「甘さが欲しいの、ブラックコーヒー」「6ブックマーク」
ユウヤが休憩からオフィスに戻ると、オフィスは静まり返っていた。
壁の時計を見ると、午後七時を過ぎたところだ。
(やれやれ、金曜日だっていうのに、今日も1人で残業か…。)
自席に戻り、散らかった書類をまとめていると、机に置かれた缶コーヒーに手が触れた。
同僚のアユミの差し入れらしく、彼女の好きな銘柄のブラックコーヒーだ。
ユウヤは以前から、アユミに好意を抱いている。
細やかな気遣いができるところや、仕事にも一生懸命なところ、そして・・・
思わずキュンとするような、かわいい笑顔。
(...おっと、いけない。仕事の邪魔だ。)
ユウヤは一度手に取った缶コーヒーを机に置くと、オフィスを出てすぐ近くのカフェに行き、そこでカフェオレを注文して飲むことにした。
【・問題・】
ユウヤがカフェでサンドイッチを注文しなかったのは何故だろう?
壁の時計を見ると、午後七時を過ぎたところだ。
(やれやれ、金曜日だっていうのに、今日も1人で残業か…。)
自席に戻り、散らかった書類をまとめていると、机に置かれた缶コーヒーに手が触れた。
同僚のアユミの差し入れらしく、彼女の好きな銘柄のブラックコーヒーだ。
ユウヤは以前から、アユミに好意を抱いている。
細やかな気遣いができるところや、仕事にも一生懸命なところ、そして・・・
思わずキュンとするような、かわいい笑顔。
(...おっと、いけない。仕事の邪魔だ。)
ユウヤは一度手に取った缶コーヒーを机に置くと、オフィスを出てすぐ近くのカフェに行き、そこでカフェオレを注文して飲むことにした。
【・問題・】
ユウヤがカフェでサンドイッチを注文しなかったのは何故だろう?
22年05月06日 23:34
【ウミガメのスープ】 [靴下]
【ウミガメのスープ】 [靴下]

参加待ってるょ
解説を見る
【・解答・】
アユミと一緒に食事をするために、お腹を満たしたくなかったから。
【・解説とストーリー・】
残業を終え、アユミはもう誰もいないオフィスを後にした。
腕時計を見ると、午後八時を過ぎたところだ。
お腹もペコペコだし、何か食べて帰ろうか...。
そんなことを考えながら、駅に向かって歩き出そうとしたとき。
「ア、アユミ! おつかれ!...」
後ろから、先に帰っていたはずのユウヤの声がした。
「あれ、ユウヤ? 定時で上がったはずじゃ...?」
「うん、そうなんだけど。ちょっとそこで時間潰してたんだ。」
どうやら、会社の目の前のカフェに入っていたらしい。
「そうなんだ。でも、どうして?」
アユミが尋ねると、咳払いをひとつしてから、ユウヤが答えた。
「...実は、アユミを待ってたんだ。あの、よかったら、
一緒にご飯でも食べないか?」
【----- ------ -----】
駅前の居酒屋に向かって並んで歩きながら、アユミが話しかけてきた。
「そうだ、コーヒーの差し入れ、ありがとね」
「あぁ、いやいや。ブラックでよかったんだよな?」
「うん、私ブラック派。ユウヤと違ってね笑」
「ちぇっ、どうせ俺は子供舌ですよ、だ」
「うん。知ってる。どうせ今もカフェオレとか飲んでたんでしょ」
「……。はぁ、何でもお見通しだな」
ころころと笑うアユミを見ていたら、ついつられて笑ってしまった。
「というか、ユウヤはお腹すいてないの? カフェにいたんなら、サンドイッチくらい食べてればよかったのに」
「いやいや、アユミと一緒にご飯食べたくて待ってたんだから。
......っ!」
しまった、つい口がすべってしまった。
おそるおそるアユミを見ると、ニヤニヤしながらこちらを見ている。
「へー、そっかぁー。」
ダメだ、アユミのペースに持っていかれている。
ユウヤは、降参、というように首を振った。
隣を歩くアユミの耳が、お酒も入っていないのに赤く染まっていることに、ユウヤは気づかなかった。
アユミと一緒に食事をするために、お腹を満たしたくなかったから。
【・解説とストーリー・】
残業を終え、アユミはもう誰もいないオフィスを後にした。
腕時計を見ると、午後八時を過ぎたところだ。
お腹もペコペコだし、何か食べて帰ろうか...。
そんなことを考えながら、駅に向かって歩き出そうとしたとき。
「ア、アユミ! おつかれ!...」
