みんなのGood

良質:3票トリック:1票
アパートで一人暮らしの男の自宅が、泥棒に侵入されていた。

男は家の鍵を施錠し忘れており、泥棒はいとも簡単に玄関から家に侵入すると、金目のものはと部屋中を好き勝手に荒らし回り、鍵もかけずにその場から逃走した。

その後、仕事場のスーツを着替えるより先に部屋の惨状を目の当たりにした男は、自分でやった記憶が全くないのにも関わらず、部屋着に着替えてから、特に騒ぎも通報もせずに黙々と部屋を片付け始めた。



一体どういうことだろう?



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〜今回の調書〜(質問の中で自動的に埋まるよ)

1「泥棒が男の自宅に侵入したのはいつ?」


2「男が帰宅したのはいつ?」


3「男はなぜ鍵をかけ忘れていた?」


4「男は部屋の惨状を見てびっくりした後、どう思った?」

21年02月21日 05:24
【ウミガメのスープ】 [ドタオ]



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〜完成された調書〜

1「泥棒が男の自宅に侵入したのはいつ?」
→{午前3時}

2「男が帰宅したのはいつ?」
→{午前0時}

3「男はなぜ鍵をかけ忘れていた?」
→{同僚とめちゃくちゃ飲んだ後酔っ払って帰宅して、そのまま寝たから}

4「男は部屋の惨状を見てびっくりした後、どう思った?」
→{「俺どんだけストレス溜めてたんだ」}







【解説】
男は深夜に部屋で寝ている間、自宅が泥棒に侵入されてることに気づいていなかった。



目が覚めるとそこは自宅だった。男は仕事着のままいつの間にか自宅のベッドに横たわっていて、そして辺りを見回すと部屋が酷く荒れていた。

記憶の糸を辿っても、昨晩の夕方を最後に記憶が途切れている。

「そういや昨日同僚とめちゃくちゃ酒飲んでたっけ」

自分でやったという記憶は微塵もないが、おそらく酔っ払った自分が部屋中を荒らしまくったのだろうと悟り、二日酔いで痛む頭を押さえつつ、自分が潜在的に抱えてるらしいそこそこ心当たりのあるストレスに慄いた。
男はまず部屋着に着替えて、そしてため息をつきながら部屋の掃除を開始したのであった。
小さなスナイパー「4Good」
トリック:2票物語:1票納得感:1票
偶然出会ったミチルちゃんと、二人で射的をしたトモキくん。
ミチルちゃんよりずっと射的が得意な彼が推測した、{ミチルちゃんがついさっき食べたもの}とは何だろう?
21年02月27日 21:04
【20の扉】 [「マクガフィン」]

お久しぶりの扉はとあるスナイパーのお話。




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A. かき氷



ちょっぴり気になるミチルちゃんと夏祭りでばったり出会ったトモキくん。もしかしたら会えるかもときょろきょろしてたのは内緒。

ミチルちゃんにいいとこ見せたいトモキくん。射的でもしようぜって誘ってみたら、いいよって返ってきたからガッツポーズ。

誘うだけあって上手なトモキくん。景品はそんなに取れないけど、的には大体当たってる。
一方隣のミチルちゃん、コルクの弾があっちに行ったりこっちに来たり。なかなか狙いが定まらない。ついに隣のテントに飛び込んじゃって、屋台のおじさん大あわて。

それを見ていたトモキくん、わざとらしく大笑い。
「おまえ、めっちゃ下手じゃん!」なんて、好きな子にいじわるしたくなっちゃうお年頃かな?

ほらほら、ミチルちゃんはご立腹。
「なんでそんなこと言うの!」ってそっぽ向いちゃった。
トモキくんも意地張っちゃだめだよ、「下手なんだからしょうがねーだろ」なんて言わないの。

あっ、ミチルちゃんもうトモキくんと一緒にいたくないってよ。ごめんねってしておけば良かったのに…

ちょっと進んで振り向いたミチルちゃん。もしかして機嫌なおしてくれたのかなって期待したトモキくんに、{あっかんべー}って舌見せた。

そのとき見えた舌の色は、がっかりトモキくんの気持ちと同じ色。
ブルーハワイのかき氷でも食べたんでしょ、なんて訊いてみたくなっても、浴衣の背中はどんどん遠ざかっていく。

肩を落としてとぼとぼ歩くトモキくん。射的のようにうまくはいかないけれど、来年こそ一緒にかき氷、食べられるといいね。


気になるあの子のハートを狙う、
がんばれ小さなスナイパー!




