みんなのブックマーク

【物当て】さあ歌いましょう「1ブックマーク」
私は「ある時」に「ある曲」を歌ったことがあるのですが、そのことを他の人に話すとよく驚かれます。「ある時」「ある曲」とは?

※単純な物当てです。
※質問制限数ナシ。バンバン投げつけてください。
※「ある時」「ある曲」どちらから当てにいっても構いませんよ。「ある曲」は曲名まで当てて下さるとうれしいですが、曲名知らなくてもある程度は参加できると思います。
18年09月26日 23:15
【20の扉】 [HIRO・θ・PEN]

お久しぶりです。物当てのお時間です。質問無制限・θ・




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「(中学校の)卒業式」の時に「桜ノ雨」を歌ったこと。

(「桜ノ雨」はVOCALOID曲。卒業式でボカロ曲を歌ったと話すと驚かれたり羨ましがられたりします。)
世界の終わりと僕らの始まり「1ブックマーク」
1週間後に隕石が落ちて、地球は滅亡するらしい。
私は寝ぼけた頭で、国営放送のニュース番組でそんな冗談を言うのはナンセンスだと思ったが、どうやら本当らしい。どのチャンネルも悲壮感漂う顔したアナウンサーが同じことを伝えるか、もしくは誰も何も伝えていないかの二択だった。なるほど、この状況であれば仕事を放棄するのは正しい。

私も今日は学校をサボることにして、スウェットのままでふらりと外に出て見ると、私の住む小さな町もパニックに陥っていた。あちこちから泣き声や叫び声が聞こえたし、なぜか道路は酷く混み合っていた。
道沿いの家の駐車場で荷物を車に詰め込む家族を見て、ああこの人たちは逃げるつもりなのか、と察する。地球が滅亡するのに、どこに逃げるのだろう。



***



地球が滅びるその日の朝、私は制服に着替えて学校に向かった。

町は1週間前とは打って変わって静かで、すれ違う人もほとんどいなかった。たまにすれ違っても私のことなんか視界の隅にも入っていなさそうだ。
呑気に歩いていると、少し離れた場所にいるおじさんが、私を見て怪訝そうな顔をしているのに気づいた。近所の吉田さんだ。曖昧な笑みを返して足早にその場を去った。


学校に着いた。やはりと言うべきか、人の気配はない。正面玄関は締まっていたが、合鍵を使って裏口から校舎に入った。
靴を履いたまま廊下を歩いて3年5組の教室を目指す。自分の足音だけが妙に響いた。部活だ休日出勤だ何だと、常に誰かがいるこの校舎に、誰もいないことを実感して胸が高鳴った。

通い慣れた3年5組の教室に入り、窓際の一番後ろの席に座った。引き出しに手を入れると、「向島」と名前が書かれた教科書が詰まっていた。意味もなくパラパラと教科書を捲ってみる。

ああ、今日で終わりなんだ。ぼんやりと考える。
今日の夜、日付が変わる少し前に隕石が落ちて、地球そのものが丸ごと吹き飛んでしまうらしい。……悪くない。
悪くない人生だった。

心残りが、あるとすれば、



***



私は絶望し、彼は期待した。

なぜ?
18年09月07日 21:00
【ウミガメのスープ】 [ちるこ]



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心残りが、あるとすれば、



「……先生?」

予想外の呼び掛けに反射的に立ち上がった。教室の入り口に男の子が一人、立っていた。

「向島くん……」

向島ケンイチ。わたしの受け持つ3年5組の生徒だ。学級委員で、バスケ部所属の、数学が得意な男子生徒。明るい性格で友人は多く、恐らく女子にも相当モテているだろう。

「向島くん、どうしてこんな日に学校に?」
「先生こそどうしたの、その格好」
「こ、これ、は」
「しかもそこ、俺の席」

……終わった。
一足早く私の人生終わった。完全にやってしまった。
向島くんの表情を確認するのも怖くて俯く。

言えるわけがない。
教師である私が生徒である向島くんのことを好きで、学生に戻りたいとずっと思っていて、最後だからこんな馬鹿げた行動に出てしまいました、なんて。

向島くんが近づいてくるが、私は動けない。軽蔑しているだろう。罵倒されるかもしれない。
向島くんは、私の目の前に向かい合うように立った。



「先生がいたらいいなって、思ったんだ」



顔を上げると、真剣な顔を少し赤らめた向島くんが、私のことをまっすぐに見つめていた。

え?まさか、そんな奇跡みたいなことが?
浮かれそうになる自分を必死で止める。待て、早まるべきではない。あり得ない、そんなことは、あり得ない……。
混乱する私に追い打ちをかけるように、向島くんはさらに言葉を続けた。

