みんなのGood

トリック:2票納得感:1票
店員にアイスコーヒーを注文したのに出てきたのは熱いコーヒーだった。

田中は最初コップを受け取った時、「頼んだのアイスコーヒーなんだけど?」と店員に文句を言ったが、店員の説明を聞いて感心した。

店員は田中になんて説明をしたのだろうか?
20年12月15日 23:34
【ウミガメのスープ】 [ダニー]

おひさ




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店員にアイスコーヒーを注文したのにコーヒーマシンから抽出されて出てきたのは熱いコーヒーだった。

「これで氷が溶けてちょうど良い塩梅でアイスコーヒーになる訳ね!」




コンビニに初めてコーヒーマシンが導入されて、淹れたてのコーヒーが飲めるようになった頃。

田中も初めてコンビニでアイスコーヒーを注文した。

「アイスコーヒーを一つ」

しかし店員から渡されたのは氷しか入っていないプラスチック製のコップ。

「頼んだのアイスコーヒーなんだけど?」

これじゃアイスコーヒーじゃなくてアイスじゃねえかと思った田中は店員に文句を言った。

「あちらのコーヒーマシンにこのコップをセットしてボタンを押すと、アイスコーヒー用に濃く抽出された熱いコーヒーが出てきます。氷でコーヒーが冷やされてアイスコーヒーになるんです」

「な、な、な、なるほど! あ、頭良い!」

「・・・でしょ?」

なぜか得意げな店員に感謝を告げてコーヒーマシンの元へ向かう田中。

そして一行目へ。
良質:3票
「ねえねえ、一昨日の晩ごはん覚えてる?」
娘にそう問いかけられた男は、一昨日の晩ごはんを思い出せなかったので、娘がもうじき死ぬことを悟った。
かろうじて昨日の晩ごはんがハンバーグであったことを思い出した男が「一昨日の夜はハンバーグだったよ」と返事をしたのは、娘のためを思っての行動なのだが、
一体どういうことだろう?


らてクエ3問題文決定戦、「マクガフィン」様の問題です
20年12月23日 22:57
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]



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【8/32 +逾槭???繧、繧ソ繧コ繝ゥ日目】

今日は、8月31日。
だけど本当は今日が何日か、いや、何年かすら私にはもうわからない。

私と娘は、何の因果なのかずっとこの8月31日をループしているのだ。


最初はなんとかこのループを終わらせる手立てをと考えていたが、それもずっと昔に万策が尽きている。

いつのまにか、ずっとこうして机に突っ伏しているだけであった。
それは目の前の娘もそうだった。

見た目は小学生の娘で、世界から見れば実際まだ小学生の娘なのだろう。

しかしこのループの間、娘の精神は成熟し、そして果てには私と同様に枯れつつある。

「おとうさん、ごめんね……」

不意に娘が謝った。

「私ね、『昨日』。もっと夏休みが続けばいいのに、って願っちゃったんだあ……いつまでも終わらなければいいのにって。ははは……」

娘は乾いた笑いでつぶやくように言った。
小学生らしい、可愛らしい願いだ。ただそれを、悪意ある『なにか』が叶えたのだろうと私は漠然と思った。

「ねえねえ、」

娘が、続けて尋ねる。

「一昨日の晩ごはん覚えてる?」

私はふと『一昨日』のことを思い出そうとした。それは8月31日のことは指していないだろう。
8月29日の、晩ごはんーー。

しかし、私はもうそれを思い出すことはできなかった。

それだけ、永い時を過ごしてきたのだ。多分娘ももう覚えていないのだろう。

おそらく、娘も、私ももうじき死ぬ。

それは肉体的な死ではないかもしれない。周りから見れば死んでいないように見えるかもしれない。

しかしなににも反応することなく、全てを諦めて、思考と人間性を捨ててロボットのように如何なる感動も覚えずにタスクのように日々をこなす。

これは「死」と同義だ。
精神的な「死」だ。魂の「死」だ。

もうじき、私たちは死ぬだろう。

私は、かろうじて『昨日』、8月30日の晩ごはんを思い出した。
その日は、娘の誕生日だ。
誕生日の日は、娘の大好物のハンバーグでお祝いすることになっていたはずだ。

ああ、これは気休めにもならないかもしれないが。

それでも私は言った。

「一昨日の夜はハンバーグだったよ」

娘は一瞬驚いたように目を少し見開いて、こちらを見た。娘も覚えていたのだ。この我が家のルールを。
しかし私のどこかイタズラっぽいような、申し訳ないような表情を見たのだろう。
どこかがっかりしたような、そんな表情を浮かべて、再度机に伏した。