後ろから、先に帰っていたはずのユウヤの声がした。
「あれ、ユウヤ? 定時で上がったはずじゃ...?」
「うん、そうなんだけど。ちょっとそこで時間潰してたんだ。」
どうやら、会社の目の前のカフェに入っていたらしい。
「そうなんだ。でも、どうして?」
アユミが尋ねると、咳払いをひとつしてから、ユウヤが答えた。
「...実は、アユミを待ってたんだ。あの、よかったら、
一緒にご飯でも食べないか?」
【----- ------ -----】
駅前の居酒屋に向かって並んで歩きながら、アユミが話しかけてきた。
「そうだ、コーヒーの差し入れ、ありがとね」
「あぁ、いやいや。ブラックでよかったんだよな?」
「うん、私ブラック派。ユウヤと違ってね笑」
「ちぇっ、どうせ俺は子供舌ですよ、だ」
「うん。知ってる。どうせ今もカフェオレとか飲んでたんでしょ」
「……。はぁ、何でもお見通しだな」
ころころと笑うアユミを見ていたら、ついつられて笑ってしまった。
「というか、ユウヤはお腹すいてないの? カフェにいたんなら、サンドイッチくらい食べてればよかったのに」
「いやいや、アユミと一緒にご飯食べたくて待ってたんだから。
......っ!」
しまった、つい口がすべってしまった。
おそるおそるアユミを見ると、ニヤニヤしながらこちらを見ている。
「へー、そっかぁー。」
ダメだ、アユミのペースに持っていかれている。
ユウヤは、降参、というように首を振った。
隣を歩くアユミの耳が、お酒も入っていないのに赤く染まっていることに、ユウヤは気づかなかった。
「born」「6ブックマーク」
ある夜、趣味のお裁縫をしている最中にうたた寝をしてしまったエリコ。
少しして目が覚めると、親友のミホに電話をかけ、誕生日おめでとうと言った。
しかし、ミホの誕生日は{明日}である。
このとき、エリコの家の柱の根元に落ちているものと、そのおおよそのサイズを答えよ。
ただし、漢字二文字で答える場合は、サイズは答えなくてもよい。
少しして目が覚めると、親友のミホに電話をかけ、誕生日おめでとうと言った。
しかし、ミホの誕生日は{明日}である。
このとき、エリコの家の柱の根元に落ちているものと、そのおおよそのサイズを答えよ。
ただし、漢字二文字で答える場合は、サイズは答えなくてもよい。
22年05月26日 23:00
【20の扉】 [靴下]
【20の扉】 [靴下]

みんなは夜に電話をかけるのは遠慮しようね!
解説を見る
【答え・短い針】(または短針・時針)
エリコ「あら、私ったら、うたた寝をしてしまっていたのね…
今何時かしら? まあ、ちょうどぴったり0時だわ、ミホさんの誕生日。お祝いの電話をしましょ。
…もしもし、ミホさん、お誕生日おめでとう」
ミホ「あらエリコさん、誕生日はまだよ?」
エリコ「あら? もう日付が変わったところじゃなくって?」
ミホ「まだ23時じゃない」
エリコ「あら、針が重なってるように見えた。針が取れてしまってるわ、もう、嫌ぁねぇ」
エリコ「あら、私ったら、うたた寝をしてしまっていたのね…
今何時かしら? まあ、ちょうどぴったり0時だわ、ミホさんの誕生日。お祝いの電話をしましょ。
…もしもし、ミホさん、お誕生日おめでとう」
ミホ「あらエリコさん、誕生日はまだよ?」
エリコ「あら? もう日付が変わったところじゃなくって?」
ミホ「まだ23時じゃない」
エリコ「あら、針が重なってるように見えた。針が取れてしまってるわ、もう、嫌ぁねぇ」
「【世界田中奇行】甲板上の鎮魂歌」「6ブックマーク」
最愛の息子と2人、船の上で漂流している田中。
不幸中の幸いで船に食糧はそれなりにあったのだが、息子がそれを食べようとすると田中は止め、そのまま息子に食糧を一切あげることなく一人で食べた。
一体なぜ?
☆原案:ダニーさん
不幸中の幸いで船に食糧はそれなりにあったのだが、息子がそれを食べようとすると田中は止め、そのまま息子に食糧を一切あげることなく一人で食べた。
一体なぜ?
☆原案:ダニーさん
22年05月29日 23:26
【ウミガメのスープ】 [ベルン]
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

世界田中奇行もダニーさんにお借りしました! 5月終わるまで!