「先生の役に立ちたくて学級委員になった。先生に褒められたくて数学の勉強をした。優しくて、強くて、可愛い先生のことが、ずっと好きだった」
「嘘……」
「本当。困らせるだけだと思ってたけど、最後だから伝えたくて」
「……」
「……先生は?」
「……」
「俺、浮かれてるんだけど。先生がこんな日に俺の席に座ってるって、そういうことだと思っていいの?」

改めて状況を認識して、認めざるを得ないことを悟った私は、弱々しく頷いた。

それにしても私、制服を着てくる必要はなかったんじゃないの?わざわざ6年前の制服を引っ張り出して、あまりにも痛々しい。おまけに向島くんは私服だ。そりゃそうだ、わざわざ制服で来る意味がない。

「でも、引いたでしょう……?」
「なんで?」
「だって、制服……」
「可愛いよ」

爽やかに微笑むその表情には一片の嘘偽りもなさそうで、そういうところだよ、と私は思う。



***



私と向島くんは自転車に二人乗りして、海を目指して走った。

向島くんは自宅に寄って制服に着替えてくれた。向島家では各々やりたいようにやろう、という結論に至り、両親や妹がどこで何をしているのかすら知らないらしい。
無人のコンビニに寄って、ほとんど残っていない商品の中から適当に飲み物とお菓子を拝借した。


海についた頃には日が傾いていて、空も海もオレンジ色に染まっていた。

制服が汚れることも気にせずに地面に並んで座って、変な味のサイダーで乾杯した。一口飲んで二人揃って顔をしかめて、これは売れ残るね、と笑った。しばらくくだらない話をして、どちらからともなく空を仰ぐように寝転がった。いつの間にか空には星が輝いていた。
向島くんが私の手を握る。私も握り返した。
今のわたしたちは普通の高校生カップルに見えるのだろうか。


ーーーねえ、隕石。

心の中で呟く。

ーーー見ているのは、キミだけだよ。キミが私達の証人になってよ。そのくらい、良いでしょう?



地球が終わって、やっと私達は始まるのかもしれない。

私の手を優しく包む熱を感じながら、そっと目を閉じた。





【正解条件】
「私」は教師であり、自分のクラスの生徒である向島に対して恋愛感情を抱いていた。
制服を着て彼の席に座り一人感傷に浸っている姿を、彼自身に見られて絶望した。
しかし実は向島も「私」のことが好きで、目の当たりにしたその状況から両思いであることを期待した。
「星に願いを」2.0「1ブックマーク」
カーマイン先生さんの「星に願いを」から着想を得た問題です。


目を開くと星がよく見えた。目を閉じると、風の音だけが聞こえる。
カメオは絶望した。

なぜ?
18年08月29日 22:59
【ウミガメのスープ】 [かめのじょう]

オマージュ作品




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ある、数千メートル級の高い山。
天気予報は晴れだったはずだが、眼下にみるみる雲海が広がり始めたのを見て、カメオは慌てて下山した。
万が一に備えてレインウェアは用意していたが、雨の中での下山は安全とはいい難い。
慌てすぎたのか、カメオは下山の途中で滑落し、一命をとりとめたものの身動きできなくなった。

体力を温存するために目をつむり、しかし眠らないようにその場で耐え続けた。
やがて日が暮れはじめた。カメオが目を開くと満天の星空。その下には雲海が広がっている。
下山予定時刻は過ぎているので、誰かが救援をしているかも知れないが、目を閉じても救援のヘリの音などは聞こえない。

