みんなのGood

本当に瓜二つ「2Good」
物語:1票納得感:1票
【私は、この世に生まれた時から、もう一人の自分とまったく同じ姿形をしている。】
同じ使命を背負い、同じ道を辿り、ほぼ毎日休むことなく働き続けている。
それなのに、{私たちが至近距離ですれ違うことは、めったにない。もしすれ違うことがあったとしても、それは一瞬のことで、お互いの存在にすら気づかないことの方が多いだろう。}

さて、私(私たち)は一体何者で、どのような状況にいるのだろうか?
25年09月14日 22:42
【ウミガメのスープ】 [mintadel]

正解到達率28%でした。




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【私たちは、{山と麓を結ぶロープウェイ}だ。】
私が山頂から下りれば、もう一人の自分は麓から上って来る。{時間帯にもよるが、一方は重く、もう一方は空の場合が多い。}そして、常に逆方向に進み、毎回同じ地点(中点)ですれ違う。
だが、荷物や人を運ぶ重さによって、{すれ違う時の高度は常に変化する。その高低差ゆえに同じ地点に近づいても互いを認識することは難しい。乗客でさえ、すれ違ったことに気づかない人がいるほどに}。
私たちはまさに瓜二つの存在でありながら、その軌跡は常に交錯し、しかし決して交わることのない、不思議な運命を辿っているのだ。

注:支柱が軌道中点付近にあるロープウェイも存在するので、すべてのロープウェイがかならずこうなるわけではありません。
英雄と夢の行方「2Good」
物語:1票納得感:1票
激しい攻防の末、戦いに勝利した英雄がいた。
人々は歓喜し、大いに盛り上がる。
そして、2人の男が英雄のもとへ駆けつけたその時、

ゴトっ……。

英雄の首が地面に落ちる音がした。
歓喜の声は悲鳴に変わり、泣き出す者も多くいた。

英雄のもとへ駆けつけていた2人の男。
その英雄の姿を見た男カメオの夢は砕かれた。
その英雄の姿を見た男カメタの夢は希望に変わった。

一体どういうことだろうか?
25年09月26日 19:52
【ウミガメのスープ】 [てる]

参加状況を鑑みて、闇スープ&〆切解除しました。




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とあるデパートの屋上で行われたヒーローショー。激しい攻防の末に怪人を倒し、屋上は、子供たちの歓喜の声に包まれた。
ショーが終わり、待ちに待ったヒーローとの握手の時。2人の少年カメオ(6)とカメタ(12)がヒーローのもとに駆けつけ、握手しようとしたその時、

ゴトっ……。

小さい子に握手をするために、前屈みになったヒーローの被っていた頭が取れた。そして現れたおじさんの頭。

「ヒーローはかっこいいもの」と信じていたカメオ(6)の夢(憧れ)は砕かれてしまった。
一方、現実を知り、ヒーローの夢を早々に諦めていたカメタ(12)は、「ショーのキャストになれば夢叶うじゃん。」と、再び自分の夢に希望をもったのだった。
納得感:2票
カメコは{妹の描いたウサギの絵}を見て、「妹は今日観たホラー映画が余程怖かったのだろう」と考えた。

さて、このホラー映画に登場した{恐怖演出}はなんだろう?

※大まかに合っていれば正解とします。
25年09月30日 22:44
【ウミガメのスープ】 [らりぷす]



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A、「風呂場で鏡を見ると背後に幽霊がいる」


今日、カメコは妹と一緒にホラー映画を観た。
そのホラー映画には「風呂場で鏡を見ると背後に幽霊がいる」という恐怖演出があり、妹は大層怖がっていたようだった。

その夜、カメコが風呂に入ると、{風呂場の鏡には曇った鏡に描かれたウサギの絵がそのまま残っていた。}
先に風呂に入った妹の手によるものだろう。
妹は小さい頃から曇った鏡に絵を描く習慣があったが、出る頃にはお湯をかけて消されている。

だが今日は残っている。
恐らく湯をかけて絵を消す前に映画のことを思い出したのだろう。

「そんなに怖かったのか…」

カメコが呆れながらシャワーヘッドを手に取り、鏡にお湯をかけて曇りを取った。

すると…


{鏡に映るカメコの背後に髪の長い女が…}
トリック:1票納得感:1票
カメオの昇進に合わせて新築の一軒家を建てた海野一家。
一生に一度の買い物という事で、妻のカメコは使いやすさを追求して色々と要望を出した。

