「死を呼ぶオダマキ」「4ブックマーク」
カメノスケは、彼の自宅にある植木鉢が意図せず高価だったが故に死んだ。
一体なぜ?
一体なぜ?
19年04月09日 03:36
【ウミガメのスープ】 [だだだだ]
【ウミガメのスープ】 [だだだだ]
皆勤賞のカメノスケ、死亡。次回からの登場人物の名前を正解者の方に是非考えていただきたい。
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カメノスケは以前からストーカーにに頭を悩ませており、時折自宅の前をうろつく怪しい女を目撃していた。
ある日自宅の前に置いていたオダマキを植えた高価な植木鉢に目をつけられ、盗まれたカメノスケ。彼は高価とは知らなかったため、なんの警戒もせずただの鉢植えとして外に置いてしまっていた。
そして、その下にはカメノスケの隠した自宅の合鍵が。
野晒しになった合鍵を発見した女は夜中に寝ているカメノスケの自宅に侵入し、、、
「あんなところに隠してたのね。」
紫のオダマキの花言葉は「捨てられた恋人」
ある日自宅の前に置いていたオダマキを植えた高価な植木鉢に目をつけられ、盗まれたカメノスケ。彼は高価とは知らなかったため、なんの警戒もせずただの鉢植えとして外に置いてしまっていた。
そして、その下にはカメノスケの隠した自宅の合鍵が。
野晒しになった合鍵を発見した女は夜中に寝ているカメノスケの自宅に侵入し、、、
「あんなところに隠してたのね。」
紫のオダマキの花言葉は「捨てられた恋人」
「貨幣コレクター」「4ブックマーク」
男は旅好きで、毎月旅行をするたびに必ず外国の貨幣や珍しい貨幣を集めていた。
男にとって貨幣は記念のお土産のようなものだったが、次第に貨幣を手に入れることも旅の目的の一つになっていった。
彼の持つ貨幣コレクションは売れば総額数百万もするもので、毎日彼自身が丁寧に手入れしている。
傷がついてはいけないからと、その貨幣コレクションのショーケースにすら彼以外に触らせようとはしなかった。
ある日、男は帰国するなり集めた外貨を全て手放し、現金を受け取った。
男はお金に関しては別に困っていない。では、一体なぜ?
男にとって貨幣は記念のお土産のようなものだったが、次第に貨幣を手に入れることも旅の目的の一つになっていった。
彼の持つ貨幣コレクションは売れば総額数百万もするもので、毎日彼自身が丁寧に手入れしている。
傷がついてはいけないからと、その貨幣コレクションのショーケースにすら彼以外に触らせようとはしなかった。
ある日、男は帰国するなり集めた外貨を全て手放し、現金を受け取った。
男はお金に関しては別に困っていない。では、一体なぜ?
19年04月10日 20:41
【ウミガメのスープ】 [とろたく(記憶喪失)]
【ウミガメのスープ】 [とろたく(記憶喪失)]
今の内に諭吉さんやらの紙幣も保存しておきたいですね。
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男≠彼
旅行好きの「男」が貨幣を集め、貨幣コレクターの「彼」に郵便でプレゼントする。
男が郵便で送る際に、郵便代を支払う。支払った際におつりが出たために、そのおつりを受け取った。
・
・
・
《今月はラテラル共和国に行ったよ。
穏やかな青い海に囲まれたこの国の貨幣はすべてウミガメが刻印されているのだそうだ。
ぜひ君のコレクションに加えてほしい。
追伸――》
「……こんなものか」
流石に文章が少ないだろうか。
親友の彼へと宛てるのに、なかなか何を書くべきか思いつかない。
まあ、何を書いても彼に釣り合うような文章は書けないし、情報が少ない方がかえって彼には想像力が掻き立てられるだろう。
それに、私もまた次の国へと発つ準備がある。そんなに時間をかけてはいられないだろう。
「こちらおつりになります。またのご利用お待ちしてます」
この当たり前のように使っていた貨幣も、いずれ彼のコレクションになるのだろうか。
―――――――――
「……美しい」
封筒に入れられた銀貨を眺める。
角度を変えるたびにキラリと反射するそれは、まさに白い波に乗って泳ぐウミガメを象っていた。
基本的に家の書斎で缶詰になる私のために、あの男は旅をするたびこうして貨幣を贈ってくれる。
