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友人と遊んでいる時、目につく限りのあらゆる時計が正しい時刻を示しているか気にするそぶりをする男。
急ぎの用事などがあるわけでもないのに、一体なぜ?
21年06月04日 00:14
【ウミガメのスープ】 [甘木]



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男は小遣いをはたいて、以前から欲しかった高級腕時計を買った。
どうにかして自然に嫌味なく友人に自慢したいと思った男はある作戦を思いつく。

男「あれ?あの置時計って時間がズレてない?」
友人「合っていると思うよ?」
男「どれどれ……({自分の腕時計をこれ見よがしに})本当だ!ちゃんと合ってるな!……ん!?あの壁掛け時計は……!」
友人(「良い腕時計だね」ってこっちが言うまでやる気だな……)
カメオが5歳の時、うるさかった妹にイライラし、なんと妹を殺してしまった。
妹の死体は家の井戸に捨てたのだが、翌日、井戸を見に行くと死体は消えていた。

大人になったカメオは、付き合っていた彼女を殺したり、嫌いな上司を殺したりした。
殺人を犯す度に死体を井戸に捨てたのだが、翌日、井戸を見に行くと死体は絶対に消えていた。

ある日、老いた母に介護が必要になったため、邪魔な母を殺した。
母の死体は井戸に捨てた。
{翌日、死体は井戸に残ったままだった。}



…さて、この話は「意味が分かると怖い話」の中でも特に有名な、井戸にまつわるお話である。
この話のオチは、母親はカメオを庇うために、井戸に捨てられた死体を別の場所に運び、処分していたというものである。


ここで問題だ。
母の死体を見たカメオは、母を殺したことを最初は後悔したが、その後「あること」に気づくと、今度は喜んだという。
カメオは何に気づき、どうして喜んだのだろうか?
21年06月05日 15:05
【20の扉】 [キャノー]

元ネタは「意味が分かると怖い話」。




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当初、井戸に残り続ける母の死体を見たカメオは、母が死体を隠蔽していたのだと考えた。
だが、その推理はすぐに撤回した。


カメオが5歳の時、母は大体26~30歳程度だと考えるのが妥当だろう。
この時に、母が妹の死体を捨てる行為自体には不自然な所はない。十数キロの死体を井戸の底から回収することは、まぁ不可能ではないだろう。

だが、カメオが大人になった時、母は若く見積もっても40~45歳程度ではないか。
老いに近づいていく母が、「成人した女性の重い死体」や「成人した男性の重い死体」を、「井戸の底」から「1人」で回収するというのは、あまりにも無理がある。
何かしらの道具を使ったにしても、50~60キロの死体を回収できるものなのか。


この時、カメオはある可能性に気づいてしまった。
…そうか、母は死体を1人で隠蔽していた訳では無い、共犯者が居た可能性が高い!別の人が一緒に井戸の死体を隠してくれていたのだ!


そして共犯者とは、恐らく…父だ。

家の井戸に近づけるのは、家族だけだ。だから消去法で父が犯人だ。
そもそもの問題として、昔から井戸の水を汲むのは父の役割だった。死体に先に気づいたのも父に違いない。


{死体を隠蔽していたのは、母だけではなく父もだったのだ。母と父が2人で死体を隠していたのかもしれないのだ。}


井戸の中に捨てられた母の死体を見ながら、カメオは安堵した。
大丈夫、自分は恩人かもしれない人を全員は殺していなかった。


今まで僕を庇ってくれたんだ。
今回も、僕と2人で母の死体を隠してくれるに決まっているさ!!!





このカメオという男、どこまでもクズである。



簡易解説


本当に死体を隠蔽していたのは父であることに気づき、父と一緒なら母の死体を隠せると思ったから。
Let’s cooking!「1ブックマーク」


男は家に帰るとおもむろに料理を始めた。
だが、特にお腹が空いていたという訳ではない
らしい。

なぜ?

21年06月05日 19:33
【ウミガメのスープ】 [カカオ]

初投稿です




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男がスーパーから帰宅し、買ってきた食材を冷蔵庫に入れようとすると、
生卵が割れてしまっていた。
全くもってお腹は空いていないが、仕方ないので卵焼きにすることに。

「せっかく特売だったのに…」とボヤきながら、男は卵焼きをつまむのであった。




ウミガメのコーラ「1ブックマーク」


コンビニでコーラを買った直後、カメオは目の前が見えなくなった。
どういうことだろうか?

21年06月06日 10:00
【ウミガメのスープ】 [カカオ]

タイトルに深い意味はありません




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真夏の太陽に照らされヘトヘトになったカメオは、冷えたコーラを買うためにクーラーの効いたコンビニへ。

レジで会計を済ませ外に出ると、外との温度差でかけていたメガネが一気に曇り、目の前が真っ白になったのだった。

亀尋坊殺人事件「1ブックマーク」
 亀尋坊は、日本海の荒波を受けた奇岩断崖で有名な日本有数の観光スポットであると同時に、”自殺の名所”というありがたくないレッテルを貼られている。
 福井県警捜査一課の海野は、亀尋坊の観光駐車場でパトカーを降りると非常線をくぐり、すでに捜査を行っていた部下の水谷のもとへ歩を進めた。
 海野に気付き敬礼した水谷の足元には、シーツに包まれた長さ2メートル弱の何かが横たわっている。
「遺体の身元は?」前置きもなく海野は水谷に尋ねた。
「ここの地元に住む平田という男です。」
「状況は?」
「崖の縁に靴が揃えてあり、遺書が置かれていました。平田の妻に遺書を見てもらい、筆跡が本人のものに間違いないという証言を取りました。」
 海野は大きくうなずく。
「そうか、どう考えても自殺だなこりゃ。捜査一課は御役御免といったところか。」

しかし、亀尋坊の近くのとある温泉旅館の女将はその話を知り、平田の死は自殺ではなく偽装殺人であろうと思った。
なぜか?
21年06月05日 21:53
【ウミガメのスープ】 [みそかつ]



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旅館の女将のカメコは客室を掃除中に、ベッドから一冊の本を見つけた。

「あら、お客様の忘れ物かしら。{『亀尋坊殺人事件』}?へえ、ここを舞台にした推理小説があるのね。」
カメコは興味を惹かれ、仕事中にもかかわらず少しだけ読んでみることにした。

『亀尋坊は、日本海の荒波を受けた奇岩断崖で有名な日本有数の観光スポットであると同時に、”自殺の名所”というありがたくないレッテルを貼られている。』
……

{小説の冒頭部分}を読んだカメコはつぶやく。
「なるほどねえ、でも{この本の題名からして、平田が自殺なわけないでしょ。それじゃあタイトル詐欺になっちゃうしね。}」
「あらいけない、油を売ってる場合じゃなかったわ。」
カメコは昨日の宿泊客に忘れ物の確認をするべく、小説を手にフロントへと向かっていった。