたらしい。
(あ~、道理でおかしいと思った)
エイスケは納得すると、読み飛ばしてしまったページを読み始めたのであった。
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※ここ以降、縦書きのイメージでお読みください※
神出鬼没の怪盗、登場!
ある日、大学時代の旧友であるベンジャミンから手紙が届いた。封筒の中の二枚の便箋には、
一目で必死であることが伝わってくる少し崩れた字でびっしりとこう綴られていた。
聡明なる我が友へ。突然このような手紙を送る無礼をどうか許して欲しい。しかし、どうか
君の名推理で私を窮地から救ってはもらえないだろうか? 大学卒業後に私が父の後を継いで
美術館を営んでいることは以前にも話したかと思うが、実は先日その美術館の目玉である絵画
『ウミガメの微笑み』を盗むという予告状が届いたのだ。
. -108-
__________________________________________
. -109-
予告状を送ってきた相手のことは君も当然知っていることだろう。そう。 予告状を送って来
たのは今世間を騒がせている、あの“怪盗ミラージュ”さ。先月、有能の皮を被った無能な精鋭
警官共が、完全な包囲網と安全対策を施したつもりでいた大水平美術館から、まんまとブルー
ダイヤモンド『アオウミガメの涙』を盗みおおせた、神出鬼没、大胆不敵の大悪党だよ。金目
の物を片っ端から盗んでは裏ルートで売りさばき、そうして稼いだ金を気まぐれにスラムにば
らまく……気障な義賊野郎さ。聞くところによると、派手な手口も相まって、最近じゃあ、奴
の熱狂的なファンまでいるらしいじゃないか。気持ちは分からんでもないがね、だが当事者で
ある私からすれば冗談も大概にしてくれと声を大にして言わせてもらいたいよ。奴のせいで受
ける損害がどれ程の絶望的な額になるかついて少しは考えてもみてほしい。
うちの美術館は規模が小さい。ウミガメの微笑み以外に、来場客が目当てで来てくれそうな
展示物なんてないんだ。それなのにウミガメの微笑みを盗まれたりしたら、ウミガメの微笑み
自体の被害額ももちろんだが、来場者数としても大打撃になることは明白だ。最悪、私は首を
吊ることになるかもしれない……。
もちろん警察にはもう通報して総出で警備には当たってもらっている。だが、当てになると
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
思うかね? 私は、ならないと疑っている。いや疑っているなんて表現じゃ生易しい。当てに
ならないと確信している! もしも警察が当てになるのだったらアオウミガメの涙は、今でも
大水平美術館のガラスケースの台座の上で、その青く透き通った体を惜しげもなくさらして来
場者達を楽しませてくれているはずだからね。
忌々しいことに、奴はただのコソ泥ではない。警察の出しぬき方を心得ている。万が一ミス
をしたり警官に取り囲まれる事態に陥っても、冷静に対処して見事に脱して見せるだけの度胸
もセンスも腕も兼ね備えた、まさに大怪盗。恐るべき盗みの天才だ。大水平美術館の二の舞に
ならないためには、もっと別の、もっと強力な対策を講じる必要があるのだ。
そこで思い出したのが君のことだ。
君が卒業後に地元に戻って探偵稼業を始めたことは知っていたよ。今は亡き名探偵ジェイガ
ン・ジェフリーの息子が、まるで父親の生写しのような怒涛の勢いで、解決不可能と思われて
いた難事件を次々に解決して回っているらしいという評判が私の耳にまで届いてきたときには、
君が大学時代に父親のような名探偵になることが目標だと話してくれたことを思い出して、自
分のことのように嬉しく感じたものだ。頼む。頼れるのはもう君しかいないのだ。君の活躍で、
. -110-
__________________________________________
. -111-
どうか怪盗ミラージュの魔の手からウミガメの微笑みを守ってくれ。
では、色よい返事を心より待ち望んでいるよ。 ベンジャミン
《簡易解説》
初登場の人名が当たり前のように出てきたことに違和感を感じたことをきっかけに、読んでいた小説のページをめくりすぎてしまったことに気が付いたから。
その一文を読んだエイスケは、おや?と首を傾げた。
彼は今、新刊のサスペンス小説を読んでいる。主人公である名探偵が、探偵事務所に舞い込んでくる依頼を次々に解決していくというスタイルの短編集だ。
夢中になって読み進め、【神出鬼没の怪盗、登場!】という章まであっという間に辿り着き、タイトルから察するにどうやら今度は怪盗との対決エピソードらしいとワクワクしながらページをめくったのだが…………進んだ先のページ、一行目に突如現れた知らない名前に目が釘付けになった。
怪盗ミラージュ
これが予告状を送ってきた怪盗の名前なのだろうということは想像がつくが、名前の登場の仕方が唐突のような気がする。念のために記憶を探ってみるが、怪盗ミラージュなんてキャラは今までこの本のどこにも登場していない。初登場だ。それにしては随分と説明不足で読者に不親切な書き方だ。これじゃその怪盗ミラージュとやらが一体どんな怪盗なのか全く分からないじゃないか。それに便箋二枚分の手紙という設定にしては文章がやけに短過ぎないか?
