みんなのブックマーク

ラテラルズ「1ブックマーク」
『{水平ラテラルズ}』は地元ファンの熱狂ぶりの凄まじさで有名な球団だ。
そこそこの強豪ではあるのだが、ここ10年も優勝から遠ざかっていた。
そんな折、チーム力強化のために、ラテラルズのオーナーは{ある施策}を実行した。


その結果、数年後、ラテラルズは優勝はおろか{大差の最下位}に沈む弱小球団になっていた。
しかしファンの多数は、ラテラルズのオーナーや選手たちを非難しなかった。

なぜか?
21年03月27日 19:24
【ウミガメのスープ】 [みそかつ]



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『水平ラテラルズ』は水平市を本拠地とするプロ球団だ。
だが水平市は地方都市で人口が少ない。そのためラテラルズの興行収入は他球団と比べて低く、平均年棒も安いため選手の流出に歯止めがかからず、あと一歩で優勝を逃していた。
そこでオーナーは、収入を増やし選手層を厚くするため、大都市の海亀市への{本拠地移転}を発表した。
しかし大勢の熱狂的ファンの、水平市だからこその『ラテラルズ』、この市から出ていくならラテラルズを名乗るなという猛抗議により、球団名を『海亀タートルズ』に{改名}することを余儀なくされた。

水平市から球団がなくなってしまったが地元ファンは諦めることなく、数年後に自らの手で新たな市民球団として{新生}『水平ラテラルズ』を発足させリーグに参戦した。
新チームのため有力選手はおらず、初年度の成績はひどかったが、{チームの復活に対する喜びのほうが優っていたため}、成績を非難するファンは少なかった。

(米国のアメリカンフットボールチーム『クリーブランド・ブラウンズ』の実話をベースに改変。)
マシュマロ憎し「1ブックマーク」
筒の中のマシュマロを押し潰そうとしている男。いったいなぜ?
21年03月28日 18:54
【ウミガメのスープ】 [かたな]



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小学4年生の理科の実験。
{閉じ込めた空気に力を加えたら中の空気はどうなるだろう}というテーマの授業で、筒の中にマシュマロを入れて栓を上から棒で押し込んでいた。
【ラテクエ9-2】 おんがく「1ブックマーク」
腹立たしいほど静寂な空間で指揮棒を振る男。
それを見てカメオは男の殺害を決意し、実行したという。
取り調べでカメオは容疑を全面的に認めたが動機に関して尋ねたときのみ彼は「ドレミファソラシド」とつぶやくだけで会話にならない。

どういうことだろう?

アルカディオさんの問題文(一部改変)です
https://late-late.jp/mondai/show/13661
21年03月28日 22:42
【ウミガメのスープ】 [ベルン]




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【簡易解説】
カメオは指揮者の男との事故のせいで聴力を失い、声も上手く出せなくなり、シンガーソングライターとしての道を進むことが出来なくなってしまった。
男が楽しそうにコンサートを開いているのを見て、男の殺害を決意。
動機の説明で、基本的には筆談だったのだが、声(音程)が上手く出せなくなったことを表現するため、音程通りに「ドレミファソラシド」と呟いた。
そこで感極まってそれ以上の説明が出来なくなってしまった。

【解説】※ウミオが問題文中の男です。
カメオは、有名なシンガーソングライター。
カメオが作り、歌う音楽はいつも人の心を揺さぶり、熱狂的なファンも多い。
もちろんカメオも音楽が大好きで、小さい頃から絶対音感の持ち主として天才だと言われ続け、それを誇りに思っていた。

そんなある日、ウミオの運転している車が歩行者のカメオに衝突しそうになった。
いそいでカメオは車をよけたが、そのときに転び、地面に強く頭を打ちつけてしまった。
カメオは病院に運ばれ、一命を取り留めたものの、耳が聞こえなくなってしまい、シンガーソングライターとしてこれ以上活動することが出来なくなってしまった。
カメオは運転手の顔をしっかりと見ていたため、それが世界的に有名な指揮者であるウミオだと認識していた。

自らの手でウミオに復讐をしたいカメオは、退院後、とりあえずウミオをよく知るためにウミオの指揮するオーケストラのコンサートに出向いた。
{もちろんカメオは全く何も聞こえないため、全く音は聞こえず、その静寂は腹立たしくすら感じた。}
しかし、ウミオの表情は耳が聞こえなくても分かる。
とても楽しそうに指揮をし、演奏が終わると誇らしそうに客に向かってお辞儀をする。
その楽しそうで誇らしそうな様子は、カメオにとって恨みを感じさせるには十分であった。

(ウミオを殺害しよう。これくらいの報いはあって当然だ。。)

かくしてウミオ殺害を決行したカメオ。
しかし、すぐに捕まってしまった。

取調室にて、質疑応答は、カメオは耳が聞こえず、自分の声も認識し得ないため、基本的には筆談で行われることに。

しかし、動機を聞かれたときは、{カメオがノートに『音程を聞いて下さい』、と書いたあと、
「ドレミファソラシド」
と音程に合わせてゆっくりと歌い出した。}
警察官もこれには驚いたものの、しっかりドと言ったときにはドの音が、レの時はレの音がきちんと出せているように感じる。

『いや、音程合っているように感じますが、、』
そう紙に書いて見せる警察官。
実際、今までの美声は決して衰えてないようにすら聞こえる。

しかしその声が当の本人が聞くことが出来ず、今まで通りの声を出せているかも分からない。

むしろ、{今までのような声は二度と出せない、と思っている}。

「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」

「ド、レ、ミ、、ファ、、ソ、、うぅっぐすん、、」

涙を流し、嘆くような呟き声が、取り調べ室の中にいつまでも響き続けた。
らてクエ9-2「10歳のオルゴール」「1ブックマーク」
10年前に壊れたオルゴールを捨てることにしたカメコはオルゴールの分別方法について調べている。

壊れているだろうと思っていたのに、どうして、今までオルゴールを捨てなかったのだろう?
21年03月28日 21:07
【ウミガメのスープ】 [えいみん]



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探し物をするために物置を漁っていると、壊れたオルゴールが出てきた。

このオルゴールは10年前に旅行のお土産に買ってきたものの、突然なくなってしまった。

息子のカメオが浮かない顔をしていたので、おそらく{カメオが壊してしまい、バレないように隠した}のだろうと思っていたが、やはりその通りであった。

カメコは懐かしい思い出に浸った後、オルゴールを捨てるために分別方法について調べ始めた。
盗みのプロは何でも盗む「1ブックマーク」
今まで一度も窃盗の被害に遭ったことのない、警備が厳重な古本屋。
その古本屋から値打ちモノの本を盗もうと企む男は、{近くにあった安売りの本}を、周囲の人々に気付かれないようにこっそりと手提げ袋に入れた。
安売りの本は全く欲しくなかったのに、一体なぜだろう?
21年03月29日 17:52
【ウミガメのスープ】 [ベルン]



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その本屋には、{商品をレジに通さずに店外に運び出すとブザーが鳴る仕組みが導入されている}。
そんなところから目当ての本を盗み出そうと考える男は、{他の客が持っている手提げ袋}に、気付かれないよう近くにあった安売りされている本を入れた。
自らは、欲しかった値打ちモノの本を自分のカバンにこっそりと忍ばせた。

そして、その客が店を出たとき、ブザーが鳴る。
店員がその客を呼び止めるとき、男も店の入り口を通り外に出る
(このときすでにブザーが鳴っており、男が通ってもブザーが鳴り続けるため、店員に気付かれずに店を出ることが出来る)

という作戦を実行しようとしていた。