雲海の下は荒れ模様の天気でヘリが出せないなどの事情でもあるのだろうか。それとも明日を待って救援を行おうとしているのか。
身動きできない極寒の世界で、自分は明日の朝日を見ることができるのか。見ることができたとして助けは来るのか。

それを想像したカメオは絶望した。
【優秀な劣等生】「1ブックマーク」
カメオが先生に0点のテストを見せると、先生は微妙な顔をしながらもカメオを褒めた。
何故?
18年08月13日 21:17
【ウミガメのスープ】 [OUTIS]

このスープはどれくらいで完食されるかナ? PS:1時間以上解かれないと不安になる物だネ・・・




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ここは泥棒学校、先生に「人のものを盗んできなさい」という課題を出されたカメオは同じクラスのウミオが厳重に隠していた0点のテストを盗み先生に見せた為褒められた。
先生(それにしてもわざわざ0点のテストを晒す必要は無いだろうに・・・)
元ネタ:どろぼうがっこう
とある地方の浦島太郎「1ブックマーク」
旅人は初めて、とある港町を訪れた。
その海岸で少女がウミガメをいじめていた。
旅人はボロボロになったウミガメを助けた。
ウミガメの傷は深かった為、
旅人は町中の人々に話を聞き、介抱した。
しかし、ウミガメが回復したのち、
旅人は少女がウミガメをいじめることを許した。
なぜだろうか?
18年07月22日 22:40
【ウミガメのスープ】 [吊られる男]

皆さん、御賞味頂き有難うございました。もっと分かりやすい問題に出来たのではないかと反省。




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これは、勇気ある優しい旅人と悪いウミガメと人魚のお話。

とある港町に旅人は初めて訪れた。
旅人が海岸に立ち寄ると、1人の女の子がウミガメをいじめていた。
その顔は泣きじゃくっており、石を投げつけたり、叩いたりしていた。
ウミガメは見るからにボロボロだ。
旅人は女の子を引き剥がし、
「こんなことしちゃダメだよ?」と軽く叱った。
座り込んだ女の子は目元を赤くして泣き続けており、言葉は全く届いていないようであった。
旅人はウミガメを抱え、その場を離れた。
このまま海に戻しては、傷が多く長くは生きられないだろう。介抱が必要だ。
そこで使われていない樽を回収し、その中にウミガメを入れて自分の下宿先へと向かった。

自分の知識だけでは不十分だ、と考えた旅人は町に住んでいる医者や漁師を訪ねた。
彼らから介抱の手段を聞く中で、旅人は奇妙な噂を耳にする。
皆がみな「ウミガメ」というフレーズを聞くと、この話を口々にするのだ。
「ウミガメのスープ」にまつわる噂を。
どうやら漁師であった男は船で遭難した時に、乗組員の肉が入ったスープをウミガメのスープと称して食べたのだそう。
後日レストランでウミガメのスープを注文した時、彼は自分が以前食べたものはウミガメではないということに気づいた。
男は店から出た後、家に帰って自殺を図ったというのだ。
この事件は瞬く間に町中に広がった。
噂が新たな噂を呼び、根も葉もない話も生まれた。
そして漁師の男には1人の小さな娘がいたそうだ。
残された娘にも心無い噂が飛び交った。
「人食いの血筋」「狂ったスープを作る娘」「ウミガメに殺された父親」などと。
なんとも居た堪れない話である。
最後に行き着いた獣医師に感謝を告げて、下宿に向かう。
ウミガメの容態は回復しつつある。

改めて考えると、海岸にいた少女は例の娘なのかもしれない。
そう旅人は下宿に戻って思った。
それならば、少女が泣き顔でウミガメを虐める理由もわかる。
きっと彼女は打ち上げられたウミガメを見て、感情をぶつけずにはいられなかったのだろう。
そんなウミガメも、そろそろ傷が癒えそうだが……などとふけっていると、

「ピシャン」

樽に入っている水が側面に当たる音がする。
旅人は急いで樽の中を覗き込む。
そこには目をパッチリと開いたウミガメがいた。
「良かった!無事か!」
ほっと胸を撫で下ろす。
「ウミガメの回復祝いに酒でも飲むか」と酒を取りに行く、その時だった。
「……ここはどこですか?」
何処からか声が聞こえた。
不審に思った旅人は周りを見渡した。
音がするのは、樽の中でする水の音だけ。
改めて樽の中を覗く。
するとウミガメがこちらを見ながら言った。
「あなたは誰ですか?」

