みんなのGood

良質:6票物語:2票納得感:3票
一刻も早く帰りたかったウミ夫は残業を終えるとすぐに退社し、急いで帰宅した。
家の近くまで猛ダッシュで帰ってきたにもかかわらず、ウミ夫は自宅の手前500メートルからはゆ〜〜〜っくり、恐れながら帰ったのだった。
いったい何故だろう?
18年11月22日 21:29
【ウミガメのスープ】 [トキタ]

久しぶりのスープです。




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今日はウミ夫とウミ子の愛娘、ラテ美の4歳の誕生日。
家での誕生日パーティを楽しみにしていたウミ夫に、今日中にこなさないといけない急な用務が入り残業することに。
残業を終え、急いで帰宅したウミ夫。しかしウミ夫にはまだ仕事が残されていた。
そう、家の近くのケーキ屋さんで可愛いウミガメケーキを買って帰るという重大な仕事が。
閉店時間ギリギリに猛ダッシュでケーキ屋に駆け込み、ラテ美の名前プレートが入った可愛いケーキを手に入れたウミ夫は、これまでとは打って変わってケーキを崩さぬよう恐れ恐れ慎重に、ゆ〜〜〜〜っくり家まで帰るのでした。
良質:9票トリック:2票
「あのすみません。この子を見ませんでしたか?」

女性は隣にいる自分の子供を指さし
「私の息子なんです。探しているんですがどこかで見ませんでしたか?」と尋ねた。

隣にいるのに何故そんなことを聞くのであろう?
18年12月05日 22:36
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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女性は行方不明になった息子と自分が写っている写真を見せているのであって
ウォーリーを探せ的な写真から息子を探しているのではないのです
良質:9票トリック:2票
最近新発売された竹炭入りのガム。
噛むと歯が真っ黒になると言う欠点があるのに女性に大好評だと言う。

一体なぜ?
18年12月27日 19:25
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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このガムのおかげで子供が歯磨きをするようになりました。っと
母親たちの間で売れてるのです。
話をしようよ「11Good」
良質:9票物語:1票納得感:1票
ユキヤの口からユキヤ自身のことを知れば知るほど、不安が増していくチカコ。

一体どうして?
19年01月09日 23:21
【ウミガメのスープ】 [藤井]



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チカコには3歳の息子、タカシが居る。
そしてチカコの友人、マミの子どもも同じく3歳だ。名をユキヤと言う。
チカコとマミは仲が良く、互いの家で一緒に遊んだりしている。タカシとユキヤも仲が良い。

「ユキヤくんは、でんしゃが好きなの?」
「でんしゃ!すき!あとね、しょーぼーしゃ!」
「消防車も好きなんだ。かっこいいよね」
「うん!きゅーきゅーしゃ、ぱとかー、しょべるかー」
「わぁ、いろんな車の名前知ってるんだねぇ」

褒めるチカコに、得意気に話すユキヤ。
その隣では、タカシが真剣に動物の絵本を見ている。
そんなタカシと一緒に絵本を覗き込んで、マミが尋ねる。

「タカシくん、どの動物が好き?」
「ん、んー」
「わんわん?犬が好きなのね」
「んー」

へらりと嬉しそうに笑うタカシ。


チカコはずっと気がかりだった。同い年のユキヤはたくさん言葉を喋るのに、タカシはなかなか言葉が出ない。
個人差があるし焦らなくていいよと人は言う。分かっているつもりだが、やはり実際に言葉巧みに話すユキヤと対面すると、その不安は膨らんでしまうものだ。

"どうして、うちの子は。どうして、よその子は。"
比べたくなくても、比べずにはいられない。


「ターくん、チカちゃん、またねー」

帰り際、にっこり笑って手を振るユキヤ。

「ユキヤくん、またね。タカシ、ばいばいしよっか」
「ばーい」
「あはは、ばいばーい」

ぎこちなく手を振るタカシに笑いかけるマミ。
あのドアが閉まったら、マミはユキヤくんとたくさんお話するのかな。
マミの家を出て歩き出したチカコは、ほとんど口を開かないタカシの手を握り、少し切なくなった。



その日の晩。
真っ白な画用紙に、黙々と絵を描くタカシの姿があった。
風呂からあがった夫のヒロユキがタカシに歩み寄る。

「おー、何描いてんだ?タカシ」
「ん、まーま」
「おっ、これママか?こっちは?」
「んんん、」
「あ、ひょっとしてこれ友達のユキヤくんだろ」
「ん!」
「あはは。これがわんわんでー、これは?」
「ぶー、ぶーぶー」
「おぉ、ぶーぶーか。ユキヤくんはぶーぶーが好きなのか」
「ん!」

ぱあっと嬉しそうに笑うタカシ。
あぁ。この子にはこの子なりの表現方法がある。
嬉しい、楽しい、好き、嫌い。そんな豊かな感情が、この子の中にしっかりと存在するのだ。

「タカシは絵がうまいなぁ。ほら、ママに見せてやれ」
「まーま」
「わぁ、上手に描けたねぇタカシ。今日、マミちゃんにたくさん絵本読んでもらったんだよね」
「ん!」
「楽しかったね。また行きたい?」
「ん!!」

こっくりと大きく頷くタカシに、自然と心がほぐれていく。


何度も不安になりながら、少しずつ自分の歩幅を見つけていくのだろう。
この子も、私も。



【要約】
チカコは、自分の息子と同い年のユキヤがたくさん言葉を喋るのを見て、なかなか言葉が出てこない我が子と比べてしまい、不安がつのるのでした。
死を告げる男「11Good」
良質:6票物語:3票納得感:2票
女は後ろに手を組んだまま、男が話す内容を聞き流していた。
なぜなら、顔も名前も知らない夫婦の話だったからだ。
しかし、女が乗っていた自動車が壊れていることに気が付くと、男の話は女の死期が近いことを示しているのだと分かってしまった。

女はなぜ死期が近いのだろう?
19年02月08日 21:31
【ウミガメのスープ】 [かん介]



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【要約】
女を誘拐した犯人たちが事故で死んでしまったのをニュースで知り、身動きできず水も食料も得られないから。

【解説】
女は、覆面を被った男女に自動車に押し込められて誘拐された。
その際に、辛うじて車のナンバーや車種、色などを記憶することができた。
監禁場所のどこかの地下室につくと、女は手足を拘束された。

次の日、犯人たちは慌てた様子でテレビをつけっぱなしで出かけて行った。
どれくらい時間がたっただろうか、テレビはニュースを流していた。
男性キャスターがトラックと乗用車の正面衝突事故を報じている。
被害者は夫婦で、顔写真と名前が出たが見覚えがないので女は特に気に掛けなかった。
しかし、事故現場の中継映像が流れた時に女は気が付いた。
事故で大きく壊れている被害者夫婦の車は、昨日自分が乗っていた車とナンバーも車種も色さえも一致しているではないか!
女は死亡したあの夫婦が自分を誘拐した犯人であることが分かってしまった。
満足に自分で食事もできない状況で、唯一自分の居場所を知っている犯人たちが死亡したということは…。

私の死期も近いのだろう。