「ある晴れた日のこと」「12Good」
トリック:5票物語:1票納得感:6票
朝起きたらテレビをつけ、窓を開けてぼうっと過ごすのがカメコの日課になっていた。
もうそんな生活は終わらせなければいけないと思いながらも、臆病なカメコはいつも窓辺に佇んで動けないでいた。
しかし今日は違った。
テレビから突然流れてきた子供たちの元気な歌声。それを聞くともなしに聞いていたら、彼女の脳裏にある言葉が閃いた。
「そうだ!■は●●なんだ!何も怖がる必要はない!」
カメコはそう言うと、外へ飛び出した。
[問]
■と●●に当てはまる言葉は何か。
もうそんな生活は終わらせなければいけないと思いながらも、臆病なカメコはいつも窓辺に佇んで動けないでいた。
しかし今日は違った。
テレビから突然流れてきた子供たちの元気な歌声。それを聞くともなしに聞いていたら、彼女の脳裏にある言葉が閃いた。
「そうだ!■は●●なんだ!何も怖がる必要はない!」
カメコはそう言うと、外へ飛び出した。
[問]
■と●●に当てはまる言葉は何か。
22年05月19日 21:41
【20の扉】 [メラ]
【20の扉】 [メラ]
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■は幸せ。どうかあなたと同じところにいけますように。
ーそう願いながらカメコは窓から外へ飛び出した。
答え
■:死(シ)
●●:幸せ
ーそう願いながらカメコは窓から外へ飛び出した。
答え
■:死(シ)
●●:幸せ
「【世界田中奇行】甲板上の鎮魂歌」「12Good」
良質:3票トリック:4票納得感:5票
最愛の息子と2人、船の上で漂流している田中。
不幸中の幸いで船に食糧はそれなりにあったのだが、息子がそれを食べようとすると田中は止め、そのまま息子に食糧を一切あげることなく一人で食べた。
一体なぜ?
☆原案:ダニーさん
不幸中の幸いで船に食糧はそれなりにあったのだが、息子がそれを食べようとすると田中は止め、そのまま息子に食糧を一切あげることなく一人で食べた。
一体なぜ?
☆原案:ダニーさん
22年05月29日 23:26
【ウミガメのスープ】 [ベルン]
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

世界田中奇行もダニーさんにお借りしました! 5月終わるまで!
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乳児である息子。
傍においてあった乾パンを手に取り口に運ぼうとする息子。
誤って食べてしまわないように息子を止め、それを自分で食べた田中。
その後、田中は息子に授乳した。
傍においてあった乾パンを手に取り口に運ぼうとする息子。
誤って食べてしまわないように息子を止め、それを自分で食べた田中。
その後、田中は息子に授乳した。
「春一番と食いしん坊」「12Good」
良質:3票トリック:2票物語:7票
春一番が吹いたので、カメオの母は(そういえば、カメオは食いしん坊だったわね)と思った。
カメオの好物が麩菓子であるとき、母がその思考をする直前にしていた行動は何だろう?
カメオの好物が麩菓子であるとき、母がその思考をする直前にしていた行動は何だろう?
22年09月22日 23:40
【ウミガメのスープ】 [ひゅー]
【ウミガメのスープ】 [ひゅー]
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答え:カメオへの黙祷
今日はカメオの命日。
春一番だなんて天気予報で言っていたけど、私の心は晴れなかった。
強い風の中、お墓を掃除して、大好きだった麩菓子をお供えする。
手を合わせて、じっと拝む。
……………………………………………………………………………………
目を開けると、お供えした麩菓子がなくなっていた。
そういえば、カメオは食いしん坊だったわね。
もう食べちゃったのかしら。
本当は風で飛ばされたって分かってる。
でも、カメオがいたような気がして、ほんの少し嬉しかった。
今日はカメオの命日。
春一番だなんて天気予報で言っていたけど、私の心は晴れなかった。
強い風の中、お墓を掃除して、大好きだった麩菓子をお供えする。
手を合わせて、じっと拝む。
……………………………………………………………………………………
目を開けると、お供えした麩菓子がなくなっていた。
そういえば、カメオは食いしん坊だったわね。
もう食べちゃったのかしら。
本当は風で飛ばされたって分かってる。
でも、カメオがいたような気がして、ほんの少し嬉しかった。
「幼少期の時にだけお前の身に起こる謎の鉢合わせ」「12Good」
良質:3票トリック:5票物語:1票納得感:3票
古から森に住む怪物『ドドロ』。
その巨躯と風貌から、人間たちに恐れられている。
見た目に反して無邪気な彼は、
日頃から人間と仲良くしたいと思っていた。
しかし…
「ヴヴ…ニンゲン…モロスギル……!」
ドドロは悩んでいた。
スキンシップをとろうとしただけで、簡単に死んでしまう人間の脆さに…!
