「170811_193749.mp4」「10Good」
良質:3票物語:7票
夏。
久々に車を出した父に、遊園地に連れていってもらった4歳の哲平。
店売りのお菓子や大好きなジェットコースターを堪能し、閉園時間まで遊んでから二人は遊園地をあとにした。
さて、その夜。
哲平が歓喜の声を上げる直前、父が泣きながら見ていた窓の外の景色はどんなものだろう?
久々に車を出した父に、遊園地に連れていってもらった4歳の哲平。
店売りのお菓子や大好きなジェットコースターを堪能し、閉園時間まで遊んでから二人は遊園地をあとにした。
さて、その夜。
哲平が歓喜の声を上げる直前、父が泣きながら見ていた窓の外の景色はどんなものだろう?
25年12月01日 20:42
【ウミガメのスープ】 [らりぷす]
【ウミガメのスープ】 [らりぷす]
解説を見る
車は暴走する猪のように速度を上げ、踊るように崖から海に向かって突っ込んで行った。
唸る鉄塊は一瞬だけ空を駆けた後、項垂れるように落ちていく。
「わあああああああ!!!」
哲平は先刻堪能したジェットコースターを思い出し、スピードと浮遊感に無邪気な歓声を上げた。
父は迫る海面を前にして、咄嗟に強く目を閉じる。
直後、爆ぜるような着水の衝撃が車全体に響いた。
哲平の父が目を開くと、予想していた終わりは無く、2人を乗せた車両は静かに暗い海に浮かんでいた。
隣を見ると、哲平は先ほどの歓喜の叫びが嘘のように眠っている。正確に言えば、着水の衝撃で気絶したのだろう。
父親はほっと胸を撫で下ろしていた。
リストラに遭った。妻には逃げられた。
もはや愛する息子のためにすら、生きていく気力は無かった。
だから最後に、夏休み中の息子に遊園地の楽しい思い出をプレゼントして、二人で死のうと思ったのだ。
飛び込む直前、フロントガラスの外に迫る海を見て、泣きながら謝った事を思い出す。
あのときは確かに死ぬ決意があったのに、今は生き残ったことに安堵している。矛盾だった。
父が自身の弱さを責める中、ふとした異変に気づいた。
車両が、傾いている。
当たり前のことだった。車はいつまでも水上に浮かんでいられない。
脱出を試みたが、すでに水圧により封じられたドアはびくりともしなかった。
そのまま傾いた車両は海中に向かっていく。
フロントガラスが黒い水中を全面に映し出した時には、すでに父親は抵抗を止めていた。
隣を見ると、まだ哲平は眠っている。
死を覚悟する中、父は呟いた。
「────哲平は寝てる間で、良かったなぁ」
簡易解説
人生に絶望した父親は、最後に哲平に遊園地での楽しい思い出を与えた後、その帰りに車で海に突っ込んで心中しようとした。
アクセルを踏む直前、父はフロントガラス(=窓の外)に広がる崖下の海を見ながら、泣きながら哲平に謝った。
投げ出された車の浮遊感にジェットコースターに似た楽しさを見いだし喜ぶ4歳の哲平は、最期まで何も知らないままだった。
唸る鉄塊は一瞬だけ空を駆けた後、項垂れるように落ちていく。
「わあああああああ!!!」
哲平は先刻堪能したジェットコースターを思い出し、スピードと浮遊感に無邪気な歓声を上げた。
父は迫る海面を前にして、咄嗟に強く目を閉じる。
直後、爆ぜるような着水の衝撃が車全体に響いた。
哲平の父が目を開くと、予想していた終わりは無く、2人を乗せた車両は静かに暗い海に浮かんでいた。
隣を見ると、哲平は先ほどの歓喜の叫びが嘘のように眠っている。正確に言えば、着水の衝撃で気絶したのだろう。
父親はほっと胸を撫で下ろしていた。
リストラに遭った。妻には逃げられた。
もはや愛する息子のためにすら、生きていく気力は無かった。
