みんなのブックマーク

白いベールなんていりません「1ブックマーク」
ミウラは雪景色が好きではない。しかし今年は初雪が降ったことで、描きたかった絵が描けたという。
どういうことだろうか。
21年03月10日 22:29
【ウミガメのスープ】 [こいのぼり]



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【解説】
ミウラは大学2年生。ゼミの卒業生の似顔絵を描くことになったが、普段対面で行うゼミではコロナの影響で皆マスクをしており、顔を覚えていなかった。

しかし初雪のおかげで交通網が麻痺し、その日のゼミはオンライン開催された。慣れないこともあって全員カメラをつけ、また自宅ではマスクを外すので、ミウラはやっと卒業生の顔を確認できた。


【おまけ】
どうしても、風景はキャラクター性に欠けるとミウラは常々思っていた。
人物や動物ならいざ知らず、風景を描く意味がミウラにはちっとも理解できない。表情も心情も発言もなく、ただあってそこにあるだけの風景に果たして魅力などあるだろうか。ましてそれすら覆い尽くしてなしとする雪景色を、ディストピア的解釈以外で正当化する手立てが考えつかない。
「でもそれって、あなたの引き出しにないものが風景には沢山潜んでいるからじゃないかしら」
と美術の先生に諭されたのは中学生の頃だった。
「かくれんぼしてるわけじゃないんですよ」
半笑いで返すミウラに先生は、
「本当の魅力っていうのはそういうものよ」
今でも馬鹿馬鹿しくて忘れられない。魅力は前面に出ているから魅力であって、それにかくれんぼですら、誰だって見つかりそうなところに隠れるものだ。最後まで見つからなければ存在しないのと同じだから。

大学2年に進級し、「特技:似顔絵」に自信を持つ「愛称:ミウちゃん、ウミちゃん」もゼミに所属する運びとなった。マスク必須の授業もゼミも大変だけれど、やらないよりは安心できる。世間の状況は好転せずとも限られた学生の時間は過ぎていく。新たな年を迎え、卒業生の送別会が話題に出始める。
食事会はなしなのか、レクリエーションを増やすのか、オンライン参加もあり得るのか。尽きぬ議題の中、ミウラは3年のアラキ先輩から話を振られた。
「ウミちゃん、絵上手なんだよね? 色紙寄せ書きするんだけどさ、卒業生の似顔絵描いてくれない?」
「え、はい。いいですよもちろん」
生返事の二つ返事で危うくビールでも注文しそうになりながら、卒業生4人分なら大した手間にもならないだろうと引き受けた。

顔が思い出せないという致命的失態に気がついたのは翌日だった。
「やば! みんなマスクしてるから、全然顔がわかんないじゃん!」
ミウラはすぐさまゼミのホームページとグループチャットを精査するも、催し自体が減ったこともあってか役に立ちそうな画像は見つからない。
「サプライズみたいな雰囲気だったし、卒業生に直接連絡するのもなぁ…。アラキ先輩に聞いてみよ」
当の依頼人にメッセージを送ると、ほどなく返信がある。
「あそっか、ごめんね! でもうちの手元にも写真ないんだよね…。気づかれないようにしながらなんとか頑張ってみて!」
なんとか頑張ってじゃねぇんだわ。ミウラはぼやく。
「えー、どうしよ。いっそ変顔で描いちゃえばバレないかもなー」
よからぬことを画策するミウラのもとに初雪という幸運が舞い降りたのはその2日後のことであった。
動物探し「1ブックマーク」
ある動物がいなくなってしまいました。
おそらくどこかに隠れていると思うのですが、見当たりません。

みなさんは居場所を突き止めて、その動物が何であるかを当ててください。
21年03月09日 21:00
【ウミガメのスープ】 [ぷらすちっく]

本日終わりまでの期間限定の問題です。ジャンルは間違いました。20の扉です。




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(※画像は3/9の21:00時点)

みなさんのおかげで私が探していた犬を無事に見つけることができました。
これで迷宮入りにならずに済みます。

ご協力ありがとうございました!
奴は四天王の中でも最弱…「1ブックマーク」
<<<…>

【{次のセリフは何でしょう?}】
21年03月13日 20:22
【新・形式】 [たけの子]

名無しにする必要なかったですね(;'∀')焦ってました…🍄




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{上の画像の通り。}
スマホの方に優しくなかったと反省しております。

翻案に出題許可をくださったびーんずさんありがとうございますm(_ _)m
三色繁盛記「1ブックマーク」
主人のカフェが昨今の情勢のせいで閑古鳥。
だから微かでもいい、力添えをしたいのです。
{私にできることでお店にお客が戻るもの}があったら、ぜひともご教授願います。
21年03月14日 12:46
【新・形式】 [たけの子]

|ω・)<今晩は猫チョコ🐈🍫




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ありがとうございますニャ!!

これでお店にお客さんが戻ってきたニャ!

ご主人に恩返しできそうで、本当に、良かったニャ~=^;ω;^=…


(FA条件:出題者に猫のバッジと称号:まねきねこ をつけさせる)
使われぬiPhone「1ブックマーク」
カメオは、買ったばかりの最新iPhoneの初期設定を、適当なアカウントを作って行うと、そのまま箱にしまってそれ以降使うことはしなかった。

iPhone自体に特に何も不具合や故障はなく、機種変更も簡単にできたはずなのに、なぜカメオはそんなことをしたのだろう?
21年03月11日 22:47
【ウミガメのスープ】 [Zeekpec]



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(要約)
プレゼント相手のカメミが、転売するつもりなのか見極めるため

(元ネタ)
複数の交際相手に全く同じiPhoneをねだりまくり、転売し、家の頭金にしたという海外の女性の話


「誕生日にiPhone12ProMaxゴールドsimフリー512GB(税込み¥157,146、価格ドットコム調べ)が欲しいなあ~❤」
カメオは、お気に入りのキャバ嬢のカメミちゃんにねだられた。
最新ハイエンド機種をキャバ嬢が何に使うねん!とツッコミたいカメオであったが、そこは大好きなカメミちゃんのお願い、二つ返事で了承した。

しかし、高額端末をわざわざ指定してきたので、「ひょっとして他の客にもねだって、一台残して他を転売するのでは?」と疑念を抱いた。そういう話を聞いたことがある。
「自分のiPhoneを使っているか確認する術はないものか」
カメオは考え抜いて、初期設定を行ったことを隠してプレゼントすることにした。

お店でプレゼントすると、カメミちゃんは「ありがとう!大切にするね!」と喜んでくれた。
カメミちゃんから、使えないと連絡を受けたらパスワードを教えてあげればいいだろう。
連絡来なければ転売しただろうから、脈なしと思ってカメミちゃんは諦めよう…。
その場合転売先から、クレームがきて失敗するはずだし。

その後パスワードを知らなければ初期化して使えないはずのiPhoneについて、カメミは何も言ってこなかった。
カメオは、LINEで尋ねた。
「新しいiPhoneはどう?」
「使いやすいよ、買ってくれてありがとう❤」

ここに並んでるのは同じように手玉に取られた男の墓標なのかもな…。
新品未使用の最新機種がずらりと並ぶメルカリのページを、カメオはそっと閉じた。