『一言解説』
自分より射的が下手なミチルをからかったトモキに対し、あっかんべーとシロップの残る色鮮やかな舌を出して怒ったミチルを見て、トモキはミチルが先程かき氷を食べたのだろうと推測した。
20のA「4Good」
納得感:4票
A=Bに非ず
A≒B

Bは何?
21年02月27日 11:42
【20の扉】 [ベルン]

27日終わりまでで!




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A=扉
B=戸

戸に非ず、と書いて、扉 である。

※漢字の成り立ち的には、扉の形が「非」 に似ているから、だそうです
ダヴィンチの猜疑「4Good」
トリック:3票納得感:1票
『モナ・リザ』『最後の晩餐』などで知られる巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ。彼の絵が新たに発見されたというニュースが世界中を駆け巡った。

それが本当にダ・ヴィンチの絵であるか徹底的に調査された結果、その絵は彼の絵画製作を手伝ったことがあるマクガフという画家が、実物をとても精巧に描き取ったものだと判明した。

その後その絵は教科書にも載り、誰もが一度は目にしたことがあると言われるまで有名になった。

一体なぜ?
21年01月16日 22:16
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

芸術家マクガフシリーズ第二弾




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新たに発見されたレオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画。

その絵が本当に彼を描いたものであるか、現地の文献をあたるなど長い年月をかけて徹底的に調査が行われた。
その結果、彼と面識のあるマクガフという画家が精巧に描いた、正真正銘本物のダ・ヴィンチの絵であることが判明した。


そこに描かれていたのは、世間が持っていた彼のイメージから大きくかけ離れたものだった。
それまで最もポピュラーだった彼の自画像が、知的な印象を与えるべく描かれたものであることは、もはや明白だった。

美術の教科書はもちろん、ルネサンス期を代表する芸術家として歴史の教科書などにも自画像が使われていたダ・ヴィンチだが、より本人に近い肖像画としてマクガフの描いた絵が掲載されるようになった。

「万能人」とも呼ばれるレオナルド・ダ・ヴィンチの驚愕の姿にメディアでも連日大きく取り上げられ、誰もが見たことのある有名な絵画となったのだった。



「おい、これ本当にダ・ヴィンチ?」

{「}信じられねえよな、これ、50歳近いときだって言うぜ?{」}

「天才と何とかは紙一重って言うけど…」

{「}500年以上前でこれだもんな…{」}

「マジでな…なぁ、これってあれだよな…?」

{「}ああ、たぶんいわゆる…{」}


「{「}ツーブロック?」{」}




『一文解説』
それまでのダ・ヴィンチのイメージを覆す正確な肖像画だったから。



切断された左手首「4Good」
良質:3票物語:1票
ある男が自宅で左手首を切り取られてる状態で死んでいた。
その左手と血だらけの包丁が男の死体の側に無造作に転がっていた。

なにがあった?






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〜調書〜
男の手首はその包丁で切断された。ではその切断が発生する原因となった"ある物"とは?→

男は死ぬ直前まで、包丁を何の目的で使用していた?→
21年03月15日 11:00
【ウミガメのスープ】 [ドタオ]



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〜答え〜
男の手首はその包丁で切断された。ではその切断が発生する原因となった"ある物"とは?
⇨{手錠}

男は死ぬ直前まで、包丁を何の目的で使用していた?
→{監禁した女を脅す}





【解説】
男は女を自宅に一週間弱監禁していた。

男は女の手首と自分の手首を手錠で繋いでいた。女が下手な動きを見せないよう包丁もちらつかせていた。

女はある日、隙を見て男から包丁を奪いとり、男の首目掛けて絶命させた。


男の体をまさぐっても手錠の鍵は見つからず、女は身動きが取れずにいた。

女は男の死体を引き摺りながら部屋を出る、もしくは自分の手首を切断することを一瞬覚悟したが、それよりも男の手を切断すれば良いということに気づいた。

数分後、女は包丁を捨て、手錠にぶら下がった男の左手首を根っこから引き外し、手錠をかけたまま部屋を出て行った。