「おとうさん、変な冗談はやめて。本当に一瞬、{8月30日が一昨日になったかと思ったじゃん}」
「ごめんごめん」

「ううん、でも久々に、ちょっと胸が高鳴った、かも……」
娘が再度顔を上げ、笑みを浮かべた。

その笑みは在りし日の、まだこの地獄を知らない少女のもののようだった。
たびたび「3Good」
物語:1票納得感:2票
タヌキ鍋が名物の水平村では“タヌキが人を化かす”という伝承がある。
タヌキが人を化かすという伝承自体は珍しいものではないが、水平村では「タヌキはどんな人間にも化けることができるが、{人間を騙す時は知り合いや身内以外の人間に化けて}人を騙そうとする」といった伝承なのだという。
一体なぜそういった伝承があるのだろう?
21年02月04日 19:34
【ウミガメのスープ】 [甘木]



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まだまだ迷信が信じられていたはるか昔、水平村には{村に訪れた旅人を殺して金品を奪い、証拠隠滅も兼ねて死体を食べるという恐ろしい風潮}があった。
とはいえ、村人全員が殺人を躊躇しない鬼のような者たちばかりだったわけではない。すべての元凶は、当時の水平村の長の仕業であった。

水平村に旅人が訪れると長は村人たちに{「あの旅人は実は人間に化けているタヌキで、我々を騙そうとしているのだ。放っておくと取り返しのつかないことになる。油断しているうちに仕留めるのが一番だ。なに、人間の姿はしているが中身はタヌキだ。迷うことはない!」}と嘘を吹き込み、その旅人を殺害させるように仕向けた。
そして旅人を始末し終えると、再び長は村人たちに言った。

{「これらの金品はタヌキが術で生み出した曰く付きのものだ。村の長として私が責任をもって処理しておくから安心しなさい。さぁ、そのタヌキはタヌキ鍋にでもして食べてしまおう。見た目は人間の姿のままだが、中身はタヌキなのだから……」}


こうしたことが何度も繰り返され、水平村に“知り合いや身内以外の人間({=初めから村の住人ではない者})に化けて人を騙そうとするタヌキが度々村に現れた”という話が語り継がれて伝承となり、当然のようにタヌキ鍋が名物となったのであった。
……現代の水平村で食べられるタヌキ鍋の味は、当時のものとは違うとか、違わないとか……。
Oh My Honey.「3Good」
トリック:1票物語:1票納得感:1票
佐藤ナメルが散歩から家に戻ると、

『13:30。高校時代の同級生のアマイ丼さんからお電話です。こちらから折り返すようにお伝えしました。』

という、妻の詩央が書いたメモが置かれていた。

{はて、誰からの電話だろうか?}
21年02月17日 02:21
【20の扉】 [異邦人]

本日24時頃に〆る予定です。ご参加よろしくお願いします。




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{<正解:高校時代の同級生、『天井(アマイ)』>}





『もしもし、佐藤ナメルさんのお宅ですか?』

「只今、夫は外出しております。折り返し電話いたしますので、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」

『高校時代の同級生のアマイです。えーっと、【天丼から{点}を取って天井(アマイ)です】』

【「天丼から{天}を取って丼(アマイ)さんですね。】かしこまりました」





詩央「ね?」

佐藤「ね?じゃないよ」
トリック:3票
この道の方が良いと思った田中は、道路の上に2本の白いラインを引いた。

この白いラインにはどういう意図があるのだろうか?
21年03月02日 15:40
【ウミガメのスープ】 [ダニー]

ゆっくり回答、とか言っていた自分が恥ずかしい(´・_・`)




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【道路の向こう側には満開のソメイヨシノが咲き誇っている】

うーん… 道路…
【道路】より【この道】という表現の方が良いかな。

自分が書いた文章を見返して気になった部分を見つけた田中。

ボールペンで書かれた「道路」の文字を修正テープを使って消そうとする。

一回じゃ半分しか消せなかったので2本の白いラインを「道路」の上に引いたのだった。