「クリスマスの贈り物」「11Good」
良質:6票物語:1票納得感:4票
独身中年男のケンジは「今年こそ彼女が欲しい!クリスマスは彼女と二人で過ごしたい!」と毎年願っています。
そんなケンジは去年のクリスマスに、「今日はクリスマスだし、思い切って贈り物をしよう」と考えてある贈り物をしました。
この時ケンジは駅前のデパートで千円以内の買い物をしていたのですが、ケンジがクリスマスの贈り物に込めた願い事は何でしょう?
そんなケンジは去年のクリスマスに、「今日はクリスマスだし、思い切って贈り物をしよう」と考えてある贈り物をしました。
この時ケンジは駅前のデパートで千円以内の買い物をしていたのですが、ケンジがクリスマスの贈り物に込めた願い事は何でしょう?
23年01月08日 21:25
【20の扉】 [わかめ]
【20の扉】 [わかめ]
ちょっと遅いですが記憶の新しいうちに。
解説を見る
ケンジは「今年こそ彼女が欲しい!」と毎年初詣で【五円】を賽銭箱に入れて【「ご縁」】を願っています。
そんなケンジは去年のクリスマス、買い物帰りに通った駅前の繁華街で募金箱を見て「今日はクリスマスだし、思い切って贈り物をしよう」と考えました。
ケンジは財布を取り出し、さっきの買い物で受け取ったお釣りの【九千】円を海外への募金箱に入れて【{「休戦」}】を願いました。
そんなケンジは去年のクリスマス、買い物帰りに通った駅前の繁華街で募金箱を見て「今日はクリスマスだし、思い切って贈り物をしよう」と考えました。
ケンジは財布を取り出し、さっきの買い物で受け取ったお釣りの【九千】円を海外への募金箱に入れて【{「休戦」}】を願いました。
「恩を仇で返す鶴」「11Good」
良質:6票トリック:2票物語:2票納得感:1票
昔々。
ウミガメ山に亀吉という若い男が住んでいた。彼はお人好しで有名な男で、多くの人から信頼されていた。
ある冬の日のこと。
獣害に悩む麓の村民からの依頼で、ある猟師が一帯に罠を仕掛けていたのだが、その罠に1羽の鶴がかかっていた。
村に食料を買いに来ていた亀吉はたまたまその様子を見つけ、「かわいそうだ」と思い鶴を罠から逃がしてやった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
激しく雪が降り積もるその夜。
─────コンコンコン。
「ごめんください。」
誰かが亀吉の家を訪ねて来た。
一瞬、人伝に聞いた鶴の恩返しの話が脳裏を過った亀吉。
しかし即座に訪問者の正体が鶴ではないことに気づいた亀吉は、自衛のため家の玄関に立て掛けてあった斧を手に取った。
(…来るなら来い)
そう思い身構える。
しかしその後、「訪問者の本当の目的」に気付いた亀吉は斧を置き、この怪しい存在を家に招き入れてやることにした。
<問>
{訪問者の正体}を踏まえて、{亀吉の元を訪れた目的}を推理して欲しい。
ウミガメ山に亀吉という若い男が住んでいた。彼はお人好しで有名な男で、多くの人から信頼されていた。
ある冬の日のこと。
獣害に悩む麓の村民からの依頼で、ある猟師が一帯に罠を仕掛けていたのだが、その罠に1羽の鶴がかかっていた。
村に食料を買いに来ていた亀吉はたまたまその様子を見つけ、「かわいそうだ」と思い鶴を罠から逃がしてやった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
激しく雪が降り積もるその夜。
─────コンコンコン。
「ごめんください。」
誰かが亀吉の家を訪ねて来た。
一瞬、人伝に聞いた鶴の恩返しの話が脳裏を過った亀吉。
しかし即座に訪問者の正体が鶴ではないことに気づいた亀吉は、自衛のため家の玄関に立て掛けてあった斧を手に取った。
(…来るなら来い)
そう思い身構える。
しかしその後、「訪問者の本当の目的」に気付いた亀吉は斧を置き、この怪しい存在を家に招き入れてやることにした。
<問>
{訪問者の正体}を踏まえて、{亀吉の元を訪れた目的}を推理して欲しい。
23年01月30日 22:31
【ウミガメのスープ】 [だだだだ3号機]
【ウミガメのスープ】 [だだだだ3号機]
前にチラッと原型を話したことがあるかもしれません。知ってる方はお口チャック!