目覚めてから、ウミガメの回復は驚くほど早かった。
最初は警戒心を強くしていたウミガメだったが、献身的な介抱を続けたことで次第に彼に心を許していった。
なぜウミガメが喋れるのかと旅人が尋ねたところ、
魔力や妖力を持っているものだけが喋ることができるのだと言う。
話すようになってからは、ウミガメは饒舌に喋った。
海の中での楽しい暮らしぶり、綺麗な街並み、そして美しい人魚達についてをだ。
話を聞くたびに、旅人の心は踊った。

ウミガメの体が万全の状態に近づき、そろそろ旅立つという時だった。
旅人がウミガメと下宿で話していると、ふと海岸にいた少女を思い出した。
そこで旅人は尋ねた、
「打ち上げられた時のことを覚えているか?」
すると、ウミガメは答えた。
「打ち上げられた時……あぁ覚えてますよ。
その直後にあの女の子に襲われたんですから。」
しかし、この後の発言が旅人の考えを一転させた。
「にしても、バカな娘ですよ。
むしろ我々は、彼女や父親に感謝されても良いはずなのに。」
旅人の思考が一瞬止まった。
ウミガメは続けた。

「彼女の父親の船が遭難し始めたところを、我々ウミガメの群れは見つけていたんですよ。
我々は人魚様方に報告したわけです、あそこに遭難している人間がいますと。
そうしたら人魚様自ら、船の近くまで出向かれたわけです。
丁度その時、船の中が嵐と空腹で苦しむ中で、
乗組員の1人が船の外に放り出され海の中に落ちたわけですよ。
人魚様は彼に尋ねたわけです。
『どうしてほしい。』『船の彼らを助けてくれ。』
彼がそう答えたから人魚様は彼の肉を捌き、一鍋のスープを作ったわけです。
さらに、そのままでは食べづらいだろうと思い
人魚様は船の上の彼らに魔法をかけたのですよ。
ウミガメのスープに見えるようにね。
例え空腹で動転していたとして、人肉のスープをウミガメのスープだと何故思えたのか。
そこには人魚様の優しい思いやりがあったからなのです。
だから、この我々の善意を恨まれるなんて見当違いも甚だしいというものですよ。」
旅人は困惑した。
どうやらウミガメに罪の意識はないらしい。
しばらくしてウミガメは、改まってこう提案した。
「さて私は貴方に恩があります。
どうでしょう、人魚の国に行きたくはありませんか?
寿命も果てしなく長くなりますし、ずっと楽しんで暮らせますよ?
可愛い娘に、極上の酒、手に入らないものはありません。
私はウミガメ達の中でも上の地位におります。
それ故、人魚の皆様に話を通すこともできるでしょう。
その為に明日にでも人魚の国に戻り話をつけて、
3日後に、あの海岸に戻って来るつもりであります。
どうかお考え下さい。」
少しは魅力的な提案のようにも聞こえた。
けれども、「ウミガメのスープ」の一件に並ならぬ異常さを感じた旅人は言葉を選んで答えた。
そして外の空気を吸いたいと言って部屋を出た。

頭の中で整理が必要だった。
不老不死に酒と女。
気にならないと言えば嘘になる。
しばらくの間ドアの前で考えていると、後ろから声が聞こえる。
どうやらウミガメが独り言をしているようだ。
「ククク、にしても人魚様も性格が悪い。
あの嵐を生み出したのも漁師を遭難させたかった人魚様が原因ですし、
私が『船が来た』と言い出したら、じきに終わらせるはずだった嵐を延長させるなんてのも容赦がない。
まぁ、私が呼びに言った時点でこうなることは分かっていましたがね。」