そこまで考えたエイスケは、更にあることに気がついた。
怪盗ミラージュの魔の手からウミガメの微笑みを守ってくれ、この一文、文頭が一マス空きになっていない。前のページの文と一続きになっている文のようだ。
(––––……もしかして、)
ピンと来て、一ページ分戻るように紙ををめくってみると、案の定見たことのないページが現れた。
一枚めくるつもりで、うっかり二枚めくってしまっていたらしい。
(あ~、道理でおかしいと思った)
エイスケは納得すると、読み飛ばしてしまったページを読み始めたのであった。
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※ここ以降、縦書きのイメージでお読みください※
神出鬼没の怪盗、登場!
ある日、大学時代の旧友であるベンジャミンから手紙が届いた。封筒の中の二枚の便箋には、
一目で必死であることが伝わってくる少し崩れた字でびっしりとこう綴られていた。
聡明なる我が友へ。突然このような手紙を送る無礼をどうか許して欲しい。しかし、どうか
君の名推理で私を窮地から救ってはもらえないだろうか? 大学卒業後に私が父の後を継いで
美術館を営んでいることは以前にも話したかと思うが、実は先日その美術館の目玉である絵画
『ウミガメの微笑み』を盗むという予告状が届いたのだ。
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. -109-
予告状を送ってきた相手のことは君も当然知っていることだろう。そう。 予告状を送って来
たのは今世間を騒がせている、あの“怪盗ミラージュ”さ。先月、有能の皮を被った無能な精鋭
警官共が、完全な包囲網と安全対策を施したつもりでいた大水平美術館から、まんまとブルー
ダイヤモンド『アオウミガメの涙』を盗みおおせた、神出鬼没、大胆不敵の大悪党だよ。金目
の物を片っ端から盗んでは裏ルートで売りさばき、そうして稼いだ金を気まぐれにスラムにば
らまく……気障な義賊野郎さ。聞くところによると、派手な手口も相まって、最近じゃあ、奴
の熱狂的なファンまでいるらしいじゃないか。気持ちは分からんでもないがね、だが当事者で
ある私からすれば冗談も大概にしてくれと声を大にして言わせてもらいたいよ。奴のせいで受
ける損害がどれ程の絶望的な額になるかついて少しは考えてもみてほしい。
うちの美術館は規模が小さい。ウミガメの微笑み以外に、来場客が目当てで来てくれそうな
展示物なんてないんだ。それなのにウミガメの微笑みを盗まれたりしたら、ウミガメの微笑み
自体の被害額ももちろんだが、来場者数としても大打撃になることは明白だ。最悪、私は首を
吊ることになるかもしれない……。
もちろん警察にはもう通報して総出で警備には当たってもらっている。だが、当てになると
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思うかね? 私は、ならないと疑っている。いや疑っているなんて表現じゃ生易しい。当てに
ならないと確信している! もしも警察が当てになるのだったらアオウミガメの涙は、今でも
大水平美術館のガラスケースの台座の上で、その青く透き通った体を惜しげもなくさらして来
場者達を楽しませてくれているはずだからね。
忌々しいことに、奴はただのコソ泥ではない。警察の出しぬき方を心得ている。万が一ミス
をしたり警官に取り囲まれる事態に陥っても、冷静に対処して見事に脱して見せるだけの度胸
もセンスも腕も兼ね備えた、まさに大怪盗。恐るべき盗みの天才だ。大水平美術館の二の舞に
ならないためには、もっと別の、もっと強力な対策を講じる必要があるのだ。
そこで思い出したのが君のことだ。
君が卒業後に地元に戻って探偵稼業を始めたことは知っていたよ。今は亡き名探偵ジェイガ