解説を見る
【簡易解説】
鳴き声から、訪ねて来たのが女性に化けた狐であることに気づいた亀吉。「人間に化けて自分をからかいに来た」と思った亀吉だったが、「人に化けて喋れる狐が鳴き声を発する必要がない」ことから、まだ人に化けられない狐を連れており、「化かしに来たわけではない」と判断した。
そして最近起こっている獣害の内容が、「狐による食料庫荒らし」であることから、恐らくこの狐は「{厳しい冬の雪で食べ物に困っている}」と考えたお人好しの亀吉は、家に招き入れてやることにした。
{FAポイント:鳴き声と獣害の内容から「狐が食料を恵んで貰いに来た」ことを明らかにする。}
【ながいやつ】
ウミガメ山の麓にある村。
そこに住む村人達にはある悩みがあった。
村の食料庫が、よく獣に荒らされているのだ。
歯形や足跡から「犯人は恐らく山に住む狐だろう」と言われていたが、猟師が見張っているときに限って狐はなかなか出てこない。
奴らはずる賢いのだ。
現時点での被害自体は極端に多いわけではないのだが、この後どんどん悪化する可能性だってある。
業を煮やした猟師は、辺り一帯に罠を仕掛けることにしたそうだ。
ある時、食料を買いに村に来ていた亀吉は、帰りに罠にかかった鶴を助けてやった。
その夜は激しく雪が降り積もり、亀吉の住んでいる山全体が吹雪いていた。
{コンコンコン。}
「ごめんください…。」
そんな時、女性の声で亀吉の家を訪ねる者があった。
いや、厳密には女性の声の前に「コンコンコン」と狐の鳴き声が聞こえた。
一瞬人伝で聞いた鶴の恩返しの話が脳裏に過った亀吉であったが、狐の鳴き声を思い返しすぐに考えを改めた。
(狐だ。狐が俺を化かしに来たんだ。)
そう思った亀吉は鍬を持ち、ジリジリと戸に近づいていった。もし訪問者が無理やり入ってくる素振りを見せるようなら、すぐにでも斧頭で打ち据える気だった。
【(…来るなら来い)】
「……。」
「……。」
「………………。」
おかしい。入ってこない。
まるで律儀にこちらが招き入れるのを待っているようだ。
そこで亀吉は思った。
(そもそも、ずる賢い狐が鳴き声を聞かれるなんてへまをするだろうか?)
人間に化けても鳴き声をあげることがあるのか?それとも、そもそも狐であることを隠す気がないのか?まさか化けられない狐を連れているのか?なんのために???
あれこれ考えているうちに、亀吉の中で一つの思いが浮かんだ。
(こいつ、マジで俺を訪ねて来ただけなんじゃないか?)