この言葉を聞いて、旅人は静かにドアの前から離れた。
彼の心には1つの使命感が燃えていた。

ウミガメが人魚の所に戻った3日後の日の出ごろ。
少女がウミガメをいじめていたあの海岸で旅人が荷物と共に座っていた。
すると海の中から、この前のウミガメが現れた。
ウミガメは砂浜にあがりながら口を開いた。
「その荷物、そして貴方様の顔から推測するに、
やっと人魚の国に行く覚悟ができたようですね。
なに心配する必要はございません。
人魚様も暖かく迎えてくれると仰っておりました。
さぁ私の甲羅に乗って下さい。
人魚の国へは時間がかかります。長い旅になりますよ。」
「いいえ、貴方の旅はここで終わりよ。」
唐突に放たれた言葉に驚くウミガメ。
ウミガメが振り返ると、旅人の荷物の後ろから小さな影が立ち上がる。
そう、それは海岸にいた少女。自殺した漁師の娘だ。
「私が父上の仇を取るからよ。」

旅人はウミガメが人魚の国に戻った直後、海岸のにいた少女の家に向かった。
町中で噂になっている彼女の家を見つけるのは難しいことではなかった。
少女に会って、これまでの経緯を話した。
ウミガメを介抱したこと。町の人たちから少女の父親の話を聞いたこと。そしてウミガメが話した事件の真相。
それを聞いて少女は泣き崩れた。
旅人は尋ねた。
「3日後、ウミガメが帰って来る。どうする?」
彼女はもう泣いていなかった。
こちらを向き直った顔は、以前とは違う。
覚悟を備えた凛々しい面構えをしている。
「父の汚名を注ぎ、無念を晴らします。」

その後、少女はウミガメを徹底的に痛ぶった。
これまで彼女が味わった苦痛をぶつけるかのように。
けれども、ウミガメを殺すことはなかった。
半殺しにして口を聞けなくなった状態で、彼女は町の真ん中の広場でウミガメを吊るしあげた。
ここで旅人が一役買った。
長年の旅で得た語り口の旨さを役立てたのだ。
旅人は町の人々に事の顛末を、「ウミガメのスープ」の真相をわかりやすく、かつ悲劇的に語った。
人々は1人の例外なく涙を流し、今までの漁師の娘への仕打ちを詫びた。
それを少女は怒る事なく、受け入れた。
そして聴衆の悲しみが最も高まった時、旅人はこう提案した。
「さぁ、皆さん。このウミガメをスープにするのはいかがでしょう。
人間を弄び、騙したウミガメを、ただ殺すだけでは生ぬるい。
そして、我々は省みなければならない。
ウミガメと人魚に騙され、罪なき人々を罵ったことを。
我々はスープを飲むことによって、
彼らの怒り、悔しさ、無念さを共に味わうのです。」
聴衆の悲しみは興奮へと変化した。
多くの人々がこれに賛同した。
終いには何処からかシェフを呼び出し、その場で調理を始めさせた。
出来たスープは町の人全員に振る舞われた。
この数日後、旅人は少女や町の人々に感謝されながら、町を後にした。
より多くの町に、この物語を伝えるために。

この町では、今でもウミガメのスープが飲まれるらしい。
犠牲になった2人の漁師を思い出す為に、
悪いウミガメと人魚に気をつける為に。

【要約解説】
少女は「原題ウミガメのスープ」で、犠牲になった漁師の娘。
日頃からの酷い仕打ちを打ち上げられたウミガメにぶつけていた。
そのウミガメを助けた旅人は、その内容を町の人々から聞く。
そして介抱の後に、全快したウミガメから「事件」の真相を知る。
その真相とは、「事件」の原因の一端がウミガメにあるということであった。
旅人は少女にそれを伝え、少女の仇打ちの手助けをした。

FA条件
・少女が「原題ウミガメのスープ」で犠牲になった漁師の娘であること。
・旅人が町の人々から「事件」の概要を聞くこと。
・全快したウミガメから「事件」の真相、
『乗組員のスープを作ったのは、漁師たちではなく人魚(ウミガメが呼んだ)。』を聞くこと。
・真相を知った旅人が、少女の仇打ちの手助けをすること。


ウミガメは幸せを運ぶと言いますが、
それはウミガメが人魚の国に連れて行ってくれるからかもしれませんね……