みんなのGood

良質:3票トリック:4票物語:1票納得感:2票
カメオは、ウエイトレスとして働くカメミに懸想している。

カメオは時々、仕事終わりに彼女の働くレストランに立ち寄っている。

ある日、いつものようにレストランに入ったところ、カメミとぶつかりかけてしまった。

カメミはすぐに「申し訳ありません」とお辞儀をして下がった。

それを見たため、カメオはこの店に通う頻度が上がった。何故?
23年02月28日 01:21
【ウミガメのスープ】 [こはいち]



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あ、あの人今日もいる。

カメオは、毎日同じファミレスの前を通って通勤している。

そこで帰る際によく見かける女の子に、気が付けば恋をしていた。

その子はよくファミレスを利用しているようで、彼女が出てくるところを何度も見かけた。

カメオがすぐに帰ると、ちょうど彼女がレストランから出てくるところに出くわすのだ。

彼女に少しでも近づきたくて、すれ違うためだけにレストランに立ち寄ったこともある。

まろい肌、ふわり香る柔軟剤の匂い。たった一瞬のことを、1日中思い返していたこともある。

今日も、レストランに行こう。そう思って自動ドアをくぐると、出てくるところの彼女とぶつかりそうになってしまった。

彼女はアッ、という顔をして、「申し訳ありません」と頭を下げた。

それを見て、彼女はここの店員だったのだな、と察した。

次の日、昼休憩にレストランに行くと、ウエイトレス姿の彼女がいた。

客だと思っていたので、夕方の時間帯にしかいないものだと思っていた。

しかし、【昼も働く店員だということが分かったので、カメオは、昼ご飯をカメミのいるレストランでとるようになったのだ。】
アルパカ合金「10Good」
トリック:3票物語:7票
ホワイトデー。

建からもらったプレゼントを開けた澄花は、中身を見て目を丸くしたが、「遠慮なく使わせてもらうね」と微笑んだ。

それ以来、平日澄花に会う時は、まず最初に靴を見るようになった建が、ホワイトデーのプレゼントとして購入した物は何?


※ ちなみに答えは靴ではない。
23年03月14日 20:11
【20の扉】 [霜ばしら]



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【キーケース】(合鍵付き)



プレゼントされた革のキーケースを開くと、建の家の鍵がぶら下がっていた。
まさか中に何か入っているとは思わなかった澄花は驚いたが、信頼の証のような硬質な銀色を指でなぞると、嬉しいと微笑んでお礼を言った。

残業の多い建は、澄花より遅くなることが多い。
少しだけでも会えたらと、澄花は建の家に通うようになった。

帰宅すると、女物の靴と美味しそうな匂いに迎えられる。
交際一ヶ月目の建の幸せは、そんなところにあるらしい。
知らぬがフランス「10Good」
納得感:10票
カメコは一人街を歩いていると、とあるサッカーチーム「ウミガメーズ」がサッカーの大会で優勝したと目にしたので、嬉しい気持ちになった。
カメコはウミガメーズどころかサッカーに全く関心はなく、そんな大会があったことすら初めて知ったのだが、一体何故嬉しい気持ちになったのだろう?
23年03月23日 22:53
【ウミガメのスープ】 [ベルン]



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どこどこで地震が起こった、どこそこで連続殺人事件が起きた、新種のウイルスにより緊急事態宣言が発令された・・・

日々そういったニュースが続いていたのだが、街を歩いていて偶然目にした今日の新聞の一面が、「ウミガメーズ」という聞いたことも無いチームがよく知らない大会で優勝したというものだったので今日は久しぶりに平和な日だったなと嬉しい気持ちになった。
うどんと梅雨「10Good」
良質:6票納得感:4票
6月なのにすでに気温が30℃を超え、カメオはさっぱりしたものが食べたくなった。
(お、あのうどん屋で冷たいうどんでも食べるか~)

そう思って店内に入ってしばらくして。
(ん? もしかしてこの店って冷たいうどん無いのか…?)