出来上がった家のキッチンを見たカメコが、これこそ理想のキッチンだと思いつつも{やる気が急激に無くなったのはいったい何故?}
25年10月01日 00:03
【ウミガメのスープ】 [琴水]



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普段から真面目に家事をこなしていたカメコ。
もちろん料理も毎日カメコが作っていた。
しかし、カメコにとって、たまの休日にカメオが作ってくれる料理は特別だったのだ。

「あなたの料理、もし毎日食べられたなら幸せね」

主婦業は休みなんて無いんだから、休みは半分こしようと言ってくれるカメオの優しさが嬉しかった。
なりよりも本気で美味しかった。毎日食べたい。






「昇進して現場に行く事もなくなって時間ができたし、これからは僕が料理を作るよ。前に君も僕の料理を毎日食べたいって言ってくれてたでしょ」

新しいキッチンを前にしてカメオがそう言った。

カメコにとっては高くて使いにくいカウンター。
右利きのカメコにとって使いにくいレイアウトの各種調理器具。
設計の段階で伝えていた要望とは全く違うけれど…そこで毎日料理を作ってくれるカメオを想像すると…
{これはまさにカメコにとって理想のキッチンだった。}

そして{料理はカメコのやるべき事ではなくなった}ので、今まで料理に使っていたやる気を他の家事に回そうと決めたカメコであった。
物語:1票納得感:1票
『右足と離れたくない左足 行き場を探し迷う左手』

文学部1年の藤堂は部室で詠んだこの一首を「冷え性である自分が布団の中で手足を暖めている様子を詠った」と説明している。

さて、この短歌に出てくる右足がいま膝小僧だけ湯船の中から出ているのは一体なぜ?
25年10月05日 22:01
【ウミガメのスープ】 [ダニー]



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5月、運動会。

部活対抗二人三脚リレーという種目で密かに想いを寄せる久坂先輩とペアになることになった。

本番直前、久坂が桜子の左足と自分の右足をハチマキでしっかりと結びつける。

・・・

「この二人三脚の時間だけでなく、ずっと先輩の右足と私の左足がくっついたままだったらいいな。そして私の左手は先輩のどこに添えたらいいのかな、と…」
「さくらめっちゃ恋してんじゃん!いいなー!」

放課後の部室で桜子が友人に自分が詠んだ短歌を見せながら説明をしているところに、当人である久坂が現れた。

慌てて短歌を隠す桜子。

友人はそんな桜子をにやにや見ながら、久坂に話しかけた。

「先輩!さくらがめっちゃ素敵な短歌を詠んだんですよ」
「ちょっ!さ、さえこ!」
「へぇー、なにも隠さなくてもいいじゃん、ちょっと見せてよ」

桜子は堪忍して久坂に短歌を見せた。

「えー…『右足と離れたくない左足 行き場を探し迷う左手』かあ」
「ちょっと音読しないでください!」
「うーん… どういう意味?」
「うーーー… あのー、そのー、わ、私、冷え性なんで布団の中で手足を暖めている様子を詠んだんです!」
「…なんで逆ギレしてるの!?」


その夜。

「最近、藤堂と二人三脚で一緒になるし、今日もなんとなく仲良く話せたし…」
「なんか…怖いくらいツイてるな俺…」

風呂に入るために衣服を脱ぎながらそんな独り言を呟く久坂。

二人三脚を(最下位で)ゴールした時のことを思い出す。

・・・

「ご、ごめんなさい先輩!」
「全然大丈夫。藤堂は怪我はないか?」
「私はぜんぜ… あっ!血…」
「大した傷じゃないからほっとけば治るよ」
「だだだ、ダメです!ちょっと待っててください!」

ゴール直前で藤堂がバランスを崩して、それを久坂が庇うかたちで2人とも転倒したのだ。
その時にできた久坂の右膝の傷に、藤堂はやさしく絆創膏を貼った。

「…ちょっと俺には可愛すぎない?」
桜柄のピンクの絆創膏。
「これしか持ってないんです!嫌だったらお家で新しいものに替えてくださいね」

・・・

「うーん… 剥がしたくない…」

可愛すぎない?と言ったものの、久坂は藤堂に貼ってもらった絆創膏を剥がせずにいた。

ゆっくりと絆創膏を濡らさないように右膝を浮かせて湯船に浸かる。

そして上機嫌の様子で一首そらんじた。

「一枚の藤の桜を濡らさじと小僧が丸く水面に浮かぶ」





https://late-late.jp/mondai/show/19783に続く…