直接会えればあの男も金を払わずに済むのだが、お互いにそんな暇もない。
それならせめて私が金を出すと言っても、「土産だ」と言って聞かない。
旅を仕事にしているとはいえ、あの男もよく資産が尽きないものだ。
《――追伸 この国の夜空は、星がよく光っている。いつか共に見に行こう》
銀貨をショーケースに並べる。ショーケースの中では、たくさんのコインが明かりに照らされ光り輝いている。
いつかこの宇宙を、あの男に見せてやりたいものだ。
旅行好きの「男」が貨幣を集め、貨幣コレクターの「彼」に郵便でプレゼントする。
男が郵便で送る際に、郵便代を支払う。支払った際におつりが出たために、そのおつりを受け取った。
・
・
・
《今月はラテラル共和国に行ったよ。
穏やかな青い海に囲まれたこの国の貨幣はすべてウミガメが刻印されているのだそうだ。
ぜひ君のコレクションに加えてほしい。
追伸――》
「……こんなものか」
流石に文章が少ないだろうか。
親友の彼へと宛てるのに、なかなか何を書くべきか思いつかない。
まあ、何を書いても彼に釣り合うような文章は書けないし、情報が少ない方がかえって彼には想像力が掻き立てられるだろう。
それに、私もまた次の国へと発つ準備がある。そんなに時間をかけてはいられないだろう。
「こちらおつりになります。またのご利用お待ちしてます」
この当たり前のように使っていた貨幣も、いずれ彼のコレクションになるのだろうか。
―――――――――
「……美しい」
封筒に入れられた銀貨を眺める。
角度を変えるたびにキラリと反射するそれは、まさに白い波に乗って泳ぐウミガメを象っていた。
基本的に家の書斎で缶詰になる私のために、あの男は旅をするたびこうして貨幣を贈ってくれる。
直接会えればあの男も金を払わずに済むのだが、お互いにそんな暇もない。
それならせめて私が金を出すと言っても、「土産だ」と言って聞かない。
旅を仕事にしているとはいえ、あの男もよく資産が尽きないものだ。
《――追伸 この国の夜空は、星がよく光っている。いつか共に見に行こう》
銀貨をショーケースに並べる。ショーケースの中では、たくさんのコインが明かりに照らされ光り輝いている。
いつかこの宇宙を、あの男に見せてやりたいものだ。
「熱い想いが冷めるまで」「4ブックマーク」
寒々しい冬の日に、彼女がハートを描く練習をしているのは、優しい彼氏を気遣っているからだという。
一体どういうこと?
一体どういうこと?
19年04月12日 22:05
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]
ハートウォーミングスープ
解説を見る
彼が家に来るとき、私が淹れたカフェラテをとっても美味しそうに飲んでくれるの。
「淹れたてが一番おいしいね」って言いながら。
でもね、私知ってるの。彼ってとっても猫舌なのよ。彼の友達が言ってたわ。
私を気遣ってくれてるのよね。 でもだからって、こんな寒い日にアイスティーなんて出せないわ。
だから決めたの、私、ラテアートを練習する!
そうすれば彼も、無理に早く飲まずに済むじゃない?
「泡が消えちゃうまで」って言って冷めるまで待つことができるはずよ。
まずは簡単なハートからだわ、私、頑張るんだから!
【簡易解説】
猫舌の彼氏が、飲み物が冷めるまで待つ口実にできるように、ラテアートの練習をしていた。
「淹れたてが一番おいしいね」って言いながら。
でもね、私知ってるの。彼ってとっても猫舌なのよ。彼の友達が言ってたわ。
私を気遣ってくれてるのよね。 でもだからって、こんな寒い日にアイスティーなんて出せないわ。
だから決めたの、私、ラテアートを練習する!
そうすれば彼も、無理に早く飲まずに済むじゃない?
「泡が消えちゃうまで」って言って冷めるまで待つことができるはずよ。
まずは簡単なハートからだわ、私、頑張るんだから!
【簡易解説】
猫舌の彼氏が、飲み物が冷めるまで待つ口実にできるように、ラテアートの練習をしていた。
「・」「4ブックマーク」
「まひるの天体観測」「4ブックマーク」
星空を見ようと昼間からテントを立てた星空研究者のカメオ。しかし彼は夕方になるとテントを片付けて帰ってしまった。
その夜星空はバッチリ見えたのに、である。
なぜ?
その夜星空はバッチリ見えたのに、である。
なぜ?