だから最後に、夏休み中の息子に遊園地の楽しい思い出をプレゼントして、二人で死のうと思ったのだ。
飛び込む直前、フロントガラスの外に迫る海を見て、泣きながら謝った事を思い出す。
あのときは確かに死ぬ決意があったのに、今は生き残ったことに安堵している。矛盾だった。
父が自身の弱さを責める中、ふとした異変に気づいた。
車両が、傾いている。
当たり前のことだった。車はいつまでも水上に浮かんでいられない。
脱出を試みたが、すでに水圧により封じられたドアはびくりともしなかった。
そのまま傾いた車両は海中に向かっていく。
フロントガラスが黒い水中を全面に映し出した時には、すでに父親は抵抗を止めていた。
隣を見ると、まだ哲平は眠っている。
死を覚悟する中、父は呟いた。
「────哲平は寝てる間で、良かったなぁ」
簡易解説
人生に絶望した父親は、最後に哲平に遊園地での楽しい思い出を与えた後、その帰りに車で海に突っ込んで心中しようとした。
アクセルを踏む直前、父はフロントガラス(=窓の外)に広がる崖下の海を見ながら、泣きながら哲平に謝った。
投げ出された車の浮遊感にジェットコースターに似た楽しさを見いだし喜ぶ4歳の哲平は、最期まで何も知らないままだった。
「海外旅行+自撮りの必需品?」「10Good」
良質:3票トリック:1票納得感:6票
海絵は海外旅行に行く時、必ずインスタントカメラを持っていく。
とはいえ、旅先の風景や観光名所などは普通にスマートフォンで写真を撮るのだが、
海絵自身を撮る時は殆どインスタントカメラを使うらしい。
一体なぜ?
旅先にインスタントカメラを持っていく理由を解明してください。
※事前Q&A
Q1:自撮り棒は使わないの?
A1:周りの迷惑になる事を気にしているので持っていません。
Q2:そもそもインスタントカメラって何ですか?
A2:「写ルンです」で検索をお願いします。
とはいえ、旅先の風景や観光名所などは普通にスマートフォンで写真を撮るのだが、
海絵自身を撮る時は殆どインスタントカメラを使うらしい。
一体なぜ?
旅先にインスタントカメラを持っていく理由を解明してください。
※事前Q&A
Q1:自撮り棒は使わないの?
A1:周りの迷惑になる事を気にしているので持っていません。
Q2:そもそもインスタントカメラって何ですか?
A2:「写ルンです」で検索をお願いします。
25年12月10日 18:49
【ウミガメのスープ】 [コウCHA]
【ウミガメのスープ】 [コウCHA]

もうすぐ4年ぶりの出題になりそうでした
解説を見る
海絵「あの〜すみません、私と後ろの建物が入るように写真撮ってもらえませんか?」(現地語)
自分の顔を撮るだけならスマホ片手の操作で済む話だが、
風景や建造物と一緒に、更には全身を撮る場合は他人の協力が不可欠だ。
しかしスマホを他人に渡すと盗難の恐れがあるため、例え盗まれてもスマホに比べてリスクが小さいインスタントカメラで撮影をお願いしていたのだ。
※旅行直前に思い浮かんだインスタント問題でした。
自分の顔を撮るだけならスマホ片手の操作で済む話だが、
風景や建造物と一緒に、更には全身を撮る場合は他人の協力が不可欠だ。
しかしスマホを他人に渡すと盗難の恐れがあるため、例え盗まれてもスマホに比べてリスクが小さいインスタントカメラで撮影をお願いしていたのだ。
※旅行直前に思い浮かんだインスタント問題でした。
「僕らは両想いだった」「10Good」
良質:3票トリック:2票物語:3票納得感:2票
ある日、自分がカメコの飼い犬に変わっていることに気がついたカメオ。
1ヶ月経ってもそのままだったので、もうカメコとは一緒に居られないと思った。
一体どういうことだろう?