ン・ジェフリーの息子が、まるで父親の生写しのような怒涛の勢いで、解決不可能と思われて
いた難事件を次々に解決して回っているらしいという評判が私の耳にまで届いてきたときには、
君が大学時代に父親のような名探偵になることが目標だと話してくれたことを思い出して、自
分のことのように嬉しく感じたものだ。頼む。頼れるのはもう君しかいないのだ。君の活躍で、
. -110-
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どうか怪盗ミラージュの魔の手からウミガメの微笑みを守ってくれ。
では、色よい返事を心より待ち望んでいるよ。 ベンジャミン
《簡易解説》
初登場の人名が当たり前のように出てきたことに違和感を感じたことをきっかけに、読んでいた小説のページをめくりすぎてしまったことに気が付いたから。
「1/4のウミガメのスープ」「8Good」
良質:6票物語:1票納得感:1票
4人の男達が無人島で遭難し、脱出不可能な状況にあった。
困り果てた男達は、全員でウミガメのスープを作って食べ、それにより島から脱出する事ができた。
なぜ男達は島から脱出出来たのだろうか?
困り果てた男達は、全員でウミガメのスープを作って食べ、それにより島から脱出する事ができた。
なぜ男達は島から脱出出来たのだろうか?
19年06月06日 21:27
【ウミガメのスープ】 [永日麗(えいひれ)]
【ウミガメのスープ】 [永日麗(えいひれ)]
オマージュしようとして失敗しました
解説を見る
仲の良い男達4人を乗せた船は嵐で転覆し、男達はなんとか近くの島まで辿り着いた。
幸いにもその島にはイカダを作れるだけの木々が生え、男達は食料もそれなりに持ってきていた。
しかし、ようやくイカダが出来てこれから脱出するという時に、男達は気付いてしまった。
島のすぐ近くを大きなサメが1匹泳いでいる。
そのサメはまるで男達がイカダで漕ぎ出すのを今か今かと待っているようだった。
このまま出発しては全員サメに食べられてしまうかもしれない。
男達はサメが居なくなるのを待ったが、何日経ってもサメは島から離れようとしない。
食料もいよいよ尽きかけ憔悴しきった男達は一つの決断を下した。
男達は残り僅かな食材でウミガメのスープを作り、4人分の中の一つに睡眠薬を入れた。
男達はどれに睡眠薬が入っているか分からない状態でスープを飲み、程なくして一人の男が眠りについた。
男達は眠った男を島の反対側に連れていき、サメがいる海へと放り投げた。
そしてサメが一人の男を食べている間、三人の男達はイカダで何とか島を脱出した。
幸いにもその島にはイカダを作れるだけの木々が生え、男達は食料もそれなりに持ってきていた。
しかし、ようやくイカダが出来てこれから脱出するという時に、男達は気付いてしまった。
島のすぐ近くを大きなサメが1匹泳いでいる。
そのサメはまるで男達がイカダで漕ぎ出すのを今か今かと待っているようだった。
このまま出発しては全員サメに食べられてしまうかもしれない。
男達はサメが居なくなるのを待ったが、何日経ってもサメは島から離れようとしない。
食料もいよいよ尽きかけ憔悴しきった男達は一つの決断を下した。
男達は残り僅かな食材でウミガメのスープを作り、4人分の中の一つに睡眠薬を入れた。
男達はどれに睡眠薬が入っているか分からない状態でスープを飲み、程なくして一人の男が眠りについた。
男達は眠った男を島の反対側に連れていき、サメがいる海へと放り投げた。
そしてサメが一人の男を食べている間、三人の男達はイカダで何とか島を脱出した。
「新ラテシン 早急、名探偵求む『闇と時間制限の思考迷宮』」「8Good」
トリック:5票納得感:3票
名探偵魔子さんはどんな事件も解決する名探偵であったが
カメオが他殺体で発見されると天童魔子さんは謎を解くこともなく真相は闇の中に放られてしまった。
いったいなぜ?