そうだ。そもそも疑問だった。
{なぜ山に住む賢い狐が、わざわざ麓の村まで畑を荒らしに来たのか?ひょっとして、例年以上に厳しい雪のせいでこの山の食料が枯れ、比較的降雪が優しい麓村まで来るしかなかったんじゃないか?思えばさっきの鳴き声も、少し甲高かった気がする。子供がいるのか?}
可能性は高い。村の警備が強化されたもんだからとうとう畑も荒らせなくなって、食料を恵んで貰いに来たのだろう。ひょっとしたら、村で食料を買うところもこっそり見てたのかもしれない。
確証は無かった。でも、彼は亀吉。
{お人好しで有名な男である。}
斧を置き戸を開けると、そこには美しい一人の娘と─────やはり、その傍らに1匹の子狐がいた。
亀吉が二人(?)を家にあげると、狐はお礼を言いながら変身を解き、食料を恵んで欲しい旨と、その身の上をポツリポツリと話し始めた。
いつも狩りをしていた旦那に事故で先立たれ、冬を越すための食料が集められなかったこと。
例年より厳しい冬で、山の食料が殆ど枯れてしまったこと。
自分は最悪死んでも構わないが、子供だけはなんとか食わせてやりたいこと。
内容は、大方亀吉の予想通りだった。
狐が話し終わると、亀吉はゆっくりと頷き、こう言った。
「わかった。少し食料を分けてやる。」
「…いいのですか?ありがとうございます!」
「ただ、俺も裕福な方じゃねぇし、冬を越すまでずっと、ってなると厳しいだろう。」
「分かっています。2、3日分だけ分けていただければ、どこか別の住みかを探して…」
「いや、麓の村民に分けて貰おう。あそこは麓だからこっちほど雪は酷くないし、食うのにもそこまで困ってねぇはずだ。」
「しかし、私が娘に化けても、見ず知らずの人に食料を分けて頂けるでしょうか…?」
「それは俺から頼んでみるよ。多分、気前良くわけてくれるはずだ。その代わり…」
「今度、ちゃんと謝りに行くんだぞ。付いてってやるから。」
狐は何度もお礼を言って、翌日、亀吉と一緒に麓の村まで謝りに行った。
亀吉から事情を聞いた村民達は、亀吉への信頼故か、今回のことは見逃してくれたそうだ。
その後、村民たちに分けてもらった食料で、狐の親子は無事に冬を越すことができた。
以来狐の親子は山を降りてきては、時折村の畑仕事を手伝っている。最近ではすっかり村民たちと打ち解け、分けてもらった野菜を亀吉に届けたりしているようだ。
それから狐の親子はふたり仲良く、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
鳴き声から、訪ねて来たのが女性に化けた狐であることに気づいた亀吉。「人間に化けて自分をからかいに来た」と思った亀吉だったが、「人に化けて喋れる狐が鳴き声を発する必要がない」ことから、まだ人に化けられない狐を連れており、「化かしに来たわけではない」と判断した。
そして最近起こっている獣害の内容が、「狐による食料庫荒らし」であることから、恐らくこの狐は「{厳しい冬の雪で食べ物に困っている}」と考えたお人好しの亀吉は、家に招き入れてやることにした。
{FAポイント:鳴き声と獣害の内容から「狐が食料を恵んで貰いに来た」ことを明らかにする。}
【ながいやつ】
ウミガメ山の麓にある村。
そこに住む村人達にはある悩みがあった。
村の食料庫が、よく獣に荒らされているのだ。
歯形や足跡から「犯人は恐らく山に住む狐だろう」と言われていたが、猟師が見張っているときに限って狐はなかなか出てこない。
奴らはずる賢いのだ。
現時点での被害自体は極端に多いわけではないのだが、この後どんどん悪化する可能性だってある。
業を煮やした猟師は、辺り一帯に罠を仕掛けることにしたそうだ。
ある時、食料を買いに村に来ていた亀吉は、帰りに罠にかかった鶴を助けてやった。
その夜は激しく雪が降り積もり、亀吉の住んでいる山全体が吹雪いていた。
{コンコンコン。}
「ごめんください…。」
そんな時、女性の声で亀吉の家を訪ねる者があった。
いや、厳密には女性の声の前に「コンコンコン」と狐の鳴き声が聞こえた。
一瞬人伝で聞いた鶴の恩返しの話が脳裏に過った亀吉であったが、狐の鳴き声を思い返しすぐに考えを改めた。
(狐だ。狐が俺を化かしに来たんだ。)
そう思った亀吉は鍬を持ち、ジリジリと戸に近づいていった。もし訪問者が無理やり入ってくる素振りを見せるようなら、すぐにでも斧頭で打ち据える気だった。
【(…来るなら来い)】
「……。」
「……。」
「………………。」
おかしい。入ってこない。
まるで律儀にこちらが招き入れるのを待っているようだ。
そこで亀吉は思った。
(そもそも、ずる賢い狐が鳴き声を聞かれるなんてへまをするだろうか?)
人間に化けても鳴き声をあげることがあるのか?それとも、そもそも狐であることを隠す気がないのか?まさか化けられない狐を連れているのか?なんのために???
あれこれ考えているうちに、亀吉の中で一つの思いが浮かんだ。
(こいつ、マジで俺を訪ねて来ただけなんじゃないか?)