1ヶ月経ってもそのままだったので、もうカメコとは一緒に居られないと思った。
一体どういうことだろう?
25年12月31日 00:06
【ウミガメのスープ】 [布袋ナイ]
【ウミガメのスープ】 [布袋ナイ]

君の名は…とは言わない問題です。
解説を見る
短い解説
カメコのSNSのアイコンが自分の写真からカメコの飼い犬になっていると気がついたカメオ。
1ヶ月経ってもカメコのアイコンがそのままだったので、カメコの気持ちが自分から離れていると悟ったカメオは、もうカメコとは一緒に居られないと思った。
長い解説
ある日のデート中、カメコのスマホのSNSのアイコンがカメコの飼い犬の写真になっていると気が付いた。
あんなに強請られたから、アイコンをお互いの写真に変えたのに。
自分は相談もなく変えたことになんだかなーと思いつつ、その日は特に何も言わなかった。
だから悪かったのだろうか。
何度デートを重ねても、アイコンが戻らないまま一ヶ月。
アイコンのことをそれとなく聞いても、返ってくるのは気のない返事ばかり。
心なしか、カメコから写真を撮られる枚数も少なくなった気がする。
カメコとの思い出ばかりの俺のストーリーと、知らないスイーツや飼い犬のの写真に侵食されたカメコのストーリー。
お揃いでなくなったアイコン。
俺への気持ちが冷めたんだ、と察するのは簡単だった。
認めるまでに、一ヶ月かかった。
カメコに「別れよう」と伝えよう。
手始めに俺は、アイコンにしていたカメコの写真を好きなゲームのスクショに変えた。
カメコのSNSのアイコンが自分の写真からカメコの飼い犬になっていると気がついたカメオ。
1ヶ月経ってもカメコのアイコンがそのままだったので、カメコの気持ちが自分から離れていると悟ったカメオは、もうカメコとは一緒に居られないと思った。
長い解説
ある日のデート中、カメコのスマホのSNSのアイコンがカメコの飼い犬の写真になっていると気が付いた。
あんなに強請られたから、アイコンをお互いの写真に変えたのに。
自分は相談もなく変えたことになんだかなーと思いつつ、その日は特に何も言わなかった。
だから悪かったのだろうか。
何度デートを重ねても、アイコンが戻らないまま一ヶ月。
アイコンのことをそれとなく聞いても、返ってくるのは気のない返事ばかり。
心なしか、カメコから写真を撮られる枚数も少なくなった気がする。
カメコとの思い出ばかりの俺のストーリーと、知らないスイーツや飼い犬のの写真に侵食されたカメコのストーリー。
お揃いでなくなったアイコン。
俺への気持ちが冷めたんだ、と察するのは簡単だった。
認めるまでに、一ヶ月かかった。
カメコに「別れよう」と伝えよう。
手始めに俺は、アイコンにしていたカメコの写真を好きなゲームのスクショに変えた。
「令和○年度司法試験 論文 刑法」「10Good」
良質:6票トリック:2票物語:1票納得感:1票
甲の刑責を論じた以下の論文を読んで、甲とは誰か、当ててください。
ただし、甲には未必の故意が存在するものとする。
※クリティカルな記述について、一部、伏せ字にしています。
※要知識問題です。
私が提出した論文
1.第一に、甲に死体損壊罪の共同正犯(刑法190条、60条)が成立するか検討する。
刑法60条の「共同して」とは、「共同実行」の他に「共同意思」が必要と解されるところ、乙らは甲に対して「(A)」と申し向け、客体が(B)であることを秘匿しており、甲が未必的にも客体を(B)であると認識していた旨を知っていた事情も窺われないことから、甲と乙らとの間に死体損壊罪の共同意思は存在しない。