「ヴヴ…ドウスレバ…キズツケズニスム…?」
試行錯誤の末、どうにか人間を傷つけない力加減を身につけたドドロだったが、
彼は人間たちに、以前よりも更に恐れられるようになったという。
一体何故?
その巨躯と風貌から、人間たちに恐れられている。
見た目に反して無邪気な彼は、
日頃から人間と仲良くしたいと思っていた。
しかし…
「ヴヴ…ニンゲン…モロスギル……!」
ドドロは悩んでいた。
スキンシップをとろうとしただけで、簡単に死んでしまう人間の脆さに…!
「ヴヴ…ドウスレバ…キズツケズニスム…?」
試行錯誤の末、どうにか人間を傷つけない力加減を身につけたドドロだったが、
彼は人間たちに、以前よりも更に恐れられるようになったという。
一体何故?
22年10月31日 21:47
【ウミガメのスープ】 [るょ]
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集21
解説を見る
「ヴヴ…レンシュウ… コレデ レンシュウスル…!!」
死んでしまった(と思っている)人間の体を使い、
力加減の練習をするドドロ。
彼にとっては、命なき死体は人間の形をした肉にすぎないのだ。
何度も何度も失敗したが、
やがて、彼は人間を傷つけない力加減を会得した。
・・・
いっぽうその頃。
人里では、以前よりもドドロに対する恐れが強まっていた。
「あの化け物、最近{『死んだフリ』}が通じなくなったらしいぞ…」
「ああ、取って食うわけでもないのに、
仲間がズタズタに弄ばれて殺されちまうのを俺は見たんだ!」
答え:
生き残った人々が、
死んだフリをした人間をなぶり殺しにした(ように見える)のを目撃したため。
死んでしまった(と思っている)人間の体を使い、
力加減の練習をするドドロ。
彼にとっては、命なき死体は人間の形をした肉にすぎないのだ。
何度も何度も失敗したが、
やがて、彼は人間を傷つけない力加減を会得した。
・・・
いっぽうその頃。
人里では、以前よりもドドロに対する恐れが強まっていた。
「あの化け物、最近{『死んだフリ』}が通じなくなったらしいぞ…」
「ああ、取って食うわけでもないのに、
仲間がズタズタに弄ばれて殺されちまうのを俺は見たんだ!」
答え:
生き残った人々が、
死んだフリをした人間をなぶり殺しにした(ように見える)のを目撃したため。
「Reverse/Lovers」「12Good」
良質:6票トリック:2票物語:2票納得感:2票
過度な土地開発は環境破壊を招く。
遠方に出張している男の元に恋人からメッセージが届いた。
「最近はA(動物)がどんどん消えていっているわ」
「貴方は今どこで何をしているのかしら」
「早く会いたいわ」
メッセージには写真も添付されている。
疎らな森や貧相な海が写っているがそこに生き物は写っていない。
きっと恋人は飢えているだろう。
そのメッセージを見た男は
その状況が自分が携わる土地開発の結果であると理解するとともに
恋人のためにより一層、仕事に励もうと思った。
一体これはどういうことだろうか。
※Aを当てた場合も正解がつきます。
遠方に出張している男の元に恋人からメッセージが届いた。
「最近はA(動物)がどんどん消えていっているわ」
「貴方は今どこで何をしているのかしら」
「早く会いたいわ」
メッセージには写真も添付されている。
疎らな森や貧相な海が写っているがそこに生き物は写っていない。
きっと恋人は飢えているだろう。
そのメッセージを見た男は
その状況が自分が携わる土地開発の結果であると理解するとともに
恋人のためにより一層、仕事に励もうと思った。
一体これはどういうことだろうか。
※Aを当てた場合も正解がつきます。
