「新ラテシン 口は災いだもん」「11Good」
良質:9票トリック:2票
最近新発売された竹炭入りのガム。
噛むと歯が真っ黒になると言う欠点があるのに女性に大好評だと言う。
一体なぜ?
噛むと歯が真っ黒になると言う欠点があるのに女性に大好評だと言う。
一体なぜ?
18年12月27日 19:25
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
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このガムのおかげで子供が歯磨きをするようになりました。っと
母親たちの間で売れてるのです。
母親たちの間で売れてるのです。
「話をしようよ」「11Good」
良質:9票物語:1票納得感:1票
ユキヤの口からユキヤ自身のことを知れば知るほど、不安が増していくチカコ。
一体どうして?
一体どうして?
19年01月09日 23:21
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
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チカコには3歳の息子、タカシが居る。
そしてチカコの友人、マミの子どもも同じく3歳だ。名をユキヤと言う。
チカコとマミは仲が良く、互いの家で一緒に遊んだりしている。タカシとユキヤも仲が良い。
「ユキヤくんは、でんしゃが好きなの?」
「でんしゃ!すき!あとね、しょーぼーしゃ!」
「消防車も好きなんだ。かっこいいよね」
「うん!きゅーきゅーしゃ、ぱとかー、しょべるかー」
「わぁ、いろんな車の名前知ってるんだねぇ」
褒めるチカコに、得意気に話すユキヤ。
その隣では、タカシが真剣に動物の絵本を見ている。
そんなタカシと一緒に絵本を覗き込んで、マミが尋ねる。
「タカシくん、どの動物が好き?」
「ん、んー」
「わんわん?犬が好きなのね」
「んー」
へらりと嬉しそうに笑うタカシ。
チカコはずっと気がかりだった。同い年のユキヤはたくさん言葉を喋るのに、タカシはなかなか言葉が出ない。
個人差があるし焦らなくていいよと人は言う。分かっているつもりだが、やはり実際に言葉巧みに話すユキヤと対面すると、その不安は膨らんでしまうものだ。
"どうして、うちの子は。どうして、よその子は。"
比べたくなくても、比べずにはいられない。
「ターくん、チカちゃん、またねー」
帰り際、にっこり笑って手を振るユキヤ。
「ユキヤくん、またね。タカシ、ばいばいしよっか」
「ばーい」
「あはは、ばいばーい」
ぎこちなく手を振るタカシに笑いかけるマミ。
あのドアが閉まったら、マミはユキヤくんとたくさんお話するのかな。
マミの家を出て歩き出したチカコは、ほとんど口を開かないタカシの手を握り、少し切なくなった。
その日の晩。
真っ白な画用紙に、黙々と絵を描くタカシの姿があった。
風呂からあがった夫のヒロユキがタカシに歩み寄る。
「おー、何描いてんだ?タカシ」
「ん、まーま」
「おっ、これママか?こっちは?」
「んんん、」
「あ、ひょっとしてこれ友達のユキヤくんだろ」
「ん!」
「あはは。これがわんわんでー、これは?」
「ぶー、ぶーぶー」
「おぉ、ぶーぶーか。ユキヤくんはぶーぶーが好きなのか」
「ん!」
ぱあっと嬉しそうに笑うタカシ。
あぁ。この子にはこの子なりの表現方法がある。
嬉しい、楽しい、好き、嫌い。そんな豊かな感情が、この子の中にしっかりと存在するのだ。
「タカシは絵がうまいなぁ。ほら、ママに見せてやれ」
「まーま」
「わぁ、上手に描けたねぇタカシ。今日、マミちゃんにたくさん絵本読んでもらったんだよね」
「ん!」
「楽しかったね。また行きたい?」
「ん!!」
こっくりと大きく頷くタカシに、自然と心がほぐれていく。
何度も不安になりながら、少しずつ自分の歩幅を見つけていくのだろう。
この子も、私も。
【要約】
チカコは、自分の息子と同い年のユキヤがたくさん言葉を喋るのを見て、なかなか言葉が出てこない我が子と比べてしまい、不安がつのるのでした。
そしてチカコの友人、マミの子どもも同じく3歳だ。名をユキヤと言う。
チカコとマミは仲が良く、互いの家で一緒に遊んだりしている。タカシとユキヤも仲が良い。