また、甲は客体が(B)であることを未必的に認識しているため、乙らの行為に一方的に加担した、いわゆる片面的共同正犯の成否が問題となるも、共犯の本質である「一部実行、全部責任」の根拠となる「共同」は、偶発的に他者の行為を利用するだけでは足りず、相互にこれを分担ないし支配する意思の連絡まで要すると解すべきであり、これも否定される(結論において判例同旨)。
よって、甲に死体損壊罪の共同正犯は成立しない。
2.次に、甲に死体損壊罪の単独犯が成立するか検討する。
前述のとおり、乙らとの共同正犯が成立しない以上、甲が参加する以前に乙らが行った(C)行為の刑責を甲に問うことはできない。よって、以下では甲が(B)を(D)行為について検討する。
(1)この点、先行する乙らの(C)行為によって、甲がそれを(D)行為の時点において、既に(B)が死体損壊罪の客体である「死体」としての性質を喪失しているとすれば、甲の行為は不可罰である。
しかしながら、死体損壊罪の「死体」とは、死体の一部であってもその客体たりうるところ(判例通説)、どの程度原型を留めているかによってこれを区別するとなれば、その判断基準が一義的に明確でないことに加えて、同罪の保護法益は「公衆の宗教的自由または死者に対する敬虔感情」と解されるところ、(B)を(D)行為は、一般的に、死者に対する敬虔感情を侵害する行為であることは明らかであるから、(B)がいかなる状態であったかを問わず、甲の行為は死体損壊罪の構成要件に該当する。
(2)しかしながら、本問における甲の状況に鑑みると、甲が上記行為に及ぶことは自己の生命を維持するために止むを得なかったといえ、甲には、適法な行為を選択できる期待可能性が存在しなかったといえる(責任阻却事由)。
(3)よって、甲の行為は死体損壊罪の構成要件に該当するが、その責任が阻却されるため、犯罪は成立しない。
3.以上より、甲には死体損壊罪の共同正犯も単独犯も成立せず、無罪である。
4.最後に、甲が(E)行為は、現行法上、処罰規定が存在せず、無罪である。
以上
甲の刑責を論じた以下の論文を読んで、甲とは誰か、当ててください。
ただし、甲には未必の故意が存在するものとする。
※クリティカルな記述について、一部、伏せ字にしています。
※要知識問題です。
私が提出した論文
1.第一に、甲に死体損壊罪の共同正犯(刑法190条、60条)が成立するか検討する。
刑法60条の「共同して」とは、「共同実行」の他に「共同意思」が必要と解されるところ、乙らは甲に対して「(A)」と申し向け、客体が(B)であることを秘匿しており、甲が未必的にも客体を(B)であると認識していた旨を知っていた事情も窺われないことから、甲と乙らとの間に死体損壊罪の共同意思は存在しない。
また、甲は客体が(B)であることを未必的に認識しているため、乙らの行為に一方的に加担した、いわゆる片面的共同正犯の成否が問題となるも、共犯の本質である「一部実行、全部責任」の根拠となる「共同」は、偶発的に他者の行為を利用するだけでは足りず、相互にこれを分担ないし支配する意思の連絡まで要すると解すべきであり、これも否定される(結論において判例同旨)。
よって、甲に死体損壊罪の共同正犯は成立しない。
2.次に、甲に死体損壊罪の単独犯が成立するか検討する。
前述のとおり、乙らとの共同正犯が成立しない以上、甲が参加する以前に乙らが行った(C)行為の刑責を甲に問うことはできない。よって、以下では甲が(B)を(D)行為について検討する。
(1)この点、先行する乙らの(C)行為によって、甲がそれを(D)行為の時点において、既に(B)が死体損壊罪の客体である「死体」としての性質を喪失しているとすれば、甲の行為は不可罰である。