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乳児である息子。
傍においてあった乾パンを手に取り口に運ぼうとする息子。
誤って食べてしまわないように息子を止め、それを自分で食べた田中。
その後、田中は息子に授乳した。
傍においてあった乾パンを手に取り口に運ぼうとする息子。
誤って食べてしまわないように息子を止め、それを自分で食べた田中。
その後、田中は息子に授乳した。
「変身」「6ブックマーク」
孤独な青年、ミズコール・サムサ。
ある朝彼は、自分が一匹の毒虫に変身していることを知る。
その時サムサの心の中は、悲しみとそしてそれ以上の喜びとで満たされたわけだが、さて、喜んだのは何故か?
ある朝彼は、自分が一匹の毒虫に変身していることを知る。
その時サムサの心の中は、悲しみとそしてそれ以上の喜びとで満たされたわけだが、さて、喜んだのは何故か?
22年07月04日 16:41
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]

フランツ・カフカに捧ぐ
解説を見る
サムサを除く全人類が毒虫に変身してから、どれぐらいの月日が経っただろうか。
やっと皆んなと一緒になれた、もう独りじゃない、とサムサは喜び安堵し、黒い涙を流した。
やっと皆んなと一緒になれた、もう独りじゃない、とサムサは喜び安堵し、黒い涙を流した。
「ブレスレット置くだけ」「6ブックマーク」
ある日、別荘のプールで友達と遊んでいた金持ちのカメコ。
彼女は遊んでいる最中にうっかり、
付けていた大事な腕輪を失くしてしまった。
すっかり意気消沈したカメコは遊ぶのをやめ、
プールの水を抜いておくよう、家政婦に命じた。
仮に水の中に落ちていたとしても、
排水口には目の細かい金網が設置してあるので平気だと思ったのだ。
だが、次の日に大事な腕輪を発見したカメコは、
昨日プールではしゃぎ過ぎたことを後悔したという。
さて、一体なぜ?
彼女は遊んでいる最中にうっかり、
付けていた大事な腕輪を失くしてしまった。
すっかり意気消沈したカメコは遊ぶのをやめ、
プールの水を抜いておくよう、家政婦に命じた。
仮に水の中に落ちていたとしても、
排水口には目の細かい金網が設置してあるので平気だと思ったのだ。
だが、次の日に大事な腕輪を発見したカメコは、
昨日プールではしゃぎ過ぎたことを後悔したという。
さて、一体なぜ?
22年07月07日 22:14
【ウミガメのスープ】 [るょ]
【ウミガメのスープ】 [るょ]
解説を見る
どんなにお金をかけても買えない宝物。
その半透明なプラスチックの腕輪は、まさにそれだった。
夏祭り会場で友達と一緒に買った、大事な思い出。
それをプールで失くしてしまったのだ。
半透明ゆえに、水に混ざって腕輪は見つからなかった。
…仕方がないので、一度プールの水を抜いて、明日探せばいいや。
そう思って眠った。
・・・
目が覚めると、すでに時計の針は12時を回っていた。
昨日プールではしゃぎすぎたせいか、思わず爆睡してしまったようだ。
水の張っていないプールの底はまさに灼熱。鉄製の排水口の上は言うまでもない。
カメコはそこで、キラキラと光る何かを見つけた。
ひと目でわかった。
「あの腕輪に入っていたラメだわ…。」
ああ、早起きして午前中に探しに来ていればこんなことには…。
思い出の腕輪はドロドロに溶けてしまった…。
排水口にわずかに張り付いた、
ラメ入りのプラスチック片をつまみ上げ、カメコは泣いた。
答え:
真夏の太陽熱。
灼熱の鉄板と化した排水口の上で、玩具の腕輪がどろどろに溶けてしまったため。
早起きして、午前中に探しに来ていればこんなことにはならなかっただろう。
その半透明なプラスチックの腕輪は、まさにそれだった。
夏祭り会場で友達と一緒に買った、大事な思い出。
それをプールで失くしてしまったのだ。
半透明ゆえに、水に混ざって腕輪は見つからなかった。
…仕方がないので、一度プールの水を抜いて、明日探せばいいや。
そう思って眠った。
・・・
目が覚めると、すでに時計の針は12時を回っていた。
昨日プールではしゃぎすぎたせいか、思わず爆睡してしまったようだ。
水の張っていないプールの底はまさに灼熱。鉄製の排水口の上は言うまでもない。
カメコはそこで、キラキラと光る何かを見つけた。
ひと目でわかった。
「あの腕輪に入っていたラメだわ…。」
ああ、早起きして午前中に探しに来ていればこんなことには…。
思い出の腕輪はドロドロに溶けてしまった…。
排水口にわずかに張り付いた、
ラメ入りのプラスチック片をつまみ上げ、カメコは泣いた。
答え:
真夏の太陽熱。
灼熱の鉄板と化した排水口の上で、玩具の腕輪がどろどろに溶けてしまったため。
早起きして、午前中に探しに来ていればこんなことにはならなかっただろう。