みんなのGood

トリック:5票
長年の研究によりついに長寿になる薬の発明に成功したカメオ。
しかし国民たちはカメオのこの発明に大いに反発したのです。

一体なぜ?
20年07月18日 12:43
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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良い子の予防接種

やだよ~(´;ω;`)注射怖いよ~


即効性の毒「5Good」
トリック:2票物語:3票
幼い女の子を家から連れ出し、人気のない建物に立て籠もっていたエイキチ。
呼びかけにも中々応じる様子のない彼だったが、一人になったところをあっけなく捕らえられ、女の子は無事に保護された。
ところで、エイキチは捕まる直前に自らの意思で即効性の猛毒を飲んでおり、まもなく死亡したのだが、それを知った人々は彼を心から称賛したのだという。


一体なぜだろう?
20年07月25日 22:44
【ウミガメのスープ】 [元灯台暮らし]

天童 魔子さん1000問出題おめでとうございます!




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🎉天童 魔子さん1000問出題記念リスペクト問題🎉


エイキチと一人娘のアキが二人で暮らしている町が突然、改造生命体《TENDO mk-3》に襲撃された。
《TENDO mk-3》の力は圧倒的であり、普通の人間が抵抗したところで敵うはずもなく、あっという間に食べられてしまう。
町の住人達は我先にと逃げ出していったが、エイキチ親子は運悪く逃げ遅れてしまった。
町中を必死で走る二人は、誰もいなくなった薬屋へと隠れることにした。
しかし安心はできない。
《TENDO mk-3》は聴覚に優れていると聞く。きっとこちらへ逃げたのも気付かれているだろう。
見つかるのは時間の問題だった。

(このままでは二人とも食べられてしまう。何とかこの子だけでも…。)

考えた末、エイキチは薬屋にある致死性の高い劇薬をかき集めた。
すると、やはり居場所がバレていたらしく、《TENDO mk-3》の重たい足音が聞こえてきた。
エイキチは小さな声で、「何があっても絶対に声を出すんじゃないよ」とアキに声をかけ、思い切り抱きしめた。

地鳴りのような《TENDO mk-3》の足音が、薬屋の前で止まった。

「人間さーん、そこにいるのはわかってるのですよー?」

「無駄に逃げ回るのはやめて、早く出てくるのですー。」

しばらく待っても二人が出てくる様子はない。

「ふぅ、しょうがないのです。出てこないならこちらから行くのですー。」

それを聞いたエイキチはいよいよ覚悟を決め、かき集めた薬品を片っ端から飲み干すと、勢いよく薬屋の戸を開けて、《TENDO mk-3》の前へと躍り出た。

「このっ!」

エイキチは力一杯《TENDO mk-3》に殴りかかるが、一切効いた様子はない。

「ふふっ、全く人間さんは貧弱で哀れなのです。せめて私の糧となるがいいのです。」

《TENDO mk-3》はおもむろにエイキチの首を掴み上げると、そのまま頭からゴリゴリと食べていった。

「けぷっ、美味かったのです。でもまだちょっと食べたりないのですよー。」

「聞こえてるのですよねー?さぁ、君も素直に出てくるのです。」

アキは父に言われた通り、一言も声を漏らさず棚の影で震えていた。

「往生際が悪いのです。もう観念して…ぐっ……かはっ…」

「これは……一体…。」

「はっ、まさか毒を飲んでわざと私に……!」

「グゥゥッ、謀ッタナァァァニィンゲェェンン!!」

その日、彼の愛は伝説になった。
良質:3票物語:1票納得感:1票
地元の人に長年愛されてきた「らてらて屋」のコロッケ。
しかし、カメオはそのコロッケを一口食べると、
後悔することとなった。

一体なぜ?

しげぽんさんの問題なのです
20年07月26日 23:24
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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キャベツ頼むの忘れてた(´・ω・`)
コロッケと言ったらキャベツの千切りもないと
トリック:3票納得感:2票
イチカ、ニノ、ミク、ヨツバ、イツキは五つ子である。

5人の仲は良かったり悪かったり。ケンカも普通にする。

ある日ミクは、姉妹にお菓子を取り上げられた。

しかし、ミクはそれで泣いたりしなかった。
むしろ、「ありがと!」とまで言った。

いったいなぜ?
20年08月02日 17:10
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

3(月)12時ぐらいまで




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同じ高校に通ってた五つ子は卒業し、社会人としてそれぞれの道を進んでいた。

その中で、ミクはパティシエとして活躍していた。
そんな中、勤める菓子店での努力が認められ、ミクの考えたスイーツが販売されることになった。

(売れるかな‥ちょっと不安だよ‥)

そんな不安をよそに、ミクの作ったスイーツは売れに売れた。

客「これ女優のイチカがインスタに上げてたよね!」
客「かわいいし美味しそうだよね!」

ミクの姉であるイチカは人気女優であり、「ミクの作ったスイーツをSNS上に取り上げてた」のだ。

家に帰ったミクは、イチカに感謝の言葉を述べた。

ミク「イチカ、ありがと」

要約
菓子職人のミクが作った菓子を、姉妹がメディアに取り上げた。


The Game of Dantalion.「5Good」
物語:5票


今の主人のことを、僕はよく知らない。

ただ両親と死別し身寄りのない僕を、屋敷ごと引き取るくらいには風変わりな女性だった。

彼女は何不自由無い生活を保証する代わりに、たったひとつの約束を守るように言った。
それは【「独り立ちする前に、私の選んだ本を全て読了すること。」】

最近になって気付いたことがある。
屋敷には多くの蔵書があるというのに、奇妙にも、選ばれた本は全て不幸な結末を辿る。

こんなBad Endばかりを与えて、一体なんのつもりだろう??