しかしながら、死体損壊罪の「死体」とは、死体の一部であってもその客体たりうるところ(判例通説)、どの程度原型を留めているかによってこれを区別するとなれば、その判断基準が一義的に明確でないことに加えて、同罪の保護法益は「公衆の宗教的自由または死者に対する敬虔感情」と解されるところ、(B)を(D)行為は、一般的に、死者に対する敬虔感情を侵害する行為であることは明らかであるから、(B)がいかなる状態であったかを問わず、甲の行為は死体損壊罪の構成要件に該当する。
(2)しかしながら、本問における甲の状況に鑑みると、甲が上記行為に及ぶことは自己の生命を維持するために止むを得なかったといえ、甲には、適法な行為を選択できる期待可能性が存在しなかったといえる(責任阻却事由)。
(3)よって、甲の行為は死体損壊罪の構成要件に該当するが、その責任が阻却されるため、犯罪は成立しない。
3.以上より、甲には死体損壊罪の共同正犯も単独犯も成立せず、無罪である。
4.最後に、甲が(E)行為は、現行法上、処罰規定が存在せず、無罪である。
以上
26年02月28日 12:24
【ウミガメのスープ】 [YJM]
【ウミガメのスープ】 [YJM]

正しくは「20の扉」です。終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
解説を見る
本家「ウミガメのスープ」の男
(脚注)
A これはウミガメのスープである
B 死体を材料にしたスープ
C 死体を調理してスープにした
D 食べた
E 自殺した
(脚注)
A これはウミガメのスープである
B 死体を材料にしたスープ
C 死体を調理してスープにした
D 食べた
E 自殺した
「イモリは爬虫類」「10Good」
良質:3票トリック:4票物語:2票納得感:1票
私の通っていた小学校では、昆虫や水棲小動物の採集がとても流行っていました。
当時、特にブームだったのは『ヤモリの採集』です。
ヤモリは橋の下や用水路で極稀に見かけることのできる生物で、
地元では生息数も多くなく、捕まえた子は学校でちょっと自慢できる…。
そんな生物でした。
そんな折。
ヤモリの群れがいる秘密の穴場スポットがあるという噂を聞き、
私は近所にある沼を訪れました。
噂通り、ものの数分でヤモリを発見したはいいものの、
虫かごを忘れてしまったので、それを取りに、一旦家に帰ることにしました。
残念なことに、そこで母に見つかってしまい、
「一人で危ないところに行くな」と叱られてしまったので、
その日は大人しく家にいました。
・・・
次の日、イモリを探しにこっそりとその沼へやってきた私は、
イモリがいなくなるまで執拗に、長い木の棒で沼底を叩き続けました。
…さて、一体なぜでしょう?
当時、特にブームだったのは『ヤモリの採集』です。
ヤモリは橋の下や用水路で極稀に見かけることのできる生物で、
地元では生息数も多くなく、捕まえた子は学校でちょっと自慢できる…。
そんな生物でした。
そんな折。
ヤモリの群れがいる秘密の穴場スポットがあるという噂を聞き、
私は近所にある沼を訪れました。
噂通り、ものの数分でヤモリを発見したはいいものの、
虫かごを忘れてしまったので、それを取りに、一旦家に帰ることにしました。
残念なことに、そこで母に見つかってしまい、
「一人で危ないところに行くな」と叱られてしまったので、
その日は大人しく家にいました。
・・・
次の日、イモリを探しにこっそりとその沼へやってきた私は、
イモリがいなくなるまで執拗に、長い木の棒で沼底を叩き続けました。
…さて、一体なぜでしょう?
26年04月07日 20:45
【ウミガメのスープ】 [るょ]
【ウミガメのスープ】 [るょ]

エイプリルフール記念問題※問題文訂正あり
解説を見る
その日の深夜。
寝ている私を揺り起こし、母が尋ねてきました。
「あんた、井森くんと仲良かったよね?