なぜカメオはそう考えたのだろう?
23年06月05日 00:08
【ウミガメのスープ】 [ほずみ]



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《簡易解説》
「冷やし 始めました」の張り紙があったから。

《詳細解説》
店頭の「冷やし 始めました」の張り紙を見て、この店を選んだカメオ。
メニューを見て冷たい梅おろしうどんでも、と思ったところで気付いた。
(この店、{通常メニュー}で冷たいうどんはないのか? 冷たいうどんは全部期間限定メニューって書かれてるしな…)

真偽は定かでないものの、カメオは冷たい梅おろしうどんをおいしくいただいたのだった。
桜に似た「10Good」
物語:5票納得感:5票
名家の令嬢キリコとの婚姻を承諾してもらうために挨拶に来たイチハ。

「娘さんを僕にください!」
母のマサコは首を横に振った。

「細かなところに気を配れるキリコさんに恋しました!」

「それから料理が上手なところとか!」
「大好きな書道に熱心なところとか!」
「僕のことを愛してくれるところとか!」
「二人なら幸せな家庭を築けそうなところとか!」
それでも首を横に振った。

「あと〇〇〇がかわいい!」
{マサコは首を横に振るか迷った。}

伏字に入る、身体の一部は何か?三文字で答えて欲しい。
23年08月07日 23:12
【20の扉】 [みさこ]



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【FA:】
八重歯



令嬢らしく凛々しくてしっかり者のキリコは、イメージも相まって普段から人に頼られることが多く、しかし嫌な顔一つせず周りの人に献身的になる人物だった。
将来築かれるだろう家庭でもそんな性格から気苦労が多くなることを懸念して、悉く表面的で生半可な求婚を断ってきた母のマサコ。

「細かなところに気を配れるキリコさんに恋しました!」
「それから料理が上手なところとか!」
「大好きな書道に熱心なところとか!」
「僕のことを愛してくれるところとか!」
「二人なら幸せな家庭を築けそうなところとか!」

気配りができるというのは、キリコの気苦労の証だ。
料理が上手なのもそう。別にこの若君を好いていなくとも、キリコの優しさからこういった献身が生まれるかも知れない。
書道に熱心なのは、キリコの個性なだけ。それに憧れる男など、星の数ほどいる。
愛してくれている。この若君がそう思っていても、キリコの方はそんな深い自覚はないかも知れない。自分への愛を断りきれず、渋々愛を育んでいることすらありうる。
築けそう、というのは彼の傲慢だ。キリコの生涯の伴侶を、そんな決めつけで確定させる由はない。

マサコは首を横に振った。

「あと八重歯がかわいい!」

マサコは虚をつかれた。

キリコは凛々しくてしっかり者だが、そのイメージに違わず{人前では滅多に笑わない}。
もちろん気配りのできる優しい子であるのだが、あまり感情を表立って出さないのである。人を立てる献身的な性格の結果だろうか。マサコですら、満面の笑みを浮かべるキリコを見ることはそれほど多くない。

そんなキリコの「八重歯が可愛い」という。キリコの笑うところをよく見る人でないと知り得ない美点を挙げたこの若君は、日頃からキリコを幸せにしてあげているのではないか、とマサコは思った。

首を横に振るか迷ったマサコは、リビングから追い出していたキリコを呼び出した。追い出していた理由は、この場にキリコがいたら、イチハに乗せられて嘘でも彼を愛していると言いそうだったから。

楚々とした立ち居振る舞いでリビングへ入室したキリコは、イチハを見つけるとその瞳を輝かせた。

「イチハさん!どうでしたか??」

子供のように可愛らしい笑みを浮かべてイチハに駆け寄るキリコ。自然と、イチハの手を優しく握っていた。


えぇ〜…。キリちゃんめっちゃニコニコやん…。


マサコが首を縦に振るまで、時間の問題である。


【簡易解説:】
滅多に人前で笑わないキリコの「八重歯が可愛いこと」を知ってるなんて、こいつもしかして、普段からキリコを笑顔にしてあげてるいいやつなんじゃないの?と思ったから。