「ユキヤくんは、でんしゃが好きなの?」
「でんしゃ!すき!あとね、しょーぼーしゃ!」
「消防車も好きなんだ。かっこいいよね」
「うん!きゅーきゅーしゃ、ぱとかー、しょべるかー」
「わぁ、いろんな車の名前知ってるんだねぇ」
褒めるチカコに、得意気に話すユキヤ。
その隣では、タカシが真剣に動物の絵本を見ている。
そんなタカシと一緒に絵本を覗き込んで、マミが尋ねる。
「タカシくん、どの動物が好き?」
「ん、んー」
「わんわん?犬が好きなのね」
「んー」
へらりと嬉しそうに笑うタカシ。
チカコはずっと気がかりだった。同い年のユキヤはたくさん言葉を喋るのに、タカシはなかなか言葉が出ない。
個人差があるし焦らなくていいよと人は言う。分かっているつもりだが、やはり実際に言葉巧みに話すユキヤと対面すると、その不安は膨らんでしまうものだ。
"どうして、うちの子は。どうして、よその子は。"
比べたくなくても、比べずにはいられない。
「ターくん、チカちゃん、またねー」
帰り際、にっこり笑って手を振るユキヤ。
「ユキヤくん、またね。タカシ、ばいばいしよっか」
「ばーい」
「あはは、ばいばーい」
ぎこちなく手を振るタカシに笑いかけるマミ。
あのドアが閉まったら、マミはユキヤくんとたくさんお話するのかな。
マミの家を出て歩き出したチカコは、ほとんど口を開かないタカシの手を握り、少し切なくなった。
その日の晩。
真っ白な画用紙に、黙々と絵を描くタカシの姿があった。
風呂からあがった夫のヒロユキがタカシに歩み寄る。
「おー、何描いてんだ?タカシ」
「ん、まーま」
「おっ、これママか?こっちは?」
「んんん、」
「あ、ひょっとしてこれ友達のユキヤくんだろ」
「ん!」
「あはは。これがわんわんでー、これは?」
「ぶー、ぶーぶー」
「おぉ、ぶーぶーか。ユキヤくんはぶーぶーが好きなのか」
「ん!」
ぱあっと嬉しそうに笑うタカシ。
あぁ。この子にはこの子なりの表現方法がある。
嬉しい、楽しい、好き、嫌い。そんな豊かな感情が、この子の中にしっかりと存在するのだ。
「タカシは絵がうまいなぁ。ほら、ママに見せてやれ」
「まーま」
「わぁ、上手に描けたねぇタカシ。今日、マミちゃんにたくさん絵本読んでもらったんだよね」
「ん!」
「楽しかったね。また行きたい?」
「ん!!」
こっくりと大きく頷くタカシに、自然と心がほぐれていく。
何度も不安になりながら、少しずつ自分の歩幅を見つけていくのだろう。
この子も、私も。
【要約】
チカコは、自分の息子と同い年のユキヤがたくさん言葉を喋るのを見て、なかなか言葉が出てこない我が子と比べてしまい、不安がつのるのでした。
「死を告げる男」「11Good」
良質:6票物語:3票納得感:2票
女は後ろに手を組んだまま、男が話す内容を聞き流していた。
なぜなら、顔も名前も知らない夫婦の話だったからだ。
しかし、女が乗っていた自動車が壊れていることに気が付くと、男の話は女の死期が近いことを示しているのだと分かってしまった。
女はなぜ死期が近いのだろう?
なぜなら、顔も名前も知らない夫婦の話だったからだ。
しかし、女が乗っていた自動車が壊れていることに気が付くと、男の話は女の死期が近いことを示しているのだと分かってしまった。
女はなぜ死期が近いのだろう?
19年02月08日 21:31
【ウミガメのスープ】 [かん介]
【ウミガメのスープ】 [かん介]
解説を見る
【要約】
女を誘拐した犯人たちが事故で死んでしまったのをニュースで知り、身動きできず水も食料も得られないから。
【解説】
女は、覆面を被った男女に自動車に押し込められて誘拐された。
その際に、辛うじて車のナンバーや車種、色などを記憶することができた。
監禁場所のどこかの地下室につくと、女は手足を拘束された。
次の日、犯人たちは慌てた様子でテレビをつけっぱなしで出かけて行った。
どれくらい時間がたっただろうか、テレビはニュースを流していた。
男性キャスターがトラックと乗用車の正面衝突事故を報じている。
被害者は夫婦で、顔写真と名前が出たが見覚えがないので女は特に気に掛けなかった。
しかし、事故現場の中継映像が流れた時に女は気が付いた。
事故で大きく壊れている被害者夫婦の車は、昨日自分が乗っていた車とナンバーも車種も色さえも一致しているではないか!