今日は井森くんと遊ぶつもりだったの?」
胸がどきりとしました。
私とイモリは昨日の放課後、みんなに内緒で例の沼に行っていたのです。
よその子を危ないところに連れて行ったなどと思われたら、
どう怒られるかわかったものではありません。
「いや、昨日も言ったけど、一人だよ。」
…と嘘をつきました。
・・・
次の日。学校のホームルーム。
「井森くんの行方が、昨日からわかっておりません。
何か知っている子がいたら連絡を。」
担任がそう話しているのを、私は放心状態で聞いていました。
担任は、親友が居なくなって相当ショックを受けたのだろうと考えたのか、
「今日は早退しても構わない」と言ってくださいました。
早退の時間を使って、私はざわつく胸を押さえながら例の沼に向かいます。
後から知った話ですが、
この沼地は『底なし沼』であるとして、かなり前から封鎖されていたそうです。
昨日までは気にならなかったはずの、
『立入禁止』のフェンス看板が、やけに目に刺さったのを覚えています。
…沼の中からは、見覚えのある白い右腕が生えていました。
指先は開いたまま硬直しており、助けを求めるように上に向かって伸びています。
そこから先はよく覚えていません。
私は泣きながら、
彼の姿が完全になくなるまで、木の棒で叩いて彼を沼底に沈めました。
二度と浮いてこないように、とにかく必死に。
彼が私と共にこの沼に居たという事実を消さなければなりませんでした。
保身のためについた「沼には自分一人しかいなかった」という嘘が、
そっくりそのまま『私がイモリを殺した』という状況証拠になってしまったからです。
…皆さんも、エイプリルフールの嘘には十分お気をつけくださいね。
答え:
前日に一緒に沼で遊んでいたイモリくんが、行方不明として扱われていた。
イモリくんは底なし沼に落ちて死んでいた。
もしも彼の死体がその沼で見つかれば、
前日に沼で遊んでいた自分が、
イモリくんを殺したのではないかと疑われると思ったから、念入りに彼の遺体を沼底に沈めなければならなかった。
寝ている私を揺り起こし、母が尋ねてきました。
「あんた、井森くんと仲良かったよね?
今日は井森くんと遊ぶつもりだったの?」
胸がどきりとしました。
私とイモリは昨日の放課後、みんなに内緒で例の沼に行っていたのです。
よその子を危ないところに連れて行ったなどと思われたら、
どう怒られるかわかったものではありません。
「いや、昨日も言ったけど、一人だよ。」
…と嘘をつきました。
・・・
次の日。学校のホームルーム。
「井森くんの行方が、昨日からわかっておりません。
何か知っている子がいたら連絡を。」
担任がそう話しているのを、私は放心状態で聞いていました。
担任は、親友が居なくなって相当ショックを受けたのだろうと考えたのか、
「今日は早退しても構わない」と言ってくださいました。
早退の時間を使って、私はざわつく胸を押さえながら例の沼に向かいます。
後から知った話ですが、
この沼地は『底なし沼』であるとして、かなり前から封鎖されていたそうです。
昨日までは気にならなかったはずの、
『立入禁止』のフェンス看板が、やけに目に刺さったのを覚えています。
…沼の中からは、見覚えのある白い右腕が生えていました。
指先は開いたまま硬直しており、助けを求めるように上に向かって伸びています。
そこから先はよく覚えていません。
私は泣きながら、
彼の姿が完全になくなるまで、木の棒で叩いて彼を沼底に沈めました。
二度と浮いてこないように、とにかく必死に。
彼が私と共にこの沼に居たという事実を消さなければなりませんでした。
保身のためについた「沼には自分一人しかいなかった」という嘘が、
そっくりそのまま『私がイモリを殺した』という状況証拠になってしまったからです。
…皆さんも、エイプリルフールの嘘には十分お気をつけくださいね。
答え:
前日に一緒に沼で遊んでいたイモリくんが、行方不明として扱われていた。
イモリくんは底なし沼に落ちて死んでいた。
もしも彼の死体がその沼で見つかれば、
前日に沼で遊んでいた自分が、
イモリくんを殺したのではないかと疑われると思ったから、念入りに彼の遺体を沼底に沈めなければならなかった。