そうだ。そもそも疑問だった。
{なぜ山に住む賢い狐が、わざわざ麓の村まで畑を荒らしに来たのか?ひょっとして、例年以上に厳しい雪のせいでこの山の食料が枯れ、比較的降雪が優しい麓村まで来るしかなかったんじゃないか?思えばさっきの鳴き声も、少し甲高かった気がする。子供がいるのか?}
可能性は高い。村の警備が強化されたもんだからとうとう畑も荒らせなくなって、食料を恵んで貰いに来たのだろう。ひょっとしたら、村で食料を買うところもこっそり見てたのかもしれない。
確証は無かった。でも、彼は亀吉。
{お人好しで有名な男である。}
斧を置き戸を開けると、そこには美しい一人の娘と─────やはり、その傍らに1匹の子狐がいた。
亀吉が二人(?)を家にあげると、狐はお礼を言いながら変身を解き、食料を恵んで欲しい旨と、その身の上をポツリポツリと話し始めた。
いつも狩りをしていた旦那に事故で先立たれ、冬を越すための食料が集められなかったこと。
例年より厳しい冬で、山の食料が殆ど枯れてしまったこと。
自分は最悪死んでも構わないが、子供だけはなんとか食わせてやりたいこと。
内容は、大方亀吉の予想通りだった。
狐が話し終わると、亀吉はゆっくりと頷き、こう言った。
「わかった。少し食料を分けてやる。」
「…いいのですか?ありがとうございます!」
「ただ、俺も裕福な方じゃねぇし、冬を越すまでずっと、ってなると厳しいだろう。」
「分かっています。2、3日分だけ分けていただければ、どこか別の住みかを探して…」
「いや、麓の村民に分けて貰おう。あそこは麓だからこっちほど雪は酷くないし、食うのにもそこまで困ってねぇはずだ。」
「しかし、私が娘に化けても、見ず知らずの人に食料を分けて頂けるでしょうか…?」
「それは俺から頼んでみるよ。多分、気前良くわけてくれるはずだ。その代わり…」
「今度、ちゃんと謝りに行くんだぞ。付いてってやるから。」
狐は何度もお礼を言って、翌日、亀吉と一緒に麓の村まで謝りに行った。
亀吉から事情を聞いた村民達は、亀吉への信頼故か、今回のことは見逃してくれたそうだ。
その後、村民たちに分けてもらった食料で、狐の親子は無事に冬を越すことができた。
以来狐の親子は山を降りてきては、時折村の畑仕事を手伝っている。最近ではすっかり村民たちと打ち解け、分けてもらった野菜を亀吉に届けたりしているようだ。
それから狐の親子はふたり仲良く、いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
「宿題びっちょびちょ」「11Good」
良質:6票納得感:5票
ゲーム好きのカメオは学校から帰ってくるとおおよそ二回に一回、わざわざ風呂場で宿題をする。
一体なぜ?
一体なぜ?
23年02月06日 19:53
【ウミガメのスープ】 [ベルン]
【ウミガメのスープ】 [ベルン]
※お風呂の時間すらもったいない…というわけではありません
解説を見る
カメオの家はとても厳しく、ゲームは一日三十分と決められている。
しかしもっとゲームをしたいカメオと兄ウミオは、学校から帰ってきてから母親が仕事から帰ってくるまでの間、こっそりとテレビゲームをすることにした。
母親が帰ってくるギリギリまでゲームしていたいと、母親が車で帰ってくる音を聞けるように一人がお風呂場(駐車場と隣接しており一番母親が帰ってくるのを早く察知できる)で宿題をし、その間にもう一人がリビングでこっそりテレビゲームを楽しむ。
そんなルーティーン。
しかしもっとゲームをしたいカメオと兄ウミオは、学校から帰ってきてから母親が仕事から帰ってくるまでの間、こっそりとテレビゲームをすることにした。
母親が帰ってくるギリギリまでゲームしていたいと、母親が車で帰ってくる音を聞けるように一人がお風呂場(駐車場と隣接しており一番母親が帰ってくるのを早く察知できる)で宿題をし、その間にもう一人がリビングでこっそりテレビゲームを楽しむ。
そんなルーティーン。
「同釜」「11Good」
良質:6票トリック:1票納得感:4票
夫のために、手編みのセーターを作っていたカメコ。
しかし、毛糸が足りないことに気が付いたため、カメコは一回り大きいサイズで妥協することにした。
一体どういうことだろうか?