1時間の時間制限を迎えるか
こちらが想定した正解をO名の方が辿り着いたら解説を表示するのです。
【参加テーマ:Oの数は何人にしましょう?3~10人くらいまで】
カメオが他殺体で発見されると天童魔子さんは謎を解くこともなく真相は闇の中に放られてしまった。
いったいなぜ?
1時間の時間制限を迎えるか
こちらが想定した正解をO名の方が辿り着いたら解説を表示するのです。
【参加テーマ:Oの数は何人にしましょう?3~10人くらいまで】
19年06月28日 22:11
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
さて、思惑とは異なったスタートになったのですが果たして全貌を暴く名探偵は現れるのでしょうか?
解説を見る
ミステリー作家のカメオが何者かに殺害されてしまい
人気連載中だった【名探偵魔子さんのストーリー】が書けなくなってしまい
古畑任魔子さんはそれ以上の事件を解決することが出来なくなったのです・・・・
oh?古畑任魔子さん?
謎が解けなくなったのは天童魔子さんなのでは?
ふふふ・・・・
日本の警察は本当に優秀なのです。
{私が殺害したカメオの死体が発見されると、}
{すぐに私が犯人だと見抜かれてしまったのです}
{おかげで私は逮捕されてしまい}
{解説を出すボタンを押すことなく2週間以上回答更新が出来ず}
<この問題は迷宮入り>してしまいましたのです。
こちらの想定した正解:
人気連載中だった【名探偵魔子さんのストーリー】が書けなくなってしまい
古畑任魔子さんはそれ以上の事件を解決することが出来なくなったのです・・・・
oh?古畑任魔子さん?
謎が解けなくなったのは天童魔子さんなのでは?
ふふふ・・・・
日本の警察は本当に優秀なのです。
{私が殺害したカメオの死体が発見されると、}
{すぐに私が犯人だと見抜かれてしまったのです}
{おかげで私は逮捕されてしまい}
{解説を出すボタンを押すことなく2週間以上回答更新が出来ず}
<この問題は迷宮入り>してしまいましたのです。
こちらの想定した正解:
「ありすちゃんの不思議な冒険~白兎の魔法道具店~」「8Good」
良質:6票トリック:1票物語:1票
世界の狭間にある『白兎の魔法道具店』
そのお店に一人の幼い少女が訪れました。
少女が店の中に入ると大きな音を立てて扉が閉じ、何をしても開きません。困った少女はついに泣き出してしまいました。
◆◆◆
あなたは妖精です。光の玉に羽が生えたような存在で、物に触ることも何かを見ることも聞くこともできません。出来る事は一つだけ。少女とテレパシー的な何かで会話をすることです。
大泣きする少女を可哀想に思ったあなたは、少女を店の外へと出してあげる事にしました。
◆◆◆
注意
※妖精は少女と会話する事しかできません
※少女は基本的に妖精の言うことを聞きますが、全て言いなりになる訳ではありません
※少女が店を出た時点でエンディングになります。BADENDにならないように気をつけてください
そのお店に一人の幼い少女が訪れました。
少女が店の中に入ると大きな音を立てて扉が閉じ、何をしても開きません。困った少女はついに泣き出してしまいました。
◆◆◆
あなたは妖精です。光の玉に羽が生えたような存在で、物に触ることも何かを見ることも聞くこともできません。出来る事は一つだけ。少女とテレパシー的な何かで会話をすることです。
大泣きする少女を可哀想に思ったあなたは、少女を店の外へと出してあげる事にしました。
◆◆◆
注意
※妖精は少女と会話する事しかできません
※少女は基本的に妖精の言うことを聞きますが、全て言いなりになる訳ではありません