19年04月13日 21:33
【ウミガメのスープ】 [ラピ丸]
【ウミガメのスープ】 [ラピ丸]
嬉しい時も、悲しい時も、星は変わらず輝いている
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【解説】
夜は仕事なので、子供と遊んであげられる昼にテントの屋根に天体図をつけて擬似天体観測をしていたから。
【長解説】
「お父さん! いっしょにお星さま見よっ!」
息子のカメ助が寝室に元気よく突撃してくる。
いつもの光景だ。
「んー、でもお父さん夜はお仕事だからいっしょにお星さま見るのは無理かなー」
申し訳ないとは思いつつも、断る。
これもいつもの光景。
「むー、またお父さんはお仕事って。つまんない」
「つまんないったってカメ助、お父さん仕事しなくちゃこのお家にも住んでいられなくなるよ」
「お昼のお仕事すれば良いじゃん! 行こうよー、行こうー!」
「コラカメ助! お父さん遅くまでお仕事頑張ったんだから、わがまま言って困らせないの」
駄々をこねるカメ助を妻のカメミが叱ってくれた。
しかし、カメ助は引き下がろうとしない。
「ヤダヤダヤダ! お父さんとお星さま見るのー!!」
地団駄を踏んで嫌がるカメ助。
正直困るのだが、気持ちが分からんこともない。
夜の仕事上、普段遊べないどころか、顔も合わせない父親だ。休日で会える日ぐらい遊びたいに決まってる。
子供にとっちゃ仕事なんて理解できない代物だろうし。
…………そうだ!
「よし、ならカメ助今から行こう」
「今から?」
「そう、今から。お父さん夜はお仕事だから。代わりに今からお星さま見に行こう。どうする?」
僕の提案に不思議そうな顔はしながらも、カメ助は即答してくれた。
「行く!行きたい!」
「よし、じゃあ行こう!」
僕が向かったのは近くの原っぱ。
そこにテントを立てて、その天井に規則正しく穴を開けた暗幕を貼った。
「ほらどうだ? お父さん特性の『お父さん星空だ』」
「すごい!綺麗……」
息子と並んでテントに寝転ぶ。
こんな時間も悪くない。
「ちょっとお父さん。昼間っから星なんて見えるわけないでしょ……って、おぉ……」
気になっていたのか、テントを覗いた妻の感嘆が漏れた。
「お父さん、やるね」
「まあね。家族サービスってヤツだよ」
今日描いたのは夏の空。
ベガ、デネブ、アルタイルが、綺麗な三角形を作っていた。
夜は仕事なので、子供と遊んであげられる昼にテントの屋根に天体図をつけて擬似天体観測をしていたから。
【長解説】
「お父さん! いっしょにお星さま見よっ!」
息子のカメ助が寝室に元気よく突撃してくる。
いつもの光景だ。
「んー、でもお父さん夜はお仕事だからいっしょにお星さま見るのは無理かなー」
申し訳ないとは思いつつも、断る。
これもいつもの光景。
「むー、またお父さんはお仕事って。つまんない」
「つまんないったってカメ助、お父さん仕事しなくちゃこのお家にも住んでいられなくなるよ」
「お昼のお仕事すれば良いじゃん! 行こうよー、行こうー!」
「コラカメ助! お父さん遅くまでお仕事頑張ったんだから、わがまま言って困らせないの」
駄々をこねるカメ助を妻のカメミが叱ってくれた。
しかし、カメ助は引き下がろうとしない。
「ヤダヤダヤダ! お父さんとお星さま見るのー!!」
地団駄を踏んで嫌がるカメ助。
正直困るのだが、気持ちが分からんこともない。
夜の仕事上、普段遊べないどころか、顔も合わせない父親だ。休日で会える日ぐらい遊びたいに決まってる。
子供にとっちゃ仕事なんて理解できない代物だろうし。
…………そうだ!
「よし、ならカメ助今から行こう」
「今から?」
「そう、今から。お父さん夜はお仕事だから。代わりに今からお星さま見に行こう。どうする?」
僕の提案に不思議そうな顔はしながらも、カメ助は即答してくれた。
「行く!行きたい!」
「よし、じゃあ行こう!」
僕が向かったのは近くの原っぱ。
そこにテントを立てて、その天井に規則正しく穴を開けた暗幕を貼った。
「ほらどうだ? お父さん特性の『お父さん星空だ』」
「すごい!綺麗……」
息子と並んでテントに寝転ぶ。
こんな時間も悪くない。
「ちょっとお父さん。昼間っから星なんて見えるわけないでしょ……って、おぉ……」
気になっていたのか、テントを覗いた妻の感嘆が漏れた。
「お父さん、やるね」
「まあね。家族サービスってヤツだよ」
今日描いたのは夏の空。
ベガ、デネブ、アルタイルが、綺麗な三角形を作っていた。