しかし、毛糸が足りないことに気が付いたため、カメコは一回り大きいサイズで妥協することにした。
一体どういうことだろうか?
23年03月11日 14:14
【ウミガメのスープ】 [こはいち]
【ウミガメのスープ】 [こはいち]
17日(金)20:00に〆予定です。
解説を見る
久しぶりに夫にセーターを編んでみた。手作りのセーターを贈るのは付き合っていた頃以来だけど、喜んでくれるかな。
「夫くん、これ着てみて!」
全然サイズ合わなかった…… 昔の感覚で編んでたけど、そりゃ、夫くん体型変わってるよね……
もう少し丈を長くすればよさそうだし、編みなおそうかな。と思って残りの毛糸を出してみたけど、夫のサイズには全然足りてない。
仕方ないから、今冬の私のセーターはこれにしちゃおう。一回り大きいけど、これくらいが暖かくていいよね。
【FA条件:カメコにとって一回り大きいセーターであることを明かす】
「夫くん、これ着てみて!」
全然サイズ合わなかった…… 昔の感覚で編んでたけど、そりゃ、夫くん体型変わってるよね……
もう少し丈を長くすればよさそうだし、編みなおそうかな。と思って残りの毛糸を出してみたけど、夫のサイズには全然足りてない。
仕方ないから、今冬の私のセーターはこれにしちゃおう。一回り大きいけど、これくらいが暖かくていいよね。
【FA条件:カメコにとって一回り大きいセーターであることを明かす】
「はかなく散る華」「11Good」
良質:6票トリック:3票物語:1票納得感:1票
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男は死んだ。一体なぜ?
男は死んだ。一体なぜ?
23年03月25日 20:39
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]
🌸
解説を見る
.
【男は、花咲かじいに殺された。動機は怨恨。】
(愛犬の殺害など酷いことをしたため)
枯れ木に花を咲かせたおじいさんは
花咲かじいさんと呼ばれ 人気者になりました
「ポチを殺してやったのも
臼を燃やして灰にしてやったのも わしだ!
全て わしのおかげではないか!」
そう怒鳴り込んで来たのは よくばりな隣人でした
この男には人の心がないのでしょうか
これっぽっちも 悪いと思ってはいないのです
花咲かじいさんは杵を振り下しました
灰を強引に奪って 踵を返した隣人に向かって
なんども
なんども
なんども
気がつくと 隣人は動かなくなっていました
花咲かじいさんは 恐ろしくなって逃げだしました
まだ息のあった隣人は 必死に指を動かし
下手人の名前を残すと ぐったりと力尽きました
その時 さあっと風が吹いて
たくさんの花びらが 地面をすべり
ささあ ささあと流れていきます
花びらが通りすぎたあとには
もう なんの跡も残ってはいませんでした
【男は、花咲かじいに殺された。動機は怨恨。】
(愛犬の殺害など酷いことをしたため)
枯れ木に花を咲かせたおじいさんは
花咲かじいさんと呼ばれ 人気者になりました
「ポチを殺してやったのも
臼を燃やして灰にしてやったのも わしだ!
全て わしのおかげではないか!」
そう怒鳴り込んで来たのは よくばりな隣人でした
この男には人の心がないのでしょうか
これっぽっちも 悪いと思ってはいないのです
花咲かじいさんは杵を振り下しました
灰を強引に奪って 踵を返した隣人に向かって
なんども
なんども
なんども
気がつくと 隣人は動かなくなっていました
花咲かじいさんは 恐ろしくなって逃げだしました
まだ息のあった隣人は 必死に指を動かし
下手人の名前を残すと ぐったりと力尽きました
その時 さあっと風が吹いて
たくさんの花びらが 地面をすべり
ささあ ささあと流れていきます
花びらが通りすぎたあとには
もう なんの跡も残ってはいませんでした