23年01月01日 02:01
【ウミガメのスープ】 [tosh]
【ウミガメのスープ】 [tosh]

問題文訂正『きっと恋人は飢えているだろう。』は無いものとして読んでください。
解説を見る
~解説~
荒廃した地球から人類を移住させるために男は月をテラフォーミングしている。
地球に残した恋人から地球から見た月の写真が送られてきて、そこには地球から見た月の森や海が写っていた。
男はその写真を見て自身の仕事の成果を実感するとともに
恋人が早く月に移住できるよう、より一層仕事に励もうと思った。
A:うさぎ
~蛇足~
「しばらくのお別れね。寂しくなるわ」
そう言ったアオイと僕は、宇宙港のラウンジでしばし別れの抱擁を交わす。
離れるとき、アオイは僕の首になにかを掛けた。
「…お守り。貴方の故郷にそんな風習があるって聞いたから」
見てみるとそれは兎の足を加工したチャームだった。
ラビッツ・フット。船乗り達に人気のあった幸運のお守りだ。
戦争や過度の経済活動で荒廃した地球の代わりに、月を開発し移住するテラフォーミング計画。
その先遣隊として宇宙に漕ぎ出す僕にはぴったりのお守りだった。
そうして月に来て数年。
テラフォーミングは順調に進み、今や疎らながらも植物が繁生し
小惑星から抽出した水で浅い海が出来ていた。
午前の仕事の後、低木の根元に腰掛け休んでいた時にアオイからメッセージが届いた。
「仕事、順調みたいね」
「森が出来て、海が広がって、月を覆っていくわ」
「だから、最近は月の兎がどんどん消えていっているの」
「お月見のお供えをどうしようか、少し悩むわ」
「月は見えるけど、貴方の姿は見えない」
「貴方は今どこで何をしているのかしら」
「早く会いたいわ」
メッセージには緑と青に色づいた月の写真が添付されていた。
木陰から空を見上げる。
今夜は満月だろうか。薄い蒼穹に浮かぶ地球は未だ暗い。
昼夜も視点も逆さまな僕らは、それでも同じように空を見ていた。
荒廃した地球から人類を移住させるために男は月をテラフォーミングしている。
地球に残した恋人から地球から見た月の写真が送られてきて、そこには地球から見た月の森や海が写っていた。
男はその写真を見て自身の仕事の成果を実感するとともに
恋人が早く月に移住できるよう、より一層仕事に励もうと思った。
A:うさぎ
~蛇足~
「しばらくのお別れね。寂しくなるわ」
そう言ったアオイと僕は、宇宙港のラウンジでしばし別れの抱擁を交わす。
離れるとき、アオイは僕の首になにかを掛けた。
「…お守り。貴方の故郷にそんな風習があるって聞いたから」
見てみるとそれは兎の足を加工したチャームだった。
ラビッツ・フット。船乗り達に人気のあった幸運のお守りだ。
戦争や過度の経済活動で荒廃した地球の代わりに、月を開発し移住するテラフォーミング計画。
その先遣隊として宇宙に漕ぎ出す僕にはぴったりのお守りだった。
そうして月に来て数年。
テラフォーミングは順調に進み、今や疎らながらも植物が繁生し
小惑星から抽出した水で浅い海が出来ていた。
午前の仕事の後、低木の根元に腰掛け休んでいた時にアオイからメッセージが届いた。
「仕事、順調みたいね」
「森が出来て、海が広がって、月を覆っていくわ」
「だから、最近は月の兎がどんどん消えていっているの」
「お月見のお供えをどうしようか、少し悩むわ」
「月は見えるけど、貴方の姿は見えない」
「貴方は今どこで何をしているのかしら」
「早く会いたいわ」
メッセージには緑と青に色づいた月の写真が添付されていた。
木陰から空を見上げる。
今夜は満月だろうか。薄い蒼穹に浮かぶ地球は未だ暗い。
昼夜も視点も逆さまな僕らは、それでも同じように空を見ていた。