女は死亡したあの夫婦が自分を誘拐した犯人であることが分かってしまった。
満足に自分で食事もできない状況で、唯一自分の居場所を知っている犯人たちが死亡したということは…。
私の死期も近いのだろう。
女を誘拐した犯人たちが事故で死んでしまったのをニュースで知り、身動きできず水も食料も得られないから。
【解説】
女は、覆面を被った男女に自動車に押し込められて誘拐された。
その際に、辛うじて車のナンバーや車種、色などを記憶することができた。
監禁場所のどこかの地下室につくと、女は手足を拘束された。
次の日、犯人たちは慌てた様子でテレビをつけっぱなしで出かけて行った。
どれくらい時間がたっただろうか、テレビはニュースを流していた。
男性キャスターがトラックと乗用車の正面衝突事故を報じている。
被害者は夫婦で、顔写真と名前が出たが見覚えがないので女は特に気に掛けなかった。
しかし、事故現場の中継映像が流れた時に女は気が付いた。
事故で大きく壊れている被害者夫婦の車は、昨日自分が乗っていた車とナンバーも車種も色さえも一致しているではないか!
女は死亡したあの夫婦が自分を誘拐した犯人であることが分かってしまった。
満足に自分で食事もできない状況で、唯一自分の居場所を知っている犯人たちが死亡したということは…。
私の死期も近いのだろう。
「トリ!イヌ!カエル!」「11Good」
良質:6票トリック:3票納得感:2票
トリはなき、イヌはほえる。
では、カエルは?
では、カエルは?
18年06月13日 00:05
【20の扉】 [スイ]
【20の扉】 [スイ]
初出題です。よろしくお願いします。
解説を見る
鳥は鳴き、犬は吠える。
カエルに口をつけると、王子様になる。
※元ネタ かえるの王さま
カエルに口をつけると、王子様になる。
※元ネタ かえるの王さま
「選べない女」「11Good」
良質:6票トリック:2票納得感:3票
カメコが春から入学する高校には、2種類の制服があって、
好きな方を着用することができる。
どちらのデザインも可愛いので、カメコは両方とも欲しくなった。
カメコの家はとても裕福で、制服を何着も買う余裕はあるのだが、
甘やかして無条件に何でも与えるのは良くないという教育方針なので、
両親は、制服を両方とも買うことに良い顔をしないだろう。
そこでカメコは、「{制服を両方とも買ってくれたら、入学時に購入する
その他の物品代は安く済ませてみせる}」とプレゼンして両親の心を掴み、
制服を両方とも買ってもらった。
節約に興味のない両親が、このプレゼンに心を動かされたのはなぜ?
好きな方を着用することができる。
どちらのデザインも可愛いので、カメコは両方とも欲しくなった。
カメコの家はとても裕福で、制服を何着も買う余裕はあるのだが、
甘やかして無条件に何でも与えるのは良くないという教育方針なので、
両親は、制服を両方とも買うことに良い顔をしないだろう。
そこでカメコは、「{制服を両方とも買ってくれたら、入学時に購入する
その他の物品代は安く済ませてみせる}」とプレゼンして両親の心を掴み、
制服を両方とも買ってもらった。
節約に興味のない両親が、このプレゼンに心を動かされたのはなぜ?
19年08月10日 12:13
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]
解説を見る
「カメミもウミガメ高校に入学してお下がりを使えば、
制服代が2着分になっても、その他の物品代が浮くから、
姉妹で別の学校に行くより安く済むと思わない?」
カメコの発言に両親は困惑した。
「でも…カメミにはウミガメ高校は厳しいだろ」
カメコが入学するウミガメ高校は、カメコの父も通っていた
偏差値70超えの名門校である。
父は、娘たちにも母校に行ってほしいと願ってはいたが、
妹のカメミは、カメコと違って勉強が得意ではなく、
両親も諦め気味だったのだ。
「大丈夫!カメミは勉強のコツがわかってないだけなのよ。
私がカメミの成績を上げて、必ずウミガメ高校に入れてみせるわ!
その代わり、制服を2種類とも買って欲しいの。
もちろん、できなかった時は制服代ちゃんと返すから」
ウミガメ高校の受験に失敗したとしても、今より学力が上がるなら儲けものである。
カメコの提案した条件に納得した両親は、喜んで制服を買ってくれた。
制服代が2着分になっても、その他の物品代が浮くから、
姉妹で別の学校に行くより安く済むと思わない?」
カメコの発言に両親は困惑した。
「でも…カメミにはウミガメ高校は厳しいだろ」
カメコが入学するウミガメ高校は、カメコの父も通っていた
偏差値70超えの名門校である。
父は、娘たちにも母校に行ってほしいと願ってはいたが、
妹のカメミは、カメコと違って勉強が得意ではなく、
両親も諦め気味だったのだ。
「大丈夫!カメミは勉強のコツがわかってないだけなのよ。
私がカメミの成績を上げて、必ずウミガメ高校に入れてみせるわ!
その代わり、制服を2種類とも買って欲しいの。
もちろん、できなかった時は制服代ちゃんと返すから」
ウミガメ高校の受験に失敗したとしても、今より学力が上がるなら儲けものである。
カメコの提案した条件に納得した両親は、喜んで制服を買ってくれた。