みんなのブックマーク

ほしかった*したがった「7ブックマーク」
ある夜、はしゃぎ回るカメオに手を焼いていた母親が絵本を読み聞かせると、カメオは素直に寝具をかぶった。

それから数時間ずっと、やんちゃなカメオが両親の手を掴んで二人の邪魔をし続けたので、両親はカメオにご褒美をあげた。

問題文中の寝具が、カメオの欲しがっていた無地ではなく星柄であることを踏まえて、{カメオが褒められた理由}を「川」の字を使って答えてほしい。
24年10月27日 21:04
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]



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テーマパークの{ハロウィンイベント}に行くのが楽しみで、はしゃぎ回るカメオ。
夜に人の多い場所ではぐれたら大変なので、母親はカメオに「絶対ママ達の{手を離しちゃだめ}よ」と一生懸命言い聞かせていた。

カメオは、やんちゃな幼稚園児。
予定が決まった時からずっと浮き足立っているくらいなので、何かに興味を惹かれた時に、両親を振り切って急にかけ出して行ってしまうかもしれない。

それを危惧した両親は、家族で{七夕の仮装}をしようと計画していた。
元々カメオは{シーツおばけ}の仮装を希望していたが、織姫と彦星の仮装をした両親が、カメオに用意したのは{星柄のシーツ}。

七夕物語の絵本を読んで聞かせ、「今日は七夕じゃないから、{織姫}と{彦星}は離れてないといけないの。カメオが{天の川}になって、私達がくっつかないように{邪魔をして}ね」とお願いした。

両親から頼られるのが嬉しいカメオは、使命感を持って二人の間に陣取り、きちんと天の川の役割を果たした。

これはイタズラではなく、七夕のなりきりごっこ。
{約束を守れた}良い子のカメオは、ハロウィンのお菓子の他にご褒美をもらえたのだった。





【〖 要点 〗】
カメオが母の言う通りに、{織姫と彦星カップルにとって邪魔な天の川}の役割を全うすることで、「両親の{手を離さない}」という約束を守れたことがえらかったので褒められた。
袖振り合うも多生の縁「7ブックマーク」
男は神社の参道で見ず知らずの不運な女を助けた。
「これでもう大丈夫ですよ、それではお気を付けて」
「ありがとうございます、おかげで無事に帰れそうです」

女を見送った後、男が長々と手を振ったのは何故?
25年01月04日 21:46
【ウミガメのスープ】 [わかめ]



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不運にも下駄の鼻緒が切れて歩けなくなっていた女がいたので、男は持っていたハンカチで下駄を補修し、歩き去っていく女を見送ってから神社に向かった。

その後、参拝の前に手水舎で手を清めた男は、水を拭くハンカチが無いので乾くまで長々と手を振った。
だいじょうぶかマイフレンド「7ブックマーク」
千鳥足の広田はドアの所でふうと酒臭い息を吐き、
「いや、今日は済まなかったねー、すっかりご馳走になっちゃって」
と言って敬礼の真似をする。
村上は、
「それはいいけど、お前、明日ちゃんと仕事行けよな」
「だいじょーぶ いなばの缶詰 百人乗ってもだいじょーぶ。字余り。わはは。んじゃ、おやすみ」
「うん。おやすみ」
村上がドアを閉めてリビングに戻ると、妻が少し怒った顔で、
「家まで送ってあげればよかったのに」
「んー、そうだなあ…」
「広田さん、明日仕事行けるかしら」
「んー、本人は大丈夫って言ってるけどなあ…」
妻は心配げにため息をついた。

さて、テレビの前で寝転がっている村上の息子が不機嫌そうなのはなぜだろう?
25年03月12日 12:24
【ウミガメのスープ】 [プロテインX]

だいじょうぶでした




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自分の部屋を追い出され、リビングで寝るハメになったから。
(息子の部屋には広田が泊まっているのだ)
或る「告り日記」伝 「7ブックマーク」
木村の彼女が川島であると伝え聞いて、田中は思わず声を上げた。
「えぇぇっ!!マジで?!よりにもよって川島かよ!」
川島は美人で秀才。言い寄る男子生徒もたくさんいたが、全て撃沈。身持ちの堅さが更に人気を上昇させていた。
かく言う田中も川島の熱狂的ファンである。
川島への想いを日々日記帳にしたためているほどなのだが…
嗚呼、田中の恋、破れたり。

それはともかく、その田中の純愛日記のタイトルが『オッケー日記』(田中はそのタイトルがちょっと暗号めいていて気に入っている)となっているのは何故だろう?
タイトルに隠された秘密を解き明かして欲しい。
25年03月15日 22:20
【ウミガメのスープ】 [プロテインX]

オッケー牧場




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「オッケー(OKAY)」は川島の名前「かよ(KAYO)」のアナグラムなのである。
閃きのバラッド「7ブックマーク」
小説家の三葉慶勝(みつばよしかつ)は、明朝の午前10時に控えた原稿の締切に追われていた。

(あと少し…あと少しだ…)

今彼が書いているのは、新作におけるクライマックスの場面。他の部分は数日前に完成済みだったのだが、このラストシーンの一説のみ納得のいくアイデアが出ず、今日まで手付かずの状態であった。夕方、やっと得心のいく構想を思いつき、大急ぎで執筆に取りかかったのだった。

そんな最中、三葉は突如休憩をしたくなった。
現在の時刻は午前4時。夕方から今まで休まず作業しているのだから、無理もなかった。
幸いにも今の進捗なら、1時間程度の仮眠なら出来そうだ。仮眠を取って、体力を回復させてから仕上げにかかるのも悪くない。

だが少し思案した三葉は、最終的に仮眠を取らないことにした。体力の回復より、筆が乗っている今の状態を維持することを優先したのだった。

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

…さて、結末から言うと、三葉は締切に間に合わず原稿を落としてしまった。
その後力尽きてうっかり眠ってしまったわけでも、何らかの要因で急に筆が進まなくなったわけでもない。

一つ言えることは、{「あの時仮眠を取っていたなら、締切に間に合っていた可能性が高い」}ということだ。


<問>
執筆作業中、{三葉がずっと聞いていた音}はどんな音だろうか?
25年04月22日 20:12
【20の扉】 [器用]

4/25(金)いっぱいで締めます。※延長中!




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{A、雷が落ちる音}


三葉が仮眠を取らないことを決め、少し経ったある時………

{ゴロゴロ…}

<{ピシャーン!!}>

執筆作業をしている間、ずっと聞いていた雷の音がひときわ大きく響いた。

それと同時に、三葉の部屋の灯りがパタリと消え、今まで執筆作業をしていたデスクトップPCの電源が落ちた。

「あっ!!!」

三葉が思わず叫んだのも当然。夕方に構想が浮かんでから大急ぎで執筆作業をしていたのだ。途中で保存などしていない。

恐らく、ほぼ確実に、半日に及ぶ作業が水泡に帰した。

幸いにも電源はすぐに復旧した。一縷の望みをかけてPCを立ち上げたが、彼が目にしたのは白紙に戻った最終章の一説であった。

{もしも、もしもあの時仮眠を取っていたなら。}
作業を中断するついでに一時保存をしていた可能性は低くない。

三葉は時計を見た。時刻は午前5時を回っていた。いくら一度書き上げたものとはいえ、半日かけて清書したものを5時間足らずで仕上げるのは不可能だった。

呆然とスクリーンを見つめるばかりの三葉。

そんな彼を嘲るかのように、未だ遠くの空では雷雲がゴロゴロと嗤っていた。