SP:「マクガフィン」さん
画像元:フリー画像サイトPixabay
20年08月10日 21:12
【ウミガメのスープ】 [弥七]

悪魔のゲームの、その先に。




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<解説>
簡易解答:父(恋人)の死後、彼女は家庭の存在を知る。身寄りの無い息子を育てると決めた一方で自身も新しい人生を歩むべく、恋人の蔵書を通して思考を伝え「別れの言葉」を選んでもらう計画を立てた。独り立ちするまでという期限上、結末をBad Endに絞る必要があったから。

<FA条件>
・彼女は父親に家庭があると知らずに不倫していた。
・新しい人生に進むため、彼女は子供に「別れの言葉」を選んでもらうことにした。
・独り立ちするまでという期限上、ジャンルを絞る必要があった。(Bad Endの恋愛小説)

ーーーーーーーーーーー

貴方が大人になるのを心待ちにしていた、と言ったら
それは私の本心ではないのかもしれないわ。

でも私は嬉しい。

こうして今、全ての事の顛末を打ち明け…
私の用意した物語の結末を、やっと貴方と迎えることができるのだから。





十数年前。

私は、貴方に瓜二つの人と恋をして。
けれど思いを伝えたその日に、彼は突然姿を消した。
そう、何を言わずにね。

もし断ってくれていたら、今もこんなに苦しまなかったでしょう。
私は彼を探して、探して。やっと見つけた時には、既にこの世にいなかった。

残ったものは、このお屋敷と物心付く前の、幼い少年。
私はその両方を引き取ることにしたわ。
それからは、貴方の知っている通り。





今でも思う。これは彼が残した「呪い」ではないかって。
自分では抗えない未練の鎖が、私を過去に縛り付けているのではないか、と。





ねえ?ひとつだけ、私の願いを叶えてほしい。





私は、屋敷の書架からたくさんの本を選んで貴方に読ませた。
彼が触れた世界を、知識を、授けるため。

不幸な結末(Bad End)に気分を害したこともあったでしょう。
ごめんなさい、時間がなかったの。
貴方が大人になるまでに全ての本を読ませるなんて、不可能よ。





……今の貴方、あの頃の彼にそっくりね。どうか、





【『彼の考える、一番心が傷つく言葉。』】





特別に選んで、言って頂戴。
それを最後に、私達は新しい人生を歩みましょう。





楽しみだわ。貴方はなんて、言うのかしら?





ーーーーーーーーーー

僕が大人になった、あの日。
彼女から告げられた願いに、自分が何を答えたのか今でも覚えている。





彼女が本を選び、僕が本を喰らう。
そんな生活の中で、書架から運ばれた物語は須く同じ結末を辿った。

積み重なる既読の山に、ふと疑問を投げかけたことがある。
どうして父の蔵書は、こんなにも不幸に溢れているのか??

問えども死人は語らず。

しかし僕が父の生き写しであるならば、答えはこうだ。





普通の結婚、普通の家庭。死ぬ直前まできっと彼の人生は普通で幸せだった。
彼は、そんな自分の人生に飽き飽きしていたのではないか?

睡蓮のように物語に身を浮かべ、今の自分と真逆の世界に浸る楽しみ。
そんな彼の夢が、この書架を生んだのだろう。

彼女にしてもそう。若かりし父の逃避行は、そんな破滅への憧れだったのだ。
堆く積もる蔵書のひとつと同じように、彼女を愛していた。

だから僕は、言葉を選んだ。










【{『僕は今でも、君のことを愛しているよ。』}】










ああ、どうして??
と泣き崩れる彼女に手を差し伸べながら僕は思った。





この言葉は、未練の鎖を断ち切るにふさわしい言葉ではない。





彼女は僕に、書架を通してひとつの人格を与えた。
もう、二度と消えない父の記憶だ。

僕はこの先もずっと、自分の肩越しに見る父と生きていくのだから、
2人とも新しい人生を歩むなんてことができるものか。

死して尚お互いを思い続けること。
それが、僕の考えうる一番の絶望だ。

千年の恋も醒めるような台詞なら、彼女はどんなに幸せな未来を歩めただろう。





…でも仕方ないさ。
ページを捲る僕の指先は、いつしかBad Endに染まってしまったのだから。





「貴方は書架の悪魔(Dantalion)ね。私を、腹の中へと閉じ込めた。」

彼女の言葉に、僕は不思議と笑みを浮かべていた。

(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)


参考文献:
『熱海の宇宙人』(原百合子)
『三月は深き紅の淵を』(恩田陸)