※少女が店を出た時点でエンディングになります。BADENDにならないように気をつけてください
19年06月26日 19:11
【亀夫君問題】 [テトメト]
【亀夫君問題】 [テトメト]
ありすちゃんもんだいpart1
解説を見る
ありすが妖精と共に店の外へと足を踏み出すと、そこには黒いタキシードを着た身長の高い人物が立っていた。
「わたくし当店の店長である『白兎』と申します。以後お見知りおきを。お客様」
「うさぎさん…?」
慇懃にお辞儀をするその男性の頭は、名前通り白兎そのものであった。
「早速ですが精算に移らせていただきます。
睡眠クッキー一枚500円
剛力キャンディー500円
防汚ネクタイ2000円
おいしいパイの作り方2000円
魔道具図鑑2000円
人工妖精1000000円
合計、100万と7000円になります。お支払い願えますかな?」
「え……そんなにおかねもってないよ……」
「おや、代金をお持ちではない!それはよくないですなぁ。ですがご安心を。当店では現物交換でのお支払いも対応しております。お客様の所持品との交換と言うことで如何でしょう?」
「えっと。しょじひん…?もちもののこと?」
「はい。そうです。では、不足分の99万3000円分の所持品……お客様の全てと交換と言うことで」
「え…?」
白兎がパチンと指を鳴らすと、ありすはその場から消えてしまった。
誰も居なくなった空間に向け、白兎は深々とお辞儀をする。
「お買い上げありがとうございました。またのご来店が無いのが真に残念でございます」
BAD END お金不足
NORMAL ENDは五体満足で帰ること。
TRUE ENDは家族へのお土産を持って五体満足で帰ることでした!惜しい!
「わたくし当店の店長である『白兎』と申します。以後お見知りおきを。お客様」
「うさぎさん…?」
慇懃にお辞儀をするその男性の頭は、名前通り白兎そのものであった。
「早速ですが精算に移らせていただきます。
睡眠クッキー一枚500円
剛力キャンディー500円
防汚ネクタイ2000円
おいしいパイの作り方2000円
魔道具図鑑2000円
人工妖精1000000円
合計、100万と7000円になります。お支払い願えますかな?」
「え……そんなにおかねもってないよ……」
「おや、代金をお持ちではない!それはよくないですなぁ。ですがご安心を。当店では現物交換でのお支払いも対応しております。お客様の所持品との交換と言うことで如何でしょう?」
「えっと。しょじひん…?もちもののこと?」
「はい。そうです。では、不足分の99万3000円分の所持品……お客様の全てと交換と言うことで」
「え…?」
白兎がパチンと指を鳴らすと、ありすはその場から消えてしまった。
誰も居なくなった空間に向け、白兎は深々とお辞儀をする。
「お買い上げありがとうございました。またのご来店が無いのが真に残念でございます」
BAD END お金不足
NORMAL ENDは五体満足で帰ること。
TRUE ENDは家族へのお土産を持って五体満足で帰ることでした!惜しい!
「天使に祝詞と賛美歌を」「8Good」
良質:3票物語:3票納得感:2票
日本人のうみこは、外国人男性と国際結婚をすることになった。
花婿の家族は「結婚式は絶対チャペルが良い!」と言い、うみこの家族もそれに賛同した。
しかし花婿は「ふたりの結婚式は和婚で執り行うつもりだ。」と両家を説得したのだという。
一体なぜ?
花婿の家族は「結婚式は絶対チャペルが良い!」と言い、うみこの家族もそれに賛同した。
しかし花婿は「ふたりの結婚式は和婚で執り行うつもりだ。」と両家を説得したのだという。
一体なぜ?
19年07月04日 18:20
【ウミガメのスープ】 [弥七]
【ウミガメのスープ】 [弥七]
解説を見る
<解説>
私が初めて二人とお会いした時、花婿は不慣れな日本語で一生懸命花嫁のことを話してくれました。
なんと彼女のお腹の中には、赤ちゃんがいたのです。
結婚式を挙げたい気持ちはあったものの、お互い国も文化も異なる人間。前に進む勇気がなかった二人にとってこれは大きなチャンスでした。
「3人で迎える式も素敵だけど、主役はやはり君でなくちゃね!」
彼の希望により、赤ちゃんがお腹にいるうちに結婚式を挙げることになったそうです。(マタニティウエディングと呼ぶそうですね。)
準備期間は3ヶ月。しかしその間にも、お腹の赤ちゃんはすくすくと成長していきます。
「またドレスが着られなくなっちゃった…」
子供の成長は嬉しいけれど、どんなに採寸し直してもサイズが合わなくなってしまう。それを考慮に入れた大きめのウェディングドレスでは逆にダボついていて、鏡に映るその姿に彼女はがっかりしていました。
赤ちゃんが苦しまず、かつ彼女にぴったりの衣装で幸せに結婚式を迎える方法はないものか。
そんな時、彼は仕立て屋を営む私に相談したのです。
「それなら、いい方法がありますよ^ ^」
ーーーーーー
そして迎えた結婚式。
ゆったりした帯の『白無垢(しろむく)』に身を包んだ花嫁は、花婿に手を引かれながら、嬉しそうに微笑んでいました。
二人は彼女のお腹に手を重ねると誓いを立てました。
「私たちは、この佳き日に、夫婦となります。」
”We will promise love forever to a little angel.”
(永遠の愛を約束します。小さな天使に誓って。)
すると、花嫁が驚いて叫びました。
「今、ちょっと動いた!」
式場がざわざわと喜びの声で溢れかえる中、私は舞台袖で涙を流していました。
小さな天使にも、きっと届いたのでしょう。
これは、これから父になる花婿の、愛と優しさの物語。
(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)
簡易解答:花嫁のお腹の中には{赤ちゃん}がいた。結婚式に向けて一度採寸するとサイズの変えられない【ウェディングドレス】ではなく、帯で胴回りが調節可能な【白無垢(しろむく)】を選んだのだった。
私が初めて二人とお会いした時、花婿は不慣れな日本語で一生懸命花嫁のことを話してくれました。
なんと彼女のお腹の中には、赤ちゃんがいたのです。
結婚式を挙げたい気持ちはあったものの、お互い国も文化も異なる人間。前に進む勇気がなかった二人にとってこれは大きなチャンスでした。
「3人で迎える式も素敵だけど、主役はやはり君でなくちゃね!」
彼の希望により、赤ちゃんがお腹にいるうちに結婚式を挙げることになったそうです。(マタニティウエディングと呼ぶそうですね。)
準備期間は3ヶ月。しかしその間にも、お腹の赤ちゃんはすくすくと成長していきます。
「またドレスが着られなくなっちゃった…」
子供の成長は嬉しいけれど、どんなに採寸し直してもサイズが合わなくなってしまう。それを考慮に入れた大きめのウェディングドレスでは逆にダボついていて、鏡に映るその姿に彼女はがっかりしていました。
赤ちゃんが苦しまず、かつ彼女にぴったりの衣装で幸せに結婚式を迎える方法はないものか。
そんな時、彼は仕立て屋を営む私に相談したのです。
「それなら、いい方法がありますよ^ ^」
ーーーーーー
そして迎えた結婚式。
ゆったりした帯の『白無垢(しろむく)』に身を包んだ花嫁は、花婿に手を引かれながら、嬉しそうに微笑んでいました。
二人は彼女のお腹に手を重ねると誓いを立てました。
「私たちは、この佳き日に、夫婦となります。」
”We will promise love forever to a little angel.”
(永遠の愛を約束します。小さな天使に誓って。)
すると、花嫁が驚いて叫びました。
「今、ちょっと動いた!」
式場がざわざわと喜びの声で溢れかえる中、私は舞台袖で涙を流していました。
小さな天使にも、きっと届いたのでしょう。
これは、これから父になる花婿の、愛と優しさの物語。
(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)
簡易解答:花嫁のお腹の中には{赤ちゃん}がいた。結婚式に向けて一度採寸するとサイズの変えられない【ウェディングドレス】ではなく、帯で胴回りが調節可能な【白無垢(しろむく